「Sad Movie <サッド・ムービー>」

「sadmovie<サッドムービー>」映画チラシ★映画基礎データー★
「Sad Movie <サッド・ムービー>」
2006年 韓国映画
監督 クォン・ジョングァン
脚本 ファン・ソング
出演 チョン・ウソン

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恋に不器用な消防士ジヌ(チョン・ウソン「私の頭の中の消しゴム」)は、
プロポーズを待ち望む恋人スジョン(イム・スジョン「箪笥」)の気持ちに気付きながらも、
なかなかその一言が言い出せず、彼女の気持ちは限界に近づいていた。

ゴールの見えない恋に終止符を打たれたハソク(チャ・テヒョン「猟奇的な彼女」)は、
彼女の気持ちを取り戻せると信じて
‘別れさせ屋’という奇妙な仕事を始める。

忙しすぎる母親に反発して困らせてばかりいた小学生のフィチャンは、
ある日、母親が重病にかかっているという事実を知ってしまう。

初めて恋に落ちた耳の聞こえない少女スウン(シン・ミナ「甘い人生」)は、
告白する勇気が出せないままに大好きな彼が
フランスに留学するという噂を聞きつけてしまう・・・。
 
仕事ぶりは優秀だが、恋には不器用な消防士ジヌ。
彼のことを一途に愛する、手話通訳アナウンサーのスジョン。
たわいのないことで笑ったり、些細なことで喧嘩したり、
二人は幸せに満ちた日々を送っていた。
しかし、スジョンはジヌを愛すれば愛するほど、
いつも果敢に炎の中に飛び込んで救助に当たる彼のことが心配で、
仕事をやめて欲しいと望んでいた。
一方でジヌは、スジョンがプロポーズを待ち望んでいることを知りながらも、
常に危険にさらされている職業がゆえに、彼女に心配をさせない自信が持てずにいた。

ある日、火災現場での事故発生のニュースを聞き病院に駆けつけたスジョンは、
無事なジヌの姿を見るなり、
ほっとするよりも日頃募っていた不安が爆発してしまう。
スジョンの不安な気持ちを痛いほど感じたジヌは、
彼女が自分にとっていかにかけがえのない相手であるかを再認識し、
ついにプロポーズを決意する。
「手後れになる前に言おう」と。そしてスジョンが待ち望んだ雨の日、
ジヌは指輪を手にスカイラウンジでスジョンを待つのだが……。

お金のためにボクシングのスパーリングパートナーのアルバイトをし、
日々めった打ちにされながらもなんとか暮らしている無職の青年、ハソク。
付き合って3年目になる彼の恋人は、
スーパーでレジのパートタイムの仕事をしているスッキョン(ソン・テヨン)。
ある日ハソクは、
先の見えない愛に終止符を打つ決心をしたスッキョンから
冷たく別れを切り出されてしまう。
彼女の心をつなぎとめるためにも、
何とか定職を見つけなくてはと試行錯誤をめぐらす中で、
ある日ハソクは一風変わった仕事をはじめる。
それは、
別れの言葉を直接相手に伝えられない人たちに代わって別れのメッセージを届ける
‘別れさせ屋’という職業だった。
ホームページを立ち上げた側から続々と寄せられる依頼に、
早速ハソクは別れの言葉を告げて回ることに。
あっさり納得されることもあれば、逆ギレされて殴られることもあり……。
悲惨な目に遭いながらも、
スッキョンの心を取り戻すためと信じて頑張り続けるハソク。
そんな彼に、ある日辛すぎる依頼が寄せられるのだった……。

インテリアデザイナーとして会社を興し、
多忙な毎日を過ごしているジュヨン(ヨム・ジョンア「カル」)。
彼女には小学2年生の一人息子フィチャンがいるが、
仕事が忙しく、学校の行事にも、交通整理のボランティアにも参加できずにいた。
そんなある日、ジュヨンは運転中に具合が悪くなり事故を起こし、
それがきっかけで自分が重病を抱えていることを知る。
医師からもう先が長くないと宣告されショックを受けるジュヨンだったが、
フィチャンは入院中は毎日会いたいときに
いつでもお母さんに会えると無邪気に嬉しがる。
ジュヨンはそんな息子を見て、
それまでいかに息子を寂しがらせていたかを初めて悟るのだった。
2人は、これまでの日々を取り戻すかのように仲むつまじい日々を過ごし始める。
しかしある日、
フィチャンは教師たちの不用意な会話で母がガンであることを知ってしまう。
そんなフィチャンがふとしたことから見つけたのは、
母親が昔書いていた日記。
母が自分をいかに大切に愛情深く育ててきてくれたかを知ったフィチャンは、
「死」という永遠の別れからなんとか母親を守ろうと頑張るのだが……。

スウンは、
昔火事に巻き込まれた後遺症で顔にやけどの跡を抱える、耳の聞こえない少女。
その障害とは反して明るく快活な彼女は、
遊園地で白雪姫の着ぐるみを着るバイトでお客さんに愛嬌を振りまいている。
そんなスウンが初めて恋に落ちた。
相手は園内でお客さんの似顔絵を描いているサンギュ(イ・ギウ「ラブストーリー」)。
ハンサムなわりにどこか抜けたところのある純朴なサンギュをかわいく思いながらも、
自分にコンプレックスを感じているスウンは、
話しかけることも顔を見せることもできず、
白雪姫の姿のままでサンギュにちょっかいを出すのが精一杯だった。
一方のサンギュは、
いつのころからか自分のそばに頻繁に現れる着ぐるみ姿の女の子のことが気になりだし、
スウンの素顔を見たいと思うようになる。
そんなある日、
サンギュが絵の勉強のためフランスに留学してしまうことを知った
スウンの仕事仲間たちは、
彼女のために一日だけのデートをセッティングすることに。
最初で最後のデート当日、スウンは目一杯お洒落をして彼の前に現れるが……。

タイトルからして「悲しい映画」ですからね。
さあ泣いてくれってんで、ぐいぐい迫ってくる。
クォン・ジョングァン監督は本作が長編2作目の若手の監督さんです。
オールスターキャストの本作の演出は「やっぱり負担でした」と正直なところを
本国のインタビューで述べてます。
どうもセールスにならないと判断されたのか、
他のキャストがプロモートのために揃って来日しているのに、
監督だけは韓国でお留守番。笑
「号泣するような悲しみ、というんではなしに、じんわりと涙のにじむような思い、
そんな作品にしたつもりです」と。
チョン・ウソンは監督より「脚本を読んで感想を聞かせてほしい」という
控えめな申し出を受けたそうですが、
脚本を読んで大いに気に入り、早速出演を申し出、
さらに後輩のチャ・テヒョンも出演を誘ったといいます。
シン・ミナは「ラブ・アクチュアリー」のような
ラブストーリーのオムニバスに興味を持ったから、と出演の動機を
来日インタビューで答えています。
チョン・ウソンは119救援隊の訓練を受けたといいますし、
イム・スジョンとシン・ミナは手話の勉強をし、
シン・ミナはさらにパントマイムも学んだといいますから、
かなかな役者さんへの負荷も高い作品ではありました。
…街なかで消防庁の防災ポスターを見たら
チョン・ウソンの消防士姿の写真が使われていますね。

ストレートに泣けたのは、母子のエピソード。
これはかなりヒキョーですね。
普通の人なら、
やっとこ小学生のわが子を残して死なねばならぬ母親と、
母を恋しがって雨の中で泣く子供を見れば必ず泣けますし、
「これは作り事でしょう?」等と平然としている奴がいたら、
人間性を疑われそうです。
脚本では面白かったかもしれないけど、
実際に映像で見るとそれほど泣けないのが消防士の話。
狙いすぎは“別れさせ屋”。
確か同じアイディアの、もっと深刻な連続ドラマが日本であったような気がしますが。
公園のスケッチ男の話は、
白雪姫と七人の小人の着ぐるみとパントマイムの見せ方がかわゆかったですけど、
なんか最後の別れがいまいちだった。


私はむしろ、序盤から中盤にかけてテンポよく笑わせるシーン。
それぞれの恋心やすれ違いが、音楽のプロモーションビデオか、
テレビCMもかくやという映像のかっこよさで見せていくところが気に入りました。
この監督さんの才能を感じます。
男優さんたちもそれぞれかっこいいですが、
イム・スジョンとシン・ミナの姉妹が美人でいいっすね。
実際、こんな美人姉妹がいたら世の男どもが大変でしょうが。笑






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