club
どうも、どこにも分類できなかったやつが多数出てしまったので、こんなジャンルを作ってみました。クラブや、ライブスペースのクラブ・イベントなんかをそんなに熱心に追いかけてるわけでもないし、いわゆるDJさん達の音楽の消耗品的な捕らえ方(そうでない人もいると思いますが)が嫌いだったりするわけですが、世界各国に散らばって昔のいい音楽を発掘してきてくれるのはいいことですね。一般の僕らはそういう中から自分のお気に入りを見つけて大事に聴けばよいのでは?
club euro-fusion
この10年位のムーブメントでは重要な位置を占めるユーロ・ジャズ&ユーロ・フュージョン。イギリスではトーキング・ラウドのジャイルズ・ピーターソンが、ドイツではライナー・トゥルービーが、こういうのをかけ始めたわけです。マニアとはどんどんマイナーな方に向かうものだけど、まさしくそういうこと。アメリカのジャズはかけ尽くされたので、じゃーヨーロッパだ!ということでしょう。結局、ゴミの山から宝探しだから大変だよね(笑)。CDで再発したものや、コンパイルされたものは、そういう苦労の「結果レポート」なワケで、僕らは楽チンですね。多分、自分で探したら、ぱちチックコリアや、ぱちアジムスみたいのばっかりで辟易してすぐ嫌になるんだろうなー・・・。
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Snowflakes/compiled by:matthias kunnecke <NO.1!!>
ドイツの名門JAZZレーベルMPS(ムジーク・プロダクチオン・シュバルツバルト)のコンピ盤。再評価された盤がたくさん埋もれていたレーベルなんだけど、1982年にはポリグラムに買収されているそうで、その手を借りて、オリジナルからリマスターされている。従って、音も最高。内容も他のどの盤よりも秀逸な気がする。カッコよくて飽きずに聴けます。おまけにあんまり知られてないっていうところもいいね。UFOもサンプリングしていたザ・シンガーズ・アンリミテッドとか、ピンでもCDが出ているサードウェイブあたりもいいし、かなりイージーリスニングよりのビッグ・バンドのもかっこいいです。これだけ日本向け編集みたいです。そのせいか、他にも輸入盤でいくつか同じようなコンピが出ているんだけど、全部買うと結構曲がダブります(笑)。
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here and now/The Third Wave
というわけで、上記のコンピ盤で最も気に入って、すぐにピンのアルバムを探して購入したのが、こちらの「サード・ウェイブ」。ま、フュージョンというよりソフトロックなんだけどさ。やはりMPSから1970年に出ていたものを、1999年になって再発したもののようです。「カルテート・エン・シー」みたいな、もっとわかりやすく言うと日本の「サーカス」みたいな姉妹だか親戚だかの女のコ5人のコーラスグループです。中ジャケで見ると、みんな顔がおんなじ(笑)。ただ曲やアレンジは完全にフュージョンしているあたりがカッコいい。よくよく見たらプロデュースはジョージ・デュークでした。ジョージ・デュークなら、ちょっとリアルタイムでも経過してきたので、一気に頭の中でつながりましたね。国内盤は多分ジャケ違い。確か5人がGメン歩き(横一列)状態で写ってる写真だったと思います(自信なし。なんとなくそういうジャケを見かけた気がする)。輸入盤でも、中の写真とかディスコグラフィーが充実しているので、見つけたら迷わず買いましょう(笑)。英語も頑張って読んだら、いろいろ面白かったです。この女のコ達ってフィリピン人で、13歳〜19歳(もちろん当時)なんだって。
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Glucklich/compiled by:Rainer Truby
冒頭に書いたライナー・トゥルービーが最初に世に送り出したコンパイル盤がこれ。ジャイルズ・ピーターソンの「Talkin' Jazz」の方は結構有名だけど、こっちはイマイチ知られてない感じがするし、個人的にはこっちの方が好きです。どちらも僕がおさえているところでは、パート3まで出てますね。Glucklichの方はジャケットがワーゲンのタイプ1、2、3になってるのでわかりやすい(笑)。デザイン的にはどうかと思うジャケットだけれども・・・。選曲のヴァラエティのつけ方とか、選んでる曲自体も僕好みで、収録アーチストは下記のKitty Winterの他、Namaz、To Be、John Thomas、Catch Upなど。彼らの中から、フルアルバムもいくつか再発されていますが、何と言うか、やっぱりちょっとイマイチなのが多いですね。個人的には他にはJohn Thomasのアルバムは結構イケてました。
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Feel
It/Kitty Winter Gipsy Nova
前項のコンピにも収録されているキティ・ウィンター。オリジナルは1978年にインターコードというレーベルから発売されたもののCD化。サウンド的には、まー、チック・コリア的(フェンダー・ローズがパーカッシブにかけめぐる感じ)なんだけど、この人、ホントにジプシーの血が入っているらしく(笑)、ちょっと「ラテン」だけではくくれない独特のフレイバーも感じられて、オリジナリティは高いと思います。このvivid soundつーレーベルはすごくて、「どこで見つけてくるの?」っていうマニアックなフュージョンものとかをどんどん再発している。1枚買うと「City Breeze」っていう再発シリーズのカタログが入っていて全部買いたくなります。っていうか実際、SEAWINDとか、STYLUSとか買ってるんですけどね(笑)。そのヘンって、最近流行ってるアプレミディのコンピなんかでも、便利に使われてますね。なお、ジプシーのスペルは間違えたわけでなく、これがオリジナル表記です。
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Meta Roos & Nippe Sylwens Band/Meta Roos & Nippe
Sylwens Band このバンドってレベルはなかなか高いんだけど、内容は結構キワもので、当時のヒット曲を結構、節操なくいろいろカバーしてるんですよね。ぎりぎりセーフか、ヘタしたらぎりぎりアウトという感じなんだけど(笑)、他のにはないテイストで、しかもスウェーデンのなんだよね。北欧に弱い僕としては一応入れておこうかな、と・・・・。このアルバムを発掘してきて、再発に尽力したDJ中川さんという人がライナー書いてるんだけど、決してキワものなんかじゃない、と言ってますので(笑)。実際、何曲かはそのままかけてもかなりカッコいいのは間違いなく、玉石混交なアルバムと言える。 |
club latin jazz
よりプリミティブなサウンドを求める方にはこちら。ただ、クラブやライブでかかると、結構、みんなひいている気がする(笑)。まだまだこういうのって、「通受け」なんでしょうね。
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Tropical Jazz Mood/compiled by:Tadashi Yabe <NO.1!!>
タイトル通り、トロピカルでエキゾチックなジャズを集めてあって、とてもセンスいい。さすが矢部さんという感じです。ティト・プエンテやジョバンニ・イダルゴらの大御所がいっぱい収録されているんですが、みんな最近の、90年代の演奏なんですよ。だから、他のメンバーも一様にレベルが高く、録音も最高にいいです。こういうレベルの高いのがどんどん出るといいと思うんだけど、これに肩を並べるのを僕はまだ見つけられてないです。 |
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Suite Espagnole/compiled by:Raphael Sebbag and Izuru Utsumi こちらは同じくUFOのラファエル・セバーグ。なんかラファエルさんは渋谷で結構見かけます。タワレコですら、いました(笑)。上に比べると、カッコいいというよりは、よりプリミティブに、フォークロアに、という感じで相当なマニアでないと楽しめないような内容(笑)。超本気のラテンです。解説もすごいマニアックでしびれます。「マンボはキューバのダンス音楽、ソン・モントゥーノから派生したダンス・ミュージックで・・・・・」とかそんな感じ。僕は松岡直也師匠のおかげでそういうの一通り知っていたので、我ながら自分のラテン博士ぶりにびっくり(笑)。簡単に言ってしまうと、ベトナム雑貨店とか、プールアニックなんかで流れてそうなサウンド(怒られそう)。何度も聴いてるとちょっとクセになるというか・・・なごめます。 |
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Jazzin'/Tito Puente & India これも1996年の録音、音がきれいで気持ちいい。安いオーディオで聴いてほしくないですね。ティト・プエンテは前々項のコンピにも収録されているけど、昔からラテンジャズの大御所。昔のマンボ系のも輸入盤ではたくさん出ていて、どれも捨てがたく、ウチの弟なんかはそのヘンのものが大好きみたいなのですが(そのヘンはサウンド的には前項のものと近い)、僕はこれが一番です。ゲストのインディア嬢(なのか、おばちゃんなのかよくわからん)は、すごい声量で歌い上げていて、僕の音響派志向とは合わないのですが、ラテンはやっぱりこうでなくちゃ、という気もする。あと、全10曲中の4曲はカウント・ベイシー・オーケストラとコラボしています。僕、カウント・ベイシーはあんま好きじゃないのですが、この盤に限っては、ティト・プエンテの曲がよいせいで(笑。独断)なかなかカッコいいです。なお、僕がそういうビッグバンド系で好きなのはパーシー・フェイス。パーシー・フェイス・オーケストラのバカラックとか最高ですよ。 |
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Latin Jazz/Rabin Jones タイトルはそのものズバリ「ラテン・ジャズ」となっていますが、内容の方は昔のイギリスのRabin Jonesという人(ドラマーらしい)の「DENGA」と「EL MAJA」という2枚のアルバムをそのまま合体して、やはりイギリスで再発売されたもの。パンクとモッズの国、イギリスにもこういう音楽を志向している人たちがいた、というところも面白いですね。ティンバレスやボンゴ、コンガを配した編成はラテンジャズそのものなのですが、結構フルートがフューチャーされているところが、ちょっと他のと違っていて新鮮です。ただ、特にヨーロッパ調なところはあまり感じられず、質のいいラテンジャズとして楽しめます。なお、またまた英語のライナーを頑張って読んだところ、Rabin Jonesという人はイギリス人とブラジル人が両親で、かのジョージ・シアリングのコンボで活躍していた人達とも交流があったみたいですね。 |
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Latin Jazz series/BMG UK 上のとタイトルは同じ「ラテン・ジャズ」なんだけど、内容は全く違うBMGのコンピ盤。さすがに大手資本丸出しの下世話で、多分にストレートすぎるチョイス(笑)。2枚組で安い、ということと、ホントに有名なのを「これでもか!」という感じで並べてくるあたりが、別の意味で面白い。ビクターあたりからデビューさせてもらうなら、このヘンはサンプリングして使っていいのかなー?、なんて考えちゃいますね(笑)。 |
club Jazz(Janpanese、etc)
満を持して出たキョウトジャズマッシヴのファーストが最高によかったです。割と生音多めだし、シンセの使い方がとてもうまいなぁー、と感じました。僕って細かいシーケンスが雑で単調だととてもつまらなく感じるのだけど、ホントにキメ細かくやっててベリグーです。その他、日本のクラブジャズではやっぱりUFOが卓越している気がしますね。やっぱり、面白いリズムをサンプリングしてちょっと上モノ重ねてみました、みたいなのもたくさんあって、そういうのはつまらん。自分でもやってみたら簡単にもっといいものが作れたりする。ある程度、メロディーラインとか、コード進行とかをつけて、「構成」してくれないとダメだと思うんだよなぁー。でもそういうのも売れてるってことは、「ただ踊れるためだけのリズム」を求めてる層がいるってことなんだろうなぁー・・・・。だったら、ループシンセ買って、ツマミいじってるだけでもいいわけで、それはやっぱり人間の創造性の放棄じゃない?はー、年をとるとグチっぽくなっていけねぇや(笑)。
2003.01.05更新
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Stolen Moment/United Future Organization これは「Stolen Moment」3バージョンと「United Future Airlines」5バージョン(笑。多すぎ)のリミックス集。「Stolen Moment」の作り方がとってもDJ的で、面白い(嫌な部分もあるのだけれど、ここはポジティブに。ほとんどワンコードってのがね。「くじら」か?(笑))。いつも、フルアルバムが出た後にたくさんリミックス集が出るんだけど、そっちの方がいろんな方法論を考えられて面白いと思います。「これって、こうした方がいいと思わない?」みたいな音楽談義の肴にもオススメです。 |
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Jazzin'/United Future Organization 最初に矢部さんのDJ聴いたのって90年頃だと思うんだけど、そのときに、これの「I LOVE MY BABY」がかかっていて、面白いなー、って思いました。これって、イントロがハンク・モブレイの「リカード・ボサノバ」で、間奏部分がマイルスの「マイルストーン」じゃないですか。今考えるとそんなに驚くことでもないんだけど、当時としては、なんか新く感じた。フレーズ・サンプリングに別のメロディーを乗せて再構成する、というところ、とか、ジャズというジャンルを選んでるところとか、そういう方法論のレベルで。その後、こういうことは一般的になってきたけど、なかなかここまでキレイにキメられてるのはないですね。ま、そもそも自分でも作っちゃおう、っていうDJが少ないですけど・・・。 |
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Stolen...And Other Moments/Mark Murphy この項最初の「Stolen Moment」のオリジナルも収録の2枚組。家でかけると、部屋がいきなりアダルトな空間に(笑)。ブランデーグラスとガウンが欲しくなります(ウソ)。
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Bon Voyage/United Future Organization ここから先はとりあえず枚数合わせでUFOのオリジナル・フルアルバムでもいれておきます(笑)。これは4枚目で最新。全体的にちゃんと21世紀型に進化していて新しく感じます。そして、おいしいフレーズ満載。特にベースラインがいいんですよね、やっぱり。
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3rd Perspective/United Future Organization というわけで、その前の3枚目。確か、ミッション・インポッシブル(僕の好きなベアールちゃんも出ていた1作目)の音楽をやるという話しがあったけど、ボツになったんじゃなかったっけ?この頃? 多分、その流れで多分に「スパイもの」に流れています(笑)。そんな中、僕の大好きなホレス・シルバーの「ニカス・ドリーム」のカバーが入っているのがうれしいですね。ホレス・シルバーのパクリと言えば、古くはスティーリー・ダンの「リキの電話番号」。あれのイントロは「ソング・フォー・マイファザー」の引用ですね。つっても「リキの電話番号」を知らないか・・・。 |
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No Sound is Too Taboo/United Future Organization というわけで、その前の2枚目。アルバムタイトルは開き直りとしか思えない(サンプリングしてすいません、みたいな意味が多少はあるんじゃないだろうか?)。冒頭から、シンガーズ・アンリミテッドのモロサンプリングです(笑)。個人的には、これよりは1枚目の方が、ウパ・ネギンホのカバーとか、マンディみちるが歌ってるヤツとか、マニア向けで面白い気がしますね。もう疲れてきて惰性で書いててすいません(笑)。あ、しかも、ここだけ数え間違えて6枚になってる・・・。 |
last update 2003.01.05