「ディナーラッシュ」

★映画基礎データー★
「ディナーラッシュ」
2001年アメリカ映画
公式サイト http://www.cinemaparisien.com/dinner_rush/

監督:ボブ・ジラルディ
脚本:リック・ショーネーシー ブライアン・カラタ
出演:エドアルド・バレリーニ カーク・アセヴェド

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ニューヨークの流行レストランを舞台にしたコメディ&グルメ&ギャング映画です。
長さが99分の映画と聞いて、思ったより短いなと思いました。
感覚的には結構長い印象だったもので。
「ディナーラッシュ」とは読んで字のごとく、飲食店の夕食の混雑時間の事です。
ニューヨークのトライベッカにあるイタリア料理店「ジジーノ」の夜の大混雑時間が舞台です。

昼間のエピソードがほんのちょびっと、それと店のオーナー、ルイス(ダニー・アイエロ「カイロの紫のバラ」)の
パートナー・エンリコの娘ナタリー(ポリー・ドレイパー)のアパートが出てくる以外は、
夜の「ジジーノ」の店内と店の周辺だけしか出てこず、
有名人の料理評論家からマフィアまであらゆる人物が店にやってくる典型的な「グランドホテル形式」ドラマです。
それにしても騒々しい店だこと。

登場人物はたいてい濃い目のイタリアン系あるいはカラードで、大酒をのみ、ひたすら食い、
やたらとくっちゃべり、エッチから銃撃戦までなんでもありで、見ててかなり疲れます。(笑)

アンサンブルの豊富さがウリになって、舞台が限定されている分、ドラマに深みはありません。

ニューヨーカーの風俗の切り取り方がお洒落で、若手の男優エドアルド・バレリーニ(ウード役)、
カーク・アセヴェド(ダンカン役)ら“イケメン“厨房方も女性映画ファンには”目の保養“です。

おやじさんのルイスがやっていた伝統的なイタリア料理のトラットリアを息子のウードが
はやりの“ヌーヴェル・キュイジーヌ”に変えてしまって、お客は大入りだけど、
親子の仲は暗雲立ち込めてるというのが面白いです。

ルイスはイタリア家庭料理のミートボールなんぞがどわい好きなのですが、
ウードときた日には女性料理評論家とよろしくやって、しっかり自分と店を売り込んでいる。

ルイスには、息子のこうゆう小賢しいところも嫌なのですね。

副シェフのダンカンはギャンブル狂いのしょうもない奴なのですが、ソーセージ料理なんかが上手くて、
ルイスのお気に入りです。
ウードはトサカにきて、「厨房でソーセージなんて焼くなっ」と怒鳴っている。

料理評論家氏には、油を使わず、見た目の盛り合わせで目一杯飾り立てたシーフード料理を出してます。
「綺麗ね、食べるのが惜しいほど」などと言わせて。

親子の対立やギャンブルのつけを口実にマフィアのカーメン(マイク・マッグローン)達が店に現れ、
レストランの乗っ取りを計画し、話はさらにややこしいことになります。

“意外な結末”もウリになってるようで、私は大いに期待していたのですが、
期待しすぎて拍子抜けしました。
小技が効いているということですので、
何も知らないでポンと見たほうが楽しかったんだろうなと、ちょびっと悔やんでます。

余談ですが、シネスイッチで出していた映画パンフレットがとっても洒落てます。

銀一色なんですが、凹凸の刻み込まれた特殊印刷で皿とナイフとフォークが刻み込まれています。
あらすじや配役のほかに、映画に登場する料理を写真入で再現していてレシピがついてます。
素人に作れるかどうかは疑問ですが、面白い試みです。


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