「シャーロック・ホームズ」

「シャーロック・ホームズ」映画チラシ■作品基礎データ
『シャーロック・ホームズ』
2009年 アメリカ映画
監督:ガイ・リッチー
原作:アーサー・コナン・ドイル
原案:ライオネル・ウィグラム、マイケル・ロバート・ジョンソン
脚本:マイケル・ロバート・ジョンソン、アンソニー・ペッカム、サイモン・キンバーグ
出演:ロバート・ダウニーJr. ジュード・ロウ

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ホームズには、『アイアンマン』の世界的大ヒットが記憶に新しい
ロバート・ダウニー・Jr。ジョン・ワトソン医師には、『ホリデイ』の
演技派ジュード・ロウ。
アイリーン・アドラーには、『きみに読む物語』のレイチェル・マクアダムス。
ホームズの宿敵ブラックウッドには、『ワールド・オブ・ライズ』のマーク・ストロング。
監督は、『スナッチ』のガイ・リッチー。
製作は、「マトリックス」三部作のジョエル・シルバーと、
「ハリー・ポッター」シリーズの二作を手がけたライオネル・ウィグラム。

「シャーロック・ホームズ」試写会で見ました。

ジュード・ロウとロバート・ダウニー・Jr主演映画です。

当然ホームズのロバート・ダウニー・Jrが主人公ですけれど、
ワトソンのジュード・ロウも全編出ずっぱりですので、主演ふたりです。

過去何度も映像化されたホームズで、
良くあるパターンは冒険活劇にする奴ですが、
今回もそのパターンです。

ブラックウッドという黒魔術使いとの戦いのドラマです。

死刑になったブラックウッドが生きかえり、
悪事を働く。

敵味方のやったやられたが、延々と続くのだけれど、
全編の半分近くまで来ても、
ストーリーがサッパリ頭に入って来ない。

居眠りをしている訳ではないのに変だな、と首を捻ると、
監督がガイ・リッチーとわかって苦笑い。

「スナッチ」では、キャラのへんてこさ加減の描写に入れ込み過ぎで
ストーリーは二の次、あれはそれが魅力の作品でしたが、
ホームズのような題材で適当な手段かどうかは疑わしいです。

デジタル技術を駆使した映像はなかなかのもので、
あの時代の黄昏れた雰囲気を上手く見せています。


”ホームズにオカルトはないでしょうが”と思いつつ、………

ネタバレ改行です。





…実は全てトリックでした、
”幽霊の正体見たり、枯れ小花”
という噴飯もののオチでしたが、
もうひとり犯人が隠れていて、
実は宿敵モリアティー教授だった。

「さあ教授を捕まえに行こう」で
エンドマークというのは、ずるいです。

アイリーン・アドラーを演じるレイチェル・マクアダムスのインタビューを採録します。

Q:原作は読んだことがありますか?(ある場合)原作から受けるアイリーン・アドラー,
シャーロック・ホームズ、ワトソンの印象を教えてください。
また、本作で感じる3人の印象も併せて教えてください。

この作品のプロセスが始まるまで、本は読んだことがなかったの。
カナダで育って、テレビシリーズなどを通して知ってはいたけど、
これをやって初めて本格的なカルチャーに触れたので、エキサイティングだったわ。
だから私が持っていた印象というのはごく限られたものだったんだけれど、
それはある意味、よかったと思う。アイリーンは、
1つのストーリーに登場するだけだけれど、彼女が誰でどんな人物なのかについては、
はっきりした土台があったし、同時に想像する余地も残されていたので、
それは私にとっては助かったわ。ホームズとワトソンの印象については、
本に基づいたものではなく、テレビとか聞いたことがベースになっているけれど、
ホームズは、名探偵で、とてもインテリで、自分自身の頭脳ゆえに苦悩する男。
ワトソンは、そうね、まるでジュード・ロウとは別人(笑)! 
助手で、しかもちょっとアンハッピーな方と聞いて、
必ずしもジュード・ロウは思いつかないでしょう(笑)? 
とにかく、だからロバートとジュードが創りあげた2人を見るのは、とても楽しかったわ。
実際のところ、今作のホームズとワトソンは、非常に多くの点で原作に忠実なの。
むしろ実際には、長年の間に私たちが失ってしまったものを表現していると思う。
ワトソンは、元軍人で医者であり、優れた身体を持っていることとかーーそれには
ジュードはハマリ役ね。
ロバートも同様で、シャーロックがロマンティックな一面を持っていたり、
これまでに聞いたことのない新発見があったわ。新しい解釈よね。

Q:シャーロキアンからホームズを翻弄した女性としても人気の高いアイリーン・アドラー
を演じるにあたり、原作ファンのイメージを大事にして演じられたのでしょうか? 
そういう役を演じる上で一番難しかったのはどんなところですか?

とてもやりがいがあると思ったのはシャーロックとのやりとりで、
ロバートと私が気を配らなくてはならなかったのは、
いつ2人がゲームを始めるかということ。
シャーロックとアイリーンは、互いがとても気にかかっている存在だけど、
いつ、本当の気持ちを明かすかとか、いつすべてを終えるかとか。
過去をあまり早くに暴露せずに、
節度を持って適切にやらなくてはいけない演技のひとつだった。
どのようなロマンスの度合いか、どのような不信の度合いか、、、
それが私にとってはとてもおもしろい探求だったわ。

Q:原作ファンが持っているであろうイメージを大事にして演じたのですか。
それとも、自分自身のアイリーンを創ろうとしたのですか?

まず、元となるマテリアルを探したんだけれど、それほどたくさんないの。
コナン・ドイルの描写だけでね。でも、それがとてもいい土台になった。
彼女が変装したり、冒険好きだったり、誘惑しようとしたりするということは
原作に書いてあるから、そこから、おそらく彼女がどういう女性だったかはかなりわかる。
アイリーンという存在は既に確立されているから、私はそこから始めたの。
で、ガイは紆余曲折に興味があったから、何かが起った時に、
彼女はどの部分を表に出して、どの部分は隠しておくか、
それを考えながらやっていったの。

Q:アイリーン・アドラーはホームズを翻弄する非常に魅力的な女性ですが、
男性を翻弄するその魅力はどういった部分だと思いますか?

うーん、シャーロックは名声に惹かれているけど、アイリーンはシャーロックに
惹かれていると私は思う。
でも、2人は突き止めることが難しい。
つかまえどころがなくてミステリアスな生き物なのは確かで、
2人の間には憎しみさえも起りかねない。
アイリーンは当時にしては珍しいタイプの女性で、とてもエキセントリック。
それが、2人が惹かれ合ったひとつの理由じゃないかしら。
でも、2人は似たところがあったと思う。彼女は気持ちで動くタイプで、詐欺師。
シャーロックは自分が得た情報から真実を選り分ける。
違いはあるし、違いが惹き付けるということもあるけれど、
2人は似ているところのほうが多いと思う。

Q:個人的には、アイリーンのような女性の魅力を理解できますか?

女性として? そう思うけど(笑い)。
彼女は何でもやってみようとする気があるのは間違いないわね。それは魅力的だと思う。
世の中に対してとてもオープンだし、冒険好きでリスクを負うし、
一生一緒に暮らすのはたいへんだと思うけど、楽しい。おもしろい女性だと思うわ。

Q:ロバート・ダウニー・Jr、ジュード・ロウと映画の仕事は初めてだと思うのですが、
実際に仕事をされる前とした後で印象は変わりましたか? またどんな印象ですか?

2人が素晴らしい役者であり、何故これほど成功しているのかということを、
改めて強く確認できたわね。私は常に、他の人から学ぼうと思っているんだけれど、
彼らは人間としても、いい人たちなの。ロバートに感動したのは、非常に才能があって、
優れた役者として人気があるにもかかわらず、本当にとてもよく働くこと。
毎日,セットに現れた瞬間から周囲の人をモチベートするし、遊び心があって、
一緒にいて楽しい。
彼ほどの人なら、その逆になりがちだし、そこまでする必要はないのにね。
正真正銘、素晴らしい人で、ポジティブでクリエイティブだということを発見できたのは、
とても嬉しかったわ。
ジュードについても同じことが言えるわ。2つの大きなエゴがぶつかり合っても不思議は
ないのに、とても礼儀正しいの。お互いに親切だし、協調的。それにガイが加わって、
素敵でダイナミックなグループを見ているのは楽しかったわ。

Q:ホームズとワトソン、それぞれタイプが違いますが、2人から選ぶ場合、
どちらが好みですか?

私がアイリーンだったら、間違いなくシャーロックを選ぶわね(笑)。
ワトソンは、いつも2人の間に割って入るから、2人きりになるには、邪魔者以上。
シャーロックはメアリーにそんなことはしないから、絶対、シャーロックね(笑)。

Q:既にアメリカでも大ヒットしており続編の期待が高まっています。
ヒットの理由は何だと思いますか?

(ヒットするかどうかは)予測するとか、うまくいくように何とかするということが
できないもののひとつだと思うけど、これだけ、素晴らしくて、才能があって、
一生懸命で、情熱的な人たちが関わった作品なら、間違いなくいい作品ができるわ。
皆が協力しあっていて、自分の仕事を心底考えていて、
これ以上ないほど一生懸命に働いていたから。もちろん、だからといって,
そういう作品のどれもがヒットするわけではないし、願えば叶うものではないけれど、
私から見れば、これだけ才能ある人々がたくさん関わった作品なら,
ヒットしないほうがおかしいと思うわ。

ロバート、ジュード、リッチー監督がホームズについてロンドンで語ってくれた。
■ロバート・ダウニー・Jr
Q:原作から受けるイメージよりはるかにアクティブなホームズでびっくりしました。
脚本では最初からアクティブなホームズだったのでしょうか。
あなたの方で付け加えたことは?

ロバート・ダウニー・Jr:もともとドイルの本に描かれているホームズは、武術家であり、
ボクサーであり、ステッキ・ファイトにたけた人物だったわけで、
過去のテレビ・ドラマや映画から皆さんが持っていると思われるイメージより、
もっともっといろいろなことができた人物だったんだ。
それに今作は、ハリウッド製作で予算をかけた大作だから、
よりアクションを加えたということだね。

Q:『アイアンマン』そして今回の『シャーロック・ホームズ』と原作ファンが
大勢いるヒーローを演じるとき、原作ファンのイメージを壊さないようにと
気を使いますか? もしくは逆にイメージをぶち壊そうと思っているとか?

ロバート・ダウニー・Jr:両方だね。『アイアンマン』のときは、
ジョン・ファヴロー監督と僕とで、きっと多くの人々が、こうであったらいいなと思う
であろうトニー・スターク像を作るために、ちょっとユーモラスな感じを加えた。
今ではそれが、皆が思う「アイアンマン」像になっている。
で、シャーロック・ホームズは、すでに人々の中に「ホームズ」像ができあがっていて、
(アイアンマンより)多くの人がシャーロックに対する自分なりの評価を持っている。
その意味では、シャーロックは、(アイアンマンと比べると)遊べる余地があまりないと
言える。しかし、その中で僕がやったことは、
まったく感情を持たないシャーロックにしないこと。
感情を表しはするけれど、それに流されないシャーロック。
今まで演じた作品の中でベストだったね。

■ジュード・ロウ
Q:ワトソンとホームズの性質の違いはどういうところでしょうか。
ホームズにあってワトソンにないものは? また、その逆は?

ジュード・ロウ:そうだね。彼ら2人の関係の核として興味深いのは、
弱点ということなんだ。2人が一緒に暮らしているのは、経済的な理由から必要に迫られて
のことなんだけど、偉大な友人や兄弟がそうであるように、一緒にいると、
相手の弱点と付き合って行くことになる。
そして、相手の弱点を知ることで、その関係はより親密なものになるんだ。

Q:ホームズとワトソンは、好みの女性のタイプが違うように思います。
それぞれ教えてください。

ジュード・ロウ:この作品でおもしろいのは、男の人物像の違いが女性の好みの違いにも
現れていることなんだ。ワトソンは、地に足の着いた生活を送りたいと思っていて、
家庭的であり、正直で予測可能なものを求めている。ホームズはその反対なんだ。
おもしろいよね、どういう女性に惹(ひ)かれるかというのは、
その男性を物語っているから。

■ガイ・リッチー監督
Q:作品の大ヒット、おめでとうございます。

ガイ・リッチー:どうもありがとう。僕は、1998年だったかな、日本の映画祭で
最優秀監督に選ばれたことがあるんだよ。それ以来、僕は日本が好きなんだ。
日本の皆さんが僕のことを好きでいてくれる限り、僕も日本が好き(笑)。

Q:ホームズという、あまりにポピュラーな人物を映画化するのは難しかったですか? 
自分流のホームズを作り上げるつもりだったのでしょうか。それとも原作のイメージを
できるだけ残すつもりだった?

ガイ・リッチー:僕は、ほかのホームズ作品を観たことがないんだ。
それは、利点であり弱点でもあると思うけど。
すべては自分の記憶からインスパイアされたもので、ほかのテレビ、映画のプロダクショ
ンからではない。
コナン・ドイルにはインスパイアされたけど、ほかの映像作品からは影響を受けていない
んだ。だからこのホームズは、僕自身とロバート・ダウニー、コナン・ドイルの結婚に
よって生まれたものと言えるね…




以下はネタバレとなるのでmixi独身映画ファンコミュニティ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=1299114
にて『シャーロック・ホームズ』の頁をご覧下さい。



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