「SPACE BATTLESHIP ヤマト」

「SPACE BATTLESHIP ヤマト」映画チラシ■作品基礎データ
「SPACE BATTLESHIP ヤマト」
2010年 日本映画
監督・VFX:山崎 貴
原作:西義義展
脚本:佐藤嗣麻子
主題歌:「LOVE LIVES」スティーヴン・タイラー
出演:木村拓哉

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西暦2194年。
外宇宙に突如現れた正体不明の敵・ガミラスによって投下された遊星爆弾により、
人類の大半は死滅してしまう。
5年後、西暦2199年。地球は遊星爆弾の放射能によって汚染され、
生き残った人間は地上を逃れ、地下で生活していた。
かつてエースパイロットとして活躍した古代進も、いまは軍を退いていた。
あるとき彼はイスカンダル星から放たれたカプセルを発見し、
その星の座標とワープエンジンの設計図を発見する。
地球防衛軍は最後の宇宙戦艦ヤマトを建造し、
最後の希望=放射能除去装置を手に入れるため、遥かイスカンダルへ向けて出発する。
地球滅亡までわずか1年。
いま、古代たち乗組員の壮絶なる戦いが始まった。

1974年放送のTVアニメ「宇宙戦艦ヤマト」。
壮大なスケールとストーリー、斬新な設定とダイナミックな映像で、
ブームは社会現象と化した。
アニメ放送から36年目となる2010年。
あらゆる映画人が夢見て成しえなかった実写映画化が、
主演に木村拓哉を迎えてついに実現する! 
さらに、黒木メイサ、柳葉敏郎、緒形直人、西田敏行、高島礼子など。
監督を務めるのは「ALWAYS 三丁目の夕日」の山崎貴。

「ヤマト」試写会で見ました。

そりゃ映画の掲示板でも突っ込みや擁護でかなり騒々しいですが、
アニメのヤマトも突っ込み出したらキリがないシリーズでしたので、
私としては、ちょっとやそっとではびくともしないです。

むしろあのヤマトを実写版でやってくれた、
と言う事実に感慨無量であります。

よみうりホールで見たのですが、
ビルの外まで入場待ちの行列が並ぶと言う、
過去経験がないほどの混雑でした。
場内整理の係もかなり殺気立ってました。

通常の試写会より遥かに年齢層が広いのも特徴です。
上映終了後も往年のアニメファンらしい、
年長の方々は男女を問わず熱く語っていました。

古代進の設定は気に入りました。
原作になる最初のテレビシリーズでは島と共に火星基地にいますが、
今にして思えば、僻地の観測所付きのぺーぺーがいきなり宇宙戦艦の戦闘班長と言うのは不自然ですから。

”堕ちたエース”と言う事にして、加藤や山本に慕われる半面、
森雪に憎悪される。

古代が乗り込んで来た時点で波乱が起きる。

2時間18分でドラマにけりを付ける訳だから、このくらいの作り込みをして良いです。

で、その事情が明らかになるのが、
太陽系を離れ通信が途絶する”最後の交信”の最中。

古代が何も映らないモニターを見て、
別のところで島がしゃべってる。

どーして”真っ赤なスカーフ”流さないんだろう、と憤慨しつつも、
実際にキムタクの顔にあの曲を被せたら、あまあまな画面になってしまい
恥ずかしさ120%になったかも、です。

キムタクは…、
いつもの自分の芝居しかしていませんが、意外と良かったです。

古代進は熱血漢と言う設定です。
森雪との絡みの芝居を映画情報番組で見た時は、かなり引きましたけど。
全然別人なのに、それなりにハマって見えたのです。


黒木メイサのインタビューを採録します。

Q:冒頭のナレーションやBGMなど、ヤマトファン感動の演出が満載ですが、
黒木さんは原作アニメをご覧になりましたか?
映画に出演することが決まってからアニメを観たんですけど、
それまでは戦艦が宇宙を飛ぶイメージくらいしか持っていなかったんです。
あんなにも人間ドラマが深く描かれているなんて思っていなかったので、
ものすごく感動しました。
その後に映画の台本を読み返したら、原作との相違点がとても興味深かったです。

Q:熱烈なファンが多い作品だけに、実写版への参加はプレッシャーもあったのでは?
それはありましたね。この作品への出演が決まってから、
「森雪をやるんだって? 頑張って!」とか、
今までにないくらい声を掛けられるようになったんです。
「ヤマト」という作品が多くの人に愛されていることを実感しましたし、
その分、プレッシャーも感じました。
でも、実際に撮影が始まると、木村さんをはじめ、ヤマトが大好きなキャストや
スタッフがたくさんいて、とても熱い現場だったんです。
その中で皆さんと一緒に作品をつくっていくのは心地良かったです。

Q:VFXを駆使したCG映像が見どころですが、撮影も特殊だったのではないですか?
ブルーバックでの撮影ばかりだったので、わたしにとってはかなりの挑戦でした。
いつもなら現場にあるものがお芝居のヒントになるのに、
今回は助けられるものが何もなくて……。
ただ、山崎監督がつくりかけのCGを見せてくださりながら、
その都度細かく説明してくださったので、何とか頑張ることができました。
監督もすごく熱さを秘めている方で、説明するときの身振り手振りがすごいんです(笑)。

Q:ご苦労された分、完成版をご覧になったときの感動も大きかったのでは?
もう、びっくりしました! VFXが本当に素晴らしいし、スケールも大きくて、
衝撃というか圧倒される感じでした。
でも、内容が家族愛や仲間との友情など、心がほっこりするようなエピソードが多いので、
圧倒されながらも落ち着いて観られる作品になったと思います。

Q:今回演じた森雪は、オリジナルよりも男勝りなキャラクターですね。
そうですね。ちょっと強がっていて素直になれないところがあるんですけど、
古代さんと一緒に行動する中で心を開いていって、どんどん変化していく女性なので、
最初と最後のギャップが出ればいいなと思いながら演じていました。

Q:女性のエースパイロットという設定も新鮮でした。演じる上で何か準備したことは
ありましたか?
あったかなあ……? あ、ありました(笑)! 
敬礼の仕方や銃の扱い方など、木村さんたちと一緒に自衛隊の方に指導していただいて、
撮影前にみっちり練習しました。

Q:実戦の過酷さを何度も経験する役なので、撮影中につらい思いをされることも
あったのでは?
わたしはクランクインがほかの方よりも遅かったので、初日にヤマトが最後の戦いに
挑むクライマックスシーンを撮影したのが一番つらかったです。
やっぱり、いきなりあの空気感に入っていくのが大変でしたね。
監督からも、「初日に入る前に現場でリハーサルをやった方がいいね」
と言っていただけたので、リハでだいぶ雰囲気をつかむことができました。
あとは、木村さんがキャストやスタッフをグイグイ引っ張ってくださったので、
そこに巻き込まれていくような感じでした。

Q:木村さんは気配り上手な方だと伺っています。ご一緒していかがでしたか?
木村さんの気配りが、現場の空気感をつくっていたのかもしれません。
みんなの中心に立つ方というのは、こうでなければいけないのだなと勉強になりました。
ワンシーンしか絡みのない役者さんもいれば、共演シーンの多い役者さんもいますが、
木村さんはどんな人に対しても接し方にまったく差がないんです。
本当にみんなを一つにしてくれるので、古代進の役にピッタリでした。
撮影が終わった後も、みんなで一緒に食事をしようと木村さんから誘ってくださったり
して、すごくありがたかったです。

Q:お二人のシーンでは、古代が雪の鼻をはじくなど、アドリブかな? 
と思うところもありましたが?
ありましたね(笑)。木村さんは、カメラテストと本番で違う演技をされたりするんです。
どこで何をしてくるのかわからないので、
「笑ってしまったらどうしよう、途中で演技が止まってしまうかも」という不安は、
正直ありました。でも、それがいい意味での緊張感になっていたような気がします。
ラブシーンも木村さんがリードしてくださったので、
わたしは全体重を掛けさせてもらいました。

Q:ラブシーンといえば、雪が古代の乗った戦闘機の窓にキスマークを付けるシーンが
すごくキュートでした。
あのシーンは、事前に撮影する日が決まっていたのに、監督と木村さんが話し合いを
されて、撮影を最後の方に変えてしまったんです! 
もっと二人のシーンを撮ってからの方がいいのではないか、という判断だったんですけど、
逆に緊張しちゃいますよね。
そこに向かって気持ちをつくっていたのに、また緊張しながら撮影の日を待つことに
なってしまいました。

Q:乗組員たちの「できなくてもやります!」という言葉が印象に残りました。
どんな状況でも「やる」と言い切る覚悟や強さは、役者というお仕事にも必要なのでは
ないでしょうか?
必要ですよ! 正直、「逃げられるものなら逃げたい」と思うときもありますけど、
そんなこと言っていられないし、そこをどう乗り越えていこうかというのは常にあります。
「やるしかない!」という強い気持ちと、それをやるためにどう準備するのかが
大切なのだと思います。それに、このお仕事には正解がないじゃないですか。
もしも10年後に同じキャストでこの作品をつくったとしたら、
全然違う作品になると思うし。
正解がないから大変だけど、そこがやっていて楽しい部分でもあるから辞められないん
ですよね。

Q:命を懸けて愛する人を守ろうとする本作の登場人物から、
何か影響されたことはありますか?
ヤマトの乗組員たちのように、愛し合っているのに離れなければいけないとか、
誰かのために自分の命を犠牲にするとか、そういった感覚ってなかなか普段は
感じられないものですが、この作品を通していろいろなことを考えさせられました。
わたしはどんなことにもすぐ慣れてしまうタイプなので、
日々の生活が当たり前になってしまっているなと強く感じました。
これから映画を観る方にも、「何が大切で、何のために生きるのか?」とか、
「毎日をどう過ごすべきなのか?」といったことを、
改めて考えるきっかけにしてもらえたらうれしいです。

木村拓哉のインタビューを採録します。

幼稚園の頃から「宇宙戦艦ヤマト」が好きで、
何も見なくてもヤマトの絵が描けてしまうほどだったという木村さん。
「当時、映画版が渋谷の映画館で上映されていると知って、
ダダをこねて連れて行ってもらったことを覚えています」
そんな大好きな作品に自分が出演すると決まり、
「目に見えない何か大きな存在からご褒美を貰ったような気持ちになりました」と、
かなり嬉しかったよう。
とは言え、熱狂的ファンが多い作品だけに実写での映画化については賛否両論が
あったことも確かだ。

「ヤマトの実写化を本当に実現しようと覚悟を決めるまでが、
気持ちの上では一番大変でした。
僕自身も原作のファンですので、皆さんの杞憂は理解できましたし、
映画化のゴーサインが出てしまえばもう逃げることは出来ないので、後にひけないぞと。
でも、やるとなったら誰も逃げる人はいない魅力を持った作品なのは分かっていましたし。
それに比べたら撮影中なんて、何も辛いことは無かったと言えます。
実写化への不安やプレッシャーは、僕だけでは無くて、監督もキャストの方たちも
感じていたことで、撮影現場で何度、そういう話をしたか分からないほどでしたね。
声に出して言わずに自分の中だけにとどめていると、
目に見えないマイナス要素になってしまうような気がしたのかも知れません。
でも今、思い返してみて感じたことですが、
現場のみんなでそういう思いを共有出来て、それを声に出して言い合えて、
とてもいい現場だったんだなぁと思います」

そんな強い覚悟と決心で臨んだ撮影では、何も心配することが無かったと言う。
「現場に行ったら、僕がアニメで楽しんで見ていたそのままのセットが
実際に組まれているし、“原作に出て来た‘あの衣裳’はどうするのかな”と思っていると、
“はいどうぞ、これを着てください”と
‘あの衣装’を僕の目の前に持ってきてくれるし、
撮影中も各セクションのスタッフさんたちからたくさんアイデアが出て…。
映画づくりのプロフェッショナルな方たちが完璧に準備をしてくださっていて、
本当に素晴らしい体験をさせていただきました。
古代進という役に関しても、撮影前夜に自宅で台本を読んでいる時から楽しい気分でした。
彼は、世間や職場のルールよりも、
自分が納得出来ることや、より正しいと思うことを優先する男。
僕自身もそういう考えに近いタイプなので、共感する部分が多かったです」

監督は、「ALWAYS 三丁目の夕日」「BALLAD 名もなき恋のうた」の山崎貴氏。
「みんなが頭の中に思い描く“映画監督”のイメージとはまったく違う人です(笑)。
オーケストラの指揮者みたいな人、という感じのほうがしっくり来るかなぁ。
それに役柄の感情なんかを説明する時、
監督の口から出てくるのは擬音ばっかりなんですよ(笑)。
「グアッ!」とか「ズドッ!」とか。
でも、これがすごく分かりやすくて僕にとっては心地よくて、演じやすかったです。
だって、言葉でキッチリ説明されてしまうと、その言葉通りにするしかなくて、
そこから外れることが出来ないですよね。
監督が、「もっと“シュッ”とシャープに相手に対峙してみて」って言う感じで
イメージを音で伝えて来るのを僕たちなりに受け止めて想像して演じてみる。
すると、それがちょっと監督の思いと違っている場合は
「うーん、もっと」とか言われる(笑)。
「こうかな?」と思って演じてみて、監督が遠くでうなずいてるとすごく嬉しいし、
クビをかしげているのを見るとショックだったし(笑)、
探りながら芝居をするのが楽しかったですね」

監督とは、撮影中、アイコンタクトで意思の疎通をすることも多かったそう。
「時々、他の共演者をダマそうと言うことで、小学校低学年レベルのいたずらを
僕と監督で事前にこっそり考えて。
目で合図して台本にないことを本番でやったりしました。
共演者の方たちが素でビックリしている表情が、
劇中のところどころで見られると思います(笑)」

宇宙が舞台となる作品で、
VFXで作り上げる世界観に定評のある山崎監督…となると、
撮影現場ではほとんど何もないところでの演技。かなり苦労されたのでは?
「確かにグリーンスクリーンでの撮影も多く、
自分たちの想像力に頼って演じる部分もあったのですが、
監督が、“今、目の前に見えているのは、こんな風景だよ”と、
簡単な資料映像をコンピュータで描いて見せてくれたりしたので、
演技をするうえでイメージしやすかったんですよ。
簡単な資料映像、と言っても僕からしたら“もう完成してるんじゃない?”って思う
くらいのクオリティの高いものでしたし、
皆さんがご心配されているよりは遥かに問題なく演じることが出来ました。
例えばですけど、撮影現場で
“次のシーンは、皆さんの前の窓の外に木星が見えていることになっていますんで、
目線を窓の外あたりにやっていただければ結構です”
なんて感じで助監督さんが淡々と説明するだけだったら、
僕らは“そんなフラットなトーンで見たこともないものを言われても…”って(笑)
戸惑ってしまったと思うんですけど、
監督が僕たちのそばに走って来てレーザーポインターで指しながら
“あのへんにですね、ブワーッと見たこともないもような木星がズドーンと
見えてきますから”と説明してくれて。
“あ、やっぱ擬音なんだ”と思いながら(笑)
その説明で気持ちが盛り上がって高揚感が必要とされるシーンにも楽に入っていけました。
ともすると擬音って幼稚っぽく思えるかも知れないけれど、
実は他人と歩調を合わせて気持ちを通じ合わせるのに意外に都合がいいもの
なんじゃないかなと気付かせてもらいましたね」

完成した本作を初めて観た木村さんは
「嬉しくて嬉しくて、ずっとニヤついて観てしまった」のだそう。
「VFXを使う関係上、当たり前ですけど自分が立ち会えていないパートがあるので、
試写で初めて完成作を観たんですが、凄い光景がスクリーンに広がっていて。
作品の参加者なのに、あまりにも想像を超えた仕上がりで、完全に観客になっていました」

地球を救うため、決死の思いでヤマトに乗り込んだ古代進。
演じる木村さんも強い覚悟を持って撮影に挑んだ。
「この作品を観て、こんなことを感じ取って欲しい、とか、
僕はまだまだそんなことを言える立場じゃないです。
ただ、観に行ってくださって、
スクリーンに向き合ってくれたらそれだけで嬉しいですから」 …





以下はネタバレとなるのでmixi独身映画ファンコミュニティ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=1299114
にて「SPACE BATTLESHIP ヤマト」の頁をご覧下さい。



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