鼓笛隊血風録
★1ファンとして言っておきたいこと
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The Directer of a Kotekitai's Monologue

中日が山田監督を解任しました…3年契約の2年目!!で…理由は成績不振だそうで、フロントも苦渋の選択だったそうです。
























嘘つくな。













…いや、成績不振と言う点は仕方ないとしましょう、この世界は結果が全てですから。5位転落の責任を取らされたと言うのも分からないでも無いです。













…ですけどね













その他の理由があまりにも胡散臭いのですよ。ちょっと(どころじゃないですケド)首を傾げたくなる点があるのですよね。以下は解任発表時の中日新聞「記者の目」の内容です。




山田監督の解任が決まった。事実上の解任である。任期を一年残し、しかも残り20試合での解任は異例。思い切ったフロントの決断だ。2年続けて優勝争いに加われなかった。今期も阪神の独走を許し、ここへ来て5位転落。1つ1つが解任の理由である。だが、フロントが苦しい決断を下した一番の理由は、山田監督の率いる野球から、来期への夢が見えて来ないことだった。


さて…どう思われます?!この文章の通りなのでしょうか?!

…自分は違うと思います。今回は、その事を検証しながら語ってみようと思います。





任期を一年残し、しかも残り20試合での解任は異例。思い切ったフロントの決断だ。





まずはここです。下線部でも書いている通り。3年契約の2年目で切るのは異例なんですよね。契約の詳しい内容を知らないので何とも言えないのですが…一歩間違えたら詐欺なんです、コレ。


3年契約と分かっていたから、それに合わせた補強、地力の底上げを図っていた筈なんです。(1年契約と3年契約では戦略そのものが変わって来るのですよ)1年契約でしたら、最悪、選手を潰してでも結果を出さなければなりませんが、少なくとも山田監督は、初めて選手にリフレッシュ休暇を取らせたりと、ドラゴンズの財産である選手を潰さないように、相当に気を使っていた筈なんですよね。(一番苦しい時期でも、キチンと岩瀬や立浪にを休暇を取らせていました)これはドラゴンズを3年かけて本当に強くするため、主力選手の怪我を減らそうとしていた措置なんです。(ちなみに今年から阪神も取り入れてマスコミに絶賛されてます(苦笑))。


…そしてこの文章内の「思い切った決断」ですが(明らかにフロントの英断だと思わせるミスリード)、自分は解任派が解任の口実のために5位転落時を狙って意図的に仕掛けたと踏んでいます。


だってあと20試合も残っているのですよ?!優勝は無理でも少なくともAクラスである3位には2.5ゲーム差(9月9日試合終了時点)、20試合もあれば十分逆転できる可能性がありますよ?!何で「今、この時期に」解任する必要があるのですか?!








解任させるには「ここ」しか無かったからです。








残り20試合あれば、Aクラス復帰の可能性はありました。でもAクラスで今期を終えられたら解任出来ないンですよ。(Aクラス監督を切ったら世間の反発が凄いからです。)解任派は1日でも早く解任したかった。でもずっとAクラスを死守していたから切れなかったのです。








そこまでして解任したかった理由は何でしょうか?!








理由は色々ありますが(反・星野派閥とかetc)恐らく球団経営上の理由だと踏んでいます。

星野監督から山田監督になって名古屋ドームの満員御礼が減っているのですよ。多分平均で5〜6000人は減っています。コレは確かに痛いです。でも星野政権時の「満員御礼」(40500人)の時でも、スタジアムに足を運ぶと結構、空席が目立ちます。どこが一体満員なんだ?!と思いますが、コレは一応満員扱いなんです。何故でしょう?!

この空席は年間指定席の枠なんです。大人気の星野監督が辞めて、外様の山田監督になった事により、この年間指定席を買わなくなった方が結構いるみたいなんですよね。ちなみに拝屋から教えて貰ったのですが「好きな球団」ランキングで中日が9%→5%と下降。その分、阪神に4%が上乗せされていたみたいなんですよね。…これはあくまで邪推ですけど、

もしかしたら星野監督個人についていたチケット購買層(経営者とか)が中日の年間指定席を買うのを止めて、付き合いで阪神のチケット買っている可能性があるんですよ(笑)

自分の所の経営にダメージ与えた上に、ライバル球団を潤わせている!!しかもいまの球団幹部は反星野が権力を握っています。しかも、いまの山田監督は星野の紹介で外様で人気が無い!!








もう解任したくて仕方が無かったハズです(笑)








でも既に3年契約を結んでいます。しかも監督としての手腕はかなりのモノで、アレだけ前半から先発陣が崩壊しても中々下位に落ちて来ない!!しかも今期の横浜が、へっぽこ過ぎて最下位はありえない。








もう5位でもいい!!解任する口実が欲しい!!








そんな焦りすら感じる無茶な解任劇でした。ちなみに5位に23.5ゲーム差でぶっちぎり最下位の横浜・山下監督は続投が決まっています(何だかな〜)逆の例がダイエーの王監督で「球団売却しても監督には残って欲しい」と言われています。コレは「世界の王」「栄光の巨人軍の王」のネーミングで、毎年かなりの年間指定席が捌けるからです(嘘みたいですけどコレ本当ですよ、年間指定席買っているのが皆ダイエーファンと言う訳では無いんです)恐るべし巨人ブランド(笑)

ちなみに「記者の目」の文章、その後も素敵です(笑)阪神の独走を許し…って星野憎しが紙面から伝わって来ます(打倒巨人じゃなかったのかよ?!ヲイ!!(笑)) でも色々ありましたが一番の問題はココです








だが、フロントが苦しい決断を下した一番の理由は、山田監督の率いる野球から、来期への夢が見えて来ないことだった。








コレ絶対違います。断言しても良いです。今までのは(かなり自信があるけど)推定の域を出ない部分がありますが、ここは絶対違います。少なくとも自分は来期が楽しみでした。

今年は松坂世代と呼ばれ、10年に1度の新人大豊作の年でした。そんな中、敢えて即戦力の大学生・社会人を採らずに、ここ2年は将来を見据えて上位指名に高校生の逸材を指名してきました。コレは明らかに長期戦略です(育て方をミスればパアですから)しかし投手部門は山田監督、打者部門は佐々木ヘッドと言う稀代の名コーチ二人がいますから、本当に将来が楽しみだったのです。(佐々木ヘッドは福留の才能を開花させ、山田監督は朝倉、岩瀬、山北、小笠原らの若い才能を開花させました)








…本っっ当に3年後が楽しみだったンですよ(泣)








長期戦略きちんと取れる監督って少ないですから…。山田監督の戦略は徹頭徹尾「勝てる野球」、看板だった山崎、中村を放出してでも弱点を補強してきましたし(しかも一応放出された選手が活躍できそうな球団を選んでいたフシがあります)、納得できる采配が多かったので好きだったのです。

まあ…山田監督に問題が無かったか…と言われるとコレも怪しいんですが(笑)生え抜きで、長年球団に貢献して来て、人気があり集客力も抜群だった星野監督だったから許された「豪腕戦略」かも知れませんし(笑)まあ、勝利とはそう簡単に手に入らないものですからね。

まあ結論から言えばフロントの我々も苦渋の選択だったんだ!!だから見逃して!!どうかこれからも中日をヨロシク!!…という態度にムカついてるんですけどネ(怒)

今回の件について誰かフロントの人間は責任を取ったのかい?!










ファンが4%も減ったのは今まで星野人気にオンブに抱っこだった営業サイドの怠慢じゃないのかい?!








契約までしたケビン・ミラーに開幕直前に逃げられた、メガトン級の大チョンボやったフロントの関係者は何故責任を問われていないんだい?!








…そんな訳です。はああああああああああああああああ(溜息)選手に罪は無いですから、ドラゴンズは応援しますけど。ちなみにミラーの逃げた言い訳は「日本もテロの標的になりそうで怖いからアメリカに残る〜」だそうです…あふーん(絶対嘘…と言うか日本球界ナメられすぎ(泣))

※(補足)…ちなみに解任劇の数日後に、今年のドラフト1位が内定していた高校NO.1左腕の小嶋木投手が突如白紙にして社会人入りすると言ってきました(現在中日球団が説得中)。絶対偶然じゃないです…もし獲得失敗したら…さあ?!今度こそ責任取ってくれるんだろうね?!フロントさんよ!!

来期への楽しみが一気に絶望に変わりました…鬱だし脳。

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