お気に入りの音楽10選 (ジャズ・フュージョン編)

ここも100枚くらいは選びたいジャンルだけど、涙を飲んで、右側フュージョン5枚、左側ジャズ5枚に削りました。


 

【Black Talk】 (1969)
Charles Earland

JAZZは、ハード・バップからフリー(オーネット・コルマンあたりまでだけど)までと結構幅広く好きなのだけど、ある程度、メインストリームのものを聴き尽くし、マイナーものに突入してから最初に好きになったのはチャールズ・アーランド。ジャズ・オルガンといえばジミー・スミスなんでしょうが、こちらのファンクっぷりも最高カッコいい。特に4曲目の「アクエリアス」が好きです。隠れた名盤。

 

 

【Make Up City】(1980)
Casiopea

日本フュージョン史上に輝く金字塔であり到達点と思っています。表現衝動をそのまま出してくるロックやパンクの対極の構成美です。ベストテイクはタイトル曲かな。松武さんの手腕で、向谷さんのソロ音色も素晴らしい。Gypsy WindのKORGトライデントの音とか最高っす。日本初のデジタルレコーディングなんだけど、音圧・音質はもうちょっと何とかならないんですかね。元がデジタルのせいかリマスターとか出ないしねぇ。

 

 

【Giant Steps】(1960)
John Colrane
超有名盤。ハードバップ〜モードへの移行期の孤高の1枚。僕にとっても特別な1枚。コルトレーンといえば、もっと後の重厚なアルバムももちろん好きなんだけど、このアルバムの「シーツ・オブ・サウンドという新手法」、「高速BPM」、「何度も聴かないとわけわからん転調」という全ての革新性が好きです。単音楽器のサックスの可能性の模索という観点で、ベースプレイにも通ずるものがあり、かなり影響されました。
 

 

Modern Beat】(1984) Naniwa Express
80年代中盤の上方フュージョン・ムーブメントの御三家(99.99、羅麗若)の中で、突出してオリジナリティがあって、今もメンバ全員活躍中の浪花エキスプレス。東京でライブしていた時代は本当によく見に行った。サックス&エレピの青柳さんのプレイ、というか音の選び方とかが大好きだった。これは一番充実してた時期のだし、ライブもどきに一発録りしてて、その効果が十分出ています。個人的には、浪花エキスプレス版「ミント・ジャムス」と思っております。

 

 

【light as a feather】(1972)
Chick Corea RTF
有名なカモメのジャケットと対になる「リターン・トゥ・フォーエバー」の2枚目。プログレっぽくなる前の理論的だけど叙情性も高い名盤。後の緊張感は既にありますが。かの名曲「SPAIN」のオリジナルも収録されてますし、フローラ・プリムの声も印象的で素晴らしく、ベストな1枚です。

 

 

 

【Romantic Warrior】(1975)
Return To Forever(Chick Corea)
チックコリアなんだけど、プログレマニアは必携、ジャズファンには不人気という1枚。世間的に一部には人気のはずなんだけど、まわりでは、好きだという人に会ったことないなぁー・・・。いいんだけどなぁー・・・。その後、ハービーのフューチャー・ショックともども、チックもエレクトリックバンドで、シンセサウンドに行くのもこのヘンからの自然な流れ。

 

【The Cape Verdean Blues】(1965)
Horace Silver Quintet
全てのアルバムを愛しているホレス・シルバー。分類上はハード・バップでしょうが、ファンキーの父です。東京ブルースっていうアルバムもあるし、こういうちょっとエキゾチックな要素を取り入れてるところもいいんだよね。ジャケットもサウンドとはぴったり合っていて、ヨイです。

 

 


【Still Life (Talking)】(1987)
Pat Metheny

パット・メセニーの革新性については、言うまでもなく、僕は相棒のライル・メイズ(key)のプレイが好きです。このアルバムでも大活躍。一人でプログレしてます。
 

 

【Amorphism】 (1985)
佐藤允彦
やっぱりライブ派の僕としては生で見に行きやすい日本人アーチスト達もハズせません。というわけでニュー・ジャズなところで佐藤允彦。80年代には、これとか「as if」とかのスティーブ・ガッド、エディ・ゴメスとのトリオでの活動も多く、僕のフェバリット・トリオです。生でも随分見ました。天才肌で繊細でクリエイティブ。

 

 

 

【KYLYN LIVE】(1979)
KYLYN

KYLYNはもちろん、渡辺香津美と坂本龍一のプロジェクトですが、時代的に見に行くことはできませんでした。このアルバムのライブは見たいですねぇ、最高です。その後、「MOBO」の頃、六本木ピットインの「渡辺香津美5デイズ」を、高校の授業が終わるや否や飛び出して毎日見たんですが、教授とアッコちゃんがゲストで、KYLYNの曲をやってるのを見て感激したんだよなぁ。

 

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last update 2013.08.02