JAZZ-FUSIONのMY定番
あまりに思い入れが強すぎて、なかなか書けないこのジャンル(笑)。僕はJAZZ研出身であることも、フュージョン小僧だったことも恥じてないぞ!でもなぜか音楽マニアの間ではマイナスイメージの用語として使われる「フュージョンっぽい」という言葉。確かに、魂の入っていない上っ面だけのフュージョンもありますよ。特に80年代から90年代は商業的に流行った反面、クリエイティビティとしては「冬の時代」という気もする。特にあのデジタルシンセのシミュレーション音が、今聴くととても恥ずかしい(笑)。でもさ、みんなちゃんと聴いてないだけなんだよ。いっぱい聴けば、他のジャンルでは得られない至福が得られるときが必ず来ます!ちょっと宗教がかってきちゃいましたか?
JAZZ
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Giant Steps/John Colrane <NO.1!!> これは僕にとっては特別な1枚。ま、コルトレーンといえば、「Love Supreme」あたりのもっと後の重厚なアルバムをベストに挙げるのが普通だと思います。僕ももちろんそのヘンも好きです。このアルバムの意味というのは、いわゆる「シーツ・オブ・サウンド」を世に送り出したという点。つまり、単音楽器であるサックスで、和声感を出すにはどうしたらよいか?という命題に対して「高速で演奏して、コードの構成音を全部出せばいい」というのをやってるわけです。もうお気づきだと思いますが、僕のベースプレイと同じですね(笑)。これにインスパイアされてたわけよ。もちろん、この後、マイルスの「カインド・オブ・ブルー」で、そういう考え方自体が古くなっちゃうんだけど・・・。
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Black Talk/Charles Earland というわけで、JAZZはハード・バップからフリー(オーネット・コルマンあたりまでだけど)まで結構幅広く好きなのだけど、ある程度、メインストリームのものを聴き尽くすと、次にやってくるのはB級蟻地獄(笑)。チャールズ・アーランドはB級に入れたら失礼だけど、ま、そんなに有名ではないですよね。ジャズ・オルガンといえば、やっぱりジミー・スミスだもん。でも、これ(確か1枚目なんだけど)は、かなりイケてるよ。特に4曲目の「アクエリアス」が素晴らしい。隠れた名盤。
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The Cape Verdean Blues/Horace Silver Quintet 全てのアルバムを愛しているホレス・シルバー。ファンキーでわかりやすく、初心者にもオススメ。分類上はハード・バップ。今も健在(だと思う)で、90年代にもアルバム出してましたね。これまた、名盤をハズして、マニアっぽくこれをリスペクト。ちょっとエキゾチックな路線を狙っているんだけど(ジャケットもそういう雰囲気あるでしょ)、彼のサウンドとはぴったり合っていて、結構、成功してると思います。
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Waltz For Debby/Bill Evans Trio 同じく全てのアルバムを愛しているビル・エバンス。穏やかで知的なサウンドでありつつも、初期も晩年を通じてずーっと変わらぬ凄み。ここは定番ですが、やっぱり名盤の「ワルツ・フォー・デビー」にしときましょ。
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Amorphism/佐藤允彦 やっぱりライブ派の僕としては生で見ることの簡単な日本人アーチスト達もハズせません。というわけでニュー・ジャズなところで佐藤允彦。80年代には、これとか「as if」とかのスティーブ・ガッド、エディ・ゴメスとのトリオでの活動も多く、僕のフェバリット・トリオです。生でも随分見ました。天才肌で繊細でクリエイティブ。
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FUSION
海外の場合、フュージョンの定義が難しい。チック・コリアにしても、ハービー・ハンコックにしても、ジャズ・フュージョンという範囲を超えたクリエイティビティを持ってますからね。でも、だからといって、シャカタクやボブ・ジェームスをオススメするわけにはいきません(笑)。やっぱり、近年、再評価されているようなヤツから、自分なりにセレクトした結果が以下です。
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light as a feather/Chick Corea RTF <NO.1!!> チック・コリアが「リターン・トゥ・フォーエバー」を出したときは、ま、ニュー・ジャズとしてとらえられていたんでしょうが、今の評価としては、その後のクロス・オーバーの先駆け、という意味ですよね。これは2枚目なので、それほど有名じゃないかもしれませんが、かの名曲「SPAIN」のオリジナルが収録されているのは、実はこれ。僕はこういう「名盤の次の1枚」って結構好きなんですよね。「ポセイドンのめざめ」とか(笑)。フローラ・プリムの声も印象的。
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Romantic Warrior/Return To Forever(Chick
Corea) どうしてもチック・コリア2枚になっちゃう。マイルスともどもエレクトリックに行っちゃった時代なわけですが、これはプログレマニアには必携、ジャズファンにはとても不人気という1枚。あまり、好きだという人に会ったことないなぁー(笑)。いいんだけどなぁー・・・。80年代には、ハービーのフューチャー・ショックと同時にチックもエレクトリックバンドで、びきびきのシンセサウンドに変革していくわけだけど、その萌芽はこのヘンにある。
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Pastorius Live In New York
City/Jaco Pastorius ベーシストとしては、ラリー・グラハム、スタンリー・クラーク、マーカス・ミラー・・・など随分チェックしたものですが、やはり単なる演奏技術を超えたところでのリスペクトはジャコ・パストリアス。特に一連のライブアルバムが好きです。これは、今でも売ってるかどーかわかりませんが、ニューヨークライブから。他のメンバーはイマイチです、ハイ(笑)。
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You Can Do It/Nuyorican Soul featuring
George Benson フュージョン・リバイバルって全然こないですね(泣)。95〜96年位のニューヨリカン・ソウルのブーム(だったのかなー?)では、ついに御大ジョージ・ベンソンまで出てきていたんですね。それがこれ。僕の勝手な解釈ですが、90年代進化形フュージョンです。もっと頑張って欲しかったけど、結局尻すぼみになっちゃった。でも、今はフュージョンっぽい要素を取り入れたクラブジャズとか、ユーロやブラジリアンフュージョンなどの発掘ブームでちょっと日の目を見てるからよしとしよう。
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Still Life (Talking)/Pat Metheny パット・メセニーの昔のヒットアルバム(アメリカンガレージとか)はそんなに好きではないし、パットの曲もそーでもないし、ついでに言わせてもらうなら、あのルックスはリーサル・ウェポンの最初の頃のメル・ギブソンだよね(笑。それはいいか・・・)。じゃー、何がいいのかと言えば、それは相棒のライル・メイズ(key)ですよ。このアルバムでも大活躍。一人でプログレしているのがカッコいいです。
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JAPANESE FUSION
やっぱりF-1のテーマになってるスクェアのがよくないよね。フュージョンの薄っぺらさを増強したようなサウンド。これは批判されてもしょうがありません。スクェアだって5〜6枚目あたりは結構好きだけどね、コピったし(笑)。
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Make Up City/Casiopea <NO.1!!>
僕はこの1枚は日本フュージョン史上に輝く金字塔だと思っています。安っぽいパンクの衝動性なんかよりもこの構成美を支持するぞ(笑)。Gypsy Windの向谷さんのソロ(これってKORGトライデントの音ですよ。知ってました?)なんて芸術だと思います。楽曲もどれも素晴らしい。おまけとしては日本初のデジタルレコーディングね。他にカシオペアで好きなのは「クロスポイント」「サンダーライブ」「ミントジャムス」の順かなぁ・・・。後期のはちょっとね。
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Live at Montreux Festival/Naoya Matsuoka & Wesing 松岡直也好きですね。とてもわかりやすいメロディで日本人向けだけど、実際は超本格派ラテン・フュージョン。これだって、あのティト・プエンテも参加してんだよ。海外の日本バンドのライブ盤で大うけしているっていうのもなかなかないし(大リーグで活躍するイチロー、みたいな聴き方も可能(笑))、ウィッシングの集大成でもある。この後はソロをはさんで小ユニットになるんだけど、どちらもよいね。他に選ぶなら「9月の風」「午後の水平線」「SPLASH & FLASH」で決まり!
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Modern Beat/Naniwa Express 80年代中盤には関西(上方)フュージョン・ムーブメントなんてのもありまして、他にも99.99(フォー・ナイン)とか、羅麗若(ラレーニャ)とかいろいろ出てきたんですけどね。結局、最後まで生き残ったのは浪花エキスプレスだけだったよ。ライブもよく見た。各メンバー個性的なプレイで魅了。僕は中では地味だったけど、サックス&エレピの青柳くんのプレイ、というか音の選び方とかが好きだったな。レコードもどれもなかなか面白い(3枚目だけCD化されなかった)けど、ライブもどきに一発録りしたこれをオススメ。「ミント・ジャムス」の浪花エキスプレス版といった趣き(笑)。 ※青柳くんのHPを最近発見しました。現在もバリバリやってるみたいで、ファンとして嬉しいです。そのHPによると、上で僕がCD化されていないと書いたサードアルバムのCDも一時出ていたという噂(ホンマかいな?)(2001.12.1追記)
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KYLYN Live/KYLYN KYLYNは渡辺香津美と坂本龍一のプロジェクト。教授も当時はバリバリに熱いライブをやっていた。KYLYN当時は見られなかったけど、MOBOの頃に六本木ピットインで「渡辺香津美5デイズ」っていうのをやっていたときに教授とアッコちゃんがゲストで、KYLYNの曲とかやってるのを見たよ。教授のフュージョンのお仕事っていうのも、追いかけるとなかなか面白いはず。同時期のソロアルバム「サマー・ナーブス」も当時ファンの間では「裏キリン」として愛聴されていた。渡辺香津美は「アブドラ・ザ・ブッシャー」という覆面ギタリストで参加していますね。
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Breath From The Season/Tokyo Ensemble Lab 東京アンサンブル・ラボはこのアルバムのためのプロジェクトで、トランペッターの数原晋なんだけど、ムーブメントとしては「たるんだフュージョ界に喝を入れる。」べく立ち上がった(笑)角松敏生プロジェクトの中の一つ。角松敏生もソロで、インストものを2枚ほど出していて結構売れた(音も同じ路線)。これもバラエティにとんでいていいですよ。フュージョンマニアの耳には若干物足りないけど、いわゆるフュージョン・アーチストでない人のフュージョンでここまで面白く作れたのって評価していいんじゃないかしら? 当時、J-WAVEの試験放送が行われて随分これが使われていたなんていう覚えもあります。
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last update 2001.12.1