プロバイオティクスヨーグルト

 先週某テレビ局の「ためして○ッテン」で乳酸菌特集として今巷ではやりまくっているプロバイオティクスヨーグルトとはなんぞやという解説をしていました。プロバイオティクスとは
「人の体に良い働きをする生菌そのもの、もしくはそれを含む食品」
と言う意味でプロバイオティクスヨーグルトはその菌を含むヨーグルトだそうです。
 で、普通のヨーグルトも体に良い働きをする菌が入っているので、
普通のヨーグルトもプロバイオティクスヨーグルトもラベルに「プロバイオティクス」という表記があるか無いかの違い
という結論に番組では達しました。(実験の行った結果)
 ということは、私たち新らし物好きの消費者は、その珍しく効きそうなネーミングルールにつられて買ってしまうという販売会社の戦略にはまってしまっているだけという事になります。

本当にそうでしょうか?私は疑問を感じました。というより頭の中の知識と異なっていたので思わず「この番組嘘言ってる」と誹謗したのですが・・・。

 以前に某別テレビ局の「発掘!!○る○る大辞典」の乳酸菌特集を見ていた内容と異なっていたのです。
 その番組では「プロバイオティクスヨーグルトとは、体に良い働きをする菌が生きたまま腸に届くヨーグルト」という解説で、ではそれ以外のヨーグルトは生きたまま菌が腸に届かないかと言えば、ヨーグルトのカップに特保(特定保健用食品)のマークがあるヨーグルトの同様に菌が生きたまま腸に届くのだそうです。(それ以外のヨーグルトは保証出来ない)

 ※ 乳酸菌は普通体に摂取しても胃酸でほとんどが死んでしまって腸まで届かないといわれていました。

 どちかが正しいのかと言われると判別出来ないのですが、「発掘!!○る○る大辞典」が正しければ、「ためして○ッテン」は言葉の基本的な説明は間違っていないのですが、実際に消費者が欲しい情報としては誤った情報という事になります。

 ただ、ヨーグルトを摂取する場合、食後の胃酸が弱まっている時に摂取すると効果的でその場合はどんなヨーグルトでも効果はあるようです。

 どちらにしても、同じ情報をテレビ局毎にそれぞれの色を出したいのはわかりますが、情報に食い違いが出るような情報は放映して欲しくないと思う今日この頃です。(JAROにでも訴えてやろうか?

 以上。「ヨーグルト摂取推進委員会会長より」

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