TECHNOのMY定番

というわけですっかり下火になってきて一部のマニアのためだけのものになってきたTECHNOですが(大手レコードチェーンでは露骨に売り場が縮小しているじゃないか!ぷんすか!)、僕はまだまだ面白いと思います。とはいえ、確かに粗製濫造つーか、つまらないものもまた多い。ちょっとしたツールをいくつか揃えれば、素人目にはカッコいい感じのものがすぐ作れますもんね。そこに何を付加するかがポイント!何も付加していないのに、プロとしてCD出して金を取っていいのかいな? 僕個人の意見としては、@「一つのポイントに偏執狂的にこだわる」とか、逆にA「考えられないほど多くの要素を取り込む」とか、B「ツールやセンスだけでは再現不能なアカデミックな音楽的なストラクチャーを取り入れる」などというあたりがポイントだと思うんですが、どうでしょうか? (写真は最近の中では、一番お気に入りのマイクの新譜「everyground」)

以前は下に「テクノ分類解説」なんてものを書いてましたが止めました。テック・ハウスでもビッグ・ビートでもドラムンベースでも何でもいいじゃない。面白いものが面白い。いいものもある、だけど、悪いものもある! 「いや、僕はキミとはちょっと違うんだけどねー」っていうスネークマンショウのギャグは知らないよね?(YMO世代の方は笑ってください)。

 

Tales of the Unexpected/Dave Angel

デトロイト+JAZZ風のUKテクノ。ちょっと前に出たヤツだけどかなりのお気に入り。とてもインテリジェンスを感じる音作りをしているところが好き(上の、僕の考えるポイントのBだ)。あと、個人的にはこういう横ノリのベースラインにはすぐハマってしまう傾向があるみたい。

 

 

The Other Day/Jeff Mills

ミニマルの重鎮、ジェフ・ミルズのアクシスレーベル時代からのベスト盤的なもの。ミニマルは、大音量(かつ、できれば高音質)で聴ける環境がないとつまらない。ミニコンしかない人はいいオーディオに買い換えましょう(笑)。その後の新譜も聴いてますけど、とりあえずこちらをオススメ。(ミニマルの場合、ある意味、全体が@ですよね。音を増やせるんだけど増やさない、というところにストイックなものを感じる(笑))

 

 

Black Market Gardeninng/Fila Blazillia

素性はよく知らないんだけど、UKの2人組のユニット。生音、生音サンプリング、JAZZっぽいコードなどが多用されていて、テクノ嫌いな人でもこれならOK。これに限らず「mess」「powerclown」など他のも全てカッコいい。昔、アジムスっていうブラジリアン・フュージョンのバンドがいたの知ってます。あれを少しテクノよりにチューンした音、と言えば伝わりますかね。(これもBね)

 

From & Function/Photek

ドラムンベースかプログレッシブハウスか、という感じ。そういうのも結構チャレンジしてみたけど、どうもイマイチ肌に合わない気がする。そんな中で、フォーテックは個人的には一番!変拍子の多用と打ち込みドラムのシンバルワークがポイント(@だ)。蘇るプログレ魂(笑)。

 

 

攻殻機動隊サントラ/(V.A)

もちろん士郎正宗氏のマンガはこれに限らずみんな好きですが、やっぱり面白いですよね。というわけで、これはそのゲーム版のサントラ。97年の一時期だけ出ていた2枚組の限定のヤツです。デイブ・エンジェル、マイク・ヴァン・ダイク、ハードフロア等々、メンバーが超豪華。
買ったときは、ハードフロアのインストア・ライブまで見てしまった。今、改めて2枚全部通して聴いたけど、結局、デイブ・エンジェルの「So High」がベスト・トラックと思いました。コンピだから、全体で聴くとAね。あとゲームの内容については、ゲームのページをご参照ください。

 

SUBLIME the ADOLESCENCE/(V.A)

日本が世界に誇るテクノ・レーベル「サブライム」のコンピ盤。3、4年前のになると思いますが・・。これはオリジナリティ高いものが多くて、素晴らしいコンピ盤ですよ。ススム・ヨコタさん(別名義PRISMの曲を収録)や、レイ・ハラカミさんなどの割と有名どころの人のも聴き応えありますが、僕のベストテイクは「Co-Fusion」と「Dan Curtin」の2アーチストに決定。これって両方とも、多分、生音サンプリングのビットをかなりきめ細かく打ち込んでるんだと思うんですが、この細やかさと、生っぽさがいいんですよ。100%近いクオンタイズかかっることの快感というのも飽きてきた昨今、かなり新鮮。ドラムまで生っぽいドラムンベース調、です。ヨイ!(@+A+B)

 

Innerelements/Ken Ishii

すいません。最近のはどうも好きになれません!でも、すっかり日本のテクノゴッド、ケン・イシイさんですが、最初の頃の「インナーエレメンツ」「ガーデン・オン・ア・パーム」はとても好きです。とても独特な音色とポリリズミックな構成が独創的。タイトルからして、とても内省的じゃないですか。ネクラな僕にはぴったりです(笑)。最大のヒットといえば、その後のジェリー・トーンズとそこからのシングル「EXTRA」なんでしょうけど、こっちの方がインテリジェンスあふれてていいですよ、絶対。あとはソロ名義のFLAREとかもいいのありますよね。(ケン・イシイさんの全てのアルバムを聴くとAだけど、これは@)

 

multi-mijk/Mijk Van Dijk

なんか、かつては、マイクのはよくも悪くもちょっとわかりやす過ぎる気がして(安直というか・・・)好きだ、って言いにくい感じがあったんですけど、だんだんハマってきましたね。とにかく自分の好きなことやり続けている、と姿勢がだんだん好きになってきた気もするし・・・。曲も明確で楽しい。初期モノを集めた「Mindcontrol-1」「同2」、最近の「Glow」「Everyground」もよく聴いていますが、一番入門編のベスト的な選曲のリミックス盤がこれ。「FUCHI-KOMA」や「High on hope」など名曲多数。あとマイクは親日家で士郎正宗氏の大ファン。これはジャケも描いてもらって大満足、だそうです。

 

 

Home Run/Hard Floor

ハードフロアのこだわりはサウンドもありますが、機材なんですよね。RolandのベースマシンTB303をこれでもか!という位、全てに使っています。そこがカワユくて好き(笑)。僕はリアルタイムのアナログ機材世代なので、普通に楽器屋に並んでいたTB303も記憶にありますが、まさかこんな名機扱いになるとは思えなかったなー(ドラムの方の808も同じ。ユニット名にまでなるなんて!)。機材そのものがそのバンドやユニットの基本コンセプトになるという、ある意味、本末転倒なことが起きてるのも面白いですね。ビバ・テクノ!って感じです(笑)。

 

Expo 2000/Kraftwerk

ちょっと番外的に。本来、90年代以降のテクノと昔のテクノは明確に区別したいところです。クラフトワークがありなら、ヴァンゲリスもジャン・ミッシェル・ジャールも、いやいや、ワルター(現ウィンディ)・カーロスだってありじゃん!って感じでゲシュタルト崩壊しそうになってしまいますが(笑)。
一昨年頃、突然、発売されたクラフトワークの新譜。その前年の赤坂BLITZのライブ(あれも突然でしたね)も楽しんだので、敬意をこめて入れました。音はいつものクラフトワーク、全然変わってない。もはや「生きた化石」とか「古典」とか呼びたい。あと「アウトバーン」より前の3枚もCD化されてますね。通なら「アウトバーン」へプログレスされていく過程を楽しみたいところです(笑)。ちなみに僕は「アウトバーン」より「ヨーロッパ特急」の方が好きですが。そういえばセニョール・ココナッツのCDは聴きましたか? あれの「ヨーロッパ特急」には爆笑しましたよね。

 

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last update 2002.4.20