お気に入りの音楽10選 (国内ポップス編)
国内のポップスって、いいバンドがめったに出てこなくなりましたね。なんか、いろいろチェックしても、「あー、なるほど。こういう感じね。」で終わっちゃう。新譜を買っても、旧世代アーティストばっかりだったりする今日この頃です。
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【COLLECTOR
No.5】 (1991) ザ・コレクターズ 現メンバーへのチェンジ直後の1枚。コレクターズ大図鑑によれば、当時は小西さんともいろいろ揉めたようで、確かにロックのダイナミズムの観点で加藤さんの言うところもよくわかるけれど、デビュー直後からライブに行きまくっていた僕としては、この頃の「なんかスゴいことになりそう」っていうワクワク感が一番思い出されるのですよね。 |
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【UFO CLUV】(1993) ザ・コレクターズ そして名盤のコレですね。No.5の後、ミニアルバムをはさんでリリースされたサロンミュージック・吉田仁プロデュースのもの。ギミック的な部分は少なくなり、素直にバンドサウンドを聴きやすく仕上げている感じ。加藤クンのポップセンスも満開した感があり、ライブも安定感が増し、プロ化。今もライブでやってる曲も多いし、歌詞もラブラブに(笑)。個人的趣味抜きならこっちが定番かな。
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【カップルズ】(1984) ピチカートファイヴ これも、もはや名盤ですね。とにかくいろんな意味で素晴らしく、説明しきれません。が、発売直後はそれほど盛り上がっておらず、いち早く支持して、学内のミニFMなどで推していた僕にも若干の非難が・・(笑)。ちなみにセンスにうるさく、こういうものに理解がありそうな人が多そうな大学であるにも関わらず、だよ。本当にそういう時代だったんすよ、当時は。ライブも見に行ったらすごく空いていた。その後、名声を確立し、評価されているのはすごくうれしいです。 |
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【光の子】(1986) PINK 80年代半ばのすごいアルバム。ハイテクニック、ハイテク+エスノの80年型。メンバーはビブラトーンズでハイトーンで歌っていた福岡ユタカ、スペースサーカスの岡野ハジメ、ホッピー神山など完全にスタジオミュージシャン系。こんなバンド、2度と出ないだろうなぁ。3枚目の”最高にデリシャス”な「サイコデリシャス」の方がセールス的にはいいセンいったと記憶しています。そっちは僕の好きなチャクラの板倉文氏も参加してます。
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【3】(2000) キリンジ 最初はポスト渋谷系ってな感じで扱われていましたが、その枠に収まらない実力者でしたね。最初は、好きな難解さのある音楽なんだけど、キレイにまとめすぎてる感じが受け入れ難かったんだけど、当時、僕が好きだったカワイコちゃんが好きだっていうもんで、改めて何度も聴いてるうちに好きになりました(笑)。ま、1枚選ぶなら「3」だわな。
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【SENSUOUS】(2006) Cournelius 小山田クンです。パーフリ時代から、いつでも早耳で、いち早くニュートレンドを体現している洒落モノつーイメージだったんだけど、「POINT OF VEW POINT」あたりからは、独自の世界に突入し、このSENSUOUSで完成の域に至った気がします。それくらい普遍的に素晴らしいアルバム。ま、未だに「午前3時のオプ」を無意識に口ずさんでるときだってあるけどさ。
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【FAMILY
MUSIC】(2004) YMCK チップチューンのピコピコものなんて、と思って聴いたら、実に素晴らしかったこのファースト(厳密には、最初に聞いたのはその前の自主制作盤だけど)。チップチューン音源での和声とか、実際のゲーム音楽とかをここまで深く追求したグループは他にいないと思うんですよね。その後、ウサギチャンから出たファーストの「十字ボタンで溢れ出すスフレと悪魔とツーファイブ」は、YMCKを端的に表わす名言! その後、だんだんU→Xが失われていったのは寂しい限りです。 |
【Nectar】(2001) bice ビーチェが亡くなるなんて、信じられませんでした。ご冥福をお祈りします。いつまでも「ネクター」聴いてます。
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【ハイファイ新書】(2009) 相対性理論 現在進行形で目が放せないのは、やくしまるえつこさんですよね。NHKのスタジオライブでは、久々にスタジオライブの醍醐味を味わった気がしました。今のところ、ホーム「相対性理論」がやっぱり一番面白く、その中でベストなのは2枚目な気がします。いや、「シフォン主義」も、もちろんいいけどね・・。あと、ライブの名前がいい・・。「実践」・「解析」・「立式」・「位相」・・・ってね。
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【S.F. sound furniture】(2004) capsule 今をときめく中田ヤスタカ氏ですが、ゼロ年代中盤の仕事が好きでした。カプセルのこのヘンのネオ渋谷系的なヤツね。 |
last update 2013.08.02