ワ | ギ | ャ | ン | ラ | ン | ド |
■機種、及びメーカー、ジャンル■ |
ナムコ/FC/ACT
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安さと品質を兼ね揃えたメーカーと当時言われていた、ナムコの名作です。アクション+ミニゲームと言う作りになっています。グラフィックが可愛らしいのと、ミニゲームの内容が「神経衰弱」と「しりとり」なので一見低年齢向きのゲームに見えます(事実、子供向けではありますが) しかし、「子供向け」と「子供騙し」は違う様に、本当に面白いゲームは遊ぶ年齢を選びません。ゲーム自体は単純な面クリア型のACTゲームで、主人公「ワギャン」が「ワギャナイザー」(音波兵器、当たると敵は一定時間痺れて動けなくなります。)を駆使して敵を避けたり、痺れた敵を足場にして高い所に登ったりして進んで行きます。 でもこのゲームの肝は、やはりミニゲームです。中ボスとの戦いはミニゲームなのですが、中ボスと一対一で神経衰弱やしりとりで勝負します。COM側は余り賢くないですが、神経衰弱で一度めくった手札は忘れないですし、カード自体があまり多くないので油断すると結構負けます(笑)意外と緊張感があり楽しめます。 もう一つが「しりとり」です。画面にイラストの描かれたパネルが表示され、この限られたパネルの中で「しりとり」をします。 例えば相手が「りんご」のイラストのパネルを選んだとします。 画面上にパネルがあれば、こちらは「ゴリラ」を選んで応酬します。 以上の繰り返しです。選べるパネルが無くなったり、タイムアップになるとゲームオーバーです。単純なルールですね。 しかし、このゲームが今でも愛される所以となっているのはパネルの読み方が一種類では無い事です。先程の「ゴリラ」は「マウンテンゴリラ」とも読む事が出来ます。最初の「りんご」にしても「くだもの」「こうぎょく」「ふじ」と言う「裏読み」が隠されています。(「ふじ」…てアリですかそんなの?!(笑))この裏読みが単純なルールを熱く緊張感溢れるモノにしてくれます。 しりとりの戦略は「ボキャブラリーが少ない所に相手を追い込む」事です。自分も、先に「マウンテンゴリラ」を使っておいてパネルを消滅させてから、後から「りんご」を選び 「もう「ゴリラ」は無いぜ…さあどうするCOMさんよ!!」
…とケタケタ笑っていたら、いきなり相手が「キツネ」のパネルを選択し「ごんぎつね」と返してきた時にはひっくり返りました(笑)
これらが今でも「ワギャン」を愛している人が多い所以ではないでしょうか。安かったら買ってみて下さい。古いゲームなんで昔の様には楽しめないかもしれませんが、このゲームむしろ単純明快な画面の方が楽しめるので、GBCのソフト買ったと思えば今でも楽しめますし、多分値段の元は取れると思います。 ちなみにFCで「2」「3」がSFCで「スーパーワギャンランド」が出ています。機会があればこちらもオススメです。
それにしてもナムコは本当に良質な全年齢向けACTやミニゲーム作るの上手いですねえ…<例>「マッピー」(続編の「マッピーランド」・「マッピーキッズ」含む)「風のクロノア」シリーズ。
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