お気に入りの本10選 (アート・サブカル編)

アート、サブカル、各種ガイドブック編です。とにかく知識モノが好きなんで、気に入ったらそれはもう何年にも渡って、何度も何度も読み直してしまうんですよね。ということで、一度じゃ全然覚えきれない位、読み応え・見応えがあるような本が好きです。

それにしても、ネットを見てて思うのは、「ユーザ評価」のひどさね。理解できない人が「つまらなかった」とか書いてるから、出版サイドからしたら、ひどい営業妨害。まー、家電とかで「買った初日に爆発しました。」っていう評価なら全く結構なワケだけど、このテのジャンルの本だと、「お前がわかってねーんだよ。」という論評が実に多いっす。悲しいっす。ここに挙げた本も、サイトによってはひどく叩かれたり、評価が低かったりします。そんなものに惑わされるな。本当によいものを見つけたければ、★が0だろうと1だろうと買え!

 

 

【僕は散歩と雑学が好きだった 小西康陽のコラム1993-2008】
小西康陽

前作の「これは恋ではない」も随分繰り返し読みましたが、これも居間においてヒマがあれば読んでます。

 

【特撮と怪獣 わが造形美術】
成田亨

既にお亡くなりになってしまいましたが(合掌)、今でも心の師です。成田先生のものは昔から集めていたので、僕は画集とか結構安く買えたんだけど、ネット時代になってからは相場のようなものが形成されて、今では高価で入手しにくくなりました。もっとみんなが見られるようになるといいのにな。

 

【サイバーパンクハンドブック日本語版】
R.U.シリウス+バート・ナゲル共著

これだけネット上に僕の持っている初版の表紙画像がなくて、自分の本を直接スキャンしました。2013年7月現在、この本についてのネット上の情報は相当間違ってます。もう古い本なんであまり修正される見込みもなさそう。サイバーパンク好きには是非、一家に一冊。

 

【GO-SEES
Juergen Teller
写真集ですが、高い値段の元を取れる位、眺めたので、まぁいいか。
モデルのオフショット的なポートレイト写真がほとんどで、写真も結構普通だけど、なんかいいんですよ。この本のタイトルでgoogleの画像検索すると、大体、本の中身もわかります。

 

 

【トウキョウ・モナムール―ピチカート・ファイヴのグラフィック・デザイン1985‐2001】
小西康陽監修・信藤三雄デザイン
90年代のデザイン主義の仕掛け人ですよね、CTPPの信藤さん。僕なんかは1ページごとにそのときどきのいろんな思い出が蘇ってきます。

 

【植草甚一スクラップ・ブック】
植草甚一

全集で、どれも面白い。オークションとかでちまちま集めていたけど、とある古本屋で格安でまとめて売ってるのを発見しほとんどGET! つーか、それまで買ってた分がバカバカしくなるほどの安値です。どれも面白いけど、やっぱり、街散歩系とJAZZ系のヤツが好きだな。

 

【200CDプログレッシヴ・ロック】 
200CDプログレッシヴロック編集委員会
なんかこれもネットでは評判よくないんだよね。盤のセレクトとか、文章をいろんな人が書いてるから統一性がないとか・・。全然、そう思わないけどな。辞書や百科事典じゃあるめーし、何らかの割り切りが必要ってもんだよ。その具合はなかなかいい感じで、プログレ入門書として最適だと思います。

【現代音楽CD×100 Modern music A〜Z
白石 幸紀
現代音楽に一時期ハマりまして・・。とはいえ、現代音楽の中には聴いても苦痛なだけのものもあったりするので、自分にあったヤツはどれなのか・・・というのを探す意味ではこの本はかなり役に立ちました。他に買ったヤツはちょっと僕には難し過ぎでした。あと、タイトルは言いませんが、コンセプトアートを饒舌に解説してるような感じの野暮な解説本はクソつまらんかったな。

 

【まぼろし小学校―昭和B級文化の記録】 串間努
レトロ・懐かしモノですね。僕は小学校3年生までに、東京→埼玉→神奈川と引越し、2回も転校しているので、地域ごとの小学校カルチャーの違いにはそこそこうるさい(笑)。泉麻人さんのコラムとかも大好きだったわけですが、こちらは私的な観点よりもデータを積み上げていく感じで、ある意味、学術的。面白いです。姉妹編の「まぼろし万博」もあるけど、僕は大阪万博に行ってないので・・。

 

【ポケットは80年代がいっぱい】
香山リカ

リカさんは僕よりは上の世代だけど、なんか僕も影響されたアイコンが多数出てくるし、青春群像も自分に重なることが多いんで、同時代的な共感を覚えます。リカさんの本の中でも、これはかなり自分をさらけ出してて一番好きだなぁ。

 

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last update 2013.07.07