「フレフレ少女」

「フレフレ少女」映画チラシ■作品基礎データ
「フレフレ少女」
2008年 日本映画
監督:渡辺謙作
脚本:橋本裕志 
出演:新垣結衣

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櫻木高校2年の百山桃子(新垣結衣)は、
現実の恋よりも小説の中の恋に夢中な文学少女だった。

読書しながら下校する桃子の脳天を、
野球部のエース・大嶋が放った暴投が直撃!!
優しく介抱してくれた大嶋に運命の一目惚れをしてしまうのだった!
恋文を書いて気持ちを伝えようとする桃子。
しかし、学内のヒーローだけにライバルは多い。

その時、ためらう彼女の耳に、校舎の屋上から絶叫が聞こえてきた。
「我々は~、どんな困難にも諦めず立ち向かわねばならない~っ!」
それは、応援団たったひとりの団員・龍太郎(永山絢斗)が
叫ぶ団の訓示だった。
桃子はその天の声に従い、大嶋への想いを貫くことを決意する。
大嶋を見守るため応援団に入部した桃子は、
龍太郎から最低5人はいないと団が廃部になることを告げられ、
団員探しに奔走する。
やっとのことで集まったのは、
金髪でパンク好きの元吹奏楽部員・譲二(柄本時生)、
音痴な元合唱部員・晃(染谷将太)、
モテたくて入団した元ウエイトリフティング部員・泰平(斎藤嘉樹)。
翌日行われる野球部の試合に向け、
ギリギリ5人の団員がそろったところで、龍太郎はこう提案する。
「みんなが入団したのも百山のおかげだし......団長は百山で!」
桃子は、満場一致で団長に任命されてしまった。

試合当日、気合を入れて目一杯オシャレをしてきた桃子。
しかし、当の応援は散々なもので、強豪・不知火学園を相手に
大嶋が好投を見せるも、あまりにヒドイ応援に足を引っ張られ、
櫻木高校野球部は惨敗する。
「サイテーの応援団」のレッテルまで貼られ、
責任を感じてふさぎこむ桃子と龍太郎。
さらに、彼らの耳に飛び込んできたのはなんとエース・大嶋の
不知火学園への転校の知らせだった......。
すっかりやる気を失くした桃子たちのもとに、
突如現われた不審なオヤジ──第23代応援団長・柳原源蔵(内藤剛志)。
彼は、不知火学園の打倒と応援団を立て直すため、
櫻木高校応援団伝統のゴールデンウィーク合宿の話を桃子たちに持ちかける。
「でも、あの......」
「よーし、決まりだ!みんなで、レッツエンジョイ!」
軽い気持ちで合宿へ向かった彼らを待ち構えていたのは、
コワモテの中年男4人と鬼の形相を見せる柳原。
伝説の応援団OBとして知られる彼らは、
不甲斐ない桃子たちを一から鍛え直し、
耐えて忍ぶ"押忍"の精神を叩き込もうとしていたのだ! 
つらく厳しい猛特訓に弱音をあげ、脱走を試みる団員たち。
しかし、彼らは次第に柳原たちの熱い想いを感じ、
合宿最終日に行う、
大団旗をかかげ険しい山道を練り歩く"団旗行軍(だんきこうぐん)"を、
5人で協力して達成する。
桃子たちは、その時、自分たちの中で何かが変わっていっていることを発見する。
学校生活に戻った桃子は、常に学ランに身を包み、
団員たちとともに応援の精神を校内に広めようと努力する。
しかし、応援団のことを冷ややかに見る野球部員や生徒たちからは、
なかなか相手にされなかった......。
「想いが通じれば奇跡は起きる──」
そんな気持ちを胸に、団長として毅然とふるまう桃子。
遂に、甲子園予選が始まる! 果たして、
桃子団長率いる"へなちょこ応援団"の想いは奇跡を起こすことができるのか?
そして、桃子の恋の行方は......!?

2007年『恋空』でブルーリボン賞新人賞など数多くの映画賞を受賞し、
幅広い世代から支持を受けている新垣結衣の新作主演映画です。
監督は『ラブドガン』、『となり町戦争』の渡辺謙作。
脚本は、TVドラマ「ウォーターボーイズ」シリーズの橋本裕志。


がっきーの「恋空」以来の新作ですが、
試写会は土曜の夕方、場所は新宿駅の目の前という
来客者に媚びうるような好条件の試写会でした。
劇場で見たときの予告編の出来があんまりで、凄いへタレ映画に見えました。
映画の出来は思ったよりまともで、
それなりに楽しかったです。

ただ、がっきーの学ラン姿の応援団長、という以外、
売れっ子の共演者がいるわけでなし、
ベストセラー原作の映画化というでなし、
海外ロケや凄い特撮、アクションやCGがあるでなし、
宣伝材料がまるっきりないので、
制作のテレビ朝日も
相当危機感をもってこんな試写会になったのだろうと思いますね。

作り手はむしろ直球勝負の青春賛歌を作りたかったんだろうと思います。
けれど、
「スウィング・ガール」「フラガール」のように
自分が努力して自分の夢を自分で掴む、
というんでなく、
人のためにフレフレと声をからして応援する、
というねじれ現象がドラマの前提なので、
嫌でも変化球勝負の作品になってる。

「ウォーターボーイ」の竹中直人のような
“謎のコーチ”がこの作品にはいない。
内藤剛志が竹中直人のポジションなんだけど、
遙にふつーの人です。
OB会がぞろっと出てきて主人公達へなちょこを
しごくのだけど、
特訓のクライマックスの来る前に、
彼らが普通の妻子持ちであるという底を割ってしまうのが、
脚本的整合性はあるんだろうけど、
凡庸でつまんないです。
テレビじゃないんだぞ。私達は映画が見たいんだ。


映画のどこがひねってるって、
応援すべき自分の学校の野球部とは犬猿の仲で、
ライバル学校のエースにがっきーが恋焦がれているってのが、
えらい皮肉。

応援団がなんで、体鍛えなきゃなんないのか矛盾があるんだけど、
応援団って、そういう“硬派の自己矛盾”をはじめから
抱え込んだ存在なんだということが、
青春ドラマである以前の大きなテーマのように見えることが
不思議で面白いです。
すくなくともこれは「嗚呼、花の応援団」とは別の世界なんだな。

がっきーが「念力―っ」て叫んで、かめかめ波みたいなポーズを取ると、
ヒットがフライになって、野手のグローブの手に落下する馬鹿馬鹿しさが、
割と好きなシーンですね。変に深刻になってテーマを語っちゃう場面より。

それとやっぱり応援歌かな、
スタンドで全校スクラム組んで、やんやと応援歌を歌い叫ぶ、
で、グラウンドでは怒涛の死闘が…。
「うた魂」で“合唱は良いっ”と書きましたが、
これも一緒で、
途中のドラマ的な鬱屈をクライマックスの応援合戦で
吹き飛ばしてくれる。

そのあと、甲子園に進んだ時だけに歌うことになっている
「満開の花」をOBらと共に滂沱と涙して歌い、
応援団創設以来の悲願を果たしてフィナーレというのが、
やっぱり泣かせますね。
勝利の喜びを友と分かち合う、というのはやっぱり素晴らしいな。

おやおや、悪口書くつもりで結構褒めちゃった。
まあ、深刻にならずに見ると良いですよ、この映画は。

がっきーのインタビューを再録します。
Q:学ランがとてもお似合いです。実際に着た感想はいかがですか?
「学ラン……。うーん、似合うんですよ(笑)。
学ランは以前にも撮影で着たことがあったので抵抗はなかったんですが、
そのときは不良テイストの学ランだったので(笑)、
長ランっていうのは初めてでした。
着物を着るのと一緒で、気合いが入るというか、背筋が伸びる感じがありました。
気が引き締まりますね」
Q:映画をご覧になっていかがでしたか?
「撮影中は、そのシーンがどんな風になるのかが自分ではわからなくて、
出来上がりを観て「あっ、こういうことだったのか!」
と納得できる部分がたくさんありました。
特に印象に残っているシーンは、
一番の見せ場のシーンでわたしが演じた桃子たちの思いが通じるところが
気持ち良かったです。桃子が言っているセリフを信じたくなると思いました。」
Q:新垣さんから観た、この映画の見どころはどこでしょうか?
「全体の気合いですね。
桃子の気持ちがみんなに伝わり始めてから物語が進むという気持ち良さがあるので、
それは観ていただくと伝わると思います。」
Q:応援する演技について、大変だったことは何でしょうか?
「ほかの人たちは撮影に入る2か月ぐらい前から練習していたらしいんですが、
わたしはこの映画の撮影に入ってからでないと練習ができなかったので、
とにかく大変でした。あそこまで大きい声を出すことはあまりないので、
もうとにかくほとんど体力勝負でした。」
Q:大声を出すと声質が変わってしまいそうですが、心配ではなかったですか?
「応援団独特の声の出し方があるんです。女子の声帯とは違うので、
どちらかというと声帯を傷めないようにするレッスンをしました。
実際に声が潰れちゃっている男の子もいて、
それだけはないように練習しました(笑)。」
Q:練習は大変でも、撮影現場は楽しかったのでしょうか?
「お芝居をしている最中は難しいことの方が多かったんですけど、
共演者のみんなと一緒にいるときは楽しかったですね。
共演の男の子たちは(永山)絢斗君以外みんな年下で、
気を遣われるんじゃないかと思っていたんですが、
わたしの方から「じゃあ行こう!」っていう感じだったので、
そんなに違和感みたいなものはありませんでした。
実際は…

以下はネタバレとなるのでmixi独身映画ファンコミュニティ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=1299114
にて『フレフレ少女』の頁をご覧下さい。



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