『マルチエンディング』『サブシナリオ』『ミニゲーム』『超美麗CG』…etcどれも中々楽しいのですが、最近コレも問題なんじゃないかなあ?!と考える様になりました。何故でしょう?!それぞれの意味を考えながら語ってみます。
『マルチエンディング』…選んだ答えによってラストの展開が変わると言うモノです。魔王を倒すものから、 魔王の仲間になって世界を滅ぼし世界の半分を貰うとか(笑)、色々な展開が見れたり、王道シナリオが嫌いな人でも、自分好みの展開が楽しめるのが魅力です。
『サブシナリオ』…別にクリアしなくても構わないシナリオです。ただクリアすると通常では手に入らないアイテムや仲間の意外な過去(笑)が分かったりします。(実は母子家庭だとか、恋人の仇を追っていたりとか、実は元ソルジャーでは無いとか(笑))世界観が広がりますしfanには、たまりません。
『ミニゲーム』…カジノとかスロットマシン、ゲーセンのシューティングとか本当に本編に関係無いゲームです。(しかし、なんか開発者の遊びが入っているせいか、妙に出来の良いものが多い)コレに没頭して本編が進まなくなる事があります(笑)
どれもこれも楽しいものばかりです。そして、結構どれもが「今のRPGなら入っていて当たり前」の様な扱いを受けています。あればそれは嬉しいですからねえ。
でもこれらは本編がしっかりとしていて初めて輝くものです。
『マルチエンディング』や『サブシナリオ』は時間に追われる社会人には、あまり嬉しくありません。特に全てのイベントを見たい人には、余程面白い作品でないと…「また最初からやり直しか?!」と、怒りを覚えさせる危険があります。『ミニゲーム』は本編が良く出来ていないと…「こんな所に時間を割く位なら、本編もっと作り込め!!」…と怒られます。折角のサービスも水の泡です。
ここまでは、まあ一般論ですね。僕以外の人が散々語ってくれたでしょうから。そしてお約束ですが…こー続きますよね。
超美麗なビジュアルや豪華声優より、ゲーム性を大事にしろー!!
…全くもってその通りです。でも余りこの意見好きじゃないんですよ、なんか悪口罵っている気がして。「ゲーム性を大事にしろ!!」…と言っても、この意見を言った人は「じゃあ何に惹かれてそのゲームを買ったのか?!」って思ってしまうんですよね。
TVのCFで買った!!って人も同じです。僅かな時間の中に多くの情報を詰め込んで、何か心に引っ掛けさせて、購買意欲を高めるのがCFですから。ビジュアルと無関係ではありません。(『ドラゴンクエスト5 天空の花嫁』ゲーム画面はそんなにたいした事無かったですけど、金髪の少女が花嫁衣裳を着て、少年に守られるCFは凄く格好良かったです。アレ見ただけで買い!!と思った人多いんじゃないでしょうか?!)
怒る気持ちも分かります。ゲーム代は6〜7千円、バクチを打つには痛すぎる値段です。四本も買えば、冬用のまあまあのコートが買えますし、イヴ・サン・ローランの靴だって買えます。でも「ゲームとしての面白さ」って実際に遊んで見ないと分からないんですよね。(体験版はその点嬉しい)
やはり、凄い映像ってのは大きいです。『Linda3』や『俺の屍を越えて行け』みたいな傑作が出ても、画面で損して、みんな中々手にとってくれないんですよね。少し遊んで貰えば良さが分かるのですが。
さて、ここまで偉そうな事を言っていますが、ここ数年、年をとったこともあって(笑)あまりRPGをやり込んでません(笑)それでも必死でプレイしたソフトはあります。『Linda3』と『俺の屍を越えて行け』、『ファイナル・ファンタジーZ』です。どれも文句無しの名作(人によって意見は分かれますが)ですが、どんなゲームだったのでしょうか?!