「127時間」
■作品基礎データ 「127時間」 2010年 アメリカ映画 監督:ダニー・ボイル 原作:アーロン・ラルストン『奇跡の6日間』(小学館刊) 脚本:ダニー・ボイル、サイモン・ボーフォイ 出演:ジェームズ・フランコ |
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003年4月25日金曜日夜。
アーロン・ラルストン(ジェームズ・フランコ)は、
ユタ州のキャニオンランズ国立公園にキャニオニングに出かける準備をしており、
妹からの電話も無視し、出発した。
翌朝彼は自転車で走り、その後は徒歩で目的地を目指した。
道中、道に迷っていたクリスティ(ケイト・マーラ)とミーガン(アンバー・タンブリン)
の二人と出会い、アーロンはガイドを買って出た。
彼はおもしろいものがある言い、
幅の狭い峡谷を通って地下プールへ案内した。
3人はそのプールに何度も飛び込んで楽しみ、ビデオカメラでその姿を撮影した。
遊び終わった2人は別れ際にアーロンをグリーン・リバー町外れでの
明日のパーティに誘い、彼は出席を約束した。
しかし彼女らは本当に彼が来てくれるのか疑問に思った。
アーロンがユタ州中部、グリーン・リバーの町付近一帯の
サン・ラファエル・スウェルと呼ばれる地域にある目的地の
ブルー・ジョン・キャニオンというスロット・キャニオンのキャニオニアリング
を楽しんでいた最中に岩と共に滑落して、右手が岩と壁の間に挟まれてしまう。
ラルストンは身動きが取れなくなり、大声で助けを呼んだが周囲に誰も居なかった。
アーロン1人の力では岩はびくともせず、
岩を削ろうにも持っていた万能ツールのナイフはまるで役に立たなかった。
彼はボトル1本の水とわずかな食糧で食いつなぎ、
そしてビデオカメラに様子を記録し始めた。
岩を崩す試みが無駄とわかると、
今度は挟まった自分の右腕を切り離そうとし始めるが、
ナイフは皮膚を切ることすらできないくらい鈍いことがわかる。
次にアーロンはナイフを腕を突き刺すが、骨を深く切れないとわかる。
また彼は水を飲み干すとやむ得ず貯めていた自分の尿を飲んでしまう。
彼が自分の命が死にゆくのを感じ始めると、ビデオ日記はますます狂っていった。
彼は自分の家族、元恋人との思い出、
事故前の2人のハイカーのことを夢に見始めるようになる。
死を目前にし、彼は、
これまでの人生のすべてがこの峡谷での孤独の状態に向かうように
運命づけられたのだと悟るのだった。
2008年、『スラムドッグ$ミリオネア』で、
アカデミー賞8部門に輝いたダニー・ボイル監督の待望の新作が、遂に完成した。
ストーリーは、断崖に挟まれ、動けなくなった男の実話という、過酷な設定。
ところが、世界各国で上映されるや否や、
人々が発信したのは、生きる喜びを称える、明るく力強い称賛コメントの数々だった。
主人公は、タフなヒーロー気取りで、人と深く交わらずに生きてきた、アーロン。
開放的な陽気さとクールな一面をあわせ持つ、魅力的な青年だ。
だが、落石という一瞬の運命によって、
人生で取りこぼして来た数々の小さな幸せに気付き、
大切な人たちとつながるために〈生き直したい〉と強く願う。
シチュエーションは違っても、
いつ私たちの人生に起こるかもしれない“運命の瞬間”の物語が、
全身が歓喜するような希望と感動で、世界を熱狂させている!
「127時間」見ました。
スキー場のリフトに取り残される映画とかありましたよね。
”極限もの”というのがジャンルとして確立しているのかどうか
知りませんが、これは間違いなくギリギリ極限状態にはまり込んだ主人公の
極限状態からの脱出”だけ”を描いた作品です。
主役の男性、延々とひとり芝居を演じ続ける彼がなかなか魅力的です。
と言うか、この映画、コイツがスカだととても見ていらんないです。
ほかに誰も出て来ないのだから。
デジカメ相手にグダグダしゃべっているシーンが面白く、
逆に夢と回想がごっちゃになって出てくるシーンがウザいです。
そうしたシーンにはほかの人物が出て来るのだけれど、
メインの脱出劇に関わがある訳でもないし、
ひどく断片的で魅力ないです。
ラストを見ると、後日談があってなんだか実際に起きた事件のような振りになっています。
これはその通り実話なんでしょうか?
まさかね、でもまさかと思わせたら成功なんでしょう。
(いえこれ、実話なんです。)
事実との差異は以下の通り
映画の序盤でラルストンが2人のハイカーを秘密の天然プールに案内し、
飛び込む場面があるが、ラルストン本人は
「峡谷には常に危険が潜んでいる(からそのようなことはしていない)」と、
事実ではないと述べている。
だがこのような変更点はあるものの、
残りの部分についてはドキュメンタリーに近いほど正確であるとラルストンは評している。
製作の過程
ダニー・ボイルは4年間にわたってラルストンの遭難映画を作りたがっていた。
当初はドキュメンタリー映画としての製作が予定されたいたが、
ボイルはドラマ仕立てでの映画化を提案した。
ボイルが映画のトリートメントを書き、
そしてサイモン・ボーファイがスクリーンプレイを執筆した。
ボイルは本作を「動かないアクション映画」と説明した。
2009年11月、『ニュース・オブ・ザ・ワールド』は
ボイルがラルストン役にキリアン・マーフィーを希望していると報じた。
2010年1月、ラルストン役はジェームズ・フランコに決定した。
撮影は2010年3月にユタ州で始まった。
撮影にはフィルム用、スチール用、デジタルの3種類のカメラが使われた。
ボイルはダイアログ無しでフィルムの最初部分を撮るつもりだった。
2010年6月17日までには既にポストプロダクションに入っていた。
2010年のテルライド映画祭、トロント国際映画祭で上映された。
2010年10月28日にはロンドン映画祭のクロージング作品として上映された。
アメリカ合衆国では2011年11月5日に限定公開された。
日本では2011年6月に20世紀フォックスとギャガの共同配給で公開された。
テルライド映画祭、トロント国際映画祭では鑑賞中に気を失ったり発作を起こした観客が
数名居たことが報じられた。オランダでもプレス試写中気を失う者が居た。
「127時間」の会見にジェームズ・フランコは
トレードマークのちょっぴり眠たそうな顔を浮かべて登場。
濃いグレーのスーツにノータイという彼にしてはフォーマルなスタイルだが、
席につくや、ぐにゃりと座り込んで、彼なりのカジュアルなポジションを取るのである。
『僕が演じたアーロン・ラルストンは企画の段階から全身全霊を打ち込んで参加し、
それまで、何百回とTV番組や雑誌に出ていたものの、
絶対に公開しなかったテープを僕たちに特別に見せてくれた。
岸壁に挟まって身動きが取れず、もうこのまま死んでしまうかもしれない、
家族のためにビデオで別れを言っておこうという決意のもとで、
自分で撮ったものなのだが、全く自分を哀れんだり、哀しい表情など見せず、
毅然としていてね。
あとで葬式で見せるかもしれないから、
平然としているフリをしたなどと白状してくれたが、
アーロンの落ち着いた動作、沈着な言い回しなどから、
彼の勇気とスポーツマンシップが見てとれる貴重なテープだった。
撮影中もずっと付いていてくれたが、何よりも紳士で、
一つ質問をすると10倍くらいにして返事をしてくるパーフェクショニストでね。
ユーモラスで一匹狼のところも窺えて、非常に参考になったし、
今は親しい友人の間柄になったんだよ』
ジェームズ自身は自然とかハイキングが好きかと聞くと、
『僕がまだ小さい頃、
父が兄と僕を連れてよくヨセミテ国立公園などのキャンプに連れて行ってくれてね。
僕は全く楽しくなく、惨めな気分になって、
今、思い出しても身震いしてしまう根っからの都会っ子だから、
大自然とかはスクリーンで見るだけで充分』
と苦笑いする表情が切なくてボーイッシュ。
『ダニー・ボイル監督は二人のカメラマンを使って、
この二人は終始、平等の立場で撮影を続けて、
僕にとっては初めての経験だったが、
何しろ、ずーっと独りきりでの場面ばかりだっただろう。
この二人がいわば僕の相手役となって、ジョークを交わしたり、グチをこぼしたりしてね。
ものすごく小さなカメラで下にジャイロがついていて、
SR2Kとか呼ばれるシロモノを二人が使いこなしていた。
岩に腕を挟まれ、アーロンが身の力を振り絞って抜き取ろうとするシーンは、
監督が長いテイクにするから、ベストの動きを見せてくれ、
と言い、僕は「ではワンテイクだけにしてください」と頼んで、
約22分間、必死で腕を抜こうとあがいてね。
あとで全身が麻痺し、腕はどす黒く変色して、長い間、動かせなくなったほど…
…
以下はネタバレとなるのでmixi独身映画ファンコミュニティ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=1299114
にて「127時間」の頁をご覧下さい。
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