「M:i:V」

「M:I:V」映画チラシ★映画基礎データー★
「M:i:V」
2006年 アメリカ映画
監督・脚本 J・J・エイブラムス
主演 トム・クルーズ

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今は第一線を離れて教官としての日々を送るIMFのエージェント、
イーサン・ハント(トム・クルーズ)は、
恋人ジュリアとの婚約パーティの途中で突如ミッションの連絡を受ける。
ブラックマーケットの商人、
オーウェン・デイヴィアンの監視任務にあたっていたイーサンの元訓練生、
リンジーが拘束されたという。
エージェントのルーサー、デクラン、ゼーンと共に、
リンジーの救出作戦を開始するイーサン。
敵との激しい攻防戦の末、リンジーを何とか救出するが、
リンジーの脳に埋め込まれた小型爆弾の作動停止に失敗し、
その命を救うことができなかった。

監禁場所から押収したラップトップPCから、
ローマでデイヴィアンの取引が行われることが判読され、
イーサンはデイヴィアンを拘束すべくルーサー達と共にバチカンへ向かう。
だがイーサンが課したその“ミッション”は、
イーサンの真実の姿を知らないジュリアの身を危険にさらすことになるのだった。
デイヴィアンの周囲に飛び交うコードネーム、“ラビットフット”とは? 
そしてリンジーが秘かにイーサンに宛てたマイクロドットに隠されていた
メッセージの内容は?
ローマ・バチカンでのミッションが進むにつれ、
やがてイーサン自身もこれまでになかった絶体絶命のピンチに陥ってゆく・・。

イベント新幹線を走らせたりと派手派手な宣伝で鳴り物入りの公開になった「M:i:V」。
前2作はブライアン・デ・パルマ、ジョン・ウーという巨匠が手がけましたが、
最新作では「エイリアス」「LOST」の2大TVシリーズでエミー賞を獲得し、
今全米で最高のストーリー・テラーとして注目を集める新人のJ.J.エイブラムスを起用
しています。
J・J・エイブラムスは、この『 M:i:III』が映画監督デビューとなり、
初監督作品としては $150,000,000($1=¥ 110 換算で165億円)という
最高記録額の制作費となりました。
監督に抜擢されたのは、
トム・クルーズがDVDでJ・J・エイブラムス製作総指揮の
TVシリーズ『エイリアス/2重スパイの女 (2001〜2002)』の
初期のエピソードを観て大いに気に入ったから。
J・J・エイブラムスは「 Fade In Magazine 」という映画雑誌の 2005 年度
"ハリウッドで知っていなければならない百人"に挙げられているそうです。

 『 M:i:III』の監督は、当初は
デヴィッド・フィンチャーの予定だったが、
『ロード・オブ・ドッグタウン (2005)』に
携わるために降板しています。
(結局、後者でも監督にならずに製作総指揮だけになったのだけど。)
監督に、『NARC ナーク (2002)』等のジョー・カーナハンの話も
あったのですが実現しませんでした。
人選に時間をとられ、J・J・エイブラムスに監督の契約が出来たときには、
肝心の主役トム・クルーズが『宇宙戦争 (2005) 』
の撮影に入っていて、『M:i:III』のクランクインは
2005/07/12 まで延期されました。
その結果、『 M:i:III』クランクアップは 2005/11/29 までずれ込み、
欧米封切も遅れて 2006/05になってしまいました。

『M:I−2 (2000)』で
イーサンの恋人だったナイア・ノードフ・ホール役で出演した
タンディ・ニュートン(『リディック (2004)』
シェイド (2003)』インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア (1994)』等)は
『M:i:III』でも続投出演をオファーされたのですが、
家族と過ごす時間を優先するために断っています。

そのナイア役は Leah Quint という新しいキャラに変更され、
トム・クルーズがプロデュースした
『サスペクト・ゼロ (2004) 』に出演の
キャリー=アン・モス(『マトリックス (1999)』シリーズ)の
に役をオファーしていたといいます。
ところがところが、
監督にジョー・カーナハンが去ってJ・J・エイブラムスが就いてから、
役そのものが『M:i:III』からなくなってしまったのでした。

他に女優では
『ミニミニ大作戦 (2003)』等に出演の英国人女優
ケリー・ブルックも出演の予定もあったとか。

そして敵役ではケネス・ブラナー
(『ハリー・ポッターと秘密の部屋 (2002)』『舞台よりすてきな生活 (2000)』)
が配役されていたのですが、『 M:i:III』撮影延期のために
『 As You Like It (2006)』の方に出演するため降板せざるを得なかったといいます。

ケリー・ラッセルが演じたイーサンのスパイ養成所の生徒リンジーも、
最初はスカーレット・ヨハンソン(『アイランド (2005)』『理想の女(ひと) (2004)』
『真珠の耳飾りの少女 (2003)』『ロスト・イン・トランスレーション (2003)』
がキャスティングされていたといいます。

…なんかこう、とーても華やかなキャストですねぇ。
実現しなくて如何にも残念です。ため息。

ストーリーが極秘扱いで、撮影も公開まで全貌が掴めぬままでしたが、
ワシントンDC、ハリウッドのパラマウント・スタジオ、ロサンゼルス、
フォンタナ、カリフォルニア州アーケディアのメソディスト病院
風力タービンのシーンはノースパームスプリングス、ノーフォーク、リッチモンド、
アーリントンのロスリン、そしてローマ市内、テベレ川、カゼルタの王宮、
上海と豪華ロケーションが行われました。

MLの投稿で「トム・クルーズがジャッキー・チェンしていた」とありましたが、
本当にあれはジャッキー・チェンですね。
ミサイルでふきとばされるわ、ラッシュアワーで車にはねられるわ、
ビルから落ちても死なないわ、
荒唐無稽というより、見せ方のタイミングが僅かにズレルといずれも爆笑モノの
大アクションの連打です。最後は中国の裏町だったし…。

ストーリーにこだわってこその新人監督の起用の筈ですが、
ドラマそのものは平凡でした。
チームで動くとはいえ、基本的にスターはトム独りですし、
スパイに現代社会でできることなんて限られていますから、
新たなコンセプトの開拓のしようがなかったのじゃないかしらん。
結局個人的な愛憎、恨みつらみで爆走する羽目になってしまう。

ラビットフットとは何ぞや、という話にオチがない、というのは、
まあ、秘密兵器とか、重要人物の名簿とか、
その手の争奪戦をあらゆるスパイ映画でやりつくして
“魅力ある謎”がひねり出せなくなっているのでしょう。
謎はモノではなくて人である、というのは映画の鉄則のひとつですが、
デイヴィアンという悪役が、なんでもありの職業テロリスト(?)であって、
イーサンとは商売敵であり、
戦いの上のやったりやられたりで個人的にも憎み合うもの同士という以上の
魅力が無いのがつまんなかったです。
前作の悪役とコンセプトは一緒でしょう?
良心の呵責無しに戦えて、それがどんどんヒートアップできるという利点はありますが、
中盤以降は、
際限の無い感じになってしまいますね。
好きにしたら?てな感じで、知性からどんどん遠ざかっていく。

スパイ映画に複数国の名所をロケーションするのは007からの伝統ですね。
前作が主要舞台がオーストラリアになっていたのに対して、
近作はアメリカ、ヨーロッパと中国が3等分くらいですね、大体。

変装と吊りワイヤがイーサンのスパイ芸のウリになっています。
それをどう見せるか、という工夫は凝らされていますね。
ひとつはバチカン潜入の時だし、
もうひとつは上海で高層ビル間の飛び込みに使う奴ですね。
上海の奴はめちゃめちゃ大掛かりですが、
非現実的でサーカスの曲芸のようです。
変装の方は、逆に変装の回数を減らしてサンプルを採って
それからマスクを作るまでのプロセスを比較的じっくり見せています。
あんまり意味は無いのですが、
変装を多用は原作のテレビドラマ「スパイ大作戦」からの伝統ですけど、
便利に使いすぎると、誰がイーンサンなのか、分からなくなってしまうので、
ヒロイズムの強調には反するんですよね。
そこで今回は変装回数をへらして他のところで、
今回の場合はマスク作りにタイムリミットがあることで見せている。

新機軸の敵や謎を用意できず、主人公のワンマンショーである事からも逃れられないならば、
新しい技をひねり出すとかしてくれるといいんですけどね。
あ、ひとつあったか、「一度死んで生き返る」。爆。

手に汗握る、息をもつかせぬアクションの連打が面白い、というような感想が、
映画の掲示板、ブログに多くかかれています。
無事解決して後は何も残りませんので、映画を見て変に悩みたくない人向けですね。
終わったあとは、一緒に出かけた彼女とでも気持ちよく
飲みにでも行ってください。


以下はネタバレとなるのでmixi独身映画ファンコミュニティ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=1299114
にて「M:i:V」の頁をご覧下さい。



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