「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」
■作品基礎データ 「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」 2007年 アメリカ映画 監督:ティム・バートン 脚本:ジョン・ローガン 出演:ジョニー・デップ |
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物語の舞台は19世紀のロンドン。
フリート街で理髪店を営むベンジャミン・バーカーの幸福な日々は、
ある日突然打ち砕かれた。
彼の幸せを妬んだ悪徳判事ターピンによって無実の罪を着せられ、
監獄へと送られたバーカーは、15年後に脱獄を果たし、
“スウィーニー・トッド”と名前を変えてフリート街へ戻ってくる。
しかし、大家のミセス・ラベットから聞かされたのは、
耳を覆いたくなるような妻と娘のその後。
妻はターピン判事に追いつめられて毒をあおり、
ターピンの養女となった娘はずっと幽閉されたままという。
フリート街に再び開いた理髪店。
商売道具のカミソリを手に、スウィーニー・トッドの復讐が始まる。
彼の共犯者となるのは、
ロンドンで一番まずいパイ屋を営む大家のミセス・ラベット。
死体の処理に困ったスウィーニーに彼女が持ちかけたアイディアは、
死体も消えてなくなるし、パイ屋も繁盛するという一石二鳥の妙案だった……。
ペダルひとつでクルリとひっくり返るどんでん仕掛けの散髪椅子、
2階の理髪店から階下のパイ屋へ直行する死体。
突然おいしくなったミセス・ラベットの特製ミートパイはロンドン中で評判を呼び、
飛ぶように売れていく。
復讐以外は眼中にないスウィーニーと、
パイで稼いだお金で二人の幸せな生活を築いていこうと夢見るミセス・ラベット。
そんなミセス・ラベットのたったひとつの隠し事。
それが、二転三転する復讐劇を、思いも寄らぬ結末へと導いていく……。
“理髪師とパイ屋の話”としても知られる、
その身の毛もよだつ物語は、1847年に初めて舞台にかけられて以来、
150年間にもわたって世界中の人々を魅了し続けてきました。
ブロードウェイの巨匠スティーブン・ソンドハイム作詞・作曲による
トニー賞8部門受賞の傑作ミュージカルをもとにしたこの作品では、
歌わない主演はあり得ません。
ロックバンド“The Kids”のギタリストだった経歴を持つデップですが、
歌をうたうのは初めての経験だといいます。
恋する共犯者ミセス・ラベットを演じるのは、
『チャーリーとチョコレート工場』に続く共演となるヘレナ・ボナム=カーター。
すべての発端を作り出した悪徳判事ターピンに
『パフューム ある人殺しの物語』のアラン・リックマン、
その非道な子分バムフォードに「ハリー・ポッター」シリーズのティモシー・スポール、
スウィーニーに勝負を挑む派手好きな理髪師ピレリに
『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』
のサシャ・バロン・コーエン。
第65回米国ゴールデン・グローブ賞 最優秀作品賞(ミュージカル・コメディ部門)、
最優秀主演男優賞受賞を本作は取ってますが、
オスカーの方は外してます。
スウィーニー・トッドがはじめて舞台にかけられたのが1841年といいますから、
150年もの舞台歴があるわけですが、
今度の映画は直接には、
ブロードウェイの巨匠スティーブン・ソンドハイム作詞・作曲のトニー賞8部門受賞の
傑作ミュージカルをベースにしています。
デップが音楽をやっていたというのは知られた話ですが、
とはいえ彼はギタリストとして、ロックバンドThe Kidsに所属していたので唄の方は
なんぼのものか誰も知らない。
どうやら本人の意思で監督がつけたボイスコントローラーを断ったらしい。
結果どうなったかというと、映画を見ての通りかなりの美声です。
スウィーニー・トッドは実在し、のべ160件もの殺人事件に関与したという
説がありますが、その中に出てくるトッドは復讐とは縁が無かったようです。
一般に知られるルーツは、トマス・ブレケット・ブレストが1846年にピープル紙に書いた
「The String Of Pearls; A Romance」の中で創作された人物のことです。
その作品では既にミセス・ネリーラッドがトッドと組んで、
彼が2階の理容室の椅子で殺したお客をダストシュートで階下のピザ屋で遺体を刻んで
焼いてミードパイとして売り出し、評判をとる。
という話になっています。
一年後、これは舞台になり、
そこで「フリート街の悪魔の理髪師」というタイトルがついています。
復讐劇に改稿されるのは、
英国の劇作家クリストファー・ボンドの1973の戯曲
「スウィーニー・トッド」からです。
ここでようやくパーカーがトッドと名を改め、
悪徳判事タービンに挑むストーリーになります。
そして
スティーブン・ソンドハイム作詞・作曲の
ミュージカル版の登場が1979年です。
このミュージカルでタイトルも
「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」
となります。
“出血量が多いので引いてしまう。”
という話を聞いていたので心して見ましたが、
それにしても“どしゅー(吹き出る血)、ごぼこぼ(あわ立つ血)”の
連続にやんなりました。
その昔、松本幸四郎版のトッドの舞台を見ています。ミセス・ラゼット役は鳳蘭でした。
最近、市川正親版のトッドあったそうです。
新作がどんな舞台か知らないので比較できませんが、
旧作の舞台は明るい美術でしたね。
ミセス・ラゼットの家が舞台のほとんどと言うのは一緒で、
背景なしのフラットな舞台に二階建ての家がくるくる回転しながら
唄って踊ってドラマが進みました。
恐ろしい話を群踊で華やかにみせてしまうところに凄みを感じたので、
真っ暗けで血の色ばかり赤いという映画は、まあ、まったくの別世界で
これはティム・バートンの映画なんだなぁと感じました。
監督は自分の世界を語っただけなのだろうけど、
プロデューサーサイドとしては、
「ナトイメア・ビフォア・クリスマス」「コープス・ブライト」といった
彼自身の成功作品とともに
「オペラ座の怪人」の成功が裏にあるんだろうなと感じますね。
怪奇ロマン・ミュージカル、というジャンルで制作費を集めるのは
先例の成功あってはじめて出来たことでしょうから。
ねたバレ改行です。
ジョアナを精神病院から助け出した船乗りのアンソニーは、
ミセス・ラベットの家にとうとう姿を見せないまま映画は終わってしまいます。
どうやらジョアンナを隠して、
ふたりで駆け落ちの支度のために姿を消したままらしいんですが、
それではエピソードとして尻切れトンボですよね?
スウィーニー・トッドが死んだところで終わっているので
映画の印象が暗いです。
ジョアナとアンソニーの二人が出てきて手に手を取って新世界に旅立ってくれれば、
それはそれでハッピーエンドの幕切れになった…
以下はネタバレとなるのでmixi独身映画ファンコミュニティ
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にて「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」の頁をご覧下さい。
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