「アイ・アム・レジェンド」

映画チラシ「アイ・アム・レジェンド」■作品基礎データ
「アイ・アム・レジェンド」
2007年 アメリカ映画
監督:フランシス・ローレンス
原作:リチャード・マシスン
脚本:マーク・プロトセヴィッチ アキヴァ・ゴールズマン
出演:ウィル・スミス
               

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「コンスタンティン」の監督フランシス・ローレンスの新作だと劇場まで来て知って、
俄然気合が入りました。
冒頭、無人と化したマンハッタンを、
愛犬サムとともに食料を求め狩りをするシーンは、
ライブやCGを取り混ぜたものとわかっていても圧巻でした。
実際、アップの場面は街を交通封鎖してロケーションしたもので、
テレビの情報番組でその様子を紹介しています。
道の片側が無人で、反対側はスタッフに野次馬で
(ウィル・スミスは「野次馬が五千人っ」とのたまっていましたが)
ごった返していて、笑えるといえば笑えましたが。

原作のリチャード・マシスンは
1926年生まれで八十歳を越える今でも現役の
SF、ミステリー作家にして脚本家で、
新旧「世にも不思議なアメージング・ストーリー」
テレビに劇場版「トワイライトゾーン」、「ジョーズ3」、
オカルト映画で今でもカルトムービーのひとつに数えられる「ヘルハウス」、
チャールズ・ブロンソンをスターにした「夜の訪問者」、
スピルバーグのデビュー作の「激突!」の原作と脚本の両方を手がけています。
(メイキング情報によると、スピルバーグは「ET」の脚本にも参加を呼びかけたとか)。
原作「アイ・アム・レジェンド」は彼の64年のSF作家としてのデビュー作で、
「地球最後の男」というタイトルで映画化されています。
2度目の映画化が71年の「地球最後の男 オメガマン」で、
チャールトン・ヘストン主演ですね。
68年からはじまる「猿の惑星」シリーズや73年の「ソイレント・グリーン」の間に
挟まる、チャールトン・ヘストン世紀末映画3部作のひとつです。

「アイ・アム・レジェンド」で
マネキンに声を掛ける話は、のちの罠に落ちる伏線ですが、
この「地球最後の男 オメガマン」へのオマージュでもあります。
オメガマンのヒロインはマネキンに化けていて、主人公の前に姿を見せているのですから。
私は一作目の「地球最後の男」は見ていませんが、
映画の掲示板では「あれは『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』の元ネタだろー」
というんで盛り上がっていますね。
一作目でも、敵のダークシーカーは吸血鬼として描かれており、
主人公は昼間、杭打ちに出歩いている。
それが映像(映画)になった時に、夜現れるダーク・シーカーたちは群れをなして、
ゾンビのごとくのろのろよたよたと徘徊するような感じで描かれているようです。
時代はベトナム戦争の真っ最中で、
ロメロがゾンビにベトコンの姿を重ね合わせていたと言われるようですけど、
小説「アイ・アム・レジェンド」映画「地球最後の男」が
当時のアメリカの外敵恐怖症、→“われ以外、皆敵”な世相を
初期のゾンビ・シリーズと共有していることは間違いなさそうです。

チャールトン・ヘストンの2作目「地球最後の男 オメガマン」はアクション主体の話で、
その後、チャールトン・ヘストン自身も
74年「大地震」「エアポート75」76年「パニック・イン・スタジアム」で
同じ世紀末モノでもパニック映画のヒーローを勤めるようになって行き、
世紀末モノでも暗さが無くなって行きます。

映画「アイ・アム・レジェンド」は、
ストーリー的には突っ込みどころ満載ですが、
それでも主人公ロバート・ネビルの孤独な心情を
愛犬サムとのやりとりで見せてなかなか泣かせます。
3度目のリメイクの話はかなり以前からハリウッドにあったようで、
ウィル・スミスも「10年前から(リメイク)脚本があった」と
インタビューで答えています。
当初はシュワルツェネガー主演で企画されていたようです。
シュワちゃんが政界に行ってしまいお流れになったのでしょうが、
実現していたらもっとマッチョな作品になったことでしょう。
(バットマン・シリーズでシュワちゃんは悪役の科学者をやってますので、
適役かどうかは兎も角、必ずしも無理なキャスティングではなかったのでしょう。)

あの犬は雄犬とばかり思っていましたが、
最後に「サマンサ」と呼びかけていたので雌だったわけで、
アナ(アリーシー・ブラガ)が現れるまでの間、
立派に“ヒロイン”を…

以下はネタバレとなるのでmixi独身映画ファンコミュニティ
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にて「アイ・アム・レジェンド」の頁をご覧下さい。


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