ラウンジ・ハッピーのMY定番

どういうククリにするのが正しいのかわからないけど、モンド、ラウンジ、HCFDM(ハッピー・チャーム)、サントラ、シネ・ボッサ、ムーグもの、エキゾチックとかそういうことを書こうとしているページです。各々、分類したいとこですが、メンドいので以下のようにある程度まとめてみました。ホントに最近、そのテの売り場は新しいのがどんどん出るし、こまめにチェックすると、いろいろ面白いのがあるね。何でもありだからね。ちょっと難点なのはコンピ盤が多いから、いっぱい買うと、かなりの率で重複している選曲があるところか。個人的な感覚では、特にイタリアはそのヘン、いい加減な気がする(笑)。同じアーチストがユニット名だけ替えていろんなのに参加してるのをよく見かける。ライナーの端まで細かく見ましょう。

ラウンジ

ラウンジって何なのさ?なんかハッキリしないですよね。まー、「ラウンジでかかってそうな音楽」から、そう言ってるんだろうけど、音楽的に定義しろ、と言われたらできません。それだけだったら、フュージョンとかボサノバとかラテン・ジャズとかイージー・リスニングとかニュー・エイジとかクラシックだって、みーんな「ラウンジ」やないかいっ! 責任者出てこいっ! そんな感じです。こんな名前で呼び始めた人を知ってたらきいてみて下さい(無責任(笑))。
ま、僕なりに解釈して選んでみました。僕としては、「神経に障らなくて聞き流せるけど、よーく聴いたら最近のセンスだね、これ?」みたいな曖昧な基準です。僕の神経に障るのは、いかにも80年代チックなデジタルシンセの音色(シンクラビアとかPPG waveの音)が浮いた感じで入っていたり、7thや9thなしの単なるマイナーコード進行、アレンジに困った感じの4度転調、安直なU→Xのコード進行なんかはイライラします。仮にカフェで話をしているときに後ろでこういう曲が流れてるだけで僕の「ダサダサ音楽センサー」がピピッときます。ゲゲゲの鬼太郎の妖怪センサーみたいです(笑)。写真は「レディメイド 旅のアルバム」。デイブ・ブルーベックとジャッキー&ロイが1枚に収めているところがお気に入りです。

 

Super Cool/(Compile)  <NO.1!!>

他のページでも「Snowflakes」というアルバムを書いたドイツの名門ジャズレーベルMPSのコンピ盤。こっちの方が大人しめです。最近の流行を意識したセレクトだし、サンプラー盤ということで安く入手できるのでオススメです。ここのレーベルは隠し玉みたいのがいっぱいありそうです。ただ「隠しといた」というよりは、モンドだ何だの発掘ブームがなかったら、ただ倉庫で眠ってるようなマスターテープだったんでしょうね、こういうの(笑)。いわゆるニュー・ジャズっぽいサウンド。

 

 

Bossa Galore/(Compile)

多分、今「ラウンジ」といったら正確にはイタリアのモンドなサントラ系(アルマンド・トロヴァヨーリとかエンニオ・モリコーネとかピエロ・ピッチオーニとか)を指すと思います。多分、ポール・モーリアとかを「ラウンジ」とは言わないでしょう(笑)。そのヘンのイタリアン・サントラ・シリーズは結構、ちゃんとした単品のサントラでも出てるんだけど「ちょっと2〜3枚持っておきたい」くらいならこのヘンがオススメ。Easy Tempoとか有名なコンピ・シリーズもあるんですけど、これはローマのCinevoxというレコード会社のものらしいです。

 

Metti Una Bossa a Cine/(Compile)

上と同じような感じで、これはミラノのSchemaというレーベル。


 

Ambiente Elegance/(Compile)

更に同じような感じで、これはフィレンツェのStudio Unoというレーベル。


 

Room with a View Too/(Compile)

これ、音は気に入ってるんですが、素性は全然わかりません(笑)。輸入盤で解説もないし、全然話題になってないみたいなので。ライナーによると、Jean-Claude Thompsonという人とMark Harbottleっていう人からなるAmalgamation of Soundsというユニットが選曲しているようです。
ラウンジというよりはクラブ・ジャズ+テクノみたいな感じですけど、低音があんまり強調されてないフラットな録音なんですよね。ヘンな電子音も多くて、ちょっと独特。ジャケットもあんまり他にない感じだし。

 

ハッピー・チャーム

HCFDM(ハッピー・チャーム・フール・ダンス・ミュージック)なんて呼び名は全然浸透しないうちに消えちゃったね。そもそも小西陽康氏が思い付きで作った言葉で、数ヶ月後には本人も忘れていたらしいですよ(笑)。でも、こういうサウンドを総括した言葉は他にないし、共通する特徴はやっぱり「ハッピー」で「チャーミング」(「キュート」?)なところですからね。呼び名としては引き続き使っていいのでは?。ジャンルそのものとしては「ラウンジ」の中に含まれるものとは思いますが、あえて別出しで選んでみました。
写真は、下で1と2に挙げた2人のreadymadeレーベルのリミックス盤。ここにしか収録されてないバージョンも多数。是非、CDでなく、レコードで聴きたい感じです。

 

The Fantastic Plastic Machine/The Fantastic Plastic Machine  <NO.1!!>

やっぱりこのジャンルはFPM(田中知之氏)と、小西陽康氏はハズせないですよね。海外の同系統のDJ達の発言なんかを読んでも、みんなリスペクトしてますからね。
というわけでデビュー盤のこれ。やっぱり最初に聞いたときは、新しいな、と思いましたよ。これだけ、音楽のジャンルが多様化して拡散してくると、なかなか「新しい」ものは作れないと思うんですよ。だから、こういう新しいムーブメントをリアルタイムで体験できるととてもうれしい。プログレもソフト・ロックもみんな後追いで聴いてるワケですからね。
FPMのレコードは、どれもキュートで完成度も高い。今、聴き直して改めてそう思いました。ここでも、通して聴いても飽きさせない工夫と、センスのよさがブレイク!ファンタスティック・アヴァンチュールのキーペックスっぽい加工(表現古い?)のメロディラインとか、ステッピン・アウト(ジョー・ジャクソンのカバー!)の途中でリズムがガラリと変わるところとか面白いですよね。いかにもDJ的なサウンドメイク。カワゆい!(笑)。

 

 

Remixes 2000/pizzicato five

というワケで、もう一人のはずせない小西陽康氏。作詞、作曲、アレンジ、プロデュースからDJまで活動も多岐に渡っているので、ここであえて1枚選ぶのは難しい。DJ系の仕事で一番商業的に成功したのは、多分「Punch The Monkey」(ルパンV世関連のリミックス)なんだろうけど、やっぱり自身の曲で、一番楽しそうにやってそうなこれが個人的には好きです。他にも岩村学氏、Mansfieldこと池田正典氏、コモエスタス、キュビズモ・グラフィコ(これがサイコーなんだ)等がリミックスしています。

 

オ・ソレイユ・ド・トリカテル(トリカテル NO6)/(Compile)

このテのサウンドで、海外での奇才が、ベルトラン・ブルガラ。手許のライナーにも、国際的プロデューサー、アレンジャー、作詞家、作曲家、サウンド・エンジニアって書いてあります(笑)。これは比較的新しい、彼のトリカテル・レーベルのコンピ盤。いっぱい出てるけど、一通り聴いた中では、これが一番楽しい気がする。
そういえば、数年前にトランス・コンチネンス・プレゼンスってやっていた映画「カドリーユ」は見ましたか? なんか戯曲チックな構成のヘンな映画でしたね、あれ。あれの予告編がグルービジョンズみたいな(みたいなじゃなくて、そのものだったかもしんない)細かいカット割りのPOPなヤツでとてもよかったんだけど、その曲(ヴァレリー・ルメルシエの「バンガロー」)も収録されています。

 

sushi4004/(Compile)

で上に挙げた人達の他には、ジェントル・ピープル、ハモンド・インフェルノ、ディミトリ・フロム・パリ、コンバスティブル・エジソン、カクテルズ、イージー・チューン、日本では5th GardenやMansfield、Yukari Freshなんていう人達が活躍中ですね。個人的にはそんなに好きでないのもかなり混ざってますが・・(笑)。で、コンピ盤というのもたくさんあって、これは結構充実してたような気がする1枚。ハモンド・インフェルノが日本のクラブポップをコンパイルしたもの。それにしても日本だから「寿司」っていうタイトルが安直でいいですね(笑)。sushi3003っていうのも出てます。

 

 

IRMA Cocktail Lounge/(Compile)

これはイタリアのそのテでちょっとモンド傾向強めの「イルマ」っていうレーベルのコンピ盤です。聴いたことないような人ばっかりなんですけど、音はすごく充実している。特にこのシリーズ(写真はvol2)はセレクトがFPM・田中知之氏で、日本人のハートをがっちりキャッチ!っていう感じのいい仕上がりです。

 

エキゾチック・サウンド

1950年代に楽園イメージを音像化して流行したエキゾチック・サウンドも、今や大きなレコード屋には必ずコーナーがあるほど復権しています(その割には周りに聴いてる人が全然いないな(笑)。ま、所詮、サブカルチャーの世界で「流行った」っていうのはそんなもの)。僕の記憶では、リヴァイヴァルのブームになったのは1988年のヤン富田氏によるマーティン・デニーのCD化のときじゃないかと思います。もちろん、前々から細野晴臣氏なんかはあちこちで話していましたけどね。

エキゾチック・サウンドの創始者であるレス・バクスターはアメリカ人だし、とても都会の人らしい。ま、頭の中の楽園イメージを近代的スタジオでレコーディングしているわけですね。それがCD化されたものが、20世紀末の東京のインテリアショップなんかでさりげなくかかっている、という音楽の輪廻転生がとても面白いと思います。かくいう僕も、エアコンの効いた部屋でそれを聴いて夏を過ごしているわけですけど。

The Exotic Moods/Les Baxter  <NO.1!!>

そのレス・バクスターも1996年に他界したそうで(合掌)、そのとき発売された2枚組のベスト盤です。これは、僕がどうこうでなくて、みなさんへのオススメ用です。なぜなら、解説のブックレットがとても詳しく、エキゾチックのアートワークも堪能できる、ということと、デジタル・リマスターされていて他のCDに比べると音がとてもよい、ということと、2枚組なのに3000円と安く、入手しやすいから、です。選曲は時代的にはちょっと偏りあるような気もしますが、とても品のよいセレクトで、定番CDになること間違いなし!って感じです。

 

Paradise/Authur Lyman

アーサー・ライマンもそのテのレコードをたくさん残している人ですが、レス・バクスターの縦横無尽で器用な作曲・アレンジと比較すると、ちょっと雑な感じですね。でも、この1枚に限っていうと、なかなかいい。これは「Cool Exotic Breeze」っていうエキゾチックのシリーズCDの中の1枚で、プロデュースが「Suburbia Suite」、キャッチコピーは「Better Sounds For Better Living」という、まさに僕のような聴き方をする人のためにシリーズなのです。このシリーズはどれも品がよくあんまハズレはないです。ライナーも小西陽康氏と山本ムーグ氏が書いてます。ま、それ系ということですか。

 

African Blue/Les Baxter

これも上のと同じシリーズの1枚。またレス・バクスターなんですけど、時代はちょっと後期というか60年代後半のものです。この時期のレス・バクスターはソフト・ロックやファンクなどあらゆるジャンルの音楽を制作していた、脂ののった時期。その傍らで、エキゾチック系ではこのような、世界各地のネイティブ、プリミティブな音楽を近代理論でアレンジした素晴らしいレコードをたくさん作っています。これも全曲書き下ろしだけど、ベースにあるのはアフリカ音楽で、ボサノバっぽく、ブーガルーっぽく、それでいてサウダージみたいな感じです(全然わかんないか)。個人的には、マイク・レズニックの「キリンヤガ」なんか読みながら聴くと、いい感じだと思います。

 

The Very Best Of The Exitic Sounds/(compi)

上で書いたマーティン・デニーの初CD化されたものの第2弾として発売されたオムニバス。サウンドはこっちの方がヴァラエティに富んでいて楽しいです。引き続き音源提供とか資料作成とか録音技術的なところではヤン富田氏が活躍しているようですが、今、久しぶりにライナー見たら、スーパーバイザーは井出靖氏ですね。オリジナル・ラブを世に送り出す一方でこんなことやってたんですね。

 

Afro-Desia/Martin Denny

輸入盤、というかハワイで買いました。他にもなんだか日本で見かけないのがたくさん売っていて(多分、探せば東京でもあるんだろうけど)、この他にも大量購入してしまいました。土産もほとんどCDでしたからね。どういう旅行なんだ(笑)。他に買ったヤツも含めて全部を聴いて思ったことは「東京で発売されてるヤツはセンスよく編集されてるなー」ということ。それでもコンパイルされてない原盤がたくさん揃ってちょっとうれしいです。なお、ハワイでの読書用に持っていた本はチャンドラーの「大いなる眠り」と、都筑道夫の「ダウンタウンの通り雨」。どっちもバカンス用で何度も読んでいる。それっぽい気分になれるので、オススメです(これじゃコーナーが違うなー)。

 

back top

last update 2000.8.6