「天使の恋」
■作品基礎データ 「天使の恋」 2009年 日本映画 監督・脚本:寒竹ゆり 原作:sin著「天使の恋」上・下巻(ゴマブックス刊) 出演:佐々木 希 |
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ブラックホールのように人を惹き付けるカリスマ性を持つ女子高生、理央(佐々木 希)。
過去のトラウマから人を信用できず、お金だけに価値を感じ、
自分に役立つ人間だけを作り続ける。
そんな彼女が17歳になったある日、35歳の冴えない大学講師・光輝(谷原章介)と出会う。
初めて人を愛することの意味を知り、空虚な毎日から脱皮しようとする理央。
しかし、運命は彼女の再生を簡単には許してくれなかった―。
あの「恋空」や「赤い糸」を超える驚異的なアクセス数を記録し、書籍もベストセラーとなっている
超人気ケータイ小説 『 天使の恋 』
の映画化が決定!!
投稿型ケータイ小説サイト・おりおん☆によると、
原作発売時のPV(ページビュー)数を比較すると、「恋空」は600万PV、
「赤い糸」は800万PV、本作はそれらを大きく凌ぐ1300万PVを叩き出しております。
書籍の初版は50万部を超え、現在もベストセラーとなっています。
そして、遂にこの度、満を持しての映画化となります!
ヒロイン・理央役に抜擢されたのは、雑誌“PINKY”のオーディションで
【プリンセスPINKYグランプリ】を獲得し、その後専属モデルとして大活躍中、
2005年には“週刊ヤングジャンプ”でも【ギャルコングランプリ】を獲得し、
巻頭グラビアで話題をさらうなど、認知・人気ともに急上昇中の佐々木 希 。
最近では、Suntory?ラッキーサイダー”、プロト“Goo”、ロッテガム“Fit’s”
他TVCMにも出演し、より幅広い層からの人気を得ています。
さらに、この体当たりの演技を受け止めるのは、27歳の新人女性監督・寒竹ゆり。
原作にオリジナルのアイディアを持ち込み、若い感性を武器にして、
リアルな女子高生の姿を美しく、そして清々しく描き出します。
「天使の恋」試写会で見てます。
試写会コミニティで同行を募ったら、結構たくさんメッセージを貰いました。
私はテレビで予告を見ていくたらいの知識で、
谷原章介が女子高生泣かせる話、
と同行した相手に言ったら失笑されたという。おまけ付。笑
これは原作もので、泣く子も黙る携帯小説の大ヒット作
「天使の恋」の映画化作品でした。
そういえば「恋空」のあと、しばらく本屋の店頭に平積みで売られていたのを
思い出しました。
悲恋ものというと、すなわち難病ものの事になってしまうようで、
先日見た「僕の初恋を君に捧ぐ」も彼氏の方が心臓病で死ぬのだけど、
この話は谷原章介が脳腫瘍で死ぬ話。
「世界の中心で愛を叫ぶ」では男の子が主人公でヒロインが白血病で死ぬ。
「恋空」は女の子が主人公で彼氏がガンで死ぬ。
異性が死ぬというのは不変の法則なのですね。
自分が死ぬより決定的な、愛する人を失う事。
「恋空」は彼氏の側がかなりの問題児で、
ヒロインは恋敵に流産させられたりしますが、
「天使の恋」はヒロイン本人がかなりの問題児。
となると、携帯小説というのはかなり類型的な構造はしてますね。
ヒロインはエンコー女子で、
仲間を増やすためには、やくざもびっくりの手を使う。
佐々木希というモデル出身の新人ヒロインは、
鬼のような美少女だけに、
鬼気迫るようなすさぶりに見えます。
だから突然、ピュア・ラブだ、と言い出されても、
面食らいますね。
そこが通じてしまうのが、
携帯小説の凄いところか?
ドラマの後半、因果応報でヒロインに悪行の報いが
巡ってくるのですが、それが全て女子から。
一見それはフェアな語り口のように見えますが、
彼女を金ずると見ていた男達からの報復がないのは不思議です。
男が報復をはじめたら絶対、包丁沙汰だけではすみません。
でもそれをやってしまうと、
ピュア・ラブのドラマが後半つぶされてしまうので、
嘘を承知でスルーしていたとしたら、
ファンタジーに仕立てたのなら、
なかなかしたたかな演出です。
谷原章介を見直しました。
若い男の子が死ぬドラマは、
それは若さの一途さで悪いものではなかったけれど、
大人の男が華のある散り際を芸として見せてくれるので、
ヒロインが新人でもゆとりを持って見ていられます。
ドラマの規模としてはテレビドラマ並で、
若い無名の女の子中心のキャストで、
海外ロケもアクションもない話ですから
制作費は安かったでしょうね。
並みのヒットでがっぽり儲かりそうです。
「恋空」のテレビドラマ版は視聴率で惨敗でしたが
携帯小説はもともと小さな世界しか描かないので、
かえって映画かDVDのようなものの方が
ヒットに繋がりやすいかもです。
本作で27歳で監督デビューした寒竹ゆり氏にお話を伺いました。
本作が長編映画監督デビュー作となったわけですが、
本作の監督をなされた経緯をお聞かせ下さい
■ 寒竹ゆり監督(以下、寒竹監督):「元々は本作のプロデューサーさんから
違う携帯小説の映画化を依頼されていて、脚本も渡されていたのですがそれが延期となり、
「『天使の恋』の監督をやってみない?」と誘われ、本作の監督をする事になりました」
長編映画に挑戦され、一番苦労した点はどこでしたか?
■ 寒竹監督:「原作をそのまま映画化するのは難しいと思っていました。
携帯小説のブームが下火化したという事もありますし、携帯小説の映画化は過去に何度も
されていて、観てくださるお客さんも見慣れて同じ事をやっても観てくれない。
それに“携帯小説の映画化”という事だけで、敬遠してしまう方もいますからね。
正直、私も携帯小説を敬遠しがちでした。もちろん原作は面白いのですが、
そこにあるセンセーショナルな出来事は映画的では無いと思ったんです。
なので、どう映画的に変えていくか?と考えた末、脚本に時間をかけ原作者のsinさんにも
了承を得て、映画ならではのエピソードやラストシーンを追加させていただきました」
映画オリジナルのエピソードやアイディアとはどの部分ですか?
■ 寒竹監督:「ストーリーの大まかな流れは一緒です。理央(佐々木希)の性格は
他の携帯小説に無い原作の一番良いオリジナリティだと思うので、そこはしっかり残そう
と思いました。それ以外の理央と友達の普段のやり取りだったり、理央と光輝(谷原章介)
のふたりのエピソードなどは結構変えています」
確かに携帯小説ぽい部分もあれば、恋愛映画としても確立していて、とても脚本を練られ
たんだなと思いました
■ 寒竹監督:「結局、センセーショナルな出来事がストーリーの主軸となってしまうと、
それがジェットコースターの様に起きて去っていくだけの作品になってしまうと思うので。
それだけで2時間引っ張るのは難しいですし、観客の方も置き去りになってしまいますか
らね。
『天使の恋』の本質は理央と光輝の恋愛で、その恋愛でふたりがどう変わっていくか
なので、そこはしっかり描かなくてはいけないと思い意識して脚本を書きました」
映画オリジナルのエピソードなどのアイディアは、監督ご自身の女子高生時代をヒントに
されたのでしょうか?
■寒竹監督:「女子高生時代というか、女の子が集まったらこういうノリで、こういう会話
するっていうのがありますからね。例えば理央が光輝と出会った日のことを、
モンタージュのように友達に話すのですが、女の子ってそういう事があると一日中
その事について話すんです。授業もほったらかしにして(笑)。スイーツ食べながら平気で
下ネタ言ったりしますしね(笑)。
私でも女の子友達と集まったら、今も変わらず同じようなガールズトークをしますよ。
実は本編でカットした会話もあるんですよ。もっと過激な事を話していましたね」
映像が本当に一枚絵として切り取っても良いくらい綺麗でしたね
■寒竹監督:「そう言っていただけると嬉しいです。本当にそういう風にしようとテーマを
決めて撮っていたので。1カットと光加減の配色には特にこだわりました。
女の子をターゲットとしている映画なので、若い女性にフィットする作品になるように、
ぱっと見カラフルで明るくて楽しそうな映画にしています。私もポップな感じが好きで、
本作にはそれが一番あっていると思います。
あと光加減は照明技師の方と何度も話し合い決めました。邦画のよくあるパターンの
役者さんに満遍なく光が当たっていたり、どこかボーっとした画はやめて、
メリハリのあった明るい所は明るくて、暗いところは何も見えないくらい暗いというよう
にしました。
そこはちょっと時間をかけましたが、こだわった部分ですね」
衣装もカラフルでシーン毎に違う洋服ですよね。そこもこだわりの一つだったのでは?
■寒竹監督:「そうですね。洋服も時間をかけてこだわった一つです。洋服も髪型もネイル
もシーン毎に主要キャラクター4人同時に変えていたので、撮影にすごく時間かかりました
(笑)」
買い物をするシーンは『セックス・アンド・ザ・シティ』のようでしたね
■ 寒竹監督:「やっぱりお買い物のシーンと言えば、真っ先に浮かぶのは
『セックス・アンド・ザ・シティ』ですよね。観ているだけで単純に楽しいですし、
日本映画には中々無いシーンだと思います」
LOVE PSYCHEDELICOさんが歌われている挿入歌も本作の雰囲気にピッタリですね
■ 寒竹監督:「LOVE PSYCHEDELICOさんの曲は初めから使いたいと思っていて、
プロデューサーさんにお願いしてました。
そうしたらタイミング良く来年ニューアルバムが発売されるので、
その中から2曲使用させていただきました。
最初は1曲だけの予定でしたが、2曲ともあまりにも映画にマッチしたので両方使いました
(笑)」
主要キャストのキャスティングはどのようになされたのでしょうか?
■ 寒竹監督:「理央役はオーディションをしたのですが、中々決まらなくて。
やっぱりカリスマ性だったり、ただ単に美しく頭が良いだけではなく、どこか策士的な
部分が必要なんですよね。お芝居を出来る子も他にもいましたし、可愛い子も沢山いたの
ですが、佐々木希さんはルックスがイメージしていた理央に一番近くて、お芝居は
ほとんど経験なかったんですけど、逆をいえばお芝居さえ出来れば完璧なので、
今回理央役での出演をお願いしました。他の子には無い何かがありました。
谷原さんは、先に佐々木さんが理央役で決まっていたので、ちゃんとお芝居の
ご経験のある方で、佐々木さんを支えてくれる方が望ましかったんです。
佐々木さんは芝居が初めてなので失敗も多く、そこに瞬発力で合わせれる幅のあるお芝居
を出来る方という事で、今回出演のお願いをしました」
佐々木希さんは映画にCMにと引っ張りだこですが、お仕事をご一緒したからこそ分かる
彼女の魅力は何だと思われますか?
寒竹監督:「綺麗な顔をしているのに、割りと三枚目なんですよね。それがすごく可愛い
んですよ。ただ結構根性あると思います。それにミラクルを起こすんですよ!
予想だにしない表情を見せる時があって。
わたしが想うに、野球選手の新庄さんみたいな人だなと。「一発目からホームランか!」
みたいな(笑)」
監督とキャストの方々との年齢も近いということで、現場も良い雰囲気だったのでは?
■ 寒竹監督:「女の子が4人集まると、ピーチクパーチクずっと喋っているので、そこは
叱りつけましたね(笑)。でも、みんな素直な子でしたよ。
山本ひかるさんと加賀美早紀さん以外は、普段ファッションモデルの仕事をしているので、
現場に慣れて欲しいのもあり、よく会話はしていました。和気あいあいとした現場でした
ね」
m-floのDJ Takuさんがカメオ出演されていますが、どういった経緯で?
■寒竹監督:「おお、それは初めて質問されました(笑)。邦画のクラブのシーンって
ダサいと思ってて、今までのように撮るのは嫌だと思ってたんですね。一般のエキストラ
の方で撮影すると、クラブに行ったことが無いような方も来るので、嘘っぽくなるんです
よ。それを避けるために、実際にイベントを開いてそこにキャストを紛れ込ませて撮影し
ました。
本当に普段クラブに行ってる子達を集めて撮影したのですが、やっぱりDJも
本物じゃなきゃ面白くないですよね。DJ Takuさんだったら絶対にみんな来てくれると
思い出演のお願いをしました。Takuさんも快く引き受けてくれましたよ。
あのシーンの最後には300人位集まったフロアに佐々木さんと、佑二役の深水元基さんに
「今入って!」と放り込みました(笑)。みんな普通に盛り上がって楽しんでいましたね。
臨場感のある映像だと思います」
最後に、今後どのような作品を撮ってみたいですか?
■ 寒竹監督:「恋愛映画だけではなくて、人間を描きたいと言うのが根本にあるので、
喜劇でも社会派のドラマでもいいでしょうし、人間の感情を描く最適の状況は常に
変わっていくと思うので、このジャンルしかやりたくないというのは無いですね。
それと独りよがりじゃない映画を撮りたいですね」
佐々木希と谷原章介に話を聞いた。
ささき・のぞみ/
1988年生まれ、秋田県出身。女性誌「PINKY」専属モデルとして活躍。
ロッテのガム「Fit's」をはじめ様々なTVCMにも登場し、人気を博している。
08年に『ハンサム★スーツ』で女優デビュー。本作が初主演作となる。
たにはら・しょうすけ/
1972年7月8日生まれ、神奈川県出身。雑誌『メンズノンノ』専属モデルを経て、
95年に映画『花より男子』で俳優デビュー。映画、ドラマ、舞台などで活躍。
07年より情報番組『王様のブランチ』の司会を担当。
Q:ヒロインの援助交際やいじめなど、ショッキングな場面もある作品ですが、
台本を読んだときの感想はいかがでしたか?
佐々木:最初に台本を読んだときは、ちょっと過激なストーリーだなと思いました。
でも、わたしも理央のような気持ちを経験したことがあったので……。
谷原:ちょっと待って! その経験って、まさか援助交際じゃないよね(笑)?
佐々木:もちろん援助交際の経験はないです(笑)! でも、10代特有の反抗心を抱いた
ことや、友だちとの人間関係で悩んだ経験はあるし、理央に共感できる部分も多かったの
で、演じられるのがとてもうれしかったです。
谷原:確かにこの作品には、女の子にとってトラウマになるような経験や、よくない方向
に進む遊びなども描かれていて、台本を読んだ段階ではどんな風に演出されるのか想像し
かねる部分もあったんです。それが主人公につらい状況を与えるためだけのツールになる
のはいやだなと思っていたんですよね。でも、演じた希ちゃんの解釈や表現が加わって、
単なるショッキングな出来事ではなく、物語を形作る大切な要素になっていたので
安心しました。
Q:今回演じた理央と光輝を、それぞれどんな人物だと解釈しましたか?
佐々木:理央は過去にショックな出来事があって、そのためにどん底まで落ちてしまう
んですけど、光輝と出会ってどんどん前向きになっていく。本当は純粋で素直な女の子
なんですよね。光輝に恋をして、真っすぐにアプローチするところがすごく魅力的だな
と思いました。
谷原:僕が演じた光輝は、理央ちゃんのように他者から受けた傷によってではなく、
自分自身の病気が原因で他人を拒絶してしまっている。僕から見たらとても独りよがりな、
ある意味ナルシストな部分を持っている人物なんです。そんな彼が、理央によって心の壁
を壊され、自分自身の一歩を踏み出していくまでの心の動きを、どのように組み立ててい
こうか考えながら撮影に挑みました。
Q:今回の共演で、お互いをどんな風に思ったか教えてください。
佐々木:谷原さんはすごく優しくて、意外なくらい面白い方です。見た目はカッコイイの
にすごくおちゃめで、撮影現場では変顔をしてくれたりするんですよ(笑)。
わたしは映画の主演が初めてで、撮影に入る前は不安でいっぱいだったんですけど、
谷原さんはお芝居の練習にも付き合ってくださって、本当に感謝しています。
谷原:今回の共演で希ちゃんに感じたのは、撮影前のリハーサルからクランクアップする
までの、役者としての劇的な変化です。理央のように、心の中に闇を抱えながらも、
天真らんまんな素直さや芯の強さなど、いろんな側面を持ったキャラクターを演じるのは、
とても大変なことだったと思うんです。でも、まるでスキップをしながら階段を上がって
いくような成長ぶりでしたね。人が伸びる瞬間を間近で見たのが驚きでした。
Q:佐々木さんは谷原さんからアドバイスをいただいたんですか?
佐々木:わたしがうまくセリフを言えないときなど、丁寧にアドバイスをしてくださいま
した。そういえば、谷原さんと一番初めに撮ったシーンが、いきなりキスシーンだったん
ですよ!
谷原:そうだったねえ(笑)。
佐々木:とにかく緊張しまくっていて、それを谷原さんに伝えたら、「大丈夫だよ、
気軽にいこう!」って言ってくださったんです。そこで一気に緊張が解けて、
とても助かりました。
Q:理央と光輝は18歳も年の差のあるカップルですが、実際に年の差のある恋愛は
可能だと思いますか?
佐々木:わたしは、年の差はあまり気にしないです。ただ、その男性のタイプにも
よりますね。ずーっと家にいてダラダラしている男性はちょっといやだなと思いますけど
(笑)、身だしなみとか生き方がカッコイイ方なら問題ないです。谷原さんのようなステキ
な方なら大歓迎です!
谷原:ありがとうございます! でも、僕も家ではダラダラしているかもよ(笑)。
僕も正直な話、18歳年下の女性でも相手が受け入れてくれるのであれば、いくらでもいき
たいですよ。プライベートでダラダラし過ぎずに、ちゃんと外見にも気を使っていればOK
なら、いくらでも頑張ります!
佐々木:(爆笑)
Q:大学で歴史を教える光輝の戦国マニアぶりは爆笑でした。谷原さんも演じていて
楽しかったのでは?
谷原:そうですね。いくら病気を抱えていても楽しい日常はあると思うし、
全体的にあまり明るくはじける芝居がなかったので、息抜きみたいな感じでした。
僕自身も時代小説を読むのが好きで、歴史にも興味があったんですよ。
光輝のように熱狂的に好きな戦国武将はいませんけど(笑)。
Q:原作は女子高校生の間で大人気でしたが、今回の映画をどんな方に観てもらいたいです
か?
谷原:これまでも携帯小説を映画化して話題になった作品がありますが、今回の
『天使の恋』は、理央たちを中心とした女子高生のキラキラした部分や、
悩みを乗り越えていく主人公たちの心の動きがきちんと描かれている映画です。
共感できる部分もたくさんあると思いますので、幅広い年代の方に観ていただきたいです
ね。
佐々木:友だちのことや恋愛で悩んでいる人にも観てもらいたいし、恋がしたいと思って
いる人たちにも観てほしいです。いろいろ大変なことも多いけど、人を好きになるってい
いな、友達っていいなと感じてもらえる作品になっていると思います。
──今回の話を聞いて、佐々木さんは「絶対、無理!」と思ったと聞きましたが、
なぜですか? また、撮影前に、谷原さんも交えて演技を練習したそうですが、
いかがでしたか?
佐々木:これまで、谷原さんが主演されていた『ハンサム★スーツ』とドラマ『神の雫』
に出たことがあるだけだったので、自信がなくて、無理だと思いました。演技のやりかた
も分からなかったし……。
なので、クランクインの1ヶ月半くらい前から、監督さんたちにレッスンをしていただき
ました。その時に谷原さんも参加してくださって。まさか一緒にやっていただけると思わ
なかったので、とってもありがたいと思いました。
──いじめや援助交際をはじめショッキングな描写もある作品。佐々木さんが大胆に肌を
露出するシーンもありますが、演じてみていかがでしたか?
佐々木:台本を読んだときは、結構過激だなと思いました。でも、それぞれに理由がある
ので、そこまでイヤだとは思いませんでした。逆に、かわいそうだと思ったくらい。
光輝と出会い、前向きに生きていこうとする姿はすごく格好いいと思いました。
監督からは、どん底に落ち、悪いことをするようになった理央はクールに演じ、光輝と
出会ってからは、ピュアで明るい部分を出して、2つの感情を演じ分けるように
言われました。
理央は、本当はすごく心のきれいな女の子だと思うので、最初と最後は、
ピュア感が出せるようにがんばりました。
──谷原さんは、光輝のキャラクターについて、どう感じましたか?
谷原:とても独りよがりで格好をつけた生き方をしているというか……ナルシスティック
な部分もあるのかな、と思いました。
元々、人付き合いが苦手な人だと思うのですが、人と関わらないよう、
迷惑をかけないように生き、とてもかわいそうな人だと思うんです。だから、彼は理央に会って救われたん
じゃないかな。
最後に、弱い部分を理央にさらけ出した光輝には、魅力を感じますね。
──2人で撮影に臨んだ最初の日が、いきなりキスシーンだったそうですね。
佐々木:すごく緊張して、手汗もすごかったんです(笑)。その時、谷原さんに緊張してい
ることを話したら「大丈夫だよ、気楽にやろうよ」って言っていただいて、気持ちがほぐ
れました。キスシーンの撮影前には、歯磨きしました!
谷原:僕はガムを噛みました(笑)。
緊張感って大事なんですけど、緊張しすぎたらお芝居がガチガチになっちゃいますし、
だからといって、僕がヘンな冗談や品のない話をしてたら、雰囲気が台無しですよね。
だから、いい雰囲気を作ろうということは考えました。特にキスシーンだからと言って、
ヘンに意識しすぎないようがんばりました(笑)。
ただ、初日というのはビックリしましたが……。
──人を愛するピュアさが胸に残る作品ですが、ご自身が誰かを好きになるポイントは?
佐々木:光輝は無愛想で強がっていますが、私はそういう性格をなんとかしようと思う
タイプ。こういう人、大好きです(笑)。理央が、振り向いてもらうためにアピールすると
ころは共感できました。好きな人を追うのは、楽しいですよね。
──恋人との年齢差は、何歳までだったらOKですか?
佐々木:生き方が格好良ければ、何歳でも大丈夫です!
谷原:僕も、大人としてちゃんと会話でき、精神年齢がある程度合うのであれば、
何歳でも。
──撮影を通じて、お互いをどんな人だと思いましたか?
佐々木:きさくで、ムードメーカーで、楽しい人というのが最初の印象で、その後も印象
は変わっていません。いつも誰かをからかっていて、スタッフさんとのやりとりを見て、
いつも笑わされていました。
谷原:根性がある子です。最近の若い子……なんていうと、僕も歳をとったみたいでイヤ
なんですけど、若い子たちは、あまり頑張ろうとしない、あるいは、頑張りを表に出さな
いという印象があります。希ちゃんも最初は、NGを出しても「え~いいじゃん、OKにし
てよ」なんて言ってたのに、クランクアップ直前には、監督がOKを出しても、「気になる
から、もう一度やらせてください」と言うくいらいに変わっていった。
表に出すのが格好悪いと思っていたのか、やっていくうちにそういう気持ちが芽生えたの
かは分かりませんが、根性あるな、と。
佐々木希の単独インタビューです。
Q:今回、映画の主演のオファーはどのようにきたのですか?
事務所の方にまずはお話をいただいて、事務所の人から「やってみない?」と連絡をもら
いました。
Q:オファーが来たときの感想をお聞かせください。
まずは「絶対ムリ!」と思いました。自分には「演技」は出来ないと思っていて不安があ
ったし、しかも「主演」だし・・・私にはきっと難しいと思ったんです。
Q:演技に自信がないからあまりやりたくないと思っていたところから、やろうと決心され
るにいたるまでの気持ちの変化は、何かきっかけがあったんですか?引き受けようと思わ
れたのはなぜですか?
一度まずは会ってみようというお話をいただいて、プロデューサーさんや監督とお会いす
る機会を作ってもらったんです。途中から監督と二人っきりになって、色々とお話をして
いく中で、とても熱意を感じでやってみようという気持ちになりました。寒竹監督自らが
こんなにおっしゃってくれるのであれば、是非やりたいと思い、決断しました。
Q:出演を決めてからはどのように過ごされましたか?
とにかく演技がすごく不安だったので、監督や演技指導の先生に協力してもらって、撮影
に入る前の1ヶ月半、みっちり演技レッスンを受けて過ごしました。
Q:どのようなレッスンを受けられたのですか?
基礎の基礎からということで、発声やイントネーションをなおしたりすることから練習を
始めて、もう脚本もできていたので、本読みをやったり、実際に相手をたてて、セリフや
動きをつけなが演じたりもしました。監督が細かく指示してくれて、アドバイスをくれた
ので、このレッスンで理央に入り込んでいけた気がします。私は監督に指示してもらうこ
とが全てだと思っていたので、それに応えられるようにと頑張ってついていきました。
監督は、結構スパルタでした(笑)
あと、普通はあまりこういうことはしていただけないそうなのですが、私が初めてでいろ
いろと不安だろうということで、光輝役の谷原さんまでレッスンに相手役で参加してくだ
さって、私が現場でやりやすいように、理央という役をつかみやすいように協力してくれ
ました。谷原さんに来ていただいた時は、レッスンとはいえ、さすがに最初は緊張しまし
たが、谷原さんはじめ一緒に女子高生役を演じているキャストの子たちとも一緒に事前に
練習ができたので、本番は安心してのぞめました。
Q:その成果はいかがでしたか?
成果といえるかわかりませんが、セリフが自分の中に先に入っていたので、クランクイン
してからは演技に集中できて、監督に指示されたことを思い返しながら、理央という役を
一生懸命演じることができました。
まだまだ緊張することだらけですが、出演の話をいただいた頃より演技に対しての嫌だな
という気持ちや不安な気持ちが無くなっていたので、レッスンを受けさせてもらってよか
ったなと思っています。
Q:理央という女の子はどういう子だと思いますか?
過去の出来事で心に抱えているものもあったりするけど、光輝と出会ってからはどんどん
変わっていくし、素直で友達に対しても好きな人に対しても真っ直ぐだし、すごく魅力的
な女の子だと思います。
Q:ご自身と理央の共通点は?
好きな人の前ではわかりやすく真っ直ぐに頑張ってアプローチしちゃうところですかね。
共通点と聞かれると難しいのですが、理央に共感できる部分はありますね。
この世代の頃って、みんなそうだと思うのですが、友達との関係で傷つけたり傷つけられ
たりで悩んだり、家族や周りの人に対して反抗期だったり、恋して頑張っちゃったり落ち
込んだり・・・
私も理央くらいの年のときはそうだったので、あの頃はこんな気持ちだったなぁ、わかる
なぁと共感する部分も多かったですね。理央みたいに駅のホームで投げキッスしちゃった
りは、ちょっとできないですけど、あれができちゃう理央はカワイイと思いますね。
Q:共演の谷原さんの印象はどうでしたか?
『ハンサム★スーツ』の時はあまりお話する機会がなかったのですが、
今回レッスンにもきてくれたり、現場でもお話していて、すごく優しくて面白い方です。
現場でも私が言い回しでなかなかうまく言えないセリフがあったときには、アドバイスを
してくれたり、キスシーンの撮影の日には「緊張する~」とドキドキしていた私に、「大丈
夫、大丈夫。リラックスして」と声をかけてくれました。あと、想像していたよりずっと
お茶目な人で、変な顔をして笑わせてくれます。
Q:どのシーンが一番お好きですか?印象に残ってますか?
どのシーンも好きなのですが印象に残っているのは、谷原さん演じる光輝の病気に気づい
て、病室で彼の気持ちを聞くシーンです。ここは理央に自分の気持ちがリンクしたシーン
で、光輝の言葉を聞いていて、内側から気持ちが溢れてどんどん涙が出てきました。
すごくせつなくて、カットがかかっても、…
以下はネタバレとなるのでmixi独身映画ファンコミュニティ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=1299114
にて『天使の恋』の頁をご覧下さい。
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