「トランスフォーマー ダークサイド・ムーン」
■作品基礎データ 「トランスフォーマー ダークサイド・ムーン」 2011年 アメリカ映画 製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ 監督:マイケル・ベイ 脚本:アーレン・クルーガー 出演:シャイア・ラブーフ |
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1969年7月20日、アポロ11号は月面着陸に成功。
アームストロング船長とオルドリン操縦士は人類で初めて月に降り立った。
全世界が固唾を呑んで見守ったこの歴史的偉業の陰で、
NASAと米国政府がひた隠しにした事実があった。
月の裏側に隠されていたのは、
遥か宇宙の彼方よりやってきたトランスフォーマーたち
の地球侵略の足掛かりとなる宇宙船が不時着していたのだった。そして、そこには・・・。
現代、アメリカ、シカゴ。
社会人となったサムの周囲で悪夢は再び始まった。
オフィス機器に姿を変えていた、
あの未知の金属生命体〈トランスフォーマー〉の侵略者が再び人間に襲いかかる。
それは世界を闇で包み込む前兆に過ぎなかった。
40年前の事実を政府が隠し続けたことが原因で街は壊滅的な状況となり、
破壊は世界の都市へと広がっていく。
地球に味方していた一部のトランスフォーマーたちの応戦もむなしく、
人類は地球上に潜んでいたトランスフォーマーたち、
そして、次々と宇宙からやってくる新たな侵略者の圧倒的な破壊力に対し、
なす術もなく追い詰められていく。
果たして、人類は世界を、地球を守ることができるのだろうか。
そして残された希望の鍵とは・・・!?
2007年夏、製作総指揮スティーブン・スピルバーグ、監督マイケル・ベイ、
視覚効果ILMが総力を結集し創りあげた『トランスフォーマー』。
全世界で7億ドル以上の興行収入を記録したこの記念すべき作品は、
瞬時に姿を変える金属生命体=トランスフォーマーを細部まで描き出した。
監督が拘る迫力の実写撮影と最先端CGで描き出す世界観が奇跡的な融合を果たし、
見る者の度肝を抜く“誰も見たことのない驚愕の映像体験”
として世界中にセンセーションを巻き起こした。
そして2009年、
巨大なスケールで描かれ前作以上の大ヒットを記録した続編
『トランスフォーマー/リベンジ』を経て、
2011年7月、『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』が公開となる。
シリーズ最終章となる本作では、
映像革命を次の次元へ自ら引き上げる困難にチャレンジ。
殆どのシーンを3Dカメラで撮影したベイ監督は、絶対的な自信をみせる。
「『アバター』の3Dカメラを用い実写のロケを行った映像が、
過去最高の3Dであることを私が保証します」。
本作は、『アバター』で革命を起こした3Dの進化系として、
今、全世界から最大限の注目を集めている。
撮影は、世界各地で大規模なロケを敢行。
特にアメリカではシカゴやデトロイトでの想像を絶する市街戦、
首都ワシントンでの激しいカー・チェイス、
さらにケープ・カナベラルのスペースシャトル基地でも行われ、
シリーズ最後に相応しい舞台が揃えられた。
主演は、社会人となったサム役に、シャイア・ラブーフ。
新たなヒロインに、新星ロージー・ハンティントン・ホワイトレイ。
軍の特殊部隊の役でジョシュ・デュアメル、タイリース・ギブソン、
常に事件に関与する男を演じるジョン・タトゥーロ等がシリーズを通して登場。
更にジョン・マルコヴィッチ、パトリック・デンプシー、
フランシス・マクド―マンドといった演技派が、新規メンバーとして出演する。
敵も味方も人もロボットも始めから終いまで、
叫びっぱなし喚きっぱなし、全編の98%が戦闘シーンという騒々しい映画でした。
特にヒロインは、セリフの十倍悲鳴を上げてました。
ストーリーは前作「リベンジ」より、
更に単純な話になって、主人公の住んでいる街から移動もなく、
世界を駆け回った前作とは随分違ってます。
…ちゃんと見ていなかったかも知れないのですが、
あの話だったら、「1」から「3」へ話が飛んでも支障がないのではないか、
と思いました。
ウリになっている3Dはキャメロン監督から「アバター」のキャメラを借りて
撮ったと言うだけあって
レベルの高いものでしたが、ロボットや倒壊するビルなど
目線の行くものの多くがCGで作られた映像でしょうから
実景撮影による3D効果は、
ビルの谷間を降下部隊が飛ぶシーンなどに限定されそうです。
このシリーズを面白くするヒントとしては、
「何故ロボット達は人間の側を味方するのか」を面白くする事だろうと確信しています。
今のところ両者は”敵の敵は味方”と言う理屈で共闘しているだけのように見られます。
双方に疑心暗鬼で裏切りがサブテーマになっています。
主人公とオプティマイスの個人的な友情によってすべてが成立しているところが危うく、
そこが魅力的という事なのですが、ビランビー以外のロボット達が何故、
人間にかわらぬ友情と信頼を寄せているのか
理由がわからないのです。
裏表のない彼等に比べ、人類はあまりに不誠実じゃないですか。
だから海兵隊が頑張るのも良いのだけれど、
彼等を疑ってかかった軍上層部にラストに頭をたれさせる位の
エピソードは欲しかったです。
本作はアポロ計画陰謀論を元に物語が展開される。
2作目で若干過剰気味であった下ネタ要素は今回では封印するという。
また、前2作では殆ど見られなかったディセプティコンによる民間人に対する
殺戮シーンが直接的に描かれている。
これまでヒロインのミカエラを演じたミーガン・フォックスが、
第2作『トランスフォーマー/リベンジ』公開時のインタビューの発言で
ユダヤ系アメリカ人であるスピルバーグの怒りをかって降板。
ロージー・ハンティントン=ホワイトリーがミカエラに代わるヒロインとして
「カーリー」を演じる。
メインスタッフからは『アイランド』以来マイケル・ベイ監督作品で
脚本を勤めていたアレックス・カーツマン&ロベルト・オーチーのコンビが降板し、
前作で加わったアーレン・クルーガーが一人で脚本を担当することになった。
新キャラクターとしてディセプティコンの防衛参謀「ショックウェーブ」や、
前作で名前のみ登場した「センチネル・プライム」などが登場する。
また本作からはゼネラルモーターズに加えてメルセデスベンツ、
フェラーリの協力もありサウンドウェーブ、
ミラージュ等変形するキャラクターはもちろんのこと劇中の一般車両でもメルセデス、
フェラーリ等高級車が多数登場する。
また前作で登場したオートボットのザ・ツインズ(スキッズ、マッドフラップ)は
登場しないと公式で発表された。
シリーズ初の3D作品であり、
『アバター』で使用されたフュージョン・カメラ・システムを用いて撮影されている。
ベイ監督は元々、本作を3Dで制作しない方針をとっていたが、
本シリーズのファンであると公言しているジェームズ・キャメロンの強い勧めで
本作は3Dフュージョン・カメラ・システムで撮影された。
一部のシーンでは、フュージョン・カメラで撮影された映像と
ロボットの合成が複雑なシーンがあったのと、
ベイ監督の「アイランド」のチェイスシーンの流用映像があるため、
通常の2D映像を3Dに擬似変換しているシーンが含まれる。
アメリカの映画評論家マット・ゾーラー・サイツにより米文芸サイトSalon.comで
発表された「映画史上最も騒々しい映画10本
(The 10 Loudest Movie Ever)」にて1位に選ばれた。
また、2位にもマイケル・ベイ監督による『アルマゲドン』がランクインしている。
また本作の製作により、
映画第1作の時に前日談として出版されたノベライズ
『トランスフォーマー ゴースト・オブ・イエスタデイ』が設定上、
シリーズとの関連から絶たれてしまった。
日本では前作は興行的には1作目を下回ったが、
本作は8月28日付けで3D体験者(鑑賞者)が、200万人を突破し、
観客動員数全体は250万人を越えている。
興行収入も40億円を突破[4]しており、
1作目の記録を抜いてシリーズ最高となった。
また、3Dでの鑑賞率は91%であり、『アバター』の数値を上回っている。
バンブルビーの事故
ワシントンでの撮影中にバンブルビー役のシボレー・カマロが
突如現場に現れた地元警察の警察車両に衝突し、
フロント部分及びボンネットを酷く損傷、大破するというアクシデントが発生した。
また、当時公開撮影を行っていた為、
見学に来ていた多くの一般人がその光景を目撃されており、
同時に映画情報ニュースサイトや動画配信サイトYouTubeを媒介に
ネットを通じて全世界に報じられる事態になり、
一時期は製作・放映中止の声もささやかれた。
ミーガン・フォックスの降板
前作および前々作でメインヒロインのミカエラ・ペインズの役を演じた
ミーガン・フォックスが、監督のマイケル・ベイや撮影スタッフらとの確執が
原因で自ら降板することになった。
これはあるインタビューで監督の撮影現場での指揮に対し、
「彼は独裁者ヒトラーのように傍若無人に振舞っている」
と批判した事が皮切りで起きた事で、
撮影スタッフのみならず製作のユダヤ系アメリカ人である
スティーブン・スピルバーグまでもが激怒する形となり
彼らも反撃とばかりに彼女を批判するという事態になった。
この事に対し監督は「彼女はまだ未熟なところがあるから仕方ない」
と懐疑的な発言で事態を収めようとしていたが、
スピルバーグからの直訴をきっかけに自身も彼女に降板を促すようになる。
結果としてミーガンは自ら降板する意向を示した事が
パラマウント・ピクチャーズにて報じられた。
このミーガン降板の事態に対し、
監督ら製作陣は既に完成していたシナリオを急遽大幅に変更し、
カーリー・スペンサーの登場やカーリー役のロージーを新たに起用することで
事態を収拾させた。
エキストラの事故
バンブルビーの事故の一月前のインディアナ州ハモンドで、
撮影中にエキストラで雇われていた若手女優、ガブリエラ・セディーロが大けがを負った。
セディーロが乗っている車を運ぶ最中に牽引車のケーブルがちぎれ、
ケーブルがフロントガラスを突き破りセディーロの頭部を直撃し脳を損傷、
昏睡状態に陥る重傷を負った。
事故を起こした牽引車のケーブルは、溶接は資格のある作業員によって行われており、
必要な安全措置は取られていた。
この事故が原因で翌日のシカゴでの撮影は中止になるも、
インディアナ州の健康安全課のスポークスマンは安全措置の確保が確かであった事と
「不運で予測できなかった事故だった」として、
パラマウント・ピクチャーズに対する罰金を課せられる事はなかった。
この処置に対し被害にあった女性の家族は、
スタジオとロケーション担当者が安全義務を怠ったとして法的措置を取る構えを取った。
因みに事故に遭った女性エキストラは
ロヨラ医療センターで脳外科手術を受けたことで一命を取り留め、
脳を損傷した事で体の一部が麻痺し、
事故のショックから一時期会話ができなかったが回復に向かった模様。
その他、本作品のトリビアをまとめて紹介します。
シリーズ三作品の中で唯一ドリームワークスのロゴが表示されない。
『スタートレック』シリーズのミスター・スポック役で有名な
レナード・ニモイが出演していることから、
本作では『スタートレック』に関するオマージュや小ネタがいくつか見られる。
映画の序盤で、ブレインズが『宇宙大作戦』第34話『バルカン星人の秘密
(Amok Time)』を見ている。
ホィーリーの台詞にある通り、「スポックがトチ狂うエピソード」
として知られるこの回は物語の伏線にもなっている。
サムがディランのオフィスを訪れた際、
「この建物はエンタープライズ号みたいだ」という台詞がある。
バンブルビーがサムとの別れ際に「I will always be your friend.
(私は永遠に、あなたの友人です)」とラジオ音声を流すが、
これは『スタートレックII カーンの逆襲』で
スポックがカーク船長に向かって言う台詞の音声をそのまま流用している。
同じく『スタートレックII』でスポックが言った
「The needs of the many outweigh the needs of the few.
(多数の要求は少数のそれにまさる)」という台詞を、
物語のクライマックスでセンチネルが言うシーンがある。
ちなみに前々作や前作でも『スタートレック』に関するネタがいくつか見られた
(バンブルビーのラジオ音声「宇宙艦隊からメッセージです」など)。
ディラン・グールドの自慢のクラシックカーが多く登場する会社のシーンは、
ウィスコンシン州にあるミルウォーキー・アート・ミュージアムでのロケ。
ベイ監督が毎年手掛けているヴィクトリアズ・シークレットのクリスマス商戦向け
テレビコマーシャルの2010年版で、同美術館が使われており、
カーリー役のロージー・ハンティントン=ホワイトリーも毎年、
妖艶なランジェリー姿で出演している。
撮影時のドキュメンタリーで、
監督が本映画の撮影を中断し週末を利用してコマーシャル撮影に臨んだことを
スタッフが明かしているが、
屋外ロケのシーンはシカゴ市内のラサール橋で2010年8月におこなわれ、
移動が少なくて済む工夫が見られる。
また、このような「再利用」はハイウェイのカーチェースでのシーンでも見られ、
2005年公開の『アイランド (2005年の映画)』の一部を利用している。
ミアリングとサムが移動中に使用する4500Xと書かれているコンコルドは
マイケル・ベイの自家用機である(映画第一作のブラックアウトの機体番号は
ここから取られた)。
イギリスの経済紙フィナンシャル・タイムズは、
ハリウッド映画で中国製商品のプロダクトプレイスメントが最多となると報じた。
劇中に登場するブランドは計4社。
サムが着ているTシャツは若者をターゲットとした
アパレル・メーカー、MetersBonweのもの。
前作でも、劇中に使用され、
中国商品の広告をハリウッド映画が受け入れたと話題になった。
ブレインズは中国最大のパソコン・メーカー、
レノボ社のエッジシリーズのPCにトランスフォームする。
薄型テレビのTCLも中国ブランド。
ジェリーがエレベーター内で飲んでいるブリックパックの低脂肪牛乳は
乳製品大手イーリー(YiLi)社のShuhuaというブランド名。
スポンサー側は当初、バンブルビ-がこの牛乳を飲んで、
パワーアップすることを希望したが監督に却下された。
本作もアニメ版に対する多数のオマージュが存在する。
本作の基本プロットには初代アニメ版26~27話「メガトロン地球征服作戦」
と66話~68話「破滅の日」が組み込まれている。
メガトロンがリンカーン記念館にあるリンカーン坐像を破壊し、
その椅子に座るシーンがあるが、
初代アニメ版16話「アトランティス浮上!」にも似たようなシーンがある。
レーザービークが変形しているオフィス用コピー機から流れる効果音は、
海外版アニメで使用されているテーマ曲のメロディーである。
シリーズ3作の基本的な時間の流れ
注・「ゴーストオブ イエスタディ」は含まれない。
紀元前一万年前=当時のサイバトロン指導者だった古代プライム兄弟が
エネルゴン生成の為地球に来訪。
人類の存在を確認した事でエネルゴンの生成を見送ろうとするも
兄弟の一人が離反(後のザ・フォールン)した結果、
オートボットVSディセプティコンの最初の戦争が始まる。
古代プライムとの戦いで傷を負ったザ・フォールン、
地球でジェットファイヤーらシーカーに生成装置の発動キーである
「リーダーのマトリクス」探索を命じ眠りにつく。
古代プライムがいなくなり混乱状態にあったサイバトロンを
センチネル・プライムが平定。再び平和な時代となる。
(コミック前日譚及びフィギュア王の記事に基づく)
オプティマス・プライムとメガトロン、センチネル・プライムに師事。
センチネル・プライム、オプティマス・プライムを次期指導者とするが
オプティマスはメガトロンとの2党体制をとることに。(前作コミック前日譚に基づく)
この頃よりメガトロンの離反始まる。
メガトロンがザ・フォールンと出会い彼に師事。
オートボットVSディセプティコンの戦争再開される。(前作コミック前日譚に基づく)
スペースブリッジの資材を持ったまま、
センチネル・プライムらを乗せたアーク号が行方不明になる。
負傷したセンチネル・プライム、
ある事情の元スペースブリッジ制御装置と共に長期スリープに入る。
オートボット、戦争に敗戦。オプティマス・プライム、オールスパークを外宇宙に投棄。
メガトロン、オールスパークを追ってそのまま行方不明になる(この状態は
地球暦2000年代になるまで続く)。
1897年=アーチボルト・ウィトウィッキーが北極でメガトロンを発見、
NBE-1としてアメリカ政府の管轄化に置かれる。
1963年=サイバトロン星から漂流したアーク号が偶然月に落下、
地球人が調査にやってくる(アポロ計画等)。当然発動キー探索中のディセプティコンも発見、
これ以上地球人が介入しないよう様々な隠蔽工作が地球人を利用し行われ続ける。
200×年=アーチボルト・ウィトウィッキーの
玄孫サミュエル・ジェームズ・ウィトウィッキー(以降サム)が
アーチボルトの遺品をネットオークションに出した際、
ディセプティコン及びオートボットが「行方不明中のオールスパークが地球にある」と
いう情報を察知、
同時にメガトロンも地球に落下した事を知られ友軍に救出された(実写映画1)。
200×年(↑の2年後)=発動キー探索班及び追加陣営のディセプティコンと
地球人・オートボット連合チームとの激戦の最中、
サムにより発動キーのマトリクスが発見される(映画2)。
200×年(↑の約4年後(サムが留年せずストレートに卒業した場合が4年。
他に専攻学科や単位よってストレート卒業期間が異なる))=マトリクス発見により
センチネル・プライムの覚醒手段が確立された為、
彼を目覚めさせるべくディセプティコンが暗躍する(映画3)。
本作で、主人公・サムの新恋人、カーリー役に大抜擢されたのが、
スーパーモデルのロージー・ハンティントン=ホワイトリー。
本作での映画デビューと同時に、世界で最も美しい女性1位にも選ばれ、
2011年最もホットな女優として注目されるロージーのオフィシャルインタビューが到着。
自身の演じた役柄や、撮影中の心境などを語ってくれました。
──最初にオファーを受けたときはいかがでしたか?
ロージー:初めはどんな役なのかさえ分かっていなかったの。
カメオ出演かと思っていたくらい。
それが新ヒロインなんていう大役だということが分かって、
天地がひっくり返ったみたいな気がしたわ。
すごく舞い上がって興奮しているけど、時々ひどい恐怖心にも襲われるっていう、
ジェットコースター状態(笑)。
撮影現場でも、初めはビビりまくっていたわ。
緊張してなかったなんて言ったら大嘘になるでしょうね。
こんな超大作に出ることになるとは思いもしなかったもの。
──カーリーの役柄について教えてください
ロージー:彼女はイギリス人で、
サムがホワイトハウスで表彰されているときに出会って恋に落ちるの。
カーリーは無職のサムに懸命に職探しをさせようとするのね。
サムは自分がまた世界を救うんだと本気で信じているんだけど、
彼女はエイリアンとかディセプティコンみたいなものに関心がなくて、
まるで未知の世界だからイライラしてしまうのよ。
彼女の上司パトリック・デンプシーが演じているディランと、
この3人は奇妙な三角関係にあるの。
愛情絡みではなくて、ある種のダークな関係にあることが明らかになる。
でもこれ以上は言わない方がいいわね。
──撮影に入る前、監督にアドバイスされたことはありましたか?
ロージー:走り方を習っておいたほうがいいと言われたわ。
というのもね、映画の中で走るというのは、見た目ほど簡単じゃないの。
しかもそのときわたしが履かされたのは素敵なヒールよ。
だいたいのシーンではヒールで走りまわってるの。
それってすごく大変なのはともかく、実は危険な場合もあるのね。
セットもすごくリアルで、銃声や爆発だらけでこの世の終わりみたいな感じ。
炎の中を突っ走ったり、壊れた車を飛び越えたりするシーンもある。
だけど走ったりジャンプしたりっていうチャレンジは大好きだったから、
楽しかったし、とってもエキサイティングな経験だったわ。
──素晴らしい俳優陣と監督に囲まれての撮影はいかがでしたか?
ロージー:私には演技の経験が一度もなかったから、
キャストに加わる段階ですでに畏縮していたわ。
それに、これが私にとっては映画初出演なのに、
映画界で最も才能ある人たちと一緒に仕事ができたことは、
とても恵まれていると思っているの。
それぞれのキャストの才能や強さや能力を目の当たりにしながら一緒に仕事ができて、
第一作目でそうしたことを学べたこと、
演技というものを学ぶ初めての機会に恵まれたことは、とても感謝しているわ。
──モデルから女優への転向について
ロージー:演技はずっと前からやりたいことだったの。
モデルと女優の仕事は似ている部分もあるけれど、全然別物でもあると思う。
モデルに求められるのは、自分の顔や体、カメラ写りも意識して動くこと。
でも女優の場合は全く反対ね。見た目は度外視してただ演じるの。
週5日、1日17時間の撮影が7ヶ月も続いたのよ!毎日汗と泥まみれでヘトヘトだったわ!
──見どころを教えてください
ロージー:本当に3D向きの映画だと思うわ。派手な爆発や特殊効果はもちろん、俳優もよ!
本当に信じられない映像の連続なの。ぜひ楽しんでくださいね!
マイケル・ベイが3D映画に挑戦――本作の情報が解禁された時、
耳を疑った映画ファンも少なくなかった。
フィルムの質感をこよなく愛するベイはスピルバーグ同様アナログ派で、
3D映像はおろかデジタル撮影でさえ否定的だったからだ。
ところが、周知のように巨匠ジェームズ・キャメロンから猛烈に3Dの魅力を説かれ、
ベイは3Dに初めて関心を抱く。
「デジタルは決してフィルムほどよくはならないと思っているし、
確かに3Dにも懐疑的だったけれど、
キャメロンに誘われて『アバター』の撮影現場を何度か観たよ。
その後、キャメロンとスピルバーグに説得されるような流れで、
技術的なことを猛勉強した。
どうやら『トランスフォーマー』のような映画を撮る僕は、
3D映画向きの監督だったわけさ(笑)」
スピルバーグの言葉を借りれば“情報化社会の申し子”たるベイが、
金属生命体たちがスピーディーに変形を繰り返す映像がウリの映画製作にあたって、
3Dに出会うことは時間の問題だったことは想像がつく。
ベイは、“驚異の映像革命”を謳ってきた本シリーズの最終章を完全なる理想形で
終結させるために自身の発想を“トランスフォーム”することに決め、
約1年間に及ぶ3D研究の後、驚異的な映像の構築を目指したのだ。
「60%以上の映像を3Dカメラで撮影して、20%程度の3D映像をCGで作ったよ。
後は普通のカメラで撮った映像を3Dに変換したのさ。
3Dは新しい技術なので、3Dカメラで撮れない複雑なシーンがまだまだたくさんあって、
特に今回は屋外のロケが多かったし、アクションも多かった。
空中でもたくさん3Dカメラで撮影したけれど、
セットの中でコントロールしているような映画とはまったく違うので、
もっとも大変な3D映画だったと思う」
3Dカメラを装着したスカイダイバーを時速240キロでシカゴのビル群の間を
実際に飛ばすなど、非凡な発想の元に驚くべき映像素材を大量に獲得した。
シカゴの街は善と悪に別れたロボットたちの戦争で壊滅状態となり、
奥行きを追求した3D効果で、まるで戦場にいるかのような臨場感が体感できる。
“「アバター」に次ぐ3D映画の成功例”との評価も聞こえるが、
その秘訣をベイはこう話す。
「そもそも3Dを使いこなせる監督は一握りしかいないよ。
3Dカメラを一度使ったからといって、いい3D映画が作れるということはなくて、
空間の使い方や観客に体感をさせる術など、
すべてを理解していないとダメだと思うね。
そういうセンスを持っているか持っていないかが重要で、
誰かが教えてくれるものではないよ(笑)」
早くも全世界の興行収入が、累計7億ドルを超えるメガヒットを記録中の本作。
しかし、ベイは、最終章が大成功を収めた最大の理由をこう明かす。
「6年間かけて3本の『トランスフォーマー』作品を生み出してきたが、
3本の中で今回の作品が一番ストーリーもいいし、ビジュアルもいい。
なによりバンブルビーなどを見ていると、僕たちの子ども心を解放してくれる。
とにかく楽しくて、体験する作品。童心に帰って楽しめる娯楽作なのさ…
以下はネタバレとなるのでmixi独身映画ファンコミュニティ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=1299114
にて「トランスフォーマー ダークサイド・ムーン」の頁をご覧下さい。
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