「TAXI NY」DVD脚本レビュー
★映画基礎データー★「TAXI NY」 2004年 アメリカ映画 監督 ティム・ストーリー 脚本 トーマス・レノン 出演 クイーン・ラティファ |
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「TAXI NY」は、いわずと知れたフランスのリュック・ベッソンの人気シリーズ
「TAXI」のハリウッドリメイク版です。
リュック・ベッソン当人が製作しており、ベッソンの本格ハリウッド進出版とも
解釈できます。
フランス公開版では「Taxi N.Y.C.』と表示されるようですが、
C.というのはシティのことでしょうか?
今回の『 TAXI NY (2004) 』では、サミー・ナセリの演じていた
『 TAXi (1997)』のスピード狂のタクシー運転手役を、
クイーン・ラティファが演じるのが大きな違いですが。
当初はこの主役にアイス・キューブ
(『トルク (2004) 』等)が予定されたのが変更となり、
ラップの女王で『ボーン・コレクター (1999)』『シカゴ (2002)』等で
貫禄あるヒットを飛ばしているクイーン・ラティファに落ち着いたという
いきさつがあります。
テレビの予告スポットを見て笑ったのですが、
クイーン・ラティファが一カットも出てこず、
日本版ではポスターにも彼女の姿はありません。
配給会社で宣伝効果なしと判断したのでしょうが、
それにしても主役不在で広告を打つとは驚きですなぁ。
キャラクターはそれなりにインパクトがありますが、
ルックスは普通の太ったおばさん。
演技力も並で客が呼べるほどのものではありません。
制作スタッフで面白いのが脚本のトーマス・レノンで、
『10日間で男を上手にフル方法 (2003)』で俳優としても活躍している人です。
恐るべきスピードと鮮やかなハンドルさばきで
マンハッタン中を走り回る自転車便のライダーのベル(クィーン・ラティファ)にとって、
自転車便の仕事も今日が最後だ。
というのも、ベルはタクシー・ドライバーのライセンスを習得し、
5年かけて手に入れた車でタクシー・ドライバーの仕事を始めることになったからだ。
陽気で元気で人情味もあり一本木な性格のベルは、自転車便の仲間からも好かれ、
恋人のジェシー(ヘンリー・シモンズ)も、彼女の転職を応援している。
とはいえ、実はベルの本当の目標は、国際的なカー・レースに出場して、
優勝することなのだ。
そして、ベルのタクシー・ドライバーとしての一日目は、
マンハッタンからJFK空港へ急ぐ客を乗せるや、普通、1時間かかるところを、
たったの9分28秒で客を空港まで送り届けてしまう。
それは、ベルのタクシーにはチタン製のスーパーチャージが搭載してあり、
彼女の抜群のドライビング・テクニックと相まって、
NYでNO.1のスピードと自由自在な走行を生み出しているのだ。
そんなスーパータクシーでベルがマンハッタンを流している頃、
ダウンタウンで事件が発生。
NY市警察の刑事ウォッシュバーン(ジミー・ファロン)は、
変装した潜入捜査によって、偽造プリペード・カードの犯罪組織を追い詰める。
ところが、ウォッシュバーンには決定的な弱点があった。
6歳の時に、
両親が車で140 キロもスピードを出すというチャレンジに
ウォッシュバーンをつき合わせたことが災いして、
ウォッシュバーンは車の運転がトラウマになり、
ペーパードライバー並みになってしまったのだ。
そのせいで、ウォッシュバーンは誤って車をバックで走らせてしまい、店に突入。
組織の犯人にまんまと逃げられてしまう。
フランス映画離れした派手派手のカーアクションとベタなギャグ満載で
ヒットを取ったフランス版「TAXI」ですが、
ハリウッド版はギャグもありますが、
本家のカーアクションと美貌の強盗団のお色気の
スタイリッシュさがウリになってます。
ブラジル人の美人銀行強盗団。そのリーダー、ヴァネッサ役で、
ブラジル人スーパーモデルのジゼル・バンチェンがスクリーンデビューしています。
ジゼル・バンチェンはセリーヌ、ブルガリ、クリスチャン・ディオール、
ミッソーニ、ラルフ・ローレン等、
超一流企業のモデル契約をしている超ど級トップモデル。
レオナルド・ディカプリオのガールフレンドとしても知られていましたが、
2002 年 7月にいったん破局…、いや正式婚約してローマで挙式の準備を
してるとか、うーむ、結局良くわかりません。
一方、運転が極端に下手なNY市警の若い警察官ウォッシュバーン役のジミー・フェイロンは、
米国の人気TV番組
“Saturday Night Live サタデーナイトライブ”出演で知られるコメディアンです。
エレキを手にしてギャグをかます芸風だそうで、
そのまんまアメリカの“ギター侍”とは映画情報番組での紹介です。
確かにラティファ相手のどつき漫才はアクション場面より似合ってます。
ウォッシュバーンのへんてこな母には、
ハリウッドの往年の大女優アン=マーグレットが扮しています。
ウォッシュバーンの元恋人で今は上司のロビンズ役は
『ウェルカム トゥ コリンウッド (2002)』
『変身パワーズ (2002)』のジェニファー・エスポジートという
人ですが、ほとんど知らないですよね!?
監督はマンハッタン・オールロケにこだわってます。
土地勘はドラマの主軸でもあるのでこれは当然の選択でしょう。
あとはライブですね。
デジタル合成などは極力廃し、肉弾戦カーアクションで見せてます。
強盗団の改造BMWが道幅一杯の細い道で急ブレーキの360度ターンを
見せるあたりなど、舌を巻くほどかっちょいいです。
またクライマックスの高速道路の追っかけは、
「マトッリクス リローテッド」を特撮抜きでやったらこんな感じという
ド迫力です。
映画を見て変に悩みたくない人向けの作品です。
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