「SUPER 8 スーパー8」
■作品基礎データ 「SUPER 8 スーパー8」 2011年 アメリカ映画 製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ 監督脚本:J・J・エイブラムス 出演:エル・ファニング |
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1979年夏、保安官の父と暮らす14歳の少年ジョーは、
突然の事故で母親を亡くし、心に深い悲しみを抱えていた。
ある夜、親友チャールズの8ミリ映画を手伝うために、
夜中にこっそり家を抜け出して仲間たちの所へ向かうジョー。
仲間の中には密かに想いを寄せる
アリスの姿もあった。
アリスが親に内緒で運転してきた車に乗り込み、駅に到着した6人の少年たち。
列車の通過に合わせて撮影を始めると、突然、
車が突っ込み大事故が発生してしまう。
あたり一面が炎に包まれ、轟音が鳴り響く中、
取り残された8ミリカメラが写したものは
貨物コンテナの中から強大な力で外へと出よう とする“何か”だった。
ほどなくして事故現場に到着した軍の回収部隊は、
落ちていた8ミリフィルムの空箱を発見し、
極秘情報が何者かに目撃されたと知り、大捜索を開始する。
現場から逃げ帰った少年たちは、絶対誰にも言わないことを約束するが、
彼らの周りでは不可解な事件が起きはじめる。
突然の停電、町中の犬が姿を消し、車のエンジンだけが消え、9人が行方不明。
平穏な町の姿が変わり始めた。
一体何が起こっているのか?
事故現場から持ち帰った白い謎のキューブが不思議な動きを始め、
全てを目撃した少年たちは、真実を探しに行くことを決断。
そこには想像を超える未知との出逢いと、永遠に忘れられない経験があった。
「スーパー8」の
監督・脚本は、「LOST」『クローバーフィールド/HAKAISHA』などで
常に世界を驚かせているJ.J.エイブラムスが担当。
J.J.自らオファーし、今回初タッグとなったスティーヴン・スピルバーグが
プロデューサーを務め、『E.T.』、『未知との遭遇』など
70年代~80年代初頭の名作スピルバーグ映画にオマージュを捧げた作品になっている。
”今年の最高傑作”だなんて仰々しい宣伝文句のついた本作品です。
”今年の最高傑作”はオーバーだけれども、かなり良く出来た作品です。
J・J・エイブラヒム監督作品と言うと、華やかなアクションがウリの活劇監督と言う印象が強いですが、
この作品ではアクションは冒頭近くの列車事故と、
クライマックスの活劇くらい。
ですが、両方に挟まれたドラマのパートもかなり上手く演出されています。
アクションではないのだけれど、
めりはりの効いた、アクションを意識した弛みのない展開で盛り上げます。
子供達の動きと裏腹にお父さんの働きがある。
父親と息子は不仲なのだけれど、
実は同じ謎を追っている。
二人がどこで接点を持つか、
見てる側に期待を募らせます。
そして主人公が思いを寄せる美少女の存在。
仲間とともに8ミリ映画を撮りつつストーリーが展開する。
スピルバーグやエイブラヒムが8ミリ映画作りに入れ込む少年時代があって
その時代にオマージュを捧げたと言うのがウリです。
実際に見てみると、軍隊が出動し街中てんやわんやの最中に映画なんて撮ってられるのだろうかと
見えなくもない。
そこを撮っちゃうところが、少年時代のすごさ加減だと
言えば言えないこともないのですが。
もうひとつツッコむと、
国家機密を隠蔽しようと言う割りに軍側の動きが雑過ぎないか?
子供達が活躍しやすいように、
わざとすかすかな大人達が右往左往しているのか?
とは言え、全体としてワクワクする高揚感が維持されているので
見てて飽きないです。
3Dとか、ハードで押して行く以前に
映画は映画としての高揚感、期待感こそ大事だろうと思います。
クライマックス、反応重力の嵐の中、
亡き母の写真の入ったロケットの鎖が引っ張っられ主人公が手放す刹那、
少年の母との本当の別れに心打たれます。
実際に8ミリカメラは回されており、
子供達が撮った映画の完成品がエンド・タイトルロールの後登場しますので、
お見逃しなく。
ヒロイン役、アリスを演じたエル・ファニングのインタビューをみなさまに・・・。
1998年4月9日生まれ。デビューは「I am Sam アイ・アム・サム」(2001)。
10本以上の映画、多数TV番組のエピソードに出演。姉はダコタ・ファニング。
Q:『SUPER 8/スーパーエイト』のストーリーについて教えてください。
『スーパーエイト』は子どもたちが主役なの。
正確には男の子の集団と私ね。舞台はオハイオの小さな町で時代設定は1979年。
私たちは事件とは無縁の町に住んでいたんだけど、
ある日、スーパー8カメラで映画撮影をして遊んでいたら、
トラックと貨物列車の衝突事故に遭遇するの。
この事件がみんなの生活を揺さぶり、すべてを変えてしまう。
でも、これをきっかけに、私たちは結束していくのよ。
Q:ヒロインのアリスを演じてみていかがでしたか?
暇を持て余しているアリスに、男の子たちが声をかけるの。
「ねえ、僕らの映画に出ない?」って。
彼女は軽く引き受けてしまって、事件に遭遇する。
だから撮影に参加したことを後悔する。
アリスはおてんばな女の子で、そこは私と似ているんだけど、
まったく違うところは彼女の家庭環境ね。
父親は酒びたりで、母親は幼い頃に家族のもとを離れていて、姉妹もいない。
でも、私には映画界で活躍している姉(ダコタ・ファニング)と素晴らしい家族がある。そこは私と正反対ね。
Q:アリスとジョーの関係がとても素敵ですよね。
ジョーとは学校の廊下ですれ違う程度の友だちで、
彼が私に好意をもっているなんて知らないの。
だけど、今回の事件をきっかけにお互いについて知り、彼を好きになっていくのよ。
すごく劇的よね。
“ジョーのお母さんの8ミリフィルムを彼と一緒に観ているシーン”が
一番印象に残っているわ。私たちはこの作品でいろいろな感情を経験したけど、
このシーンはとりわけドラマチックで悲しくて…。胸がキュンと切なくなったわ。
Q:現場の雰囲気はいかがでしたか?
初日はいつも緊張するわ。
セットはどれも違うし、初めて会う人たちばかりだからドキドキしちゃうの。
でも、初日の緊張さえ乗り越えれば、不安はすべて消え去ってしまう。
撮影が終わる頃には全員が顔見知りになり、家族のように思えて別れがつらくなるほどよ。
この映画はジョーを演じたジョエル・コートニーの俳優デビュー作で、
私もこんなスケールの大きな映画は経験したことがなかった。
スタッフは大人数だし、爆発もあるし、
とってもエキサイティングでクレージーな現場だった。
私を含む同年代の俳優たちはみんな「これって現実かな?」って、
まるで夢を見ているような気持ちで仕事をしていたわ。
Q:男の子たちに囲まれて、ただ一人の女の子でいるのはどうでしたか?
よく笑わせてもらったわ。皆とても愉快な人達だからすごく楽しかった。
オーディションで初めてみんなと会った瞬間からすごく気が合ったの。
これからもずっと友だちでいられるだろうし、
この映画を見る人たちにもそれを感じてもらえると思うわ。
Q:最後に映画の見所について教えてください。
この映画はアクションも満載だし、女の子に対する男の子の恋心も描かれているの。
子供から大人まで楽しめる素晴らしい作品よ。そして、
(本編終了後の)エンドロールには、私たちが(劇中で)撮影した8ミリ映画
『The Case』が流れるの!
テーマはゾンビ映画だと決まっていたし、J.J.もアイデアを出したけど、
主に私たちがセリフを書き、アングルを決め、各シーンを演出して完成させたのよ。
ホーム・ムービーならではの手作り感あふれる楽しい映像に仕上がっているわ。
私のお気に入りは、模型の電車が出てくるシーンよ。
すごくクールなの! だから、本編が終わっても席を立たないでね!
J・J・エイブラムス監督インタビュー
スピルバーグとの二人三脚により、見事な“アンブリン映画”を完成させたエイブラムス
監督作としては3本目だが、続編やリメイクではないオリジナル作品としては初監督作
「SUPER 8 スーパーエイト」にまつわる情報が乏しかった時期、
同作は「エイブラムスによるスピルバーグ監督作品へのオマージュ」
という解説がなされていたが、
プロジェクトそのものはエイブラムスの個人的な想い、
すなわち少年時代の探訪がメインテーマだった。
「ストーリーのアイデア自体は、
当時スーパー8カメラで映画を作っていた子どもたちのことを語りたいという
気持ちから生まれたものだよ。
実際、僕自身も父のスーパー8カメラで映画作りに夢中になっていて、
とても特別でアナログな体験をしていた。
だから、もともとは自伝的な要素のあるアイデアだった。
もちろん、その後のハイパーリアルでクレイジーな世界は、
僕が実際に経験したものではないけれどね(笑)」。
エイブラムスの言う“その後”とは、映画に登場する少年少女、
オハイオの町の人々が経験する“未知との遭遇”のことを指す。
彼らはスーパー8カメラ(8ミリカメラ)で映画を撮影中に、
大規模な列車事故に遭遇。現場に置き忘れたカメラに“何か”が映っていて、
やがて町全体を巻き込む一大事件に発展していくのだ。
このアイデアを気に入ったスピルバーグは、エイブラムスの申し出を快諾。
製作を務めることになるが、単なる名義貸しによる形式的な参加ではなく、
エイブラムスとの二人三脚で映画を作っていく。
「スティーブンはストーリー作りや脚本作りを手助けしてくれたし、
デイリー(その日に撮影した部分)を見たり、
キャスティングにも意見を言ってくれて、すべての段階で関わってくれた。
だから彼に唐突に『こんなシーンになりました』と見せることはなかったし、
どんなシーンになるかちゃんとわかっていた。
スティーブンはちょうど“War Horse”という作品を撮っていたけれど、
こちらから彼にビデオをしょっちゅう送っていたし、テレビ会議も何度もした。
セットにも確か3回来てくれた。
この映画のスピリット、アンブリン映画
(スピルバーグが1982年に設立した映画・TV番組の制作会社、
アンブリン・エンターテインメントによる作品群)
の世界のようなスピリットが彼も僕も同じように大好きだったし、
こういう映画を一緒に作れたことが本当にすばらしい経験だったよ」
主人公の子どもたちには、スーパー8カメラで
映画を作っていた自らの少年時代を投影
とはいえ、
その内容は過去のスピルバーグ映画を単純になぞるようなものではなかった。
それどころか、スピルバーグ映画を連想させる直接的なアイテムは何もない。
舞台設定は79年、すなわち少年少女たちは「未知との遭遇」を観ているはずなのに、
映画マニアの彼らから、その種の話題は一切出ない。
彼らの部屋にはゾンビ映画のポスターが貼られているという具合に、
およそスピルバーグを連想させるものは何1つ映り込むことはないのだ。
「そうだね。この映画には“スティーヴン・スピルバーグ映画”の痕跡が何もないね。
本来なら、『ジョーズ』や『未知との遭遇』のポスターが壁に貼られているべきだよね。
でも、スティーブンがプロデューサーをしているために、
彼の作品を想起させるものは避けなければならなかったのさ。
それが彼と一緒に仕事をすることの唯一のマイナス面だったかな(笑)」
ただ、結果として、スピルバーグ映画、
アンブリン映画の洗礼を受けて育ったエイブラムスは、“「E.T.」の再来”
という最高の賛辞を得る感動大作を作り出してみせた。
過去の監督作品を振り返ってみても、オリジナル作品へ敬意を払い、
惜しみない愛情を注いで自分なりの映画に仕上げてきた
エイブラムスの仕事を考えれば、それは当然の帰結だったと言えるかもしれない。
「僕は、アンブリン作品、スティーヴンの作品、
ジョン・カーペンターやデビッド・クローネンバーグの作品に影響を受けているけれど、
その当時を連想させるような、
僕の子ども時代へもう一度戻ってみたかっただけなのさ。
『SUPER 8 スーパーエイト』は、
個人的で自伝的なストーリーで出発したプロジェクトだったけれど、
最終的には僕が夢中になっていた映画にオマージュを捧げ、
感謝の気持ちを表したことになったと思うよ…
…
以下はネタバレとなるのでmixi独身映画ファンコミュニティ
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にて「SUPER 8 スーパー8」の頁をご覧下さい。
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