「マッハ!弐」
■作品基礎データ 「マッハ!弐」 2008年 タイ映画 原題: ONG BAK 2 監督主演:トニー・ジャー 脚本:エック・イエムチーン |
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アユタヤ王国による侵略が進むタイ。
東の王国では家臣ラーチャセーナによるクーデターがおき、
国王とその妻が殺されるが、息子のティン(トニー・ジャー)だけが、
悪名高い山賊「ガルーダの翼峰」のリーダー、チューナンに救われ、
彼らの住む山奥の村で生活することになる。
そこには、ムエタイ、剣術、カンフーなどありとあらゆる格闘技の使い手たちがいた。
ティンは彼らから十数年にわたり徹底的な教えを受け、
やがて究極の戦士へと成長する。
チューナンはティンを自分の跡目にと考え、
ティンもチューナンを父のように慕っていたが、
ティンにはどうしてもやり遂げなければならないことがあった。
それは父と母を殺したラーチャセーナへの復讐。
そんなある日、
ラーチャセーナがティンの親から奪い取った領土に王朝を設立し、
初代王に就くという知らせが入る。
想いを果たすべく、ティンは即位式に一人乗り込んでいく。本物の戦いが、今始まる!
CGなし、ワイヤーなしの超絶アクションで映画界に衝撃を与えた
タイ映画『マッハ!』の主演俳優トニー・ジャーが、
自らメガホンを取り、
原案や武術指導も手掛けたアクション・ムービー。
ムエタイのみならずカンフーや剣術といったあらゆる格闘が怒とうのように連なり、
象を使ったシーンなど危険なアクションの数々は圧巻。
またトニーの兄弟弟子で『七人のマッハ!!!!!!!』の主演、
ダン・チューポンとの対決はファン必見!
「マッハ!弐」見てます。
「CGは使いません」「スタントは使いません」
「ワイヤーは使いません」「早送りはしません」、
のコピーでいきなりメジャーになったタイのアクション俳優トニー・ジャー再び、
であります。
それ以上でもそれ以下でもありません。
どこから切ってもトニー・ジャー。
前作でもそうだったと思いますけど、
台詞のあるシーンより戦っているシーンの方が遥かに長いです。
10分もあれば説明できるような話を、
蹴って殴って跳んで98分にしています。
「マッハ!弐」と言うタイトルではありますが、
前作品とは関係ない内容です。
そもそも現代ものでさえなくて、
”歴史スペクタクル”とか、そんな冠が付く作品でした。
アユタヤ王国の圧政に苦しむ人々の抵抗の戦い、というか、
滅ぼされた小国の王子がアユタヤ王相手に復讐を企てるドラマです。
アジア映画、に限らないのでしょうが振興国でヒットし、
日本に入って来る最初の映画というのは、
まず復讐ものが多い。
強い情念がドラマの牽引力になる。
下から恨みの眼差しで上を見上げる、
というバターンがまずあって、
アクションなりコメディーなりの展開に繋がる。
おっと、歌や踊りの展開もありますね。
「マッハ!弐」でも、そこは一緒。
で、主人公の怒りのテンションを上げるため、
悪玉の悪行は、どんどんエスカレートして行く。
アユタヤ王の残酷さは呆れ返るほどで、
どうしてこんなひとでなしに一国の王が勤まるのか、
不思議なくらい。
トニー・ジャーのアクションは、
とにかくすごいです。
象を使っての立ち回りは、
類似のものが世界的に見てもないので驚きました。
当然、調教してあるのでしょうけど、
象が怖がり暴れたりしたら撮影現場はすごいことになったろうと思いますね。
剣術で日本刀を手にした侍風の悪役が出て来るのは、
唐突なのですが、世界的に見ても格闘技ものではいまだ忍者と侍の悪役がお約束、
というのが悲しい。
でもトニー・ジャーのフェンシングと棒術を合わせたような
戦いかたは独創的です。
ネタばれ改行です。
しかし、あれだけ戦って最後は負けて終わるとはビックリです。
「マッハ3」に続く、という事だそうだけれど、
アユタヤ王がウハウハ笑って「つづく」というのは、
見終えてストレスが残りました。
■トニー・ジャー(ティン/監督・原案・武術指導)
1976年2月5日バンコク郊外スリン生まれ。本名パノム・イーラム。
ジャッキー・チェンに憧れて武術の練習を始め、
タイで撮影された『モータル・コンバット2』(97)で
ロビン・ショウのスタントマンとして出演したのを機に注目を集める。
『マッハ!』(03)で初の主役に。
この映画は、世界中で大ヒットし、
トニーはタイのトップアクションスターの地位を築き上げた。
続く『トム・ヤム・クン!』(05)では4分間長回しワンカットなどの
超絶アクションを披露、全米でも公開され話題となった。
07年に中国の深川で開催された“Martial Arts Global Celebration”では、
名だたるアクション俳優を抑え最優秀アクション俳優賞を受賞した。
トニー・ジャー インタビュー
Q.『マッハ!弐』の着想は、
『マッハ!』や『トム・ヤム・クン』のプロモーションで世界中を
旅しているときに得たそうですね?
「Venomous Man”という短編のことを思い出した。
その作品の狙いは、世界中のあらゆる格闘技を、
それがタイや中国や日本や韓国や他国の格闘法だと区別せずに、
ひとつの映画の中で見せることだった。
そのアイデアを念頭に置き、可能な限り多くの格闘技を学びに行った。
例えば、タイの古式ムエタイ、ムエタイ・チャイヤー、
ムエタイ・コラート、ムエタイ・ロッブリー、カンフー、忍術、
Taifudo(カンフー、忍術、柔道、ムエタイなど、
数種類の格闘技を合体させてできたもの)など。
それぞれの格闘技について何人かの師匠にアドバイスをもらい、
哲学や真髄を教えてもらった。
だから、『マッハ!弐』ではそれらすべての
格闘技の大切な価値観を描くことにしたんだ。」
Q.今回初めて監督に挑戦してみての感想は?
「俳優だけやっていた頃は、
脚本で自分が担当するところしか気にしていなかった。
それでも演じるだけじゃなく、
アクションの動きをマスターするという課題をこなさなければならなかったから、
当時の僕には大変な作業だった。
でも監督になった今はそれだけでなく、
全体像を完璧に理解してなければならない。
たとえば、ありとあらゆる格闘技、信念とカルマに関する仏教の教え、
幸福と悲しみの帰結について学ばなくてはならないし、
どんなに小さいディテールも練り上げなければならなかった。
だからすべてのロケーションを自分で視察したよ。
山賊のアジトのシーンを撮影するためにチェンライの
プーチーファー頂とルーイのパボン頂に行き、
象を追いかけるシーンのためにスリン県に行き、
40000平方メートルの敷地に数階建ての大掛かりなセットを作るために
ラヨーン県に行き、その他にもサラブリー県、
ナコーンラチャシマー県、ウボンラーチャターニー県、
クラビー県や他の場所にも行った。
自分で行かなければならなかった。
コーン(タイの仮面舞踊)の動きを記した石像を見るために
カンボジアにある石の城にも行ったよ。」
Q.今回のティンは複雑な環境に育ったキャラクターですね。
「エゥ先生ことオンチュマー・ユッターウォング(タイの有名な演技コーチ)
の元で演技力の指導を受けたんだ。
心のありかたをどうコントロールするかを学んだよ。
自分が持っている一番強い力は心の中にあって、
どうやってそれを解放するかというのをね。
彼女は僕に、それぞれのキャラクターの背景を教えてくれた。
Aew先生はまた、チェット先生
(2006年度シットパートン賞舞台芸術部門を受賞したピチェ・クランチェン)
にもひきあわせてくれた。
彼は舞台芸術の世界では先生の中の先生といえるものすごい人なんだ。
特にコーンに関してはね。彼は僕にコーンというものを教えてくれたんだ。」
Q.あなたが生み出したという新しい格闘法
“ナーターユット”について教えてください。
「まずコーンと格闘技を融合させることを考え始めた。
ワークショップをやり、それを録画したものを見てみたら、
風変わりなんだけどとても惹き付けられるものだった。
新しい格闘法になっていたんだ。
闘いの型ひとつひとつが他にはないものだった。
後にムエタイの師匠たちから聞いたことなんだけど、
ムエタイの動きは実はコーンから来ていて、
コーンにも刀や棒を使った踊り、そしてムエタイの動きがあるんだ。
そこで、遺跡に彫刻を観に行くことにした。
ラーマーヤナに出てくるハヌマーンがつかみあうポーズを
取っている石像を見つけたよ。
ラーマとラクシュマナがラーヴァナや悪魔たちと戦っている彫刻もある。
猿やガルーダや大蛇たちの彫刻もね。
それですべてのパーツを組み合わせて、
『マッハ!』『トム・ヤム・クン!』とはまったく違う
格闘法を編み出すことができた。
それがタイ舞踊と格闘技が融合した“ナーターユット”という格闘法なんだ。
“ナーター”はダンス、“ユット”は闘いという意味。
“ナーターユット”は、ダンスの動きを戦闘に取り入れたものだから、
やるためには判断力、集中力、そして知性が必要になるんだ。
このような格闘法は世界中のどこにもないと確信しているよ。
カンフー、ムエタイ、剣術と棒術、そして侍の刀技など、
世界にあるマーシャツ・アーツを見せられるんだ。」
以下はネタバレとなるのでmixi独身映画ファンコミュニティ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=1299114
にて『マッハ!弐』の頁をご覧下さい。
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