「カ―ズ2」

「カ―ズ2」映画チラシ■作品基礎データ
「カーズ2」
2011年 アメリカ映画
監督:ジョン・ラセター
共同監督:ブラッド・ルイス 
脚本:ベン・クイーン


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史上最大のワールド・グランプリに挑む、天才レーサーのマックィーンと相棒のメーター。
日本からスタートした世紀の戦いは、さらにイタリア、フランス、イギリスに舞台を移す。
だが、いつしかマックィーンとメーターは、世界支配を企む巨大な陰謀に巻き込まれ、
最強のチームワークを誇る彼らの絆に絶体絶命のピンチが…。
果たして彼らは、クルマたちの未来を奪う陰謀を阻止することができるのか?
いま、彼らの友情が奇跡を起こす!

監督は前作に引き続きジョン・ラセターが手掛け、
『レミーのおいしいレストラン』のプロデューサーで、
『崖の上のポニョ』の英語吹替版の監督も務めたブラッド・ルイスが共同監督を担当。
マックィーンやメーターといったおなじみのキャラクターたちに加えて、
ミステリアスな“スパイ”キャラクターや、
各国に登場する“ご当地”キャラクターも加わり、
限りなく贅沢なアンサンブルが楽しめる。
また、東京、パリ、ロンドンといった有名都市の風土が、
類まれなるユーモアと映像美によって描かれ、
摩訶不思議な世界旅行気分を満喫できることも大きな魅力である。

「カーズ2」見ました。

初日なのだけど、3D字幕版だったので吹き替え版より
席にゆとりがあったみたいです。

ハッキリ言って、前作のキャラクターと世界観を使った全く違う作品です。

スバイ映画のパロディとしては良くできてますが、
あれを擬人化した車達で見せる必然はないです。

強いて言えば、
ボンドでなくて、ボンドカーがスパイをやったら、
こんな風と言うところで「カーズ」と繋がっている。

世界グランプリが舞台になっていて日本やヨーロッパ各国を
転戦して歩くところが魅力です。
CGで作り混まれた各国の風景が美しいです。
緒戦の舞台が東京になっていて、前夜祭の会場シーンで
パフュームの曲が流れている。

東アジアの大都市というと上海辺りの登場が定番だけど、
東京というのは珍しい。

歌舞伎座と大相撲、皇居、お台場が出て来る。
あとウォシュレット…、
あれアメリカ人は何なんだか分かったのでしょうか?

国際空港のシーンでは遠くに見える管制塔がちゃんと
ビック・バードの管制塔に描かれているのに舌を巻きました。
凄い良く取材されている。


スパイ映画のパロディだ、
という書き出しなので、どうしても批判的な感じを持たれてしまう事でしょうが、
何なんだか久しぶりにアクションでワクワクするフィルムを見せて貰いました。

実写映画のアクションがインパクトの追求の余り、
殺伐としたものになって来てしまっているのに、
この作品では冒険活劇の面白さが生きている。

先端を行く3DCG映画が古式ゆかしい冒険活劇の楽しさを思い出さすとは
不思議ではあります。


Perfumeインタビュー
カーズ2の挿入歌で「ポリリズム」が使われている、Perfume。
3人に、カーズの魅力を語っていただきました。



Q:まずは初めてオファーを聞いたときの感想から聞かせてください。

のっち:
最初は、会議でさらっと言われたんです。よく聞いたら、
本編で使われるっていうことで、世界中の人が観る映画の中に
「ポリリズム」が流れることがわかったんです。
いろんな人に「すごいね!」って言われるんですけど、それがどれだけすごいことなのか、
正直まだ実感がわかないんです。

かしゆか:
のっちの言うとおり、すごくさらっとだったから、
どういうことかよくわからなかったんです。
最初は、この映画ができたときの記念パーティーで、
「ポリリズム」が流れたんだって思ってたんですよ(笑)。
でも、「映画のロサンゼルス・プレミアに行きます!」っていうニュースが流れたときに、
ようやく本編で使われていることがわかったんです。

あ~ちゃん:
わたしはディズニー大好きなんで、超~テンションが上がりました! 
わたし、よく映画の予告編である、
観客の方が「この映画に夢をもらいました!」って言うやつにあこがれていたので、
本当にうれしくて。
うちの家族はディズニー一家といわれてきたほどディズニー好きなので、
家族みんながこのニュースに「イエーイ!」って。
海外で初めてポリリズムを聞いてもらえるきっかけがディズニーというのも
すごくうれしいです。

Q:ロサンゼルスでのプレミアに参加されたそうですが、いかがでしたか?

あ~ちゃん:
現地の人に、日本人でハリウッドのレッドカーペットを歩くのは
“ケン・ワタナベ”ぐらいだよ! と言われたんです。
わたしたちなんて出演しているわけでもないので、
みんなで必死に「いやいやいや~~!」って、言っていました(笑)。
わたしたち、「曲が使われましたよ~」って言われて
「そうなんですか! すごい!」、「プレミアありますよ。来てください!」
って言われて「キャー行きまーす!」って感じだったので(笑)。
ほんとにただの幸せな人たちでしたね。

かしゆか:
誰がそこを歩くのかも、どんな会場で、
どんな記者さんがいるのかも知らなかったんです。
だから衣装を決めるのにすごく迷いましたね。
「ドレスとか着たほうがいいのかな?」って思ったけれど、
「Perfumeらしさも出さないと」っていろいろ考えて、
結局いつものわたしたちらしい衣装に決めたんです。
でも最初レッドカーペットだと思っていたのに、現地に行ったら黒くて(笑)。

のっち:
みんなで「赤……じゃないしっ!」って突っ込んじゃったよね(笑)。
有名な人たちもいっぱい来ていたんですけど、
マックィーン役とメーター役の2人は確認しました! 
マックィーン役のオーウェン・ウィルソンさんは、すっごいイケメンで、
メーター役のラリー・ザ・ケイブル・ガイさんは、
役柄とまったく一緒で、超おちゃめな方でしたね。

あ~ちゃん:
メーターの声のまま、「やあ、君たちがPerfumeだね」って言ってくれたときは、
「わあ、メーターが『Perfume』って言った!」って感動しちゃいました。


ジョン・ラセター監督インタビュー

ピクサー創立者の一人。
プロフィール
ジョン・ラセター
●1957年1月12日、アメリカ・カリフォルニア州ハリウッド生まれ。
高校卒業後、ディズニーに入社。
アニメーション部門に在籍中に、ルーカスフィルムのCGチームに入る。
86年、ピクサーの創立に参加。
『トイ・ストーリー』(95)に始まるすべての長編アニメに監督またはプロデューサー
として関わり、世界中で大ヒットさせる。
現在、ウォルト・ディズニー・スタジオと
ピクサー・アニメーション・スタジオの両社で
チーフ・クリエイティブ・オフィサーを務める。
宮崎駿との親交も深く、スタジオジブリ作品のアメリカ公開に尽力。

-ついに映画完成ですが、今回の作品で一番誇りに思っている部分は
どこになりますでしょうか?

ジョン・ラセター(以下J)「カーズ2」にはぼくがとても、
とても誇りに思っているシーンがあるんだ。それは日本の東京が舞台のシーンだよ。
ぼくが世界でもっとも好きな都市のひとつなんだ。
日本に、特に東京に行くのはいつも大好きなんだよ。
そして、ライトニング・マックィーンとメーターが世界中のどこへ行けばいいかを
考え始めた時、一番最初に行きたいと思ったのは日本だったんだ。
日本はとても美しいんだ。
東京の車バージョンをクリエイトするのはすごく楽しかった。
御所や東京現代美術館、歌舞伎座、東京タワーといった東京にある有名なビルを使って、
それらを想像し直したんだ。
ようく見てみたら、それらが車の部品で作られているのがわかるよ。
車のかたちをしたものが使われている。
それらのビルの車バージョンなんだ。
それから、、、夜、東京の町でレースをするのはぼくの夢だったんだ。
それをぼくたちはクリエイトしたわけだよ。最初のレースなんだ。
ライトニング・マックィーンは「ワールド・グランプリ」と呼ばれる、
チャンピオンたちを集めたインターナショナル・レースに招待される。
そして、最初のレースが日本の東京で行われるんだよ。
だから、この映画を、彼らのジャーニーを、日本で始めたかったんだ。

-今回はワールドグランプリということで世界3ヶ国を描かれていますが、
各国を描くのにこだわった部分はありますか?
J:ワールド・グランプリは、3つの国で開催され、3つの違うレースが行われるんだ。
日本では、東京で行われ、それからイタリアに行く。
ポートコーサと呼ばれるイタリアン・リビエラの町にね。
それから、イギリスのロンドンに行くんだ。
この映画の中では、それぞれの町を最大の愛情を持って描いたよ。
なぜなら、ぼく自身がそれぞれの町に行ったことがあるからだよ。
そして、それぞれの町が大好きなんだ。
でも、ぼくが一番好きなところは日本の東京だよ。
だから、そこから(レースを)始めるんだ。
メーターとライトニング・マックィーンが日本に行く
素晴らしいシークエンスがあるんだけど、ぼくが日本でやったお気に入りのことを、
このキャラクターたちにやらせるのはとても楽しかったよ。
歌舞伎座に行ったり、相撲の試合を見たりね。
夜に(東京の)町をただドライブすることがどれほど美しいか。
それに道路沿いにある自動販売機とかね。
とても有名なものを見るのも楽しいけど、
また、日本にあるとてもシンプルな日常的なものを見るのも楽しいんだ。
日本のみなさんは「ああ、そういうものだよ」と、
当然のことに思うに違いないけど、ぼくたちにとってはとても面白かったり、
ユニークだったりするんだよ。だから、そういう両方のものを見るようにしたんだ。
この映画は日本へのぼくのラブレターみたいなものなんだ。

-今、日本についてお話しして下さいましたが、
他に何か日本に向けたメッセージが映画の中にあれば教えて下さいますか?
J:「カーズ2」は、ライトニング・マックィーンとメーターの友情について
描いた作品なんだ。
ここに親友たちがいるんだけど、そのキャラクターの一人、
メーターは、故郷のラジエーター・スプリングスから一度も外に出たことがない。
彼が他の国に行くと、そこに適応しないんだ。
そのことを彼自身は気づかないんだよ。
そして、メーターは彼の友だちにとっては、ある意味恥ずかしいやつなんだ。
そしてマックィーンはあることがきっかけでレースに負けてしまう。
彼ら二人の友情にひびがはいってしまうんだ。
この二人の友だちについてのとてもエモーショナルなストーリーで、
彼らがまた元に戻るというのが描かれるんだよ。
メーターは、人々が彼と一緒に笑っているのではなく、
人々が彼のことを笑っていることを知ることになるんだけど、
それは彼にとってはとても悲しいことなんだ。
マックィーンは、友だちに、旅をしている間、
いつもとは違う振る舞いをするように頼んできた。
でも、それは間違っていたことに気づくんだ。
彼は、素のままの自分の友だちを祝福すべきなんだ。
だから、どんな困難を乗り越えてもあるがままの自分でいること、
というのがテーマなんだよ。

-今回、日本のシーンに日本の楽曲(Perfumeの楽曲)を使用していますが、
この曲を起用した際のエピソードなどはありますでしょうか。

J:ストーリーの中のワールド・グランプリの最初に、
レースをキックオフするための大きなパーティーをやりたかったんだ。
ぼくは、盛大で豪華できらびやかなパーティーに行ったことがあるからね。
それで、東京現代美術館の車バージョンを舞台にそれをやることにしたんだよ。
そして、そのパーティーに「今、東京にいるんだ。日本にいるんだ」
ということがわかるような音楽が欲しかった。
それで、今、出回っている日本のポピュラー音楽をたくさん聞いたんだ。
そして、パフュームというグループの「ポリリズム」という歌に恋してしまったんだよ。
それから、すべてのパフュームの音楽にはまってしまってね。
それらは素晴らしいと思ったんだ。
グループに、彼女たちの歌を映画の中で使わせてもらえないかと訊いたら、
「イエス」と言ってくれた。とても興奮したよ。
それから、日本でその歌がどれほど人気があるかを発見したんだ。
それはグレイトだったよ。でも、ぼくがあの歌に恋してしまったから選んだんだよ。

-今回、本編中にピクサーの次回作のキャラクターや、
今までの作品のキャラクターを、登場させていますか?もしあれば、
何か教えて頂けますか?

それがトリックのひとつなんだ。
それから、もちろん、すべてのピクサー作品に出てきているものがある。
それは、「トイ・ストーリー」のピザ・プラネット・トラックだよ。
彼はすべてのピクサー作品に登場する。
時々、彼はただ行き過ぎるだけだったりする。でも、彼は出てくるんだよ。
彼は、この映画では、どこかでバックグランドに登場するキャラクターなんだ。
さっき言ったように、どこに出てくるかは言わないよ。
見つけるのが楽しみの一部だからね。

-今振返ってみられて、「カーズ2」を作るにあたって最大のチャレンジは何でしたか?
J:「カーズ2」を作るにあたって、最大のチャレンジは、
すごく楽しくて、アクション満載で、
スパイ・スリラーだというストーリーを作ることにあったよ。
そういったものすべてが揃っているけど、そこにはハートがある、
という作品を作るのが大変だった。エモーションがないとね。
なぜなら、それはピクサー映画にとってもっとも重要な部分だからだよ。
この映画を、すごく楽しく、すごくクールな、スパイ映画にしたかった。
でも、ハートのある作品にしたかったんだ。
ストーリーの開発は、、、、とてもチャレンジングな部分だった。
メーターが、人々が彼のことをどう思っているかに気づくという
素晴らしいモーメントは、この映画の中でとてもスペシャルな瞬間だと思うんだ。

-なぜスパイ映画にしたかったんですか?
J:ぼくはスパイ映画が大好きなんだ。
小さな子供だった頃からスパイ映画が大好きなんだよ。
アメリカにはぼくが子供の頃に見ていたTV番組があってね。
ぼくが大好きなTV番組だったんだ。
それは「0011ナポレオン・ソロ」という番組で、それを見て育ったんだよ。
その番組にはクールな車やクールな銃が出てきて、クールだった。
それで、、、ぼくはその番組が大好きだった。
それで、すべてのスパイ映画がぼくは大好きになったんだよ。
ぼくには今5人息子がいてね。ぼくたちはみんなボーン映画が大好きなんだ。
「ボーン・アイデンティティ」「ボーン・スプレマシー」「ボーン・アルティメイタム」
がね。それらを20回見たよ。あの映画がただ大好きなんだ。
だから、ぼくはそういったすべてのスパイ映画にすごくインスパイアーされた。
でも、この映画をスパイ映画のパロディーにはしたくなかった。
スパイ映画だけど、キャラクターは車なんだ。
それで、いい者はとても頭が良くて賢くて、才能豊かで、勇敢なんだ。
そして、悪者は、なぜそういうふうになったか理解できるようにしたかったんだ。
この映画は楽しいんだよ。
悪い連中は、世界の「レモン・カー(欠陥車)」なんだ。
いつも故障してしまう車だよ。決してちゃんと走らない車なんだ。とても評判が悪い。
そして、世界は彼らに背を向けてしまった。
それで、彼らはそのことに恨みを持っているんだよ。
人々に復讐したいんだ。そういった連中を悪者にするのはとても楽しかったよ。
スパイ映画は、世界中に行けるからとても楽しいよ。
世界中のクールな場所を訪れることが出来るからね。
そして、クールなルッキングの映画にする機会を与えてくれるんだ。
それはとても重要だった。
オリジナルの「カーズ」とはまったく違う作品にしたかったからね。
オリジナルの「カーズ」は、アメリカのルート66を舞台にしていた。
そして、もっとゆっくりし、
人生の旅は(それ自体が)恩恵だということを学ぶものだった。
「カーズ2」は、スピードを上げた。とてもテンポが早いんだ。スパイ映画だからね。
ぼくは、すべての映画館にシートベルトをつけたいんだ。
一旦映画が始まったら、止まらないからね。
そういったスタイルでこの映画を作りたかったんだよ。

-また監督に戻るのは楽しかったですか?

J:また監督するのはとても楽しかったよ。ぼくには二つの大きな仕事がある。
ぼくは、ピクサー・アニメーション・スタジオと
ディズニー・アニメーションのチーフ・クリエイティブ・オフィサーなんだ。
そこで作られているすべての映画を見ている。
でも、それに監督することも出来た。それは大好きなんだ。
チーフ・クリエイティブ・オフィサーをしていると、
すべての監督やプロデューサーやクリエイティブのトップの人たちと一緒に仕事をする。
監督をしていると、アニメーション、照明、モデリング、
アートをやっているすべてのアーティストと一緒に仕事をすることが出来るんだ。
映画を作っている本物のアーティストたちと仕事が出来るのはすごく楽しいよ。
それはぼくがすごく大切にしていることなんだ。
そして、ぼくはコラボレーションするのが大好きだよ。
スタジオのすべての人たちからアイディアをもらうのが大好きなんだ。

-ピクサーは25周年を迎えます。
ピクサーはすごい成功を収めてきていますが、
あなたにとってのチャレンジは何でしたか?

J:「カーズ2」が今年公開されることに興奮しているよ。
なぜならピクサーの25周年だからね。すごく早く過ぎたように思えるよ。
25年も経ったなんて信じられないね。
ぼくたちは、今作っている映画が大好きなんだ。
ぼくたちはもっとも重要なことにフォーカスするようにしている。
それは、素晴らしいストーリーを語り、素晴らしい映画を作るということだよ。

ピクサーでは、ぼくたちみんながそのことにフォーカスしている。
どの映画も作るのは大変だよ。そして、ぼくたちはとても一生懸命働かないといけない。
世界中の観客のために、素晴らしい作品にしたいんだ。
で、ある日「ちょっと待って。今年は25周年なんだ」と気づいたんだよ。
可笑しいよね。今年は25周年なんだ!って。それは忍びよってきたんだ。
少し驚かされたよ。
なぜなら、ぼくたちはみんな素晴らしい映画を作ることにフォーカスしていたからね。
でも、振り返ってみて、ぼくたちはとてもとても誇りに思う。
「カーズ2」は、ぼくたちが作った12本目の長編映画なんだ。
これまでのすべての作品をとてもとても誇りに思っているよ。

-ピクサーの未来はどのようになるのでしょうか?
J:ピクサーの未来にとても興奮しているよ。
たくさん製作中の作品があるからね。次の2作品はとてもエキサイティングだよ。
来年、「メリダとおそろしの森」というタイトルの映画を公開するんだ。
その作品には、たくさんピクサーにとって初めてのことがある。
ピクサーで初めて、女性が主役なんだ。メリダというプリンセスがね。
また、ピクサーの初めてのフェアリーテールなんだ。
でも、典型的なプリンセス映画じゃない。典型的なフェアリーテールじゃない。
とても素晴らしいんだよ。とても並外れているんだ。
そして、ピクサーの初めての時代ものなんだ。
中世のスコットランドが舞台だよ。
それをコンピューター・アニメーションでやるのは、ものすごくチャレンジングなんだ。
コンピューターは、クリーンで、パーフェクトで、幾何学的なものが好きなんだけど、
中世のスコットランドというのはそういうものからほど遠いからね。
美しい石や森、ヘザー(ユーラシア産の常緑低木)、丘とかね。
ファンタスティックなんだ。
たくさんアーチェリーや剣術が出てきて、、、たくさんアクションシーンがある。
素晴らしいストーリーがある。だから、とても興奮しているよ。
その次は「モンスターズ・インク」の続編が公開される。
それにもとても興奮しているよ。
これは、オリジナル映画の前に起きたことなんだ。
サリーとマイク・ワゾウスキーがどのようにして出会うかというものなんだ。
彼らは大学で会うんだよ。
だから「モンスターズ・ユニバーシティー」というタイトルなんだ。
二人がどのように出会うかについてのカレッジ映画で、とても出来が良くて、
とても可笑しいんだよ。

-とても楽しそうですね。出来上がりが待ちきれないです。

J:そうなんだ。すごく楽しいよ。ドウモアリガトウ。

この『カーズ2』がなぜ注目なのかというと、
ピクサーの“顔”ともいえるジョン・ラセターが5年ぶりに監督の座に戻ったからだ。
ディズニーとピクサー、両社のアニメをすべて監修する多忙なラセターだが、
久々の監督を心から楽しんだよう。
日本も舞台となる『カーズ2』には、
親日家として知られる彼ならではのネタも詰め込まれており、
満面の笑みをたたえながらインタビューに応じてくれた。

――監督を務めるのは、前作の『カーズ』以来です。
やはりこの作品には特別な思い入れがあるのですか?
ピクサーの作品はどれも僕のかわいいベイビーだけど、『カーズ』は特別かもしれない。
だって僕はクルマが大好きなんだよ。
僕の父はシヴォレーのディーラーショップで働いていたから、
子どもの頃から週末や夏休みには仕事を手伝ってたし、
今でも僕は数台のヴィンテージ・カーを持っている。
もし僕が美しい妻と結婚してなかったら、
今頃ワンルームのアパートに住んで、
残りのお金をクルマ専用の倉庫に注ぎ込んでいたかもしれない(笑)。
仕事以外では、5人の子どもたちとドライブするのが何よりの楽しみだよ。

――今回は世界各地の風景がクルマ用に変換されていて、
次から次へとユニークなネタが出てきます。作る側としても楽しかったのでは?
世界中の人々が旅行するみたいに、クルマが各国を訪れたらどうなるだろう、
というのが続編の発端さ。
各国の有名スポットをクルマ用に変換する作業を、
僕らは「カーラファイ(クルマ仕様にする)」と呼んで、楽しみながら映像化していったよ。
たまたま選んだ場所がどこもクルマ王国だったので、
ご当地ならではのクルマキャラクターを考案することができた。
イタリアのレースは、有名なモンテカルロをリサーチして再現したし、
パリやロンドンの交通事情も参考にした。
もう、楽しくて、楽しくて、最後のアニメーションが完成したときは、
遊園地で親から「もう帰るよ」と言われた子どもの気分だった(笑)

――とくに日本のシーンは、日本人のわれわれが観ても楽しめます。
僕は日本が大好きで、毎回、来日するたびにサプライズを体験している。
前回の来日時には武蔵川部屋で相撲の稽古を見学させてもらった。
とても貴重な経験だったので、
そこでの力士の動きを「スモウ・カー」として再現してみた。
タイヤを腕に見立てて相手と戦うんだ。
あとは六本木の国立新美術館や歌舞伎座、京都の御所、
迷路のような下町の裏通りなんかを“カーラファイ”していったよ。

――人気キャラのメーターが、トイレのような個室でオイル交換するシーンは笑えますね。
あれも僕の実体験がヒントになっている。
初めて東京のホテルで「ウォシュレット」を使った僕は、
日本語の表示が読めないので、適当にスイッチを押してみた。
そうしたらピューッと温水が噴き出してきたものだから、
思わず大声を上げてしまったんだ。
最初は驚いたけど、それ以来、ウォシュレットの大ファンになり、
今では家じゅうのトイレにウォシュレットを取り付けているよ。
ときどき慣れないお客さんが、僕と同じように絶叫するのを楽しんでる(笑)

――それにしてもピクサー、ディズニー両スタジオを管轄しながら、
よく監督する時間がありましたね。
iPadのおかげなんだ。スタッフが僕専用のアプリを制作してくれて、
たとえば家からピクサーへ通勤する1時間の車内で、さまざまな映像をチェックして、
その場で音声のメールで各担当者にフィードバックできるようになった。
スタジオでは3時間くらいかかるチェック作業が1時間で終わるんだよ。

――『カーズ』のメインキャラであるマックィーンとメーターは、
あなたの分身なのですか?
そうかもしれない。ときどき僕はマックィーンと同じ感情になるんだ。
たとえばレッドカーペットのように派手な場に出たりして忙しすぎると感じたら、
スローダウンするようにしている。
そしてメーターとは“成長した子ども”って部分が似ているね。
どこへ行くにも僕はジーンズとアロハ。
メーターのように自分らしくいることの大切さを学んだ結果だよ。



以下はネタバレとなるのでmixi独身映画ファンコミュニティ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=1299114
にて「カーズ2」の頁をご覧下さい。



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