「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ」
■作品基礎データ 「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ」 2009年 イギリス映画 監督:サム・テイラー=ウッド 脚本:マット・グリーンハルシュ 出演: アーロン・ジョンソン |
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1950年代のリヴァプール。
ジョン・レノンは伯母ミミに育てられている、反抗期真っ最中の問題児。
彼はある日、近所に実の母ジュリアが住んでいることを知る。
ジョンに音楽の素晴らしさを教えてくれる自由奔放なジュリアに対し、
厳格な伯母ミミはジョンに向上心を持った大人になることを望む。
母と伯母、それぞれの愛し方―。
彼はその愛の違いに心が引き裂かれるとともに、
普通とは違う自分の境遇を受け入れることもできない。
行き場のない孤独に今にも心がはち切れそうになっていた中で迎えた17歳の誕生日、
彼は母たちと自分を巡る哀しみの過去を知ることになる―。
監督は現代アート界で活躍する女性芸術家、サム・テイラー=ウッド。
ジョン・レノンを演じるのは、
「純粋さとセクシーさを併せ持つ貴公子」アーロン・ジョンソン。
2010年はジョン・レノン生誕70年を迎えるアニバーサリーイヤー。
ジョンが衝撃を受けたエルヴィス・プレスリーなどのアメリカンロックや、
ビートルズの前身バンド、クオリーメンなどの数々の貴重な名曲とともに、
今まで語られることのなかった物語がこの秋ついに誕生。
「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ」見ました。
ビートルズのジョン・レノンを主人公にした
青春音楽映画です。
ビートルズの音楽をよく聞いたのは、中学の頃です。
私はもう解散後の姿しか知らないファンです。
アルバムや映画、ビデオ等でしか知らない幻のような存在です。
ドラマの中で、彼らは多感なティーンとして息づき、
葛藤しています。
曲に因んだ場所や人の名前が出て来る度に、ドキドキしました。
本作品の優れた点は劇中にあえてビートルズのナンバーを使わず、
ファンのみの楽屋オチ映画にしなかった事です。
キャストも外見のそっくりさんを避け、
もっと本質的なところで当時の彼らの心情を表現出来る若者達を使ってます。
クレジットを見ると、レノン役のアーロン・ジョンソンは本人が歌ってます。
なかなかの歌声です。
別に録音された歌声を演技に被せているのかも知れませんが、
ライブっぽい感じが上手く出ていたです。
レノンのふたりの母の事は知りませんでした。
親子のドラマがこの作品のキモなだけあって丁寧に描かれています。
”泣ける映画”と言うより”泣くべき映画”です。
有名人の下積み時代の苦労話の映像化、
と言う範囲を超え、
普遍の家族愛を問いかけています。
ビートルズを知らない、興味のない人が見ても十分見応えあります。
売れっ子俳優がキャストされている訳でなく、
有名監督がメガホンをとっている訳でもないので、
よくぞ日本での公開にこぎつけたものだと感心しています。
爆発もスターも出て来ませんが、
まっとうなドラマを見て爽やかに涙したい人は見るべき映画です。
主演のアーロン・ジョンソンのインタビューを採録します。
アーロン・ジョンソン インタビュー
「ジョン・レノンがどうして作られたかパズルを解くみたいな感じだった」 1
990年生まれの20歳。
本作でイギリス・インディペンデント映画賞最優秀主演男優賞にノミネート
「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ」で高校時代のジョン・レノンを演じる
アーロン・ジョンソン(20歳)は、オーディションでこの役を勝ち取った。
「ビデオをさんざん見て、事前にジョン独特の声や癖を真似して練習しておいたんだ」
監督のサム・テイラー=ウッドは「ジョンが来た!」と思って、その場で彼に決定した。
「でも、僕は脚本を読むまでジョンについて何も知らなかった。
5歳の頃に両親に捨てられて、叔母さんに育てられて、思春期に実の母親に会ったら
すぐに母親が死んで……。そんな辛い体験からビートルズが生まれたなんてね」
眼鏡をかけるとジョンの雰囲気にアーロンと監督はジョンという人間を知るため、
徹底的にリサーチした。
「たとえば昔の『ローリングストーン』誌に載ったインタビューは役に立った。
そこでジョンは母のこと、叔母さんのこと、ヨーコのこと、
ビートルズを去った理由などを2時間近く話したんだ。
それでも、ジョンが彼の母と再会した頃のことはわかってないことも多い。
ジョン・レノンがどうして作られたかパズルを解くみたいな感じだったよ」
ジョンは知的で保守的なミミ叔母さんとセクシーで自由奔放な実母ジュリアの間で、
人格を形成していく。
「ジョンはルイス・キャロルが大好きで、優れた詩人で、画家でもあったけど、
それはミミ叔母さんから受けた教養のおかげだ。
でも、実の母のジュリアは彼に楽器とロックンロールを教えた。
ジュリアと一緒にエルビス・プレスリーの映画を見て夢中になるんだ」
ジョンは母を愛するようにロックンロールを愛し、ポール・マッカートニーと出会って
バンドを始める。ところがその矢先に母は交通事故で死んでしまう。
葬儀でジョンはやり場のない怒りをポールにぶつける。
「曲を使う許可をもらうためにポール・マッカートニーさんに映画を見せたら、
『こんな風にジョンに殴られた記憶はないぞ』って言われちゃった。
まあ、この映画はドキュメンタリーじゃないからね」
同じく、曲の使用許可をもらうためにオノ・ヨーコにも映画を見せた。
「ヨーコさんにジョンの演技についてお墨付きをもらったのは心強いよ。
彼女はジョンにとって母親代わりの存在だったね」
「キック・アス」のほか、中田秀夫監督の「チャットルーム」など出演作が続々待機中
ヨーコはジョンより7歳年上だった。そして、この映画の撮影当時19歳だったアーロンは、
現場で23歳年上のテイラー・ウッド監督と親密になり、
去年、2人の間に子どもが生まれた。
「ビートルズの歌で、どれが一番好き?」とアーロンに尋ねるとこう答えた。
「映画の中でジョンとポールが作る“In Spite of All the Danger
(すべての危険を顧みず)”だね。あれはレノン=マッカートニーの最初の歌なんだ」
アーロンと監督は撮了の日、2人の腰に“In Spite of All the Danger”というタトゥーを
半分ずつした。裸の腰を合わせるとひとつの文になる。
「ノーウェアボーイ」に続くアーロンの主演作は「キック・アス」。
ニューヨークはブルックリンに住むオタク高校生がアメコミのヒーローになろうとするアクション・コメディだ。
「ジョンのリバプール訛りの次はニューヨーク訛りの役だから大変だった。
面白いのはこの2本は結構よく似た話なんだよ。どちらの主人公も母を失くした
貧しい少年で、学校では劣等生。でも、最後はスーパーヒーローになるんだ!」
今は「キック・アス2」の脚本を待っている状況だという…
以下はネタバレとなるのでmixi独身映画ファンコミュニティ
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にて「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ」の頁をご覧下さい。
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