イ | ー | ス | T | ・ | U |
■機種、及びメーカー、ジャンル■ |
ハドソン・日本ファルコム/PCエンジン・CD/A・RPG
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PCエンジンCD−ROM2、最強のキラーソフトです。元々は日本ファルコムの『イース』と『イースU』の名作パソコンゲームであり、この二本をCD−ROMの大容量を利用してカップリングした移植作です。かつてのPCエンジンユーザーには、説明が必要無い位の名作です。
ゲーム内容は、上方向から見下ろしたオーソドックスなA・RPG、これに『半キャラずらし』と言うテクニックを加えて敵との『体当たり攻撃』を行います。(FCの『ハイドライド・スペシャル』などでも使われていましたね)スピード感があり、バランスも良好です。
肝心の移植度ですが『超一級』です。音楽のアレンジ、キャラクタのしゃべり等、原作のユーザーには抵抗のある部分もありましたが、それを差し引いても見事な移植でした。何より、あの地獄のアクセスが殆どありません。完全移植にこだわる人は多いですが、そのハードに適した移植やアレンジが吉と出る事もあります。今作はその好例、CD‐ROMの凄さを知らしめるまでになりましたからネ。新撰組なら『池田屋事件』と言った所でしょうか(笑) ストーリー、キャラクターに関しては問題無しです、泣けます(笑)。また、現在では普通の『キャラクターのバストアップのカットイン』の元祖でもあります。リリア、フィーナ、レアの3大ヒロインがアップで喋るので大好評でしたね。特にリリアは凄い人気で『ミス・リリア・コンテスト』なんてモノが開かれましたから…今ならリーフ主催の『こみっくパーティー』でしょうか(笑) ちなみに続編は、サイドビューを採用した『イースV』(PCE・FC・SFC・MD)キャラサイズを大きくしてビジュアルを重視した『イースW』(PCE・SFC)、『ゼルダの伝説』を意識したような『イースX』(SFC)がありましたが、どうもT・Uを越えた気がしません(PCエンジンのWは結構良かったですが…)名作の続編は辛いのでしょうか…?! |
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風 | の | 伝 | 説 | ザ |
ナ | ド | ゥ |
■機種、及びメーカー、ジャンル■ |
日本ファルコム・NEC/PCエンジン・SCD/A・RPG
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パソコン界の雄、日本ファルコムのPCエンジン参入第一弾、そして『ドラゴンスレイヤーシリーズ』の(正当な)第八番目のソフトです。実は、これが出た時も結構大騒ぎでした。「あのファルコムが家庭用で、自社でゲームを出すなんて!!」「しかもオリジナルで、ドラゴンスレイヤー?!…ふざけるな!!」「当然バージョンアップした物が、パソコンに逆移植されますよね!!」…随分とパソコンユーザーには恨まれたようです(笑) ゲーム内容は、上方向から見下ろした『イースT・U』と同じA・RPGですが、各章のボス級との戦いのみサイドビューACTとなります。ここまで書くと『イース』と同じだと思われますが、経験値ではなく『熟練度』システムを採用しています。これは一体何でしょうか?! 熟練度は、自分より強い敵と戦わなければ殆ど上がりません。雑魚を相手に戦っていても一向に強くはならないワケです。おかげで、いつも緊張感があり、強い相手と上手く戦えば、あっと言う間に強くなれます。無駄な経験値稼ぎは無用を通り越して無駄です。 しかも、このゲーム、各章毎の最強の武器や防具が決まっていますので、新しく買った武器や防具が、以前より貧弱な事もあります。例えば攻撃力は 武器攻撃力×熟練度(?%)で計算されます。これが何を物語るかと言うと、つまり攻撃力は高いが、使いこなしていない剣より、弱いが、100%能力を使いこなした剣の方が攻撃力が高い可能性がある訳です。確かにナイフの達人が、攻撃力は高いが、使いなれてないロングソードを持った時、以前より強いとは限りませんよね。上手く立ち回れば、短時間クリアも夢ではない…このゲームバランスが好きでした。 実は、今回二つのゲームを同時に語ったのはワケがあります。世間では『壮大な、お使いRPG』扱いを受けている今作ですが、実は、私自身は『イースT・U』の魂を受け継ぐ、正当な後継者はコレなのではないか?!と考えているからです。(賛同者は余りいませんが…)『イースV』はサイドビューの別物ですし、『イースX』はジャンプアクションの加わった、やや出来の悪い『ゼルダの伝説』と言った感じでした(Xが好きな人、ごめんなさいね)。一番近いのは『イースW』(PCエンジン版)でしたが、グラフィック面での向上を図った副作用でしょうか…?!移動速度が落ちて、あの雑魚との戦いにおける爽快感、確実に強くなっている!!と感じる手応えが感じられなかった気がしました。他のゲームだと『サーク』シリーズ(マイクロキャビン)がありますが、あれは少しでもレベルが低いと瞬殺され、高いとボスでも3秒で倒せると言う凶悪なバランスでしたので…(笑)
では、この『〜ザナドゥ』はどうかと言いますと、キャラは小さいですが、その分スピード感は抜群で爽快感があり、しかもバランスは良好、グラフィックも向上していました。何より、強敵と戦うとグングン強くなるのが手に取るように分かりました!!逆に欠点としては、発売当初、賛否両論だった『ボス戦のみサイドビューで、そこだけ違うゲームみたいでテンポが悪い』と言う点があります。事実ですが、上方向から見下ろした視点よりボスや、仲間が大きく表示され、アクション豊かに見えると言う長所もありました。ボス戦は、やはり格好良く戦いたいじゃないですか♪だから僕は支持しています。(…突然、操作システムが変わる事への違和感や不満は認めます)
まあ、各キャラのモデルが、どう言い訳しようが『ア○スラーン戦記』と言う根本的な欠点は認めますが(笑)(声優まで一緒…(^^;))音楽は抜群に良かったですし(ファルコム音楽の中でも個人的には1・2を争っています♪)何より感動できました!!そして言いたい!! ちなみに『イースT・U』の魂の後継者が『イース』シリーズの中に感じられなかったように、この作品も続編の『風の伝説ザナドゥU』からは、その魂を感じませんでした…絵は綺麗になったんですけど…移動速度が落ちて、あの雑魚との戦いにおける爽快感が…『イースW』と同じ末路を歩んでしまったようです(涙) |
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