「レッドクリフ PartⅡ ─未来への最終決戦─ 」
■作品基礎データ 「レッドクリフ PartⅡ ─未来への最終決戦─ 」 2008年 米、中、日、台、韓合作映画 監督:ジョン・ウー 脚本:ジョン・ウー カン・チャン コー・ジェン シン・ハーユ 出演:トニー・レオン |
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2000隻の軍艦を率いて赤壁に侵攻してきた曹操(チャン・フォンイー)は、
兵の士気を高めるために、蹴鞠の大会を催していた。
最も活躍し、曹操に昇進を言い渡された孫叔材(トン・ダーウェイ)は、
一人の兵士に礼を言う。
試合中にこっそり孫叔材を手助けしたその兵士は、
男装して潜入していた孫権の妹・尚香(ヴィッキー・チャオ)だった。
尚香は曹操軍に疫病が蔓延していることを伝書鳩に託して孔明(金城武)に伝えるが、
その後戦慄の光景を目撃する。
疫病でなくなった兵士たちの死体が船に積まれ、
連合軍のいる対岸へと流されていたのだ。
曹操の冷酷非情なやり方に、周瑜(トニー・レオン)をはじめ、
連合軍は憤りを感じるが、
傷ついた兵士と広がりつつある疫病を目の当たりにした劉備は自軍の兵と民のために、
撤退を決意してしまう。
しかし、孔明は周瑜とともに戦うため、ただひとり戦地に残るのだった。
劉備たちが去った後の陣営には、
十分な食料もなく矢も5万本程度しか残っていなかった。
劉備たちが4万本の矢を持って行ったことの責を問われた孔明は、
三日で10万本の矢を調達すると周瑜に宣言。
一方、周瑜も水上戦に長けた曹操軍の武将・蔡瑁と張允を排除してみせると宣言する。
お互いの首をかけた発言に周囲は冷や冷やするが、
当の本人たちは涼しい顔をしているのだった。
ある日、周瑜のもとに、今は曹操に仕えている幼なじみの蒋幹が訪ねてくる。
蒋幹は、曹操が小喬(リン・チーリン)を手に入れるために
戦争を始めたことをほのめかし、周瑜に降伏を勧めるが、
それでも周瑜の決意は揺るがない。
旧交をあたためるふりをしながら周瑜の動向を探っていた蒋幹は、
蔡瑁と張允が周瑜と裏で繋がっていることを示す手紙を見付け、
急いで曹操のもとへと持ち帰るが、それは周瑜が用意した偽の手紙だった。
一方、最初の二日間で1本の矢も入手していなかった孔明は、
藁で覆った船20隻を率いて敵陣へと侵入する。
濃霧で視界不良の中、敢えて弓矢の一斉攻撃を受け、
まんまと敵の矢を手に入れることに成功する。
10万本もの矢を孔明に奪われてしまったとは知らず、
蔡瑁と張允は意気揚々と陣営に引き上げるが、
蒋幹が持ち帰った手紙を曹操に突きつけられ、処刑されてしまうのだった。
曹操軍の陣営の配置図を完成させた尚香が無事に帰還する。
2000隻もの戦艦が書き込まれた配置図に連合軍は声を失うが、
周瑜は戦艦と戦艦の間にある印の意味を尚香から聞き、そこに勝機を見出す。
しかし、その作戦を実行するには風向きが悪かった。
そこで孔明は、気象学、地理学を駆使して、
連合軍に有利な“東南の風”が吹く日を割り出そうとする。
その頃、自分が戦争の発端であることを知ってしまった小喬は、
一艘の船に乗って曹操のもとへと向かっていた……。
興行成績5週連続第1位!
アジア映画史上最高となる興行収入49億円(1/12現在)!
そして、観客動員数400万人突破!
大ヒットを記録した『レッドクリフ PartⅠ』の続編にして完結編
『レッドクリフ PartⅡ』です。
『M:I-2』『フェイス/オフ』のジョン・ウー監督が、
構想に18年、総製作費100億円
(うちジョン・ウーの私財が10億円!)を注いだ渾身のビッグ・プロジェクトです。
エキストラとして招集された現役人民軍兵士は1000人以上、
騎馬隊のために用意された馬は200頭と伝えられます。
映画の冒頭に監督ジョン・ウーのメッセージが字幕で流れます。
9.11テロ以降の混沌たる世界に希望はあるのかと。
信じる心があれば、どんな過酷な状況も乗り越えられる。
信じる心があれば、奇蹟を起こすことができる。
『レッドクリフ』を通してそれが描きたいと。
孫権軍の司令官・周瑜役には、アジアを代表する演技派トニー・レオン。
劉備軍の天才軍師・諸葛孔明役には金城武。
周瑜の妻・小喬役には台湾のスーパーモデル、リン・チーリン。
劉備軍と孫権軍に襲いかかる帝国の支配者・曹操役には
『さらば、わが愛~霸王別姫』『始皇帝暗殺』などのベテラン俳優、チャン・フォンイー。
戦いを通して成長していく若き君主・孫権役には、
日本や韓国映画でも活躍する国際派スター、チャン・チェン。
孫権の妹で、男勝りな活躍を見せる尚香役には、『少林サッカー』のヴィッキー・チャオ。
義に篤く、勇猛果敢な武将・趙雲役には、
中国を代表する人気スターのフー・ジュンが扮している。
また、周瑜の部下・甘興役で、日本から中村獅童も参戦。
時代劇という慣れ親しんだフィールドで抜群の存在感を見せる。
製作費はアジア映画史上最高となる100億円。
中国が国家を挙げて取り組む一大プロジェクトであると同時に、
日本をはじめ、アメリカ、韓国、台湾の大手映画会社も参加した
世界的プロジェクトである。
1000カ所以上に及ぶVFXを担当したのは、
『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズや『ダイ・ハード4.0』を手かげた
オーファネージ社。
『マトリックス レボリューションズ』のクレイグ・ヘイズが指揮を執り、
赤壁の戦いのクライマックスである2000隻の船団が大炎上するという
未曾有のスペクタクルシーンを生み出した。
アクションシーンを演出したのは、
『トランスポーター』などで監督としても活躍するコリー・ユン。
『血と骨』『殺人の追憶』などの岩代太郎が音楽を担当しています。
Part1があれだけ“引き”で終わっていたので、
少々期待しすぎました。
やっぱり大味なドラマでしたね。
“ドラマのPart1。アクションのpart2、“と
割り切ってみれば1,800円払って損はないものと。
孔明の“百万本の矢”のエピソードは
本来Part1の方で済ませておくべき話で、
後編にもって来るべき話じゃないですね。
孫権の妹が、
曹操陣営に潜入するオリジナルストーリーは、
間者を放つのは双方やっていたはずの事ですので、
そう面白くないし、
ましてや単身で乗り込んであれだけ活躍するというのは
非現実的です。
どうせやるなら九ノ一部隊をごっそり潜入させて
その指揮を採るくらいの事はやってほしかったんだけどな。
でもそれでは赤壁の戦いから離れていってしまいすぎですね。
そういえば、孫権の出番、
というか見せ場がさっぱりないのも不満です。
劉備と揉めるのは想定の範囲内で、
疫病というのは、
それまでにない展開だけど、
余り面白くないですね。
曹操が病人を相手に
「勝って帰ろう」と励まし、
病人達が皆で「万歳、万歳」と勝鬨を上げるくだりは、
なかなか良いのですが。
周瑜の妻がpart1では邪魔で、
ベッドシーンには怒りさえ感じたけど、
part2では良いですね。
「一杯の茶で80万の軍勢を失うのか?」
というもって行きようは好きです。
その手前。
甘興(中村獅童)が周瑜に椀の餅を譲って
“我らは家族”と訴えるシーンは本来感動的なはずですけど、
自分的には×でした。
女房に逃げられてがっかり(?)の周瑜を
男同士で励ましあってるようで
なんとなく恥ずかしい…。
夜を徹して水軍が炎上しまくりますが、
急に翌日の昼間にドラマが飛んで、
ひたすら陸戦になるのだけど、
翌日でも燃え続けているはずの船団が
ワンシーンも出てこないのは絵的に
不自然だと思うけどな。
赤壁の戦いは、
三国志のストーリー全体から見れば
半ばのエピソードですから、
主要登場人物全員が生き延びるのは当然ですが、
甘興のような如何にも脇役然とした連中が、
はじから戦死していくというのは可哀想と言えなくもない。
いろいろケチをつけましたが、
最後の孔明と周瑜の別れのシーンは良いです。
次に逢う日は、敵か見方か定かではないが、
共に戦ったいまこの時の絆を生涯忘れまい、
というのは、“これぞ三国志”
なオチでした。
小喬を演じたリン・チーリンのインタビューで
メイキングに関する部分を採録します。
Q:映画初出演で超大作『レッドクリフ』シリーズのヒロインに
抜てきされた感想について聞かせてください。
何といってもこれが映画初出演で、今まで演技の経験がなかったわけですから、
最初は本当に緊張しました。
これまでわたしは映画を観るときはほとんどそのストーリーを追いかけるだけだったの
ですが、この作品に出演したことをきっかけに、映画を観る目が変わりました。
2時間の映画のために、何十人、何百人ものたくさんの方々の大きな力が
必要なんだと初めてわかり、映画に対する尊敬の念が改めてわいてきたんです。
Q:(トニー・レオンとの共演で)学んだことは何かありますか?
トニー・レオンさんは自分の仕事に対してとても情熱を持っていらっしゃって、
常に真剣でした。
これからもずっと役者としてのトニー・レオンさんをお手本にしていきたいと
思っています。トニーさんのような真摯(しんし)な態度というのは、
わたし自身も見習わなくてはと思う部分でもあるので……。
Q:映画の撮影中に楽しかったことはありますか?
撮影のなかばころになって、
ようやく演技をするということが楽しくなり始めました(笑)。
自分の出番のないときは、出演者の方々の演技を見ていることも多かったんですが、
それを眺めながら、
今ここで自分がこの素晴らしい方々と一緒にこの作品に参加しているんだという
こと自体がとても信じられないような気持ちで、
「まさかこんな日が来るなんて!」という喜びでいっぱいでした。
曹操役のチャン・フォンイーさんはとてもユーモアのセンスのある方で、
わたしが緊張しているときはよく冗談を言ってリラックスさせてくださいました。
Q:小喬は美しく、かつ心優しく強い女性ですが、
彼女に成り切るために努力したことがあれば教えてください。
演技はもちろんのこと、昔の女性独特の所作や茶道を学びました。
また中国結びという工芸があるんですが、その結び方などを勉強しました。
それ以外はとにかくたくさんの映画を観ましたね。
多くの作品を観ることによってほかの役者さんたちの演技から学ぶことも多かったし、
自分の人生経験の不足を多少はカバーすることができたと思います。
直接そのことがすぐに現場で役に立つということはありませんでしたが、
いろいろな面でわたしの心の中に残っているものだと思います。
次はトニー・レオンのインタビューです。
──今作では、曹操や劉備、孫権などさまざまなタイプのリーダーが出てきますが、
トニーさんが思う「理想的なリーダー」像をおしえてください
やはり民主的で、国民の気持ちをよく理解し、そしてくみ上げてくれるひとですね。
──それは演じられた周瑜のタイプということですか?
そうですね。
周瑜は、自分のまわりの人間をすごく愛しているんです。
そういったひとにリーダーになってほしいですよね。
──この映画の周瑜には、まったく欠点がないように感じますが……
もちろん欠点はあると思うのですが、
ジョン・ウー監督はその部分を撮っていないんだと思います。
じつは、どうしようもない男で、
家では片づけもしないようなひとだったのかもしれないですけれどね(笑)。
周瑜とウー監督はとても似ています。
国も守りたいし、最愛の妻も守りたい。両立させたいんです。
ウー監督も仕事は一生懸命ですが、奥さんも大事にしている。
仕事のために家庭をあきらめない。まったく同じ人物像です。
撮影現場にいつも奥さんを連れてくる、周瑜も戦場に奥さんを連れていく、同じですよ。
六本木ヒルズにて行われた完成披露フェスティバル。
なんとTOHOシネマズ六本木ヒルズの全9スクリーンを占拠、
このイベントの模様は大阪、名古屋、福岡でも同時中継されており、
まさにレッドクリフ旋風が吹き荒れた。
上映前のジョン・ウー監督、主演の金城武、リン・チーリン、
主題歌を担当したalanが登壇しています。そのコメントを再録。
――パートⅠの大ヒットおめでとうございます。それぞれ感想をお願いします。
ジョン・ウー監督
感激と感謝の気持ちでいっぱいです。
ファンの皆さんとスタッフのサポートのおかげだと思っています。
この映画のテーマは友情と勇気、そして愛。
100年に一度の不況といわれる今だからこそ、
私たちが大切にすべき要素ではないかと思います。
撮影中は色々な試練がありましたが、それを乗り越え、
今日の成功につながったと思います。
金城武
率直に嬉しいですね。
僕が演じた孔明は、(アクションシーンに関して)ほかの役者さんの流した汗、
使った時間を考えると、一番苦労しなかった役だと思います(笑)。
企画してから3、4年経ってできたものですから、
個人的にも嬉しいですが、監督は僕以上に感慨深いと思います。
いろんな国の役者とスタッフが集まり、
「三国志」の今まで実写化されなかったパートを映像化して、
これだけ多くの方が好きになってくれたことが何より嬉しいですね。
――さきほど日本映画の影響を強く受けたとおっしゃっていましたが、
具体的なタイトルを教えてください。
ジョン・ウー監督
黒澤明は敬意を払っている監督の一人で、
特に「七人の侍」からは大きな影響を受けています。
今回、戦いのシーンを演出する際に、
スタッフには「七人の侍」のエンディングを参考にしてもらいました。
編集やカメラワークはもちろん、
緊迫した戦いの中にも人間性がしっかり描かれているんです。
尚香と孫叔材との絆も「七人の侍」からヒントを得てるんですよ。
黒澤作品は何度見ても新しい発見があり、勉強になります。
あと、市川崑監督の作品も好きですね。
――孔明を演じた金城さん、「Ⅱ」の見どころと、思い入れのあるシーンを教えてください。
金城武
陣の組み方を映像で見せられると、やはり迫力が違いますね。
孔明と周瑜が、いかにして敵も味方も騙して戦略を立てたのか、
頭脳戦は緊張感たっぷり。アクションシーンも大盤振る舞いです。
思い入れのあるシーンは、敵陣にあえて弓矢を射させて奪取するシーンですね。
CGも使っているんですが、目の前と後を本物の矢が飛んでいて(笑)。
孔明は怖がる表情をしてはいけないので、平静を保つのが大変でした(笑)。
彼の繊細かつユーモアな面が出ているので、このシーンは好きです。
――リン・チーリンさん、ジョン・ウー作品のヒロインを演じるにあたり、
役作りはどのようにされましたか?
リン・チーリン
小喬は柔らかく、強く、水のような女性です。
監督からはあまり細かいことは指導されませんでしたが、
「とにかくリアルに、自然な小喬であってほしい」とだけ言われました。
彼女の心に少しでも近づけるように、魂を込めて演じましたし、
それは見ていただければ伝わると思います。
――alanさん、主題歌に込めた思いを教えてください。
alan
愛と強い信念、勇気をテーマに、心を込めて大切に歌いました。
映画で自分の歌が流れているのを聞いたときは、とても嬉しかったです。
――最後に全国のファンの皆さんにメッセージをお願いします。
ジョン・ウー監督
この映画を見て、元気になって、楽しい人生を送ってください。
本当にありがとうございます。
最後にジョン・ウーとトニー・レオンふたり一緒のインタビューから
Q:本作の周瑜は思いやりにあふれ、一方でユーモラスな一面も披露しています。
それは、トニー・レオンさん自身の資質を反映させたものなのでしょうか?
トニー・レオン:
僕自身はまったくユーモアのない人間なので(笑)、そこは違うと思います。
むしろ監督の方がユーモラスなので、『レッドクリフ』シリーズの周瑜は、
監督自身を反映させたキャラクターなのではないでしょうか?
僕が周瑜と似ているところを挙げるとするなら、友人に対する誠意の部分ですかね。
あと、家庭を大切にするところも似ているかもしれません。
ジョン・ウー:
周瑜とトニー・レオンの共通点は多いよ。
二人とも冷静沈着で、プレッシャーにとても強い。
どんな大きな危機にも冷静に対応できるというのは、リーダーに必要な資質。
今の世の中は危機に瀕しているが、トニー・レオンや周瑜のように取り乱さずに、
冷静に対応することが必要だと思うね。
Q:お二人は古い友人同士ですが、友情がテーマの本作を通じて、
さらにきずなを深めたのではないですか?
ジョン・ウー:
そうだね。トニー・レオンとはこれからもずっと一緒に映画を作っていきたいと思うよ。
気心の知れた友人だし、言葉がなくても表情だけで気持ちが伝わるんだ。
それに、トニー・レオンは自分に厳しくて、仕事も完ぺきなプロフェッショナル。
作品ごとに新しい一面を見せてくれるから、この先も楽しみにしているよ。
トニー・レオン:
監督は僕を褒め過ぎですよ(笑)。でも、僕も監督が大好きですし、とても尊敬しています。
以前に2作の香港映画でご一緒しましたが、その後、監督がハリウッドに行かれてからは、
なかなか機会がなかったんです。
今回の作品でまたお仕事させてもらえて、すごく楽しかったです。
撮影方法など、いろんなことを学べましたし、いい経験になりました。
監督は責任感があって人柄も素晴らしい方です。
これからもずっとご一緒できたらうれしいですね。
Q:アクション・シーンの撮影は、かなり苦労されたのではないですか?
ジョン・ウー:
撮影が始まった当初は、トニー・レオンの体調があまり良くなかったから、
周瑜の騎馬戦のシーンはスタントマンを用意していたんだ。
でも、トニー・レオンは「監督はきっと僕にやってほしいはず」と言って、
すべて自分自身でやり遂げてくれてね。
おかげで、リアルなアクション・シーンになったと思うよ。
トニー・レオン:
アクションは本当に大変でしたね。騎馬戦のシーンは夏場に撮影したのですが、
衣装は冬用で、鎧もカブトもすごく重いんですよ。とにかく暑くて苦労しました。
Q:ロケ地が田舎だったので、食事にも苦労されたそうですが?
ジョン・ウー:
ロケ地が北京から車で3時間以上もかかる田舎で、
食事はずっと味気ないケータリングだったんだ。
撮影がとてもハードだったから、食事のたびに、これはウニ! こっちはトロ!
これはハマチだ! とおいしいモノを想像しながら食べて、
ストレスを発散していたよ(笑)。
Q:でも、トニー・レオンさんはロケ地にトロを調達していたとうかがいました。
監督もごちそうになったのではないですか?
二人: そう(笑)!
ジョン・ウー: 何回かごちそうになってね。
トニー・レオンはわざわざ新鮮なトロを北京から取り寄せたんだ。あれはおいしかったよ。
Q:トニー・レオンさんはよっぽどトロがお好きなんですね(笑)。
トニー・レオン:
大好きです! あんなにおいしいモノ、キライな人なんていないんじゃないですか(笑)?
でも僕がトロをごちそうしたのは監督だけじゃないですよ。
孔明役の金城武さんやキャストの方を招いて、何度か食事会を開いたんです。
皆さんに喜んでもらいました(笑)。
Q:ジョン・ウー監督は、男性を撮るのは最高だけど、
女性を撮るのはあまり得意ではないと言われています。
トニーさんは本作のラブシーンをどうご覧になりましたか?
トニー・レオン:
本当に素晴らしかったと思います。監督はこの作品で名誉挽回(ばんかい)でしょう(笑)。
男性だけでなく、女性もしっかり撮れることを証明したのですからね。
Q:もしかして、トニー・レオンさんが監督にラブシーンのアドバイスをしたのでは?
トニー・レオン:
監督にアドバイスだなんて、とんでもないですよ!
僕は監督の指示に従って演じただけです。
ただリン・チーリンさんには、自信を持つようにアドバイスしました。
彼女は映画初出演だったので、始めは緊張していたようですが、
もともと聡明(そうめい)な人なので、すぐに現場の雰囲気になじんでいました。
ジョン・ウー:
わたしは照れ屋だから、言葉で伝えるのが得意じゃなくって……。
今回のラブシーンも、具体的に指示することはできなかったんだが、
トニー・レオンはニュアンスを理解してくれて、
リン・チーリンをしっかりとリードしてくれたよ。
トニー・レオン:
もしも監督じゃなくて僕がラブシーンの演出をしたら、
激しくてこの映画は検閲を通らないと思いますよ(笑)。
『ラスト、コーション』のような問題作になったかもしれません!
Q:本作の公開に先がけて行われた大阪でのプレミアは、
矢の刺さった船で道頓堀川に登場するという、
日本では珍しいくらいコンセプチュアルなイベントでしたね。
トニー・レオン:
川をカーペットに見立てた“リバー・カーペット”という演出だったんですけど、
日本であんなイベントに参加したのは初めてでした。すごくユニークで楽しかったです。
ジョン・ウー:
わたしも感動したよ。イベント自体も発想が非常に面白く、
映画のテーマとピッタリで。集まってくれた皆さんの応援には情熱を感じたし、
大阪の人たちは明るくて温かい。
大阪が環境保全に力を入れていることもわかって興味深かったね。
それと親しみやすくて個性的な大阪市長も印象的だったよ。
Q:では、最後にこれから映画を観る方へメッセージをお願いします。
トニー・レオン:
ストーリーの展開がよりスピーディーになっていて、
1作目以上にダイナミックなシーンが盛り込まれています。
きっと、誰もが震撼(しんかん)させられるでしょう。
登場人物たちの感情のぶつかり合いも激しくなっているので、
とても見ごたえのある作品になっています。
ジョン・ウー:
見どころは曹操軍と連合軍との頭脳戦だね。
孔明が敵軍から矢を借りてくるところや、戦艦の火責めなど、
三国志で有名なエピソードがたくさん盛り込まれているんだ。
周瑜と妻との夫婦愛とか、人間ドラマもしっかり描いた。
必ず何かを感じてもらえると…
以下はネタバレとなるのでmixi独身映画ファンコミュニティ
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