「コンフィデンス」DVD脚本レビュー
★映画基礎データー★「コンフィデンス」 2002年 アメリカ映画 監督 ジェームズ・フォーリー 出演:エドワード・バーンズ ダスティン・ホフマン レイチェル・ワイズ アンディ・ガルシア |
ジェイク(エドワード・バーンズ「プライベート・ライアン」)は
後頭部に銃を突きつけられ、懺悔を強要されていた。
なぜ、こんなことになったのか。
ジェイクは 観念 したように語り始める―。
それは完璧な詐欺のはずだった。
ジェイクは儲け話をエサにライオネルという
男を 罠にかけた。
しかし喜びも束の間、仲間のアルが死体で発見される。
ライオネルから奪 った金は暗黒街を牛耳る大物、キング(ダスティン・ホフマン)の持ち物だったのだ
。
ジェイクはキングのもとに赴いて商談を持ちかけた。
彼らがかすめ取った金額を上回る巨額の詐欺プランを実行することで
手打ちにしようというものだった。
話に乗ったキングはマフィアと関係のある、モーガン・プライスの銀行から
500万ドルを騙し取ることを命じると同時に、
彼らの見張り役に自分の手下ルーパスをチームに加えることを要求する。
断ることのできないジェイクは、
女スリのリリー(レイチェル・ワイズ「ハムナプトラ」シリーズ)をスカウトし
て
プ ランを立て始めた。
だが、ジェイクを追ってFBI捜査官ビュターン(アンディ・ガルシア)がLAに現れ
た。
彼はジェイクの仲間を脅して、ジェイク逮捕の計画を練る。
動揺するジェイク。
しかし、計画を中止することはできない。
リリーとルーパスの思惑も分からないまま、
ジェイクはプランを決行する。
果たして最後に笑うのは誰…?
『摩天楼を夢みて』のジェームズ・フォーリー監督が描くコン(詐欺)・ムービー「コンフィデンス」です。
メーリングリストのオフ会でみんなで見にいったんですが、
同時期公開の「ゼブラーマン」の方が面白かったかも、です。苦笑。
制作年度は2002年ですが、公開は今年。1年はオクラになっていた?
劇場ではパンフレットの販売も無く、プレスシートを一部三百円で売ってました
。
配給会社も露骨に手を抜いています。
脚本がなんだか盛り上がらないですね。
悪漢小説+詐欺ムービー というジャンルです。
「ペーパームーン」のような父娘モノでもないし、
「スティング」のような復讐 モノ でもない。
良心の呵責とは無縁の悪人同士が戦うというのは、
ジャンルとしては面白そうな ので すが、
実際にはつまらない人達が、金の奪い合いをやってるだけで、
全然面白く無かったです。
これは悪漢詐欺ドラマというサブジャンルがまずいのか、
この映画の脚本だけがまずいのか、ちょっと判断つきかねます。
エドワード・バーンズ扮するジェイクという男はスタイリッシュですが、
どこに感情移入したら良いのか、取っ掛かりが掴めません。
本人のモノローグが多く、自称「天才詐欺師」なのですが、
天才を自称する奴で本物の天才がいたためしがない。笑
クールでニヒルな雰囲気を漂わせているが、
タフで友情に厚い、
といった設定なのでしょうが、 その設定以上の膨らみが感じられません。
ダスティン・ホフマンは悪役づらになるため不精髭を生やして、
何か絶えず口の中でくちゃくちゃ噛んでいますが、汚らしいだけでね。
一番大物の悪玉なのですが、それだけに出番が少なく、ゲスト出演です。
レイチェル・ワイズは容姿がもともと濃い目にもかかわらず、
濃い目の役を演ず るの は 初めてではないでしょうか?
似合ってはいますが、結局、
はすっぱな女という以上の人物ではないので、
魅力的ではありません。
アンディ・ガルシアは、
最後にメガネを取るところまで彼だとは気が付きませんでし
た。
ちょっと損をしたなぁ。
それと舞台がどこの都市でしたっけかね?
大都会というだけで特徴が無いです。
無くてもいいのだけれども、 その分ストーリーが面白くないとね。
それでいうと「ミニミニ大作戦」はロケも工夫されてました。
“先の読めない”ストーリーがウリになっていたようですが、
ジェイクが死体になって路上に転がっているところと、
ジェイクがリリーとルーパスに銃を付きつけられているところが2重回想になっ
てい て、
2重回想である事を演出上伏せてあるので、
ストーリーの全体構造が映画を見つづける過程で判り難いというだけです。
つまらないミステリードラマはキャストで犯人がばれてしまいますが、
この作品も 映画が終わってみれば、キャストどおりの内容で意外性がありませんでした。
メインキャスト4人は誰がホン星でも良かった筈ですが、
そういうひっくり返しは無かったです。
4人はそれなりにきちんと芝居をしていましたので、
人物を絞って、この4人を人間的にドラマチックに葛藤させるべきでした。
ジェイクの手下とか、脇役の頭数が多くて邪魔です。
キャストをこのままにして、脚本と演出を立てなおせば
ぐっと面白くなったでしょう。
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