「ティンカー・ベルと月の石」

「ティンカー・ベルと月の石」映画チラシ■作品基礎データ
「ティンカー・ベルと月の石」
原題: TINKER BELL AND THE LOST TREASURE
2009年 アメリカ映画
監督:クレイ・ホール
脚本:エヴァン・スピリオトポウロス クレイ・ホール
声の出演:深町彩里

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人間の世界に四季を届ける使命を果たすため、
秋の準備に取りかかるティンカー・ベルら妖精たち。
ある日、ティンカー・ベルに重大な仕事が言い渡される。
その大切な任務、妖精たちの宝物“月の石”を納める“聖なる杖”を作るために、
ティンカー・ベルは旅立つことになり……。

「ピーター・パン」のキャラクター、ティンカー・ベルを主人公にし
たディズニーのファンタジー・アニメ『ティンカー・ベル』の第2弾。
妖精たちの世界を守るために冒険に飛び出す“もの作りの妖精”
ことティンカー・ベルのキュートな姿を描く。
メガホンを取るのは、テレビアニメ「ザ・シンプソンズ」「キング・オブ・ザ・ヒル」
などを手掛けてきたクレイ・ホール。
新キャラクターとともに友情を育みながら、
一段と成長するティンカー・ベルの活躍に期待。

前作の感想でも書いていると思いますが、
このシリーズと言うか、このシリーズ4部作のためにリライトされたティンカー・ベルの
キャラクターが結構気に入っています。
4部作持たせるだけのドラマ性、CGの絵作りに向くキャラクター設定。
(キャラクターデザインは元キティの女性アニメーターであることは暴露済み)

何もなくても自ら事件を起こす女子、ティンクです。
前作はまだネバーランドと言う舞台設定に頼った話でしたが、
今度の話は完璧に彼女の自作自演(!)
妖精仲間がうざうざ出て来るのですが、ボーイフレンド以外は通行人同然です。
脇役の脇筋に時間を取られることなく、メインストーリー一本ですので、
90分でも結構長く感じました。

この作品では前作品のようにラストに人間界に出掛け、
ウェンディーに出会わないように出会う(すれ違うが互いに気が付かない)
といった振りはありません。
海賊の話が出て見覚えのある髑髏の島と海賊船が出てきますが、クック船長とは無関係です。
関連付けると因縁話のシリーズ化になってつまらないという判断でしょうか。

ネバーランドでは、妖精はボン!と一人で生まれる設定です。
親子兄弟関係というものがなくて、ティンクも友人達も一人暮らしの独りっ子のような性格です。
緩い上下関係と友人関係しかない世界というのも随分さっぱりしていますね。
ホメロスの昔から、揉め事の多くが血縁関係から持ち込まれることを考えると、
この世界は不思議でもあります。

「テーマは友情」と謡われています。
それ以外ないのだから当然だけど、と思って、はたと別の重要事項に気がつきました。
カップルで暮らす妖精がいません。
一般人から女王にいたる全員が独身(!)
ボーイフレンドがティンクの家に入り浸ることを、からかわれているので恋心はあるけど、
愛欲はない。

ピーター・パンに出て来るティンクの女の狡さが出ているところが嫌いです。

ウェンディーにヤキモキを焼くのはともかく、
自分が非力なものだからと言って海賊をけしかけるとは、反則ではないですか。
本来、そうした俗悪な属性は全ての妖精が持っているので、
旧作品のティンク固有のものではありません。

むしろ新作のティンクの陰の無さこそ特殊なものです。
あと二作品シリーズは作られるようですが、完結する頃には、
新しいティンカー・ベル像が出来上がっているかも知れないです。

主人公ティンカー・ベルの声優は、昨年公開されたシリーズ第1弾に引き続き、
深町彩里(21)が担当した。深町彩里のインタビューを採録します。

■ふかまち・あやり 1988年8月22日生まれ、東京都大田区出身。
2008年4月から声優養成所「81アクターズスタジオ」に在学中。

「去年は声優の勉強を始めてまだ半年くらいでの収録だったので、台本をどう読み込めば
いいのか分からず、いろんなところでパニックになりました。今回は、先輩の声優さんや
音響監督さんなどが1年間みっちりと教えてくださり、余裕を持って演技に集中できまし
た」と自信をのぞかせる。
 
ティンカー・ベルとは、名作「ピーター・パン」の人気キャラクターで、シリーズ1作目
「ティンカー・ベル」(2008年)で誕生の秘密が明かされた。架空の国ネバーランドに
ある妖精の谷ピクシー・ホロウで命を得て、もの作りの妖精として主人公は自分らしく生
きることを知る。
 第2弾となる今作もピーター・パンと出会う前の設定。妖精たちの未来を守るため、
ティンカー・ベルは美しいピクシー・ホロウを飛び出し、大冒険の旅に出る。
 
「明るくて、後ろは見ずに前に突き進むところが自分に似ています。ちょっとおこりんぼ
さんで、コロコロと感情が変わるのでついていくのは難しいけど、友達思いの面はいいと
ころだなと思います」。声優養成所に通いながら4日間にわたる収録をこなした深町は、
ティンカー・ベルの性格をこうみる。
 1作目は1万7000人を超す応募者の中からオーディションで選ばれ、収録を含めて
初めてづくしだった。
「マイクの性能にびっくりして、息づかいをどううまくやっていいのか分からなかったけ
ど、今回は驚いたときと何かを発見したときの区別がつくようになったので、多少はうま
くやれたのかな」。ところが、セリフの合間にある息づかいに苦戦した。
 「早口でまくしたてるところが後半にあって、ティンカー・ベルは『すごく苦労したの
よ、ここまで来るのに』の後に息を吸ったりしている。私は一気に言いたくなっちゃうけ
ど、ティンカー・ベルは行間に息を吸ったり、途中でハーッと息を吐いたりするので、合
わせるのが難しかったです」

 今でもスクリーンで自分の声が聞こえると、恥ずかしいそうだ。「私でいいのかしらって。
まだ慣れません。でも声を聞けば、もっとこうしたほうがよかったと勉強にはなりますね」
 「リトル・マーメイド」「バンビ」「眠れる森の美女」…。幼少時からディズニーのアニ
メ作品にあこがれていた。「毎日のように見ていたので、今こうしてディズニー作品の声優
をさせていただいて、まだ信じられないくらいです」
 小学生のころ毎週、放送委員として全校児童の前で司会役を務めていた。「マイクの前で
しゃべることがすごく好きで、こういった仕事につきたいと思っていました」。高校に入り、
向いていると思ったのが声優だった。
 
シリーズ第3弾も主役の声を演じる可能性は高いが、本人は現在の立ち位置を自覚してい
る。「滑舌やアクセントは基本の基本ですが、もっと気をつけないと。きちんとした発声も
足りていないので、最初の土台をしっかりしないと、とよく思っています」
 いつかはナレーションの仕事をしたいという。やりたいこと、やるべきことがはっきり
分かっていると、こんなにも人は輝きを見せるのか。インタビュー中、ずっときらきらし
ていた。…

以下はネタバレとなるのでmixi独身映画ファンコミュニティ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=1299114
にて『ティンカー・ベルと月の石』の頁をご覧下さい。



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