「あしたのジョー」

「あしたのジョー」映画チラシ■作品基礎データ
「あしたのジョー」
2011年 日本映画
監督:曽利文彦
原作:高森朝雄(梶原一騎) ちばてつや
脚本:篠崎絵里子
出演:山下智久 伊勢谷友介 香里奈

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おおもとの漫画連載時のエビ―ソードについても荒れておきます。

本作において、梶原一騎は「高森朝雄」とペンネームを変えて原作を手がけている。
これは梶原一騎の名前を用いると「巨人の星のような『熱血』スポ根もの作品である」
という先入観を持たれかねない、と危惧したためであるという。
ちなみに高森朝雄というペンネームは、梶原の本名・高森朝樹に由来している。
当時の梶原は、原作の改変を激しく嫌うことで有名だった。
それを知ってか知らずか、ちばてつやは本作の作画を引き受けるにあたり、
「時と場合に応じて、こちらの方で原作に手を加えさせてくれ」と注文をつけた。
担当編集者が恐る恐る梶原にその旨を伝えたところ、
「手塚治虫とちばてつやは別格だ、いいでしょう」と快諾した。
だが連載1回目、ちばはいきなり「話の導入部がわかりづらい」と
梶原の用意した原稿を丸々ボツにし、自ら新たに第1話のストーリーを作り上げた。
「好きに手を加えてくれ」と言った梶原もさすがにこれには激怒し、
連載を止めるとまで言い出して編集者が梶原を説得し、
何とか納得させるほどの大騒ぎになった。
本作で最も有名な力石徹の減量エピソードは、
ちばと梶原の設定確認の行き違いによって生まれたものである。
ジョーと力石の初対面シーン、渡された原稿の一文を自分なりに解釈したちばは、
力石の身長をジョーより頭一つ分高く描いてしまった。
発行された誌面を見てそれを知った梶原は、
この身長差では二人が同じ階級で戦えないということに気付き、
後に話のつじつまを合わせるため、力石に過度の減量を強いたのである。
マンガでは、ジョーと力石の出会いのシーンは、
養豚場へ向かう途中に自転車に乗った力石が段平の「あしたのために」の手紙を
届けるというものだった。
暴走する豚を片っ端から殴り倒してジョーの脱走を阻止するというシーンではない
(ただし、上記シーンそのものは、マンガにも存在する。第2巻112頁)。
力石をどうするかで、梶原は力石を殺したいがちばは生かしておきたいということに
なり、口論になった。
ここで梶原が「力石は、絶対殺す!」と発言。
口論の場となった新宿のバーのバーテンダーが梶原の発言を聞いて、警察に通報した。
最終的には編集がちばを説得、力石は試合後に死ぬという方向に決まった[7]。
『週刊少年マガジン』の1970年第9号(2月22日号)にて力石が試合後に
死亡したのを受け、1970年3月24日には寺山修司の呼びかけで、
文京区の講談社講堂にて力石の葬儀が行われた。
現在は実在しない漫画キャラクターの葬儀として語られることが多いが、
葬儀自体はアニメ版の主題歌を歌っていた尾藤イサオがライブ形式で歌いだすなど、
力石戦で人気が最高潮に達していたことをきっかけとした、
ファンイベント的な要素が強かったようである。
当時のこの作品に対する注目度がいかに高かったかを示すエピソードになっている。
また、2002年5月9日には雑誌『ジョー&飛雄馬』の創刊イベントとして、
講談社講堂で力石の33回忌献花式が行われた。
フジテレビのバラエティ番組『トリビアの泉』で
「力石徹は作者のつじつま合わせで死んだ」というトリビアが紹介され、
ちばがコメントをしている。
ちばは、VTRの最後で力石をつじつま合わせで死なせたことに対して、
『彼(力石)には申し訳なく思っている』とコメントしている。
梶原が最初に作った本作の最終回は
「ホセ・メンドーサに判定で敗れたジョーに、
段平が『お前は試合では負けたが、ケンカには勝ったんだ』と労いの言葉をかける。
ラストシーン、白木邸で静かに余生を送るジョーと、それを見守る葉子の姿」
というものだった。
だがその原稿を手渡されたちばは、
「今まで死ぬ思いでボクシングをやってきたのに、
最後の最後で『ケンカに勝った』はないだろう!」と猛反発し、
「結末は自分が作る!」と梶原にねじ込んだ。
連載を何本も抱えて多忙なスケジュールに追われ、
ジョーの原作すら滞りがちだった梶原はあっさりとこれを承諾、
その結果出来上がったのが有名な「真っ白に燃え尽きた」ラストシーンであった。
これを見た梶原は、「この漫画は君の物だ」と言った。
因みに、連載後期はほとんどちばがストーリーを考えていたという。
なお、幻の梶原案ラストシーン
「白木邸で静かに余生を送るジョーと、それを見守る葉子の姿」
は民放バラエティ番組においてちば直筆色紙で紹介されている。
梶原が書いた原稿をちばに渡す前に見ていたという真樹日佐夫も最終回について、
ちばとほぼ同様のことを述べているが、
ラストシーンがパンチドランカーとなったカーロス・リベラと共に療養所のような所で
笑顔で戯れている姿で終わっていたと書いている。
上述の経緯でちば自身がラストシーンを作ることが決まり、
締めくくりをどうすべきか考えていた際、
本編を最初から読み返していた当時の担当編集者・宮原照夫が、
ジョーが紀子に
「ほんの瞬間にせよ、まぶしいほどまっ赤に燃えあがるんだ。
そしてあとにはまっ白な灰だけが残る。
燃えかすなんか残りやしない。まっ白な灰だけだ」と語るシーンを発見し、
「これこそあしたのジョーのテーマではないか?」とちばに差し出した。
ちばはこの意見に同意し、これを基にラストシーンを作り上げた。
描き上げてから5日間は何もできず、ご飯もおかゆしか食べられなくて、
家族も心配していた、と週刊誌の取材に述べている。
連載終了後しばらく、ちばはジョーの絵が全く描けなくなったという。
また後年「今でもたまにジョーや力石のイラストを描くが、
あの頃の迫力には全く及ばない」とも語っており、
当時のちばがいかにジョーの連載に心血を注いでいたかがうかがえる。
現在でも特に、ラストシーンについて、
「ラストシーンの再現は無理。あの時のテンションには戻れない」
と行列のできる法律相談所の
「100人の絵で作るカンボジア学校健設プロジェクト」で
ジョーの絵を依頼された際に述べている。
本作のヒットにより、日本国内のボクシング人気は爆発的に高まった。
だが「過度の減量は当たり前、むしろ美徳ですらある」
「精神主義重視、技術軽視」というゆがんだ風潮がボクシング界に
浸透してしまったという負の面も少なからずある。
純粋に「ボクシング漫画」として見た場合、
とてもリアリティのある作品とは言えない面も多々あった。
劇中でジョーが得意としていたクロスカウンターは、
相手のパンチを食らいつつそれ以上の打撃を与える「肉を斬らせて骨を断つ」技で
あったが、実際のクロスカウンターは、
相手の攻撃をスリッピングなどでかわしつつ同時に攻撃を加える、
いわば「攻防一致」の高等技術である。
また「カウンターパンチは通常のパンチの2倍以上の威力を誇る」
という理論は必ずしも間違っていないのだが、
クロスカウンターは4倍の、
クロスカウンターをクロスカウンターで返したダブルクロスは8倍の、
それをさらにクロスカウンターで返したトリプルクロスは12倍の破壊力を持つという
部分は完全に梶原の創作であることが検証されており、何の根拠もない。
他にも、物理的に不可能な動きをするハリマオの空中回転パンチや、
ホセ・メンドーサのコークスクリュー・ブローなど、
荒唐無稽な描写は枚挙にいとまがない。
特に、コークスクリュー・ブローは実在する技術ではあるが、
空手の正拳突きと原理が似ているため、
対戦相手を一撃で廃人に追い込むほどの大ダメージは与えられないことが
検証によって証明されている。
ジョーが燃え尽きるラストに関して、ちばてつやは、
「子供向けには今日のリングに負けても、また明日も勝利を目指して戦い続けるジョー」
「大人向けには文字通り真っ白な灰になるまで、燃え尽きるまで戦った男・ジョー」
という双方の生き方を読者それぞれが感じたまま受け止めてくれればいい、と語っている。
しかしながら続けて「自分の中ではこの終わりは(ジョーが死んだか否か)
確実に決まっている」と発言している。
更に近年では、『タイトルに「あした」と付くくらいだからジョーは死んではおらず、
明日も太陽に向かって白木葉子と共に歩き出していると思う』
というジョー死亡説を否定するような発言もしている。
漫画評論家の夏目房之介も、
「ジョーの身体が次のページ方向を向いており、
リングの線も同じように途切れずに向かっていることから明日があることを意味している」
と解説した。
また、医学的な観点から論じると、疲労で死亡した場合、
微笑むなどの顔の筋肉の運動や椅子に座った姿勢を保つようなことは不可能であるため、
疲れて休んでいるだけに過ぎないと結論付けられる。
梶原の実弟である真樹日佐夫も、「死んだとは描いてない、白い灰はあくまで比喩」
と語っている。
『巨人の星』に関する評論では『あしたのジョー』が比較として出されることが多く、
『巨人の星』の文庫版のあとがきでも、
『あしたのジョー』に触れた評論が多い。
文庫にあとがきを寄せた1人は、
これを『少年マガジン』連載中にリアルタイムでこの2作を読んだ世代の「悪い癖」
と見なしており、
あとで原作者が同一人物だと知ったショックによるものだと評論している。

伊勢谷友介&香里奈のインタビューを採録します。

Q:まさかCG!? と疑ってしまうほど、すごい肉体改造でした。減量についての具体的
なリクエストは、監督からあったんですか?

伊勢谷:誰にも具体的なリクエストはされませんでした。でも誰だって減量すると
思いますよ。だって、香里奈ちゃんも、もし自分に力石役のオファーが来たらやるでしょ?

香里奈:そうですね(笑)。やんなくちゃ……って思っちゃいますね、きっと。

伊勢谷:だから減量するのは、ごくごく自然な流れでした。

Q:この映画の減量シーンを見ると、女の子がやっているダイエットが本当に楽に思え
ちゃいますよね。香里奈さんも、ダイエットをされたことはありますか?

香里奈:ありますよ。この映画の撮影でも、ボクシングのトレーナーの方にダイエット
法を聞いたりしていたんです。でも、どれだけダイエット方法を聞いても、
続けなくちゃ意味がないじゃないですか。
だから、現場で筋トレを頑張っている山下さんや伊勢谷さんを見ていると、
自分の意志が本当に固かったら、絶対やせられるんだなって思いました。

伊勢谷:僕たちがやせていく姿を、近くで見ていたもんね。

香里奈:はい。しかもわたしの場合、毎日撮影が入っていたわけではなかったんです。
行って、まとめて撮って、またちょっと空いてという感じで、
だから現場に行くたびに、あ、またやせた……みたいな感じでしたね。

伊勢谷:周りのスタッフは、毎日一緒だから逆に気付かなかったりするんだよね。

香里奈:そうですよね。たまに会うから、体の変化にすごく気付いて、
毎回すごいなって思っていました。

Q:だいたい何日間でどのくらいやせていったんですか?

伊勢谷:撮影に入る前は67キロだったんですけど、そこから一週間かけて、
57キロまで落としました。最後の3日間で、一気にやせたのは覚えています。
毎日レモンとキウイを1個だけ食べて、サウナに入っていたんですけど、
そのままではぜんぜん眠れないんですよ、体が熱くなっちゃって。

Q:やはり大変だったんですね。丹下段平役の香川照之さんも、「あんな状態でよく
ボクシングできたな」と話していました。幻覚とかはなかったんでしょうか?

伊勢谷:なんか、ずっとしびれている感覚だったんですよね。
しゅわしゅわしゅわ~って、しているんです。
おかしく聞こえるかもしれないんですけど、でも本当、そんな感じです。
車もあんまり運転しない方がいいよって言われていました。

Q:最後のクランクアップの前に、トレーナーの方から本気のパンチをいただいたって
伺いました。「本気でやってください」ってご自身でおっしゃったんですよね。

伊勢谷:はい。でも僕は、まさかあんなに強くやるとは思っていなかったんですよ。

香里奈:そうだったんですか! スローモーションで、モロにパンチを顔面に受ける
シーンですか? あの伊勢谷さん、顔がグチャってなっていましたよね?

伊勢谷:しかも2回もやられて(笑)。

Q:トレーナーの方の愛情ですね!

伊勢谷:ボクシングのトレーナーで梅津さんっていうんですけど、
めちゃめちゃいい人で面白いんですよ! 撮影中に泣いたりして。

Q:いつ泣いてらしたんですか?

香里奈:力石徹のお葬式のシーンに、エキストラに混ざって出演されていたんです。
そのとき、梅津さんが先に入っていて、わたしがセットに入ったときには
もうすっごい号泣で! 
本当にお葬式にいらっしゃる方みたいな感じでした。
わたしは、梅津さんの前にいたんで、その後は見られなかったんです。
そしたら最後、モニターチェックで本当に俳優さんじゃないかってくらいに
大泣きしていて……。

伊勢谷:芝居邪魔されたって思ったでしょ!

香里奈:それはないですが、役者やればいいのにって思いました(笑)。

Q:丹下段平役の香川さんが出てきた瞬間、本当にそっくりでびっくりしました。
お二人は初めて会ったとき、どんな印象を受けましたか?

伊勢谷:初めての印象はあまり覚えていないんですが、むしろ僕の中で香川さんと
いえば、あの段平の姿でした。

香里奈:それ、わかります! 今日、久しぶりにお会いしたんですけど、
髪の毛があってなんか変でした(笑)。

伊勢谷:そうだね、つるつるの頭で、すごいハイテンションでしゃべりまくってる
感じだよね。
だから髪の毛があって、スーツを着ている香川さんって、妙にキザっぽく見えて。
僕は、つるつるの香川さんの方が、話しやすかったな。かわいかったよね?

香里奈:だから、CMとか、ほかの映画で香川さんを見ても、
ずっと違和感がありました。でも、あの特殊メイクは大変だったんですよ! 
現場にも、2、3時間くらい前からいらっしゃっていて。
メイクを落とすのも時間がかかるから、香川さんが先に終わっていたはずなのに、
自分が終わって帰ろうと思っていたら、まだ腕の毛を取ったりしていました。

伊勢谷:香川さんはもう、お芝居をやる人としては完全なるモンスターですから、
演技にかけるエネルギーも半端じゃないんです。
しかも、香川さんは、ボクシングに心をささげている人。だから丹下段平は、
香川さんしかできないし、すごく助けられましたね。
香川さんがいなかったら、あのテンションは出ていないんじゃないかな。

これだけ有名な漫画を映画化すると聞いたとき、皆さん驚かれたと思います。
そんな中で、カリスマ的な人気を誇る力石徹を演じるプレッシャーはどのようなもの
でしたか?
伊勢谷友介(以下、伊勢谷):プレッシャーはもちろん最初の段階でありました。
伝説的な漫画を映画化するって、冷静に考えると本当にすごいことなんですけど、
曽利監督はクリエイターで、僕は俳優。やるってなったら、そこからがスタート。
自分が力石徹というキャラクターを、どこまで盛り上げていけるかが勝負。
そして、そのために努力できるかできないかが一番大切だと思うんです。
だから、逆にプレッシャーをエネルギーに変えて頑張れました。

―― 香里奈さんは、演じられた白木葉子のファッションにアドバイスされたそうですね。
香里奈:はい。きっとその当時は、最先端のファッションだったと思うのですが、
それを今、同じように着ると、着させられてる感が満載なんですよね。
なので、映画を幅広い層の方々に観ていただくためにも、
当時の要素と今のテイストを取り入れて服を選びました。
でも基本はお嬢様なので、上品な感じを一番に考えました。
―― 曽利監督の演出はいかがでしたか?
伊勢谷:僕が想像していたより、ずっと優しい監督でした。
いつも現場でにこやかに、「オッケ~」と言ってくれるんですけど、
「そんな笑顔で、こんなに撮るの!?」と言いたくなっちゃうくらい、
すごい量のカット数で。もう本当に、途中で泣きそうになりました(笑)。

 伊勢谷友介 有名人プロフィール&ニュース迫力満点のボクシングシーンの裏側
―― ボクシングの試合シーンは、すごい迫力でした!
伊勢谷:ボクシングの対決シーンは、殺陣のように、動きを組み立てているんです。
でも、それがたまにタイミングが狂うと、バチコーンとパンチが入っちゃって......。

―― それは、痛そうですね......。
伊勢谷:でもまぁ、ボクシングの映画ですからね。最初からそういうつもりで
集まっている人たちだから、誰もへこたれなかったですよ。

―― 香里奈さんは、山下さんや伊勢谷さんがボクシングされている姿を見て、
いかがでしたか?
伊勢谷:香里奈ちゃんは、絶対自分がやりたい方でしょ!(笑)
香里奈:はい(笑)。男性だったら、絶対やってみたいですね。
それに、リングの上で男同士が真剣にぶつかり合っていくことで、
きずながどんどん深まる感じが、見ていて「すごいなあ」と思いました。
そういうのが、ちょっとだけうらやましかったです。
 香里奈 有名人プロフィール&ニュース鬼気迫る様子の伊勢谷に、現場はピリピリ!?
―― 力石がすさまじい減量をして、水道に向かってヨロヨロと「水、水」と
声をしぼり出すシーンは、壮絶で、涙が出ました。
伊勢谷:あれはリアルに減量がつらくなり始めたときでした。
ただ、お芝居をする際に、あまり冷静じゃない状態だと、
今度は演技ができなくなるんです。「素でつらいだけなの?」ってなっちゃうから、
虚構と現実のバランスを取るのが大変でした。
香里奈:でも伊勢谷さんが本当にピリピリした様子だったので、
「話しかけちゃダメだ」っていつも思っていましたよ。
伊勢谷:そんなときあった!?
香里奈:話しかけたら、きっと殴られるって思っていました(笑)。
でも本当にストイックな状態だったし、体中から「しゃべりかけるなオーラ」
みたいのが出ていましたよ。
自分から出していなくても、神経が研ぎ澄まされている感じがあったんです。
それにもし自分が力石だったら、本当に「しゃべりかけないでくれ」って思うし、
その前で水なんて飲まれたら、ましてやお弁当なんて食べられたら、
本当にイライラするだろうなって思ったんです。
伊勢谷:力石は葉子さんが大好きですから、しゃべりかけてほしかったと思いますよ(笑)。
でも、計量シーンは、精神的に本当に殺伐としていて、
助監督さんに「今日、(計量シーン撮影の)昼越えたら、ぶっ殺す!」って言っちゃったり......。
本当に申し訳なくて、次の日、謝りました。

―― 最後に、撮影を振り返って、完成した映画への思いを聞かせてください。
伊勢谷:国民的な人気の力石徹という役をいただいて、本当にうれしかったですし、
こういうチャンスをいただけて、とても光栄でした。
もちろん高いモチベーションで臨みましたが、実際に撮影に入ってみたら、
こんなにも大変だとは正直思わなかったです。でも、矢吹丈そして力石徹の生きざまは、
きっと現代を生きる人たちにも響くと思います。
香里奈:矢吹丈と力石徹がなぜそこまで互いに執着するのか、
最初は葉子のようにわからなくて戸惑いました。でも役柄と同じように、撮影に没頭し、
入り込んでいく山下さんと伊勢谷さんの間に生まれたきずなには、嫉妬すら覚えました。
互いの実力を認めつつ、ライバルとして惹(ひ)かれ合う姿をぜひスクリーンで
観ていただきたいです。

Q:お二人の“役者としてのあした”について教えてください。

伊勢谷:僕の場合は、目標とかではなく、目の前にあることを、誠実に100%やっていく。
そしてできないことはできないと言うようにしていきたいです。

香里奈:わたしは、ジョーの感じと似ているかもしれないんですけど、
明日のために今日を頑張っていきたいですね。わたし、昔から夢をあんまり持たない
方なので。

伊勢谷:やっぱりドライなんですね。

香里奈:違うんですよ! ノストラダムスを知ったのが小学校5年生だったんです。
数えてみたら、世界の終わりは16歳で。
16で人生終わっちゃうなんてどうしようかなって考えているうちにこの世界に入って、
気付いたら26になっていたんです。
だから大きな夢っていうよりは、目の前の目標を一つ一つ、
ゲームじゃないけどクリアしていく感じですね。
精いっぱい、全力でやっていけばその結果は、明日でも、明後日でも、
一年後でも必ず出るはず。だから今日を大切に生きていきたいと思います!…



以下はネタバレとなるのでmixi独身映画ファンコミュニティ
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にて「あしたのジョー」の頁をご覧下さい。



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