「Mr.&Mrs.スミス」DVD脚本レビュー
★映画基礎データー★「Mr.&Mrs.スミス」 2005年 アメリカ映画 監督 ダグ・リーマン 脚本 サイモン・キンバーグ 出演 ブラッド・ピット 、アンジェリーナ・ジョリー |
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灼熱の太陽が照りつける南米コロンビアの首都、ボゴタ。
建設業のジョー(ブラッド・ピット)と
コンピューター・ログラマーのジェーン(アンジェリーナ・ジョリー)が
運命的な出会いを果したのは、エキゾチックな街のホテルでのことだった。
革命の嵐が吹き荒れるボゴタでは、
警官や兵士たちが、ホテルに泊まる個人旅行者をひとりずつ尋問していた。
たまたまロビーに居合わせたふたりは、
尋問を逃れるために、どちらともなく、自分たちが”カップル”であることを装い、
その場をしのぐことにした。
その夜、街のバーで情熱的なサルサを踊ったふたりは、
お互いに相手が”運命の人”であることを確信する。
帰国後、ジョンとジェーンはすぐに結婚することを決意。
かくして”Mr.&Mrs.スミス(スミス夫妻)”となった。
それから5〜6年後(ジョンの記憶によると5年、ジェーンの記憶によると6年)、
郊外の一軒家。
お互いを愛する気持ちは今も変わらない……はず。
それでも、なんとなく、生活のさまざまな部分にすれ違いが感じられ、
退屈な隣人達との付き合いも、もはやうわべだけのものでしかない―――。
ふたりは、自分たちの結婚がいわゆる”倦怠期”に突入していることを
嫌でも自覚しはじめていた。
すれ違いが生まれるのも無理はなかった。
というのも、実は、このふたり、それぞれ相手には内証で、表向きの顔とは別に、
”裏の顔”を持っていたのだ……。
ジョンの裏の顔は、”一匹狼の殺し屋”。
ジェーンの裏の顔は、ウォール街にそびえ立つIT企業を隠れ蓑とし、
最新のテクノロジーを駆使して、狙った標的を確実に仕留める
”暗殺エージェントのエース”。
……すなわち、このふたり、暗殺ビジネスを生業とする”プロの暗殺者”で、
しかもこともあろうに敵対する秘密組織の任務を引き受ける商売敵だったのだ!
そんなカップルが、
いつまでも平穏無事な結婚生活など送り続けていられるわけはなかった。
あるときジョンとジェーンはそれぞれの組織から請け負った任務を遂行中、
砂漠のど真ん中でニアミスをすることに。
偶然にも、ふたりが狙っていたターゲットは同一人物だった。
”パーフェクト”が信条が彼らは、
自分の任務を邪魔した相手が誰なのか調査し始めた。
そして、ふたりは相手の正体を突き止める――――。
と同時に、自分の結婚相手の”本当の顔”を知ってしまうことになる。
正体がバレたからには、たとえ愛し合うパートナーであっても、
48時間以内に相手を始末しなければならないのが、この世界の暗黙のルール。
昨日まで”愛の巣”だった一軒家の中で、
”けん制”を済ませたジョンとジェーンは危険を察知するや否や、
それぞれの車に乗り込み、壮絶なカーチェイスを開始する。
タイプこそ違えど、共に暗殺ビジネス業界トップの手腕を誇るふたりは、
想像を絶するスケールで”夫婦ゲンカ”を繰り広げていく―――。
そのころ、それぞれが任務を請け負う秘密組織の中枢部では、
戦いにピリオドを打つため、
最強の特別部隊を送り込む決断が下されようとしていた……。
かくしてスミス夫妻の”壮絶な夫婦ゲンカ”は組織を巻き込む、
空前の絶後の”戦闘”へとエスカレートしていくのだった……。
ブラッド・ピット、アンジェリーナ・ジョリー初共演の話題作で、
『ボーン・アイデンティティー』のダグ・リーマンが監督しています。
週末3日間の興行成績は50,342,878ドルを稼ぎ出し、
サマーシーズンのオープニング初登場1位を獲得してます。
この成績は、ブラッド・ピット、アンジェリーナ・ジョリー二人の
過去出演作全てのオープニング記録をぬりかえる数字だそうです。
他愛の無い話で、予告編から良い感じで飛ばしてました。
とても面白そうに見えるので登場1位はさほど無理からぬことです。
ただ、前半は予告編どおりで意外性に乏しいし、
後半は展開がつまんなくてアクションの連打にだらけてしまいました。
スパイもののパロディならパロディでとことん笑いのめせばよいのに、
組織同士の対立で、結局ふたりして自分の組織と戦うなど、
妙にシリアスの臭いのするところがあって、中途半端なんですよ。
それと二人以外の脇役に魅力が無いですね。
役者もそうですけど、ドラマ的にキャラが立ってない。
これは一応組織犯罪者同士の対決なわけだから、最低限のドラマは作りこんでおかないと。
アクションの為のアクションというのは退屈ですし、
たとえば「マトリックス・リローテッド」のハイウェイでのアクションのように、
アクション自体がドラマ性を帯びている、というレベルには達して無いですからね。
思い出しましたが、夫婦喧嘩がドメスティック・バイオレンスに見えないよう、
とりわけ肉弾戦の殺陣の演出には気を使っていたように見えました。
ブラッド・ピットがアンジェリーナ・ジョリーを蹴り飛ばす場面で、
長椅子の陰に彼女が隠れているとか、
映画でありながら、テレビドラマのような演出なんですよね。
生々しさが出ぬようにしつつ、ジャッキー・チェン風にならないように
ということでしょう。
キャスティングの話ですけど、
ブラッド・ピットがサインするか定かでない時、
ミスター・スミス役には、
ジョニー・デップやウィル・スミスの名前も上がっていたそうです。
ミセス・スミス役には元々ニコール・キッドマンがキャスティングされていた
そうですが、スケジュールの都合で出演できなくなり、
アンジェリーナ・ジョリーに変更された。
伝えられるところによれば、
ブラッド・ピットはニコール・キッドマンが降板した時に一度企画を去ったそうだが、
アンジェリーナ・ジョリーがサインしたことで企画に戻ったらしいです。
因みにミセス・スミス役にはキャサリン・ゼタ・ジョーンズの名前も挙がったといいます。
…ジョニー・デップとニコール・キッドマンで殺し合いをやるというのは、
なんとなく絵になり損ねてる気がしますね。
それでも公開されたら見に行くと思いますけど。笑
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