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パトリース・ラッシェン

Patrice RUSHEN

Straight From The Heart (1982) Elektra

パトリース・ラッシェンがシンガーとしてここまで成功するとは、
誰が想像したでしょう。確かにパトリースは早熟の天才少女です。
18歳でロスの人気セッション・ミュージシャンとなり、リーダー・
アルバムも3枚残しました。しかしそれはあくまでもフュージョン
系キーボード奏者としての実績。歌はまた別な世界のはずです。

ところがパトリースは、いとも簡単に“川”を渡ってしまいまし
た。24歳での再デビュー後、涼しげな声を活かした良質のアーバン
コンテンポラリー作品を次々と発表したのです。その4枚目となる
本作は、名曲 "Forget Me Nots" を含む極上の一枚。パトリース本
人だけは、成功を秘かに確信していたのかもしれません。