「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」
■作品基礎データ 「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」 2011年 アメリカ映画 監督:ブラッド・バード 脚本:ジョシュ・アッペルバウム、アンドレ・ネメック 製作:J.J.エイブラムス&ブライアン・バーク、トム・クルーズ 出演:トム・クルーズ |
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ロシアのクレムリンで爆破事件が発生、
その容疑がIMF(極秘スパイ組織・不可能作戦班)の
イーサン・ハントとそのチームにかけられる。
米大統領は政府が事件に関与した疑いを避けるため、「ゴースト・プロトコル」を発令。
イーサンチームはIMFから登録を抹消されてしまう。
国や組織という後ろ盾を失ったまま、
「クレムリン爆破の黒幕を追い、さらなる核テロを未然に防ぐ」
というミッションの遂行を余儀なくされるイーサンたち。
失敗すれば彼らは、凶悪テロリストとして全世界に指名手配されてしまうのだ。
黒幕たちの取引の現場は、
世界一の高さと最新のセキュリティを誇るドバイの超高層ビル、ブルジュ・ハリファ。
難攻不落の天空城に、
特殊粘着グローブと命綱一本で外部からの侵入を試みるイーサンだが・・・・・・。
幾重にも張り巡らされた罠と、よぎる裏切りの影。
そして次第に明らかになるミッションの〈真の目的〉とは―?
全世界で累計14億ドル(1120億円)以上の興行収入をあげメガヒットを続ける
"ミッション・シリーズ"。
待望の最新作『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』が
12月16日(金)にいよいよ日米で同時公開となります。
今回、本シリーズの第一作目である『ミッション:インポッシブル』が、
1996年に日本で公開された7月13日と同じ記念すべき日に
日本の為に製作された予告編第1弾が解禁となりました。
予告編では、モスクワ・クレムリンの爆破映像、
プラハ、バンクーバー、
そして今作品の重要なカギを握る舞台・ドバイ。
ドバイでは世界一高いビルとして知られるブルジュ・ハリファ(全高828メートル)
のスタントにトム・クルーズが自ら挑み、話題となっています。
今作はトム・クルーズと、シリーズ3作目の監督も務めた
『SUPER8/スーパーエイト』のJ.J.エイブラムスがプロデューサーを務め、
監督には今まで、ピクサー作品でオスカー受賞監督のブラッド・バード
(「Mr.インクレディブル」「レミーのおいしいレストラン」)が大抜擢された。
またイーサン・ハント演じるトム・クルーズに加え、
ジェレミー・レナー、ポーラ・パットンといったニューキャストも
IMF(インポッシブル・ミッション・フォース: 不可能作戦班)に集結。
2011年、全世界に期待されるあのスパイ・アクション超大作、いよいよ始動!
「ミッション・インポッシブル ゴースト・プロトコル」見ました。
世間の評判はいざ知らず、自分的には前作より楽しみました。
エイブラムスの演出にケチをつける、というんではないのですが、
結局Mi:-2をよりくどく繰り返してる、という印象を持ってしまったのです。
任務に熱心なスパイ同士が、熱心過ぎて互いに憎しみあい、
仕舞いには任務そっちのけで復讐ごっこに熱中する。
追いかけていた機密は結局、
何だかわからぬままだったでしょう?
奪い合いのターゲットであって、何でもいい。
今回の悪玉にも問題がない訳じゃないです。
狂った核テロリストひとりに潰されるIMFもマヌケですし、
敵は個人のはずなのに、あらゆる情報をIMFより早く掴んでいて先回りしている。
今回の作品がノレたのは、
物量でどんどん押しまくるのではなくで、
緩急があった事、
イーサンだけでなく、チームひとりひとりに事情があって、
故に効を奏したり墓穴を掘ったりがあった事、あと個々のシチュエーションに一工夫あってそれぞれが面白かった事等です。
しかし、やっぱり”スバイはツライぜ”でドラマが完結しており、
カーズ2のような、ワクワクするような高揚感までは感じられなかった事がとても残念です。
「タンタンの冒険」はこのワクワク感をなんとか今のハリウッド映画で再現しようと悪戦苦闘した作品であろうと思われます。
(私はノレませんでしたが)
以下はどんどんネタばらしになりますから、個々のシチュエーションの面白さ、
クレムリンの地下金庫に忍び込む時の廊下に張って前に動かすスクリーンが面白かったです。
病院から逃げるところで、
ロシアの刑事との対話。
「そりゃまずいアイデアだろう」「いいアイデアだと思ったんだけどね」
で逃げかけたイーサンが思い留まりかけるところとか笑わしていただきました。
ウリになっているドバイタワーの宙吊りそのものより、上下の階でコードとダイヤを交換するくだり、結局あれ大失敗になるのだけど、
目まぐるしくてついていけなかったですが、それでも面白い。
砂嵐に追いかけられて必死の”イーサン走り”とか。
ラストの立体駐車場のアクションは見せかたそのものが上手かったです。
…最後にマヌケな質問ですが、
ラストでイーサンと微笑みあって別れた女性は何者ですか?
アンサンブルキャストとしてトムを支えたジェレミー・レナー、
ポーラ・パットン、サイモン・ペッグの三人が、
常に全力を尽くすトムの映画への情熱や、自身のキャリアについて語った。
Q:世界中で大ヒットを記録しているシリーズに参加することになった、
そのときのお気持ちをうかがえますか?
ポーラ・パットン(以下、ポーラ):素晴らしかった。正直言って、
夢がかなったって感じだったわ。
ジェレミー・レナー(以下、ジェレミー):出演の話が出た後、
トムが僕の自宅を訪ねてきたんだ。
撮影に入る前に、もうちょっとお互い知り合ったほうがいいからってね。
彼が一緒に映画を作ろうぜ!
って訪ねてくるなんて信じられるかい? 非現実的だよ! シュールな体験だった。
彼との共演なんて、絶対にノーと言えない数少ないことのひとつだ。
Q:サイモンさんは、前作『M:i:III』で演じた、
エンジニアのベンジーを再び演じられますね。
今回は現場のエージェントとして登場するそうですが。
サイモン・ペッグ(以下、サイモン):僕は(製作の)J・J・エイブラムスに
言ったことがあるんだ。「もう1本作るなら、またベンジーをやりたい」ってね。
そしたら、ある朝彼からメールがきて、
「ベンジーがエージェントっていうのは、どう?」だって。
何だってぇーっ!? って感じで驚いたよ。
Q:サイモンさんがスパイチームの一員となるにあたって、
『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』のエドガー・ライト監督や
ニック・フロストは何か言っていましたか?
サイモン:二人共、今や僕がトムと仲良しになったって事実を喜んでいるよ。
僕も、(彼らと一緒にいるときに)トムからメールが来ると
「あ、トムだ。ちょっと失敬、返事しなきゃ」って感じでさ(笑)。
Q:本作は、トムが世界一高いビル「ブルジュ・ハリファ」で
スタントなしの宙づりシーンに挑戦したことで話題ですが、撮影はご覧になりました?
ポーラ:ええ、本当に信じられなかった。
自分のメイクをしているときに祈っていたのを覚えているわ。
「どうか彼に何事も起きませんように」ってね。彼以外の役は誰かが演じられても、
この人に何かが起きたら、映画は終わりでしょ。
だから「どうかトムに何も起きませんように!」って感じだった。
何も起こらなくて本当によかったわ。
サイモン:ヘリコプターが飛べるより高いんだから、めまいがするよ。
僕はさすがに端のほうには行けなかった。
ところがトムは、後ろを振り返って、「ヘーイ!」みたいな感じでさ。
とっても楽しんでいたよ。確か彼は、撮影中あのビルの一番てっぺんに腰掛けたんだよ。
Q:本当ですか? ほとんどクレイジーですね。
サイモン:そうだよ、彼は、最高にいい意味でクレイジーなんだ(笑)。
Q:そのスタントシーンはもちろん、
何事にも全力で取り組むトムの姿勢はいかがでした?
ジェレミー:とにかく彼の仕事を見ていると触発される。
トムは各シーンに時間をたっぷりとかけてくれるんだ。
彼の撮影をじっくりと間近で観る機会があったが、称賛以外の言葉は出ないね。
サイモン:信じられないくらい熱心に取り組むプロフェッショナルだ。
自分のやっていることに夢中になるんだよ。
彼は、本物の映画スターと呼べる最後の役者の一人だ。
ポーラ:でもトムは、まだ見習いのスタッフから撮影監督まで、誰にでも優しいの。
スタッフの誰に対してもね。本当に素晴らしい人よ。それが彼を特別なものにしている。
Q:多くの名作アニメを手掛け、
今回実写映画初挑戦となったブラッド・バード監督とのお仕事はいかがでした?
ポーラ:実は、バード監督が実写映画を撮ったことがないということを、
少し心配していたの。でも『Mr.インクレディブル』や『レミーのおいしいレストラン』に
ついて考えたら、監督が明確なビジョンの持ち主なのがわかるわ。
彼がその作品の世界全体を作り出したという事実を考えたらね。
ジェレミー:監督は隅々まで非常にこだわるんだ。
例えばシーンの構成とか、カメラのアングルなんか、撮影前に端念に準備していた。
それに加えて、各キャラクターに味付けをする。
そのあたりから僕の役にもユーモアが生まれてきたんだろうな。
脚本には、ユーモラスな一面はまったくなかったんだけれどね。
サイモン:『Mr.インクレディブル』は僕が最も愛してやまない作品のひとつだし、
『レミーのおいしいレストラン』も『アイアン・ジャイアント』も大ファン。
心から尊敬できるビジョンを持った監督から演出を受けるというのは、
素晴らしいことだったよ。
Q:バード監督も実写映画にすっかりはまった様子でしたか?
ポーラ:あるとき彼が、アニメーションではパーフェクトなものがやれると
言っていたのを聞いたわ。でも人間相手だとそれは無理(笑)。
だから、できるだけ彼を喜ばせられるように頑張ったわ。
サイモン:トムと僕が監督と冗談を言い合っていたとき彼は
「僕はもう、アニメーションには戻らない」って。
僕は彼に、「とにかく昔やっていたことは辞めて、『ミッション:インポッシブル5』
を撮ってよ」と言ったのを覚えているよ(笑)。
Q:ジェレミーさんは、これから
『ジ・アベンジャーズ(原題)/ The Avengers』や
『ボーン・アイデンティティー』シリーズなど、
大作に立て続けに出演されますが、本作はその先陣を切っての公開となりますね。
ジェレミー:両方とも大作には違いないが、本作とはまったく違っていた。
『ジ・アベンジャーズ(原題)』には壮大な全体像があって、自分が出演したんだっけ?
なんて感じるほどだった。
完成した映画がどんなものになるかまったく想像がつかないんだ。
ヒーローの数もとにかく多いからね。『ボーン~』も、『ミッション~』とは、
アクションのスタイルやスピードが全然違ったね。
Q:本作の公開で私生活も大きく変わっていくと思いますが、
トムの生活を間近で見て、心の準備はできましたか?
ポーラ:わからないわ。今はいい時期だと思いたいけど。
この作品の前に『プレシャス』ともう一本の映画をやって、そして子どもを産んだの。
この作品をやることになったとき、
息子は5か月だった。だからこれからも多くの意味で、
彼が幸運を持ってきてくれると思っているわ。
ジェレミー:僕は自分が望む望まないにかかわらず、
これから自分の世界が小さくなると思う。
トムやブラッド・ピットがどんな生活をしているか見ているしね。
もちろん彼らはああいった生活を望んだわけではない。
自分のやるべきことをやって、それに伴ってきたものだと思う。
だから僕も仕事の一部だと考えるしかないかな。
残念ながら私生活の変化についてはマイナス面もプラス面も受け入れて
生きるしかないと思うよ。
人気シリーズへの出演という、多大なプレッシャーを背負いながら本作に参加した三人。
しかし、「僕らは、家族みたいだった」というサイモンの言葉通り、
全員が、劇中のチーム同様強い信頼で結ばれていた様子。
本物のスターであるトムの仕事を目の当たりにした彼らのこれからには、
大きく期待したいところ。
本作では、そんな彼らがトムに負けないくらいのアクションと演技で、
困難なミッションに立ち向かう様子も、存分に堪能していただきたい。
デンゼル・ワシントン主演「デジャヴ」(2006)で、
ヒロインの大役をつかんだ女優ポーラ・パットン。
アカデミー賞2部門に輝いた「プレシャス」(10)では、
貧困と虐待に苦しむ主人公の少女に、生きる希望を与えるレズビアンの教師を演じた。
そして今回、トム・クルーズ主演の大ヒットシリーズでスパイ組織IMFのメンバーに
加わり、キャリア初のアクションに挑戦。
フェミニンな容姿からは想像もつかない、パワフルな蹴り&パンチをさく裂させている。
「こんな光栄なことはないわ。東京にまで来ることができて夢みたい!
今でも信じられなくて、自分をつねって確認したくなるくらいよ」と、
笑いながらこの人気シリーズに参加した喜びを語るパットンは昨年4月、
ミュージシャンの夫ロビン・シックとの間に、男児を出産した。
本作の撮影のときはまだ産後間もなく、息子は生後5カ月だったという。
「これまでに出演した作品のなかでいちばん、肉体的にもチャレンジングな役柄だった。
子どものころから運動は得意だったけれど、そんな次元の話じゃなかったもの。
もともと出産後、体型を元に戻さなければならなかったとはいえ、
その目的をはるかに超えるトレーニング量だった」
愛息を育てながら母性がみなぎっているときに、毎日2時間半のフィジカルトレーニング。
カポエラ、空手、ボクシング……それが終わったら、
今度は1時間半の武器のトレーニングと、かなり過酷なメニューだったようだ。
「でも、アクションだけでなくいろんな面で役立ったと思うの。
普通みんな友だちにスーパースパイなんていないでしょ(笑)?
だから、私が演じるジェーンがどういう女性なのかという人物像を探る上で、
彼女と同じような身体能力を得ることは必要な作業だった。
ジェーンというスーパースパイを演じるための、自信を得ることができたの」
物語の冒頭で、パットン扮するジェーンと、
IMFの同僚トレヴァーとのロマンスが少し描かれる。
トレヴァーを演じているのは、「LOST」でブレイクしたジョシュ・ホロウェイ。
「髪の短い彼もキュートよね(笑)」とパットンが言うように、
精かんなトレヴァーと美しいジェーンはとても似合いのカップルなのだが、
その後、悲劇が訪れる。
「ジェーンは興味深い女性よ。強くて、同時に傷つきやすく繊細なの。
私は彼女の有能なスパイという側面だけではなくて、
女性としてのソフトな部分も大切にしたいと思っていたわ。
私たち女性は、なにも肉体的に男性と対等に強くある必要はないのよ」
ジェーンは個人的な誓いを胸に秘め、
トム・クルーズ演じるイーサンの下で、今回のミッションに身を投じることになる。
「私がジェーンのことをとても好きなのは、喪失や挫折を体験しても、
そこから立ち上がって前に進んでいく精神的な強さをもっているところ。
この作品ではジェーンのロマンスのほんの一部しかうかがい知ることはできないけれど、
もしかしたら次の作品で描かれるかもしれないわ」
映画の最大の見どころとなっているのは世界一の超高層ビル、
ブルジュ・ハリファで撮影された大掛かりなアクションシーンだ。
ジェーンは、レア・セドゥー演じる女殺し屋サビーヌと、
復しゅうをかけて殴打&羽交い絞めの壮絶ファイトを繰り広げる。
そして、イーサンは上層階の保安管理区域に侵入するため、
突風のなか地上828メートルのビルの外側をよじ登るのだ。
「もう信じられない気分だったわ。あのシーンは何日もかけて撮影したんだけれど、
私の目の前で、トムがあの恐ろしいほど高いビルの外側に
ワイヤーだけで吊られているのよ。
私は毎朝メイク室で準備しながら、
神様に“どうかトム・クルーズを死なせないでください。お願いします!”
って祈っていたわ。
だって、“ノー・トム・クルーズ、ノー・ムービー”でしょ(笑)?
でも私たちがこんなに心配しているのに、トム自身はすごく落ち着いているの。
怖がるどころか、楽しんでいるのよ」
パットンは高所恐怖症だ。足元からゾクゾク震えが立ち上ってくる感じが、
我慢できないのだという。
高層階の窓が外された吹きさらしの縁に近づくたびに
「ウソでしょ? 私、世界一高いビルから転落しそうだわ」と、
目の前が真っ白になりかけたそうだ。
「だけど、本当に集中しているときは、そんな不安もどこかへいっちゃうのね。
それに、いちばんハードなシーンを撮影しているのはトムなのよ。
彼のことを心から尊敬するわ。彼は映画だけでなく、実生活でもスーパーヒーローよ」
「Mr.インクレディブル」(2004)、
「レミーのおいしいレストラン」(07)で2度アカデミー賞長編アニメーション賞を
受賞している稀代のクリエイター、ブラッド・バード監督が、
初めて実写映画のメガホンをとった
「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」。
監督のインタビューを採録します。
タフな撮影と押し寄せるプレッシャーをもろともせず、
極上の娯楽大作を完成させたバード監督。
本作はシリーズ4作目だが、タイトルから初めて「4」という数字が消えた。
その理由を尋ねたところ、「トム(・クルーズ)はシリーズ2作目から一貫して、
タイトルにナンバーを入れたくないと主張していたんだ」という。
「でも、スタジオのマーケティングチームが、数字を入れる方がいいと判断したのさ。
だから、今回やっとトムが勝利を収めたんだよ。
トムは、シリーズといえどそれぞれを独立した作品として考えているんだ。
同じことを繰り返しているわけではないからね。
彼は今回のタイトルが『ミッション:インポッシブル4』ではなく、
『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』に正式決定して、
とても喜んでいるよ」
クルーズの代表作である世界的大ヒットシリーズへの参加、
しかも自身にとって初の実写映画。この規模の作品にしては、
スケジュールもずいぶんタイトだったという。
アニメに戻りたいと思ったことは?
と本音を聞くと「アニメだってタフなんだよ。“あー、アニメに戻りたい……”
と思っても、5秒後ぐらいに“そういえば、あっちも大変だった!”
と思い返していたんだ(笑)」
難しい作品だったが、
カメラの前後それぞれで活躍する素晴らしいアーティストたちとともに
仕事ができたことは、大きな収穫だったと充実した表情で語る。
「ビジネス面でいえば、
僕もこういったスケールの大きい実写が撮れることを証明できたかなと思う。
映画には予算や作品の完成度など、不安とリスクがつきものだ。
成功の方程式があるわけでもない。
だけど、この作品を撮ったことで、多くの映画業界の人たちから、
また僕に実写を撮らせてもいいかなと思ってもらえる気がするよ」
主演とプロデュースを兼ねるクルーズはいつも、
このシリーズで野心的な監督選びをする。
毎回タイプの異なる監督を抜てきし、作品の方向性を彼らに委ねてきた。
こうして生まれたチャレンジングな作風は、決して観客を飽きさせることがない。
「トムは映画の歴史を熟知している。
そして、製作・芸術の面においても、映画の作り方というものをよく理解しているんだ。
彼はこれまで優秀な監督たちと仕事をしてくるなかで、
いつも自分をオープンにして、できる限りのことを監督たちから吸収しようとしてきた。
彼はそうして得た知識と経験をすべてさらけ出しながら、
同時にオレは誰よりも映画を分かっているといったような態度は決してとらない。
上から教えて指図する立場に立たず、いつも貪欲に学ぶ姿勢を崩さないんだよ」
バード監督が最もハードだったというドバイで撮影された場面は、
想像をはるかに超えるスリリングなアクションがこれでもかと続く。
「トムは世界一高いビルの外側にぶら下がっているし、
ビルの内側でも緊迫したドラマが展開している。
IMAXカメラで撮影する、とても集中力のいる場面で、
ちょっとしたことが失敗につながる、張り詰めたシーンの連続だった。
トムとジェレミー(・レナー)の対立や、
ポーラ(・パットン)とレア(・セドゥー)の格闘、
砂嵐のなかのカーチェイス……いずれもドバイの灼熱の日差しの下で撮影しているが、
それぞれが違うリズムと温度を持っているんだ。
このパズルのように複雑なシークエンスを組み立てるのはとても困難だったが、
素晴らしい挑戦だった」
前作で監督を務めたJ・J・エイブラムスがプロデューサーに名を連ね、
エイブラムスのドラマ「エイリアス」でタッグを組んだクリエイター、
ジョシュ・アッペルバウム&アンドレ・ネメックが脚本家として参加。
今回の作品にも、シリーズのファンの期待を裏切らないスーパークールな
ガジェットが続々登場するが、
これらはスパイジャンルに精通するクルーズとエイブラムス、
そして脚本家チームから生まれたアイデアだ。
「僕がこの作品で何より楽しかったのは、
そういった斬新なアイデアに触れ、
自分だったらどんなガジェットを見たいかという願望も、
どんどん脚本に投入できたことだ。
まるで、おもちゃに夢中だった少年のころに戻った気分がしたよ。
僕が思いついた案も多く採用されている。
チームが考えたガジェットを抜
“それが動かなかったら面白くない?”と提案したものも、本編に反映されているよ(笑)」
トム・クルーズのインタビューを採録します。
「ミッション:インポッシブル」シリーズの第1作は
トム・クルーズが初めて製作を手がけた記念的作品。だからこそトムの思い入れは強い。
『子供のころぼくはあのテレビシリーズ(「スパイ大作戦」)が大好きだった。
映画にすれば様々な場所に観客を連れて行けると思ったし、
アクションシーンで革命的な技術を見せることも出来ると思った。
僕はいつも観客のことを考えているから、毎回新たな冒険を楽しんでほしいんだ』
そのトムの願いがかなって、これまでの三作はすべて大ヒットし、
全世界での総興行収入は14億ドルを超える。
それは常に新たな監督を配して、毎回違う映像的興奮を味あわせてくれるから。
今回はアニメ作家のブラッド・バードだった。
『ブラッドに「お会いして話してみたいので、うちに遊びにきませんか?」
って電話をかけたんだ!
彼と話している時は古い友人と好きな映画の話をしているようだった。
それで「もし実写映画に興味があれば、僕の映画を頼みたいんですが」
ってオファーしたのさ。彼はアニメでも実写のような撮り方をするし、
物語のテンションとサスペンスを維持する方法を熟知している』
今回の注目シーンはなんといってもブルジュ・ハリファのタワーを使った
シークエンスだ。トムは実際にそのサスペンス・シーンを自ら演じてみせた。
『僕はいつもいろんなビルを見て
「どうやったら登れる?どうやったら飛び降りられるだろう?」って想像するんだよ。
そんな危険なシーンを君自身が演じる必要はないとスタッフにいわれたけれど、
「でも僕は楽しいからやるんだよ」と答えたんだ』……
以下はネタバレとなるのでmixi独身映画ファンコミュニティ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=1299114
にて「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」の頁をご覧下さい。
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