「誰にでも秘密はある」映画製作裏話
★映画基礎データー★「誰にでも秘密はある」 2004年 韓国映画 監督 チャン・ヒョンス 脚本 キム・ヨンチャン 出演 チェ・ジウ イ・ビョンホン |
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女子大生だがジャズシンガーとしてクラブで歌っているハン・ミヨン(キム・ヒョジン)は、
歌いながら観客の中に理想の男性がいないか探していた。
ある日、画廊のオーナーである美青年・スヒョン(イ・ビョンホン「JSA」)を客席に見つけ、
猛烈なアタックをしかける。
長女のジニョン(チュ・サンミ『気まぐれな唇』)は倦怠期の夫との間に7歳の子を持つ人妻、
次女のソニョン(チェ・ジウ「冬のソナタ」)は27歳にして恋愛経験がなく、
三女のミヨン(キム・ヒョジン『千年湖』)は刺激的な愛を求める女子大生。
姉妹はいずれもスヒョンに好意を抱き、
スヒョンもまた三人それぞれに愛を囁きます。
やがて母親のバースディ・パーティに招待されたスヒョンは、
ミヨンのプロポーズに応じるのですが、
それはまだ騒動の発端に過ぎなかったのです。
「誰にでも秘密はある」は韓流2大スターである「冬のソナタ」のチェ・ジウと
「美しき日々」のイ・ビョンホンが共演したラブコメディです。
美しい3人姉妹とイ・ビョンホン演じる謎の青年の入り乱れた恋愛関係を
チャン・ヒョンス監督がポップに描いています。
あまり宣伝では触れられていませんが、
ケイト・ハドソン主演のイギリス映画のリメイクだそうです。
映画の掲示板でこの作品くらい評価の割れた作品も珍しいです。
好きな人は「お洒落でポップ」と誉めそやし、
嫌いな人は「観た自分がバカにされているような感じ」
「女性を見下している。許せない」
「しょーもない尻軽姉妹の話」とこき下ろし、
チェ・ジウとイ・ビョンホンのファンの意見も
分裂していて
「もっと作品を選んでほしい」
「自分を大切にしてほしい」
と泣いて訴えてる人もいれば、
「素敵っ」「新しい役柄の開拓に成功してます」
と絶賛する人もありで、大変です。
私ですか? 結構面白く見ました。
どうしてこう極端に意見が分かれたのかは予測が付きます。
一因はCMや予告編と映画の内容の落差です。
宣伝ではロマンチック・コメディのようにアピールされていますが、
実際にはドタバタ・エロネタ・コメディです。
これは恋愛映画でさえないですね。
むらむら女の発情お笑い映画です。
「ラブ・アクチュアリー」のような上品で知的ウィットに富んだコメディを
想像して見ると痛い目に会いますので要注意。
少なくとも「ブリジット・ジョーンズの日記」…、
むしろ「メリーに首ったけ」とか、そっち方向なんだろうな。
お下劣に笑いのめす、ということでは韓国映画で過去に見たことの無い
(私がたまたま知らないだけかもしれませんが)
パターンでしたので私としては意外性もあって面白かったです。
日本では鳴り物入りの劇場公開でしたが、
韓国では評判も興行成績も芳しくなかったようです。
やはりお国柄で、若く綺麗な女優たちがセックス・ネタで、
公衆の笑いを取るというのは世間一般に国辱的に映ったのではないでしょうか。
余談ですが、イ・ビョンホンにドレス姿の三女優が絡みつく例のポスターも、
“地下鉄構内など公共での公開には不適切”として
韓国国内でなかなか許可が下りず、トリミングなどが繰り返され
数回の改訂を経てようやくポスターが出来たそうです。
日本公開版は
韓国版とはラストが異なるそうです。
韓国国内の不評に恐れをなした監督が
インターナショナル・バージョンをひねり出したのかもしれないです。
日本公開版では、ラストで突如「実はファンタジーでした」というオチになっており、
これは脚本的には夢オチに近い反則技です。
唐突で細部の辻褄が合いませんので、
見た人の中には混乱する人もいて、
意味不明のラスト、と映画の掲示板の書き込みもありました。
韓国版ではもっとシリアスな内容とも思われますが
実証はそちらを見るしかなさそうです。
でもよく知られている俳優、女優だったからこそ落差の激しさに
笑えた、ということは確かに言えそうです。
無名の役者だったらここまで笑えたのかどうだったか疑問は残りますね。
キム・ヒョジンは特訓のかいもあって、見事な歌声を披露してます。
映画公開後、歌手としても歌ったようです。
一応、ねたバレ改行しておきます。
ドラマは三女と画廊の青年から始まって、
次女、長女と同じ時間を行ったり来たりする構成です。
次女に向かってしゃべったように見えるセリフが、
実は車の陰に身を伏せている長女に向かって投げつけられるセリフだったりと、
かっこいい部分もありますが、
やはり後ろへ行くほど慌しく、
特に長女が三女の結婚式の日にファックするのはダサいです。
全裸のイ・ビョンホンがベットで歯を食いしばって笑いを堪えてます。
アダルトビデオで勉強したチェ・ジウが舌技で背中を攻めているのですが、
これぢゃくすぐり攻めですね。
一回戦を終わった後で、
やおらもう一度、チェ・ジウが布団に潜り込んで再び男性自身の愛撫にかかろうとすると、
イ・ビョンホンが慌てて「毎回しなくていいんだよ」と止めてます。
劇場では男より連れの女性客の方が笑ってましたね。
笑いのレベルというのはこのあたりまでオチてます。