「タイタンの戦い」

「タイタンの戦い」映画チラシ■作品基礎データ
「タイタンの戦い」
2010年 アメリカ映画
原題:Clash of the Titans
監督:ルイ・レテリエ
原案:フィル・ヘイ、マット・マンフレディ
脚本:トラヴィス・ビーチャム フィル・ヘイ マット・マンフレディ
主演:サム・ワーシントン

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神々が君臨していた時代。
熾烈な権力闘争により、人間と王たちが、そしてその王たちが神々と戦う事態に陥る。
だが、神同士の戦いに発展すれば、世界を破滅させかねない。
神として生まれながらも人間として育てられたペルセウス(サム・ワーシントン)は、
復讐心に燃える冥界の王ハデス(レイフ・ファインズ)に、
何もできぬまま家族を奪われてしまう。
失うものが何もなくなったペルセウスは、ハデスが神々の王ゼウス(リーアム・ニーソン)
から力を奪い、地上を地獄と化す前にハデスを打ち破るという任務を進んで担う。
 
ペルセウスは身の危険を承知のうえで、禁断の世界へ飛び込んでいく。
彼が率いる命知らずの戦士たちのリーダー的存在で、
百戦錬磨のドラコ(マッツ・ミケルセン)は、
気が進まないペルセウスに神ゆずりの能力を利用すべきだと強く勧める。
なぜなら、忌むべき悪魔や恐ろしい獣たちとの戦いで、
ペルセウスが生き残る道はただひとつしかない。
それは神としての力を受け入れ、自分の宿命に抗い、
自らの運命を切り開くことにかかっていた……。
 
神々の王ゼウスの息子を演じるオーストラリア人俳優サム・ワーシントン(『アバター』)。
『シンドラーのリスト』で米アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた
リーアム・ニーソンが偉大なるゼウスを演じ、
『イングリッシュ・ペイシェント』で同賞主演男優賞にノミネートされた
レイフ・ファインズが、人間を恐怖に陥れる冥界の王ハデスを演じる。
ペルセウスをずっと精神的に支えるミステリアスなイオをジェマ・アータートン、
ペルセウスとともに戦うドラコをマッツ・ミケルセン、
王から醜悪な獣人に変わったアクリシオスをジェイソン・フレミング、
海の神ポセイドンをダニー・ヒューストン、
そして、ペルセウスが戦いに勝たなければ命を失う運命の姫カシオペアを
アレクサ・ダヴァロスがそれぞれ演じている。
 
監督はルイ・ルテリエ。デズモンド・デイビス監督、
ビバリー・クロス脚本の映画『タイタンの戦い』(81)に基づき、
トラビス・ビーチャムと、フィル・ヘイ&マット・マンフレディが脚本を担当した。
製作は、ベイジル・イヴァニクとケビン・デ・ラ・ノイ。
製作総指揮は、『ドライビング Missデイジー』で米アカデミー賞作品賞を獲得した
リチャード・D・ザナックと、
レジェンダリー・ピクチャーズのトーマス・タル、ジョン・ジャシュニ、
ウィリアム・フェイ。
 
クリエイティブ・チームとして、ピーター・メンジースJr.が撮影、
マーティン・レイングが美術、マーティン・ウォルシュとヴィンセント・タバイロンが
編集、リンディー・ヘミング(『トプシー・ターヴィー』で米アカデミー賞受賞)が衣装、
そしてラミン・ジャヴァディが音楽を担当。
 
さらに、視覚効果監修のニック・デイビス(『ダークナイト』で米アカデミー賞ノミネート、
特殊造形監修のコナー・オサリバン(『プライベート・ライアン』『ダークナイト』で
米アカデミー賞ノミネート、
特殊効果/アニマトロニクス監修のニール・コーボールド(『グラディエーター』で米アカ
デミー賞受賞)、ヘア&メイク・アーティストのジェニー・シャーコア(『エリザベス』で
米アカデミー賞受賞)、そして録音のアイバン・シャーロック(『ラストエンペラー』で米
アカデミー賞受賞)も加わった。

「タイタンの戦い」3D見ました。
この作品は始めから3D撮影されたものではなく、
通常の2D撮影されたフィルムをホストプロダクション段階で、
3D変換して作った”擬似3D”映画だそうです。
凄いですね、今の技術はそんな事まで出来るんだ。

「アバター」の3Dには及ばぬものの、
”どうせ見るなら3D”だとは言えますね。

「アリス・イン・ワンダーランド」が”擬似3D”で
制作される事が公表されると、キャメロン監督は
インタビューで懸念を表明してます。

粗悪な作品が出回ることで、3Dそのものの評価が下がることを懸念しての事です。

しかしティム・バートン監督は
「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」で”擬似3D”版を作成して、
その技術力に自信があったようで
「アリス・イン・ワンダーランド」では積極的に、”擬似3D”を採用してます。

3Dの撮影はカメラアングル等で制約があるため、
表現の自由度を確保する上でも”擬似3D”の技術は捨てがたいようです。

(実は「アバター」でも仕上げ段階で”擬似3D”が一部に使われてます。)

ま、内容あっての3Dです。

旧作品は特撮映画史上の傑作と呼ばれる映画です。

それと比較してはかわいそうですが、
なかなかに頑張っているのではないのでしょうか。

旧作品が明るく一点の曇りもない冒険活劇ですが、
新作ではいささか屈折している。

新作では人と神とは対立しており、
主人公ペルセウスは「半神」と呼ばれ、
人間から石を投げられんばかりの冷遇を堪え忍んでいる。

サム・ワーシントンは「T4」でも「アバター」でも、
こうした対立軸の真ん中で苦悩する役を演じていますが、
「タイタンの戦い」では初めから「人として戦う」
と言い切っており、回りの理解を勝ち取る過程に
見せ場があるように見えました。

ネタばれ改行です。





しかしながら、本当に素晴らしいのは、
彼が兵士や王侯貴族と出会っても、
素朴な漁師の資質を失わないところです。

「オリンポスで暮らそう。神になろう」
クラーケンを倒し、その腕に抱きしめた王女カシオペアからも、
「王にならないか」と誘われも
「ここ(地上)で十分幸せ」「兵士として陛下に仕える」と
言い切る清々とした姿。
ベガサスに打ち跨がって夕焼けの雲海をかっ飛ぶ雄々しさに、
さしものゼウスも呆れ返って、
「俗世に暮らそうと人に畏怖されずにはおられぬ、それが英雄」
と、認めざろうえぬラストが格好良かったです。


ジェマ・アータートン インタビュー
007慰めの報酬のボンドガール等で注目の女優ジェマ・アータートンに話を聞きました。

インタビューで、本作の中であなたの役が一番かっこいいとおっしゃっていましたが、
それはなぜですか?
私、そんなこと言ったかしら(笑)?一番かっこいいのは確かだけれど(笑)。
俳優としての視点から見ると、彼女は一番クールだわ。とても複雑で、神秘的な存在だか
ら、こういう役は演じていてやりがいがあるの。
リアリティを出すために、自分なりに努力しなければならないからね。
オーディエンスには彼女のバックストーリーを知ってもらう必要はないけれど、
私は把握していなければならない。見たままのキャラクタ-ではなく、
その背景には様々なことが起こっているもの。そういう複雑な面というのは、
演じていて楽しいわ。
本作のオーディションがあったとき、製作側は私のことをアンドロメダ役とイオ役、
両方に考えていたそうなの。そこで、初めて脚本を読んでみて、私としてはイオ役に惹か
れたわ。なぜって、これまで私が演じてきたどの役とも、まったく違った役だったので、
とても魅力を感じたの。常に様々な展開のある役だし、映画の中にも少し出てくる、
彼女のバックストーリーも興味深いと思ったの。
ペルセウス同様、彼女もまた個人的な復讐心、使命といったものを抱えている。
表面的に与える印象そのままの役ではなく、奥の深い役を演じるのは楽しいものよ。
本作はアクションシーンの多い映画だけれど、そこに彼女が深みをもたらしているの。
そういう意味でも、このイオというキャラクタ-に惚れ込んだわ。
私も彼女みたいだったらいいのになあなんて思うの(笑)。
実際の私は、もっと注意散漫なタイプだから、全然違うのだけどね。
とにかく、私は彼女が一番ク-ルだと思うわ。あなたたちはきっと、ペルセウスだと言う
でしょうけれど(笑)。

半身半神を演じるということですが、人間的な要素と神の要素のバランスをどのようにと
ろうとなさったのですか?
それはとてもいい質問ね。これこそが本作のテーマでもあるの。ペルセウスのように、
特別の能力を与えられた者が、いかに人間としての自分も受け入れて行くかというのが
見所なのよ。私はイオが可能な限り人間的であるようにと心がけて演じたわ。
彼女は極めて人間に近いけれど、かといって歳をとることはないし、人を癒すことができ
る上、未来のことを知ることが出来るという特別な能力を与えられている。
登場する他のキャラクタ-のように神であるわけではないの。他の神々はスクリーン上で
全長10フィートだったりするように、偉大な存在だけれど、彼女はそうではない。
最も表現しなければならなかったのは、彼女持ち前の賢明さだった。
私はまだ23歳だから、彼女の様な、様々な人生経験を経たキャラクタ-を演じるのは難し
かったわ。それからまたヘア、メイクなどによって、とても微妙なニュアンスを出してい
て、普段の自分とかなり違って見えるの。この世の者とは思えない、まるで亡霊のような
雰囲気を醸し出していると思うわ。
キャラクタリゼーションという意味では、ストーリーの邪魔になるほどではないけれど、
彼女がそこにいるだけで、彼女を感じてもらえる様にと、ある一定の存在感を持たせよう
と努めたわ。彼女の周りで起こる、戦い、マッチョさなどとは一線を引いて、優雅な側面
を強調しようとしたの。こんな風に小さい声で話すのよ(笑)。

先ほど鎧、刀などを見せて頂いたのですが、本作のためにそのような特別な訓練をなさい
ましたか?
フライング・ボーレスというのがあるのだけど、何かと言うと、私の役はとてもスタイリ
ッシュなベルトを着用していて、それが武器になるの。すべての女性がこういうベルトを
持っているべきよね(笑)。大きなベルトなんだけど、それを外して、頭の上で振り回して
飛ばすと、ものを切ることができるという武器なの。
そのシーン用のトレーニングがあったのだけど、これがなかなかおもしろかったのよ。
それを力強く飛ばすことはできたのだけれど、どこに向かって飛んで行くかは、
まるでロシアンルーレットみたいなもので、見当もつかなかったの。
実際の撮影で、「カメラの位置はここで、その辺りを狙って投げて」と言われ、クルーが至
る所にいるような状況で、私に投げさせない方がいいと思うのだけれどなんて内心不安だ
ったの。そして実際に投げてみると、なんとカメラに巻き付いちゃった。
自分ではたいしたものだと思ったのだけれど、カメラクルーはそうは思わなかったみたい
(笑)。カメラに向かって飛んでくるので、シーンとしてはなかなか迫力があったけれどね。
残念なことに、彼女が武器を使うシーンというのは、そのくらいしかないの。
戦いを好まない役柄だから、どうしても戦わざるを得ない時にだけ戦うのよ。
男性陣はもちろん、弓矢や刀を使ってのシーンがたくさん出てくるけれどね。
それから私の役は不思議な力を持っていることになっているから、武器なんて必要ないわ。
もちろんそれにはトレーニングもいらないしね。

『プリンス・オブ・ペルシャ』ではアクションシーンが多かったわけですよね?
そうね。刀や短刀を使った戦いのシーンが多かったわ。でも『タイタンの戦い』の方が
スタントは多かったの。ジャンプしたり、空中に飛ばされたり、そしてより危険なスタン
トもあったのだけれど、戦いのシーンというのはそれほどなかったのよ。
それでも本作でのスタントの方が、怖いものが多かったわね。

本作でのあなたの演じるキャラクターについて、もう少し詳しく教えて下さい。
どのようなシーンで登場されるのですか?
私の役は旅の一団に入っていて、かなり冒頭に近いシーンで既に登場するのよ。
自分では守護神だという捉え方をしているわ。この世のものとは思えない存在である上、
ペルセウスを導き、守り、手助けする役目を担っているからなの。そういうわけで、冒頭
の方で登場した後、出たり消えたりして、彼女は一体誰なんだと思わせる。
ペルセウスも周りの誰も彼女が誰だかわからないの。ストーリーが展開して行くにつれ、
ある場面で自分のことを紹介し、それ以降、彼らの信頼を得てグループの一員となるの。
そして最後のシーンまでではないけれど、ほとんど旅を共にし、かなり存在感がある役所
だと思うわ。

本作のスタントはすべてご自分でなさったのですか?
できるだけ自分でやろうとしたの。もちろん中には(危険なので)やらせてもらえないも
のもあって、そういうシーンはスタントダブルがやるのだけれどね。
『プリンス・オブ・ペルシャ』でスタントダブルをやってくれた人が、本作でも私のスタ
ントダブルなの。彼女は素晴らしいわ。ジョー・マクラレンという人で、彼女は自由にや
らせてくれて出来る限り私が出来る様に訓練してくれるの。なるべくリアリティを出した
いと、俳優の顔が見えるシーンが可能ならなるべくそうしようと言ってやらせてくれるの
よ。そうは言っても、シーンによっては危険なものや、私が怪我をしてしまう所もあるの。
あるシーンでは、丘から転げ落ちるところで、地面に砂利や小枝等が散らばっていて、
傷だらけになるのは目に見えているので、そういうシーンはやらせてもらえないの。
案の定そのシーン撮影後、彼女は傷だらけだったわ。私は傷ひとつない完璧な肌を持つ役
だから、それは許されない。でも、とにかく、出来る限り自分でスタントをやるよう心が
けたの。ワイヤーに吊るされ、崖から振り落とされるシーンもやったし、険しい道を走り
抜けるシーンもあったわ。楽しんでやっているの。張り切り過ぎて、周りの人に止められ
ることもあったくらい。

『タイタン戦い』の監督を務めたルイ・ルテリエ監督にインタビュー。
3D映画の魅力や映画製作の苦労について聞き出して見たので是非ご覧頂きたい。

記者 数ある作品の中でタイタンをリメイクしたいと思ったのは何故なんでしょうか。
ルイ・ルテリエ監督(以下、ルイ) オリジナルとは少し違うんですけど、オリジナルが
素晴らしくギリシャ神話が私が好きでこういうオファーがあったときに断ることが出来ま
せんでした。
記者 今回のリメイク作にフクロウのおもちゃが出てくるのですが、オリジナルの
『タイタンの戦い』に出てくるブーボーですよね?
ルイ もちろんそのものは使ってないよ。そのものは古くなっちゃってるからね。
記者 映画中に出てくるイオがブーボーの代わりのサポートキャラクターになるのかと
思ったのですが。
ルイ オリジナルでもブーボーはそんなに活躍しないんだ。
・3部作の噂について
記者 今回の作品は3部作と噂されていますが2作目、3作目も制作されるのですか?
ルイ 3部作というのは私が「勝手に3部作るからどうぞ」と勝手にできないんです。
アメリカでは凄い成功してますけど、日本やフランス、ロシアなど世界中で成功して
ファンの皆さんが続編も観たいという要望があれば制作したいと思います。
記者 『聖闘士星矢(セイントセイヤ)』が好きと聞きました。『タイタンの戦い』も
『聖闘士星矢』からヒントを得ているんですか?
ルイ その通り、私は『聖闘士星矢』のファンですし神様の衣装が『聖闘士星矢』を思わ
せるんじゃないかな。リーアム・ニーソンは凄い身長が高くて衣装を着て出てきたとき
「わぁ、凄いやあ! 『聖闘士星矢』だ!」と思いました。
・「3D化のために3ヶ月間休みなしで作業した」
記者 製作初期の段階で3D化は決定されていたのでしょうか。
ルイ 撮ったときは2Dカメラで撮影しました。撮影し終わってから3Dに変換出来る技術
があると聞いて3Dにしました。
記者 3D化にあたり苦労した点などを聞かせてください。
ルイ あとになって変更を加えるというのは凄い大変な作業なんです。1秒に24フレーム
あるので、3ヶ月休みなしで作業しました。
記者 既存の映画で3D化してみたい作品ってありますか?
ルイ 『マトリックス』なんかは3Dにしてみたら面白そうですね。
・国内での手応え
記者 公開は23日ですけど日本での手応えはどうですか?
ルイ 日本に来て2日、3日経ち話をする機会がありましたけど、本当に日本の皆さんに気
に入って頂けると思います。
私たちは真面目にそして楽しみながらこの映画を製作しました。
真面目には作りましたけど堅苦しい感じでやっているわけではない。
そんな意味では今あなたはコスプレして下さっていますけど、サム・ワーシントンだって
衣装を着ているでしょ? それと同じです。
記者 最後に公開に向けてファンの方へ一言おねがいします。
ルイ アニメが好きな方、『スターウォーズ』が好きな方、アキバが好きな方、コスプレが
好きな方、みなさん是非劇場に来て欲しいです。一人ではなくみんなで来て楽しい時間を
過ごして欲しいと思います。ストーリーの中にユーモアもありますし3D化もされています
ので期待していて下さい。


大ヒット作「アバター」のプロモーションから約半年ぶりの来日となった
サム・ワーシントン。映画史上最大のヒット作の主演スターだけあって、
昨年の来日時よりはさすがに有名になったと感じるという。
「『アバター』は、僕自身、そしてジム・キャメロンでさえも、あそこまでのヒットになる
とは思っても見なかったからね。だから、今、多くの人が僕の顔を認識しているというこ
とが分かるんだ。
これは僕にとっては確実な変化なわけで、今までに感じたことのないプレッシャーがある
んだ。プレッシャーと、これから自分なりにうまく付き合っていかないといけないんだろ
うね」
そんなプレッシャーを押しのけるべく臨んだ仕事が今回の「タイタンの戦い」だが、
ワーシントン自身はどういった理由から、この仕事を選んだのだろうか?
「僕にとって、この『ターミネーター4』『アバター』『タイタンの戦い』は3部作なんだ。
それは、『ターミネーター4』で人間が生まれ、『アバター』は9歳くらいの子供がティーン
エイジャーになっていく過程、そして今回の『タイタンの戦い』がティーンエイジャーそ
のものというわけさ。僕自身の出演基準というのは、やはり僕が見たい映画であるかどう
かだよね。そして、9歳になる僕の甥っ子が作品に対して何かメッセージを発するかどうか、
あとは、観客に楽しい時間を提供できるかどうかということだね」
そう語るワーシントンが今回演じたのは、神々の王ゼウスの息子として生を受けるも、
人間の子として育てられたペルセウス。彼は神々の怒りによって人類滅亡の危機が迫る
世界を救うために立ち上がる。
「ペルセウスは怒れるティーンエイジャーだと思う。この映画は彼が両親を殺されて
復讐の旅にでるということを描いているわけだからね。
神の面と人間の面の両方を持つ彼の二面性はオリジナルでは描かれていたけど、
今回のリメイク版は9歳の甥っ子や、ティーンエイジャーに愛されるキャラクターにした
いと思っていたから、神としてではなく、人間として精一杯頑張るキャラクターにしたか
ったんだ。
それに今回は楽しい映画だからね。別に歴史の授業を受けているわけではなくて、
スカートを穿いた男たちがゴム製の剣を振り回して怪獣と戦う映画で、
とにかくポップコーン・ムービーとして楽しんでもらえれば、それで嬉しいよ。
多くの悩みを抱えている10代の若者に希望を持ってもらうための映画とも言えるね」
本作の見どころは、やはり大がかりなアクション。クリーチャーとの格闘シーンの撮影で
は少年時代に遊んだときの気持ちに立ち返って演技したのだとか。
「アクションシーンを撮るとき、僕は5歳児に戻るんだ。そしてその作られた世界に飛び
込む。今回の映画に出てくるようなサソリや怪獣は実際にはいないし、『アバター』に出て
くるようなロボットもいないわけだから、子供時代に思い描いていた空想のなかにどっぷ
りつかって演じるんだよ。恥とか、大人になったからみっともないとかそういった気持ち
はかなぐり捨ててね」

このように、演技の上では童心に返るというワーシントンだが、精神は33歳の大人そのも
の。映画の撮影には「僕自身が、全スタッフの中で一番下っ端の人間」と思って臨むとい
う。
「映画作りっていうのは、監督やプロデューサーはさておき、剣を作る小道具係、ロケ場
所を探してくる人、照明係だったり、本当にいろんな人が全員集まらないと出来ない。
それにひきかえ、俳優というのは、プロダクションに一番最後に入ってきて、そこに立て
と言われて演技するという、トレーニングを受けた猿でもできるようなことをやるわけだ。
別に俳優という仕事を特に下に見ているわけではないけど、映画は俳優のものではなく、
皆で協力して作り上げるものなんだ。だから映画製作の現場では、ブルース・ウィリスで
あってもケータリング係であっても、皆同等であるべきなんだよ」
この謙虚な心構えの影響か、新作のオファーがひっきりなしのワーシントン。
本作も大ヒットを記録し、すでに続編の話が上がっているが……。
「『タイタンの戦い』の続編に関してはルイに聞いて欲しいね。だけど出演するかどうかは
ストーリーによる。それは『アバター2』『ターミネーター5』も同じ。
それから、僕にとってストーリーの次に大事なのは誰が監督かということ。
『この監督と一緒に半年間無事に過ごせるだろうか? 殺し合いにならないだろうか?』
と考えるわけさ(笑)。すごいキャリアの持ち主でも、その映画が良くなるかどうかは分か
らないところがあるのも事実で、性格が僕と合うかとか、その監督が何かすごく伝えたい
メッセージを持っているかどうかとか、そういうことが大事だと思う。
あと、その映画が壮大なエピックか、小さな映画か、もしくはアクションかロマンスかわ
からないけど、シナリオを読んだときのインスピレーションも大事かな。
僕にとってジャンルは何でも構わないんだ」≪

──半分神で半分人間というペルセウスは、神話の世界では誰もが知るキャラクターです
が、どのようにしてキャラクターを作り上げていったのでしょうか?
サム:“反抗期のティーンエイジャー”からスタートして、そこからヒーローとして成長し
ていく。その過程をみせるのが、アクションヒーローとしてはいいかな、と思っていまし
た。
──今回はスタントなしでアクションシーンに挑戦したようですが、生傷が絶えなかった
のでは?
サム:死なない程度には挑戦したよ(笑)。ケガのことはあまり言いたくないんだ。
だって、僕よりも裏庭で遊んでいる甥っ子のほうがケガしてるくらいだからね(笑)。
とにかく少年に戻ったような気持ちでやっていたから、楽しかった。
普段の僕は怠け者なんだけど、今回はタフじゃないといけないから、ワークアウトもかな
りしたんだ。
──リーアム・ニーソンやレイフ・ファインズとの共演はいかがでしたか?
サム:トップクラスの授業を受けている感覚だったよ。黙って彼らの言うことを聞く、
そんな姿勢で、彼らの仕事の仕方、準備の仕方、マスコミへの露出や姿勢…そういったも
のをとにかく見て、全部吸収しようと思ったんだ。
──『ターミネーター4』『アバター』で、役者の立場としてもプライベートでも大きく転
換しましたよね。一番大変だと感じることは?
サム:作品選びの選択肢は広がったけれど、自分の自由は奪われてしまうね。
顔を知られるのは嬉しいことだけど、すごくプレッシャーにもなるし、次回作への期待度
が高くなる分、僕が一生懸命応えなければならない。姿勢を崩さずに勇気をもって全うし
ていきたいと思う。でも一番大変なのは、写真をたくさん撮られることかな(笑)。
──これからやりたい役柄はありますか?
サム:3本の大作で既に露出されたから、これから先は、ただただ闘うだけじゃないものに
もチャレンジしていきたい。「愛」とかね(笑)。






以下はネタバレとなるのでmixi独身映画ファンコミュニティ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=1299114
にて『タイタンの戦い』の頁をご覧下さい。



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