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ヴェスタ・ウィリアムズ

Vesta WILLIAMS

Vesta 4 U (1988) A&M

ヴェスタ・ウィリアムスがシンガーを志したのは、自然の成り行
きだったのでしょう。ラジオのDJを父に持ち、音楽都市ロサンゼル
スで育ったとあれば、環境は申し分ありません。コーラス・ガール
の経験を十分に積んだ後、ヴェスタはソロ・デビューを果します。

ヴェスタの持ち味は確かな歌唱力。この第二作でも、デヴィッド
クロフォードアタラ・ゼイン・ジャイルズが手がけるレディス・
ファンクを見事に歌いきっています。しかし、最大の聞きどころは
ティナ・クラークによるラスト3曲のバラード群。どれも本領発揮
の美しさ。なお、本作を最後に彼女はウィリアムスの姓を捨てて、
単に「ヴェスタ」と改名。合計6枚のアルバムを発表しています。