「マイティ・ソー」
■作品基礎データ 「マイティ・ソー」 2011年 アメリカ映画 監督:ケネス・ブラナー 脚本:マーク・プロトセヴィッチ、アシュリー・ミラー、ザック・ステンツ、 ドン・ペイン 出演:クリス・ヘムズワース ナタリー・ポートマン アンソニー・ホプキンス 浅野忠信 |
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神の世界<アスガルド>で最強の戦士であったソー。
しかし、強すぎるあまりその身勝手さから、
神の世界を戦乱の危機に巻き込んでしまった。
神々の王で父であるオーディンはその行為に怒り、
ソーの力と最強の武器“ムジョルニア”を奪い、地球へと追放する。
神から見捨てられ、地球へ落ちてしまった男ソーは、
そこで天文学者ジェーンと出会う。
慣れない人間生活をおくっていたソーだったが、
ジェーンと接することで徐々に人の痛みや弱さを知るようになっていく。
一方、神の世界の征服をたくらむ邪神ロキの陰謀により、
ソーのもとに凶悪な敵が送りこまれようとしていた。
力を失い、最強の武器まで奪われてしまったソーの前に現れた強敵。
大切なジェーンに迫る危機。故郷・神の世界を襲う脅威。
この夏、神を失格となった“オレ様”ヒーローが、二つの世界<人間と神>を救うべく、
遂に目を覚ます。
大作「マイティ・ソー」を描くのは、ケネス・ブラナー。
ソーを演じる新鋭俳優のクリス・ヘムズワース、
アカデミー賞主演女優賞を受賞したばかりのナタリー・ポートマン、
名優アンソニー・ホプキンスと豪華俳優陣が集結し、
日本からは浅野忠信が念願のハリウッドデビュー作として参加。
2011年夏、神と人間、2つの世界を舞台に繰り広げられる超“神”級3Dアクション
「マイティ・ソー」が公開する。
全く期待してなくて、
時間のあう2D版を見ています。
浅野くんのハリウッド進出第一作として宣伝されていますが、
神様のひとりですから、あんまり日本人らしくなくて、
何故彼がキャストされたのかは謎です。
「タイタンの戦い」とか先行する「神様アクション映画」は
大体ストーリーがきまっていて、
余り新鮮味はないんですが、この話は北欧神話の世界を持って来ているところが
変わっていると言えば変わっている。
神々の国が特徴のない未来都市になってしまっているのがつまらないですね。
敵対する巨人達の国を氷の世界にしたので、
反対に”光の国”にしたということかもしりませが。
主人公ソーが”俺様キャラ”のまま、この人間界に追放されてやって来る。
そこからが物語の始まりなのですが、人間界に落とされるまでが思っより長いです。
正体を伏せて主人公に人間界で暴走させる方が面白いと思うのですが、
どの道ばれる正体を伏せる事に監督は興味はなかったみたいです。
ソーは短気な乱暴者に設定されているようですが、
どこか無邪気な愛嬌を感じさせるところがあり、
女性に対しは礼儀正しく、騎手らしく振る舞います。
はちゃめちゃですが、ちゃんと彼なりに筋は通しているところがやっぱり神様です。
その辺りが程よく演出されているので、割と気持ち良く見ていられました。
ソーには兄弟の葛藤というテーマがあって、それなりのオチがつくのですが…。
ネタばれ改行です。
幕切れでロキが実は生きていて、ソーに復讐する気で行動を起こしている、
のを見せるのは興ざめでした。
なんだか感動した自分が馬鹿みたいじゃないですか。
主演のクリス・ヘムズワースのインタビューを採録します。
長きにわたって多くの人々に愛されてきたコミックの映画化とあって
「熱狂的な大勢のファンを持つ役柄を演じるのは初めてのことで、
その意味でプレッシャーはあった」とクリス。
だがその一方で
「スーパーヒーローの役を演じることができ、
またアンソニー・ホプキンス、ナタリー・ポートマンといった錚々たる面々と
一緒に仕事ができるというのは最高にエキサイティングなことで、
そんな不安は一気に吹っ飛んだ」とも。
演じる上では俳優としてのキャリアを持ち、
演出家としても高い能力を備えた監督のケネス・ブラナーの存在が大きかったようだ。
「監督は、常に何事も徹底的に試行錯誤し、限界に挑戦していくんだ。
それはとても解放感のあるプロセスだったね。
まずストイックなバージョンを撮り、
『じゃあ今度はもっとハチャメチャな荒っぽいバージョンで行ってみよう!』って
言われるんだ。彼ほど信頼していない相手に言われたら、
やっていなかったかもしれないけどね。
彼がバックにいると思うと、安心しリラックスして臨むことができるんだ」。
劇中、鎧を着ているとイマイチ分かりづらいが、
地球に追放されたのちにピチピチのTシャツ姿で暴れまくる姿を見ると、
彼が筋肉のかたまりであることが分かる。
「クランクインする前の4~5か月、
さらに撮影中の4~5か月ずっと(肉体を)維持していかなくてはならなかったんだ。
エクササイズ、食生活に栄養学といったことの知識を高めることになったよ。
トレーナーに付いてウエイトリフティングをやり、
食生活でもタンパク質と炭水化物を中心にとにかくたくさん食べた。
常に体重を測り『うまく行ってない!』と躍起になっていたよ。
そうしてるうちに
『おれは何してるんだ?
こんなことするためにこの世界に入ったわけじゃないだろう?』
と思ったり(笑)。
やめておけばいいのに、ブログなどで
『体格的にあいつにソー役は無理だ』なんて書かれているのを見て、
余計にむきになったりしていたよ(笑)」。
このほかにも、眉やヒゲを毎日ブリーチ。
「自宅に戻ると髪は地毛だからダークで短いのに、
眉毛とヒゲは白かったりオレンジ色だったりするんだ(苦笑)」
と嘆くような口調で当時をふり返るが、
そのかいあって「あいつには無理だ」などと言わせない見事な変身を遂げている。
肉体改造と言えば、ヒロイン役のナタリーも別作品
(『ブラック・スワン』)で「全く逆の方向で(笑)」
激しいトレーニングを経験したばかり。
共演してみてのナタリーの魅力は?
「彼女は最高のユーモアのセンスの持ち主で、一緒にいてすごくやりやすい。
本当に素晴らしいプロだよ。
ある飛行シーンで、
僕はコスチュームとワイヤーを装着して彼女と一緒にクレーンに吊るされたんだ。
ちょうど日没の頃で、
サンタフェの山を見渡しながらナタリー・ポートマンを片手に抱いて、
風に吹かれて揺られている…そんなシュールなシチュエーションでふと我に返って
『僕は一体、何しているんだ?』と不思議な気分だったよ。
興奮しているところを見せないように、
落ち着いたフリを装って『『ブラック・スワン』はどうだった?
次はどんな映画が決まっているの?』なんて淡々と聞きつつ、
心の中で『やった!』ってひとり笑いをしていたよ(笑)」。
そんな様子では、2人のラブシーンでもさぞや興奮を…。
「ああいったシーンを実際に撮影するときは、
50人ものクルーに囲まれてカメラが回っているわけで、
あまりロマンティックなものではないんだけど(笑)、
まるでティーンエイジャーが初めてキスするような気分だった。
あれこれとテクニカルな要求、手はどこに置いて、
唇をどう動かして、
といったことを指示されるから考えているうちに
『あれ? キスってどうやってやるんだっけ?』ということになる(笑)。
照れくさくて、そういうシーンの方がよっぽど緊張したね」。
さて、冒頭でも触れたようにソーの冒険は本作にとどまらない。
本作に続く形で、ヒーローたちが集結する
『ジ・アヴェンジャーズ』も注目を集めている…のだが、
こちらについてはまだまだ秘密が多いよう。
「あまり話してはいけないことになっているんだ。
そんなことしたら殺されちゃうよ(笑)。
ただ、とてもエキサイティングな作品になっているし、
あれだけのキャラクターが勢揃いするから、
撮影自体も、撮影の合間も楽しみだね。
ソーの辿る旅についてはあまり言えないなぁ…(笑)。
本作の最後のシーンからうまく展開しているとだけ言っておこう」。
オーストラリアからハリウッドへと渡りスターダムへ。
ラッセル・クロウにヒュー・ジャックマンなどそうした先人は枚挙にいとまがないが、
彼も同じ道を歩むのか?
彼自身は「少なくともドアに足だけは入っていると実感することができるようになった」
と自信を口にしつつも、
自らの立ち位置や俳優として進むべき道についてこうも語る。
「いまとなっては何でも手に入れようとするのではなく、
何を選択するかが重要となってきたと思う。
過去15年間で、いまは最も多くの新人俳優がいると言えるんじゃないかな?
10年前には『ハリウッドにはあまり(男らしい)男優がいない』と言われていて
『きっとうまくやっていけるよ』と言われたものだけど突然、
サム・ワージントンやチャニング・テイタムといった俳優が
それぞれ大作を控えているという状況が訪れた。
同時に業界自体も変わってきている。
俳優個人に成功を托すのではなく、
シリーズものが強かったりするので、
これまで以上に自分に対してチャレンジを与え、新しいことに挑み、
正しい選択をしていくことが重要になってきたと感じるんだ」。
浅野忠信が、
マーベル・コミックスの人気ヒーローを3Dで映画化したアクション超大作
「マイティ・ソー」でハリウッド映画に初出演。
母方の祖父が米国人で、子どもの頃から潜在意識としてあった
“聖地”で確かな一歩を踏み出した。
自らのルーツにたどり着くまで「バタアシ金魚」での
映画デビューから20年余を要したが
「(時期的に)ちょうど良かった」と振り返る。
それまでのすべての経験が糧になっているからこそで、
「まだまだ駆け出し。10年たったときにどうなっているか」
と夢をはせる表情には自信と意欲がみなぎっていた。
浅野は国内外どこに行っても動じない。
常に自然体で堂々としている印象がある。
どのような環境にも即座に対応できる天性の能力が備わっているのだろう。
本人も「自分で言うのも変ですけれど」とはにかみながらも認める素養だ。
「どこに行っても、変な壁ができないのがいいんだと思います。
英語も話せないし大変なんですけれど、そこにいられる自分がいるというか…。
海外の映画祭に行っても、初対面の人とパーティに行って朝まで遊んだりとか。
そういう自分には感謝しています」
その特性を武器に、早くから積極的に海外作品とかかわってきた。
出演した日本映画が、海外の映画祭に出品されることも多い。
思い起こせば、2004年のカンヌ映画祭。
韓国映画「オールドボーイ」のインタビュー中に、ヒロインのカン・ヘジョンが突然、
「あそこにいるのは、タダノブ・アサノ?」と聞いてきた。
「茶の味」で現地に来ていた浅野が横のテーブルでお茶を飲んでいたので、
本人を呼び“にわか日韓交流”を図ったことがある。
そのときは社交辞令的な挨拶で終わったと思っていたら、
約半年後にペンエーグ・ラッタナルアーン監督のタイ・オランダ・香港・韓国合作
「インビジブル・ウェーブ」での共演が決まるといったこともあった。
そんな外国の中でも、
生前に会うことはかなわなかった祖父が生まれ育った米国には特別な思いがあったようだ。
「小さいころから自分のルーツを知りたいという気持ちがあったんですね。
父親に映画に連れて行ってもらったときに、
外国の俳優が『この人、ふだんもこうやって暮らしているんだろうな』
という芝居をしているように見えたんです。
以前はよく『自然なお芝居をしますね』と言われましたが、
そのルーツも米映画で、俳優の仕事を始めたときにそれを心がけていたんです。
自分の血が入っている国の映画づくりにもすごく興味があって、
いつかは絶対に出てみたいと思っていました」
その思いは、主演した「モンゴル」が08年のアカデミー賞外国語映画賞に
ノミネートされたことで、一気に現実味を帯びる。
同作を見た米国人のプロデューサーの紹介で米国のエージェントと契約。
早速、舞い込んだオーディションが「マイティ・ソー」だった。
指定された役の演技とセリフをビデオに収め製作サイドに送るビデオ・オーディションを
2回行い、結果、主人公ソーを守る三銃士のひとり、ホーガン役が決まったとの朗報が届く。
「もう、やってやるぞと思いましたね。同時に、ここからが長い戦いだと思いました」
それからは日米を往復し、
衣装合わせやアクションのトレーニングなどの準備に明け暮れ、
約5カ月にわたる撮影に臨む。
全米では抜群の認知度を誇るコミックが原作で注目度も高い作品だけに、
やはり何よりも驚かされたのがその撮影規模だ。
「バジェットの違いはでかいですね。
単純にうらやましいし、お金の重要性を実感しました。
衣装もカツラもメイクも、すべてにおいて時間をかけられるし、
物質的な面でも十分に準備ができる。
本当にムダになったものの方が多いけれど、
そういう可能性を探って選ばれたものを映し出しているわけだから、ぜいたくですよね」
しかも、監督はシェークスピア俳優の第一人者でもあるケネス・ブラナー、
共演にはナタリー・ポートマン、アンソニー・ホプキンスら、
それまではスクリーンで見ていたビッグネームが並ぶ。
だが、ここでも浅野の“環境適応能力”が発揮される。
「不思議でしたけれど、
そんな人たちが普通に芝居をしているんだと考えたらギャップは埋まりました。
こっちが勝手に崇めているだけで、同じ俳優じゃないかというのがすぐに分かったので。
何か面白いことをやりたくてここにいるというのは変わらないとすごく感じたので、
そのピュアなエネルギーの中では自然でいられましたね」
もちろん、ソー役に抜擢されたクリス・ヘムズワースをはじめ、
三銃士を形成したレイ・スティーヴンソン、
ジョシュア・ダラスら一緒に過ごすことが多かった共演陣とは互いを刺激し合い、
親交を深めたと楽しそうに振り返る。
TADANOBUの頭3文字をとって「タッド」の愛称で呼ばれたそうで、
まさに戦友としての絆が生まれたようだ。
「俳優たちが現場にいることに喜びを感じている。
撮影が待ちきれないって、朝からハイテンションなんです。
ユニオンがあるので撮影時間がきっちり決められているというのもあるけれど、
その中での皆の集中力が半端じゃない。
日本で24時間撮影をするのと変わらないくらい疲れたりもする。
短い時間で24時間分の力を注ぎ込むのは、効率がいいなと思いました。
リセットする時間もあるし、やるときは徹底的にやる。
言い訳をしたら負け。
日本でもそういう気持ちで現場にいなければいけないと、反省もしました」
だが、唯一立ちはだかったハードルが英語だ。
「アジアやヨーロッパの人と話すときは皆が第二外国語だから、
なんとかノリでごまかせたけれど、今回は米国人と英国人ばかりだから全く無理でしたね。
もちろん通訳さんはいてくれましたけれど、けっこう地獄でした(苦笑)。
だから毎日、ホテルの部屋で机に向かって勉強していました」
それでも、自らの手で切り開いたハリウッドに第一歩をしるした確かな手応えは
感じた様子。米国に眠る祖父を墓参することもできたという。
同時に長い戦いが始まったばかりだという自覚もあり、気を引き締めることも忘れない。
その背景には、父親が常々話している「物事は10年しなければ分からない」
という言葉がある。
「(撮影が)終わったときは本当にすがすがしい気持ちで、
新たな一歩を踏めたと思いました。
でも、簡単なことに足を突っ込んだわけではないので。
語学ができないという意味では誰よりも苦労するなと思ったけれど、
皆が受け入れてくれたし、ここで逃げ出すわけにはいかないと、
かえってやる気満々になりました。
粘り強く、1本や2本で終わらないように取り組んでいきたい。
最初の10年は自分でチャンスを見つけ、自分を鍛える期間。
10年たったときにやっとスタート地点に立って、どうなるかだと思うので、
まだまだ駆け出しな感じです」
「マイティ・ソー」への出演はもちろん「モンゴル」がきっかけだが、
そこに至るまでの経験があったからこそ、
自分自身を冷静に見つめ将来が見据えられるのだろう。
当然、その過程には成功だけではなく反省すべきこともあった。
「ただ、そういう間違いからの一歩一歩すべてが、今となってはありがたいです」
という言葉にも実感がこもる。
「マイティ・ソー」は全米で1億7600万ドルを超える大ヒットとなり、
「僕が(子どものころ)海外の映画を見たときに、男の主人公は40代が多かった気がする。
だから、(ハリウッド進出の時期は)ちょうど良かったと思う」
という37歳の浅野にとっては絶好のデビューとなった。
その言葉通り、その後もリーアム・ニーソンと共演の「バトルシップ」の撮影を終え、
現在はキアヌ・リーヴス主演の「47RONIN」の撮影がロンドンで進行中と、
着実にハリウッドでの地歩を固めている。
渡辺謙や「47RONIN」で共演している真田広之ら先達、
同じ事務所の後輩・菊地凛子らの活躍も刺激になっており、
さらなる躍進が期待される。
タッドの輝ける10年をつぶさに追っていきたい。
…
以下はネタバレとなるのでmixi独身映画ファンコミュニティ
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にて「マイティ・ソー」の頁をご覧下さい。
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