「アザーズ」DVDレビュー

「アザーズ」ポスター★映画基礎データー★
「アザーズ」
 2001年 アメリカ映画  104分
  監督・脚本・音楽: アレハンドロ・アメナバール
  製作: トム・クルーズ
  出演  ニコール・キッドマン
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1945年、ふたりの子供と広大な屋敷で暮らす人妻グレースは3人の使用人を雇う。
その日から、屋敷内で怪事件が続発。
やがてグレースは子供たちから、見えない“誰か”の存在を知らされ……。
「オープン・ユア・アイズ」の俊英アレハンドロ・アメナーバルによるスリラー。
闇を活かしたゴシック風の映像に加えて、
ヒロイン、ニコール・キッドマンのクラシカルな魅力も見逃せない。
製作がトム・クルーズでまだ2人が離婚する前の作品ですね。
ごたごたして公開が伸びた?

「アザーズ」はワンアイディアで作られた、やまばひとつに、おちひとつという極シンプルな作品です。
それで2時間前後もたせるのですから、立派といえば立派。
ニコール・キッドマン、良いです。
あんまり好きではないんですこの人は。
「デイズ・オブ・サンダー」はアクセサリー替わりに美人をひとりキャストした
という感じでしたし、「冷たい月を抱く女」であまりの悪女ぶりに本人まで嫌いになった。
「ムーラン・ルージュ」のヒロインもあまりに人工美人過ぎてノレませんでしたが、
「アザース」のヒロインははまってます。他に考えられないほど良いです。

でもレビューの書きにくい話ですね。
ねたばらしすると、それで終わっちゃう話しです。
女性誌に「オチは××××だ」と類似作品を挙げているのがあって、
それを読んだばっかりに「△が○○なんだ?」と最初から疑ってかかってしまい、
狭い鑑賞をしてしまったようです。

出てくる広大な屋敷は本物なのでしょうか?
大抵のシーンで半分霧の中に隠れてますし、残り半分は夜だし。
ミニチュアには見えませんが、実はフルCGかもしれない、という疑いを持ってま
す。

「アザース」はプログラムが縦長になっていて、上の3センチぐらいで横に
切込が入っていて、テープ止めしてます。
ねたばれがそこにあるんですけど、ちょっと面白い本です。
解説に「恐怖が悲しみになって癒しになっている」と書いてあって、
この作品はそこに尽きるな、と思いました。
不思議な世界を書きたいというんであって、怖がらせることをテーマにしてないです。

ネタばれ改行です。



(僅かでも、本作品を見るつもりのある人は、本当にこの先読まない方が良いです。)



途中で出てきた、
死体のベッドで寝てる写真というのは実際に撮られていた様ですね。
死んだ人に死化粧をして、ちゃんとドレスを着せて、ベッドに寝てるように
横たえたり、椅子に座らせて記念写真を撮ったりという例の写真集に出てくる奴です。
ばあやさんがグレース(ニコール・キッドマン)に説明してるとおり、
写真撮影の始まった黎明期には、カメラに魂が宿るものと考えていたらしくて、
コナン・ドイル等も妖精写真などにはまってたようです。
ものすごいグロですね。
私は小心者ですので、そんなの見たくないです。

ラストから逆算すると、「彼ら」の側から見れば、世界はこんな風かなというのは、
説得力がありますね。
よく怪談に、幽霊は自分が死んだことを知らないんだ、という話が出てきますよね。
それを知ってる幽霊と知らない幽霊がいるというのは面白いです。
霧の中からやっててくる夫は、どこから来たんでしょうか?
あの世なんでしょうか。
それとも似たような世界が他にもあって、
戦争で死んだ兵隊の幽霊達が漂ってるんでしょうか。
そっちの方が
天国とか地獄とかより、怖いですね。


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