金沢駅舎解体


 北陸新幹線の工事を契機に始まった金沢駅東口駅前広場の整備事業が本格化して1年半ほどになるが、JR西日本金沢支社の東金沢駅近くへの移転が完了し、金沢駅舎の解体工事が開始された。当初、解体工事は1999年6月初めからの予定であったが、6月11〜14日に開催される「百万石まつり」に考慮して、工事開始は6月15日からに変更された。そして、8月下旬に解体工事は完了した。
 国鉄金沢鉄道管理局の時代から、40年以上の長きにわたって北陸の鉄道の中心として、また金沢の玄関口として親しまれてきた金沢駅舎も、遂に過去のものとなってしまった。


金沢駅舎の最後の姿(1999年6月12日撮影)

解体中の金沢駅舎(1999年8月12日撮影)

金沢駅舎が解体されて(1999年10月9日撮影)



金沢駅舎の最後の姿(1999/6/12 石川県金沢市)

・駅前広場の工事に伴い、タクシー乗り場は駅舎右手に移設された。

・都ホテル前から金沢駅舎を望む。囲いの中では、地下に北陸鉄道浅野川線の北鉄金沢駅を、地上にバスターミナルを整備する工事が進められている。

・日航ホテル前から金沢駅舎を望む。バスターミナルは1998年春に現在の場所に仮移設されている。

・金沢駅前バス降車場から金沢駅舎を望む。

・金沢駅通りから金沢駅舎を望む。

・左から、日航ホテル、全日空ホテル、金沢駅舎、建設中の北陸新幹線金沢駅。
 金沢駅舎を解体した分だけ駅前広場が拡張される予定となっている。


解体中の金沢駅舎(1999/8/12 石川県金沢市)

・解体も進み、残るは中央部のみとなった金沢駅舎。

・仮設バスターミナルで休む加越能鉄道バス。

・金沢駅1番ホーム端から解体中の駅舎を望む。手前は建設中の北陸新幹線金沢駅である。


金沢駅舎が解体されて(1999/10/9 石川県金沢市)

・解体前の写真(7枚上)とほぼ同じ地点から撮影。しかし、そこにあるべき物の姿はなく…。

・駅舎がなくなってしまったため、奥の在来線ホームまで見えるようになってしまった。

・駅西時計駐車場屋上から金沢駅を望む。手前が在来線ホームで、奥が建設中の新幹線ホームである。

・駅西時計駐車場4階からのショット。後方に駅前広場整備工事のクレーン等も見える。

・金沢駅を駅西方面から望む。手前のモニュメントがかなり謎…。


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