「アンストッパブル」

「アンストッパブル」映画チラシ■作品基礎データ
「アンストッパブル」
2010年 アメリカ映画
監督:トニー・スコット
脚本:マーク・ボンバック
出演:デンゼル・ワシントン クリス・パイン

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ペンシルベニア州にある操車場で、
最新鋭のディーゼル機関車の牽引による39両編成の貨物列車「777号」が
ブレーキ操作の不備によって無人のまま暴走を始めた。
この列車には19万リットルものの発火燃料に加え、
発火性の強い有毒化学物質が大量に積載されており、
このまま暴走を続ければ1時間40分後にはスタントン郊外の急カーブで脱線転覆し
大惨事になることは避けられない。
この「巨大ミサイル」と化した貨物列車を止めるべく、
この鉄道会社から強制解雇を通告された旧式機関車のベテラン機関士と、
その列車で勤務していた新米車掌が立ち上がった。

全米が固唾をのんで成り行きを見守ったその大事件は、
2001年5月15日にアメリカ北東部で起こった。
危険物質を大量に積んだ無人列車が、突如暴走を始めたのだ。
時速100キロ以上で突っ走る“恐怖の巨大ミサイル”と化したその列車は、
もはや鉄道会社や警察にも止められない。
しかも行く手には多くの民家が建ち並ぶ街があり、
誰もが甚大な被害を免れないと天を仰いだ。
ハリウッド屈指のヒットメーカー、トニー・スコットの最新作『アンストッパブル』は、
この実際にあった未曾有の鉄道事故を軸に、
複数の実話にインスピレーションを得て完成させた超大作だ。
小さな人為ミスが、想像を絶するディザスター・パニックを招いていく過程を、
CGの使用を抑えて圧倒的な臨場感をみなぎらせたアクションの連続で映し出す。
さらに危機に立ち向かった人々とその家族が織りなす緊迫の人間模様も見逃せない。
現場近くに居合わせたベテラン機関士と新米車掌が、
激しく対立しながらもありったけの勇気を奮い起こし、大災害の阻止に挑む姿を描出。
仕事への意地と誇り、男同士の葛藤と友情、そして家族や仲間との絆のドラマが、
観る者の心を熱く揺さぶってやまない。
主演は2度のアカデミー賞に輝く名優デンゼル・ワシントンと、
『スター・トレック』で一躍新世代のスターとなったクリス・パイン。
まさしく一度滑り出したら制止不可能、奇跡としか言いようのない実話ゆえの
極限のスリルと至高の感動がここにある。

タイトルがダサいのでスルーするつもりでしたが、
”事実に基づく”というのと、
デンゼル・ワシントン主演と言うので見に行きました。
ストレートに面白かったです。

化学薬品を乗せた鉄道貨車が無人で暴走する。
始めは携帯電話に気を取られて、
的確なポイントを通過した時に運転レバーを引き損ねただけ
だったのに、ドジを取り返すつもりでつかの間、
車両を離れたら、アイドル状態になったレバーが”力行”に入ってしまう。
あれよあれよの間に列車は加速。
運転手が走って追い付く速度ではなくなる。

現場、会社、コントロールセンター間の連絡のまずさが重なって、
初期対応に致命的な遅れが出て、
暴走列車は時速百キロを超える”走る火薬庫”と化し、
大都市目掛けてまっしぐら。
トラブルの発端からマスコミが騒ぎ出すまでの展開は、
運送業や製造業の安全担当者は是非とも見ておくべき。
複雑で何重にも構築された安全運行システムがいともたやすく覆るさまは、
背筋が凍ります。

更に恐ろしい事に、システムが将棋倒しに崩れて行く最中に
当事者達にほとんど危機感がない、という事。
例えは悪いが、みんなで胴上げをしていて「自分位、手を離しても平気だろう」
と思っていたら全員が手を離していた、に近い感覚か。

事の重大さに気が付く頃には、収拾の付かないところまで事態は悪化している。
一見無関係に見える別の貨物列車を運行している主人公達が
実は同じ一本のレールの上を走っていて、
ほどなく正面衝突する。
ーという事が分かる、のはお約束ですが、
盛り上がりました。
会社側の列車停止策はことごとく失敗し、
主人公の知るベテラン運転手も命を落とす。
主人公は危機を脱出すると、自ら動力車をバックさせ、逆に暴走列車を追いかける。
男気を見せ、名もない男達がヒーローに立ち上がる。
実際の事故もほぼ映画通りだそうで、
”人が飛び乗り停めた”。

CGを極力使わず、ライブアクションにこだわった撮影が圧巻。
さすが「トップガン」の監督。
ヘリを同時に四機飛ばしての撮影で
「毎日、撮影事故を起こしはしないかと恐怖で眠れなかった」
と語っています。
アナログ映画のある種、典型とも言え
「トロン:レガシー」の対極の作品です。
能書きより、”見れば判る”映画だから、
まずは見るべし、です。

キャスト
フランク・バーンズ:デンゼル・ワシントン
今作の主人公。ミンゴ操車場に勤める機関士。勤続28年の大ベテラン。
この日初めて組んだ新米車掌のウィルと共に旧式機関車1206号に乗り込み、
スタントン市から貨物列車を別の街に運ぶ途中、事件に巻き込まれる。
会社からは777号の停止作戦には手を出すなと命令されるが、
30年近い勤務経験で培われた知識と勘から、停止作戦の成否は絶望的と判断し、
777号を停止させるべくウィルと共に1206号で後を追う。
会社からは早期強制退職を宣告されており、
3週間後にはクビが言い渡される予定だった。
また、数年前に妻と死別しており、19歳と18歳の娘の三人暮らしで、
この日は上の娘の誕生日だった。

ウィル・コルソン:クリス・パイン
もう一人の主人公。配属されて4ヶ月の新米車掌。
フランクと共に1206号で仕事中、偶然事件に巻き込まれる。
新米でありながら鉄道一家の出身ゆえに優遇されていると周囲からは見なされており、
大ベテランでありながら会社から退職を宣告されたフランクとは序盤から何かと口論に
なる。
さらに新米ゆえにミスを連発し、家庭の問題からくる苛立ちもあって険悪な雰囲気に
まで発展。
フランクが777号の後を追おうとした時も「自殺行為だ」と猛反対するが、
彼から会社の行っている777号の停止作戦が絶望的なことと、その場合、故郷であり、
家族の住むスタントンの町が大惨事に見舞われるであろう事を聞かされ、
意を決して会社からの命令を無視してフランクと共に777号の追跡を開始する。
妻ダーシーとの間で生じた些細な誤解が元で現在は妻子と別居状態であり、
兄の元に身を寄せている。

コニー・フーパー:ロザリオ・ドーソン
フラー操車場で操車場長を勤める女性。
デューイとギリースから777号の無人発車の報せを受けた際、
彼らの報告から777号は緩やかに惰行していると判断し、
デューイとギリースに追跡を、同僚のネッドに先回りとポイントの切り替えを指示するも、
後に彼らの報告から777号は猛スピードで力行している事が判明。
さらに同車には19万リットルのディーゼル燃料と発火性の強い有毒物質が大量に積まれて
いることも判り、史上最悪の貨物列車暴走事故が起こっていると判断。
州警察や鉄道会社に通報して事態回復に奔走する。
若輩ながら操車場長としては極めて有能で、早くから777号を停車させることは
不可能に近いと判断。
人気の無い農地で脱線させる事を運行部長のガルビンに提案するが一蹴され
(後に脱線作戦は実行されたが失敗した)、停止作戦も失敗する。
万策尽きたかと思われた最中、フランクとウィルが777号を追跡している事を知り、
クビを覚悟で会社の命令を無視し、彼らに希望を託す。

ガルビン(ギャルヴィン):ケヴィン・ダン
鉄道会社の運行部長。コニーの通報で777号の暴走を知り、停止作戦を立案する。
基本的に人命よりも会社の損失を最小限に止めることを優先しており、
暴走する777号の前に別の機関車を回り込ませ、意図的に追突させ、
減速させた隙にヘリコプターを使って777号に人を乗り込ませるという、
無謀ともいえる作戦を実行させるも、失敗した上に死傷者まで出してしまう。
さらにコニーの脱線案を一蹴しておきながら彼女に無断で実行(それも街の郊外で)
したり、777号を追跡するフランクとウィルを、会社の損失が拡大する、
と怒鳴り散らすなど、極めて傲慢な性格。

2007年6月、20世紀フォックスはマーティン・キャンベルを本作の監督にするべく
交渉していたが、結局2009年3月までにトニー・スコットが務めることが決まった。
同年4月、デンゼル・ワシントンとクリス・パインの参加が決まり、
2011年公開を目指して製作準備が開始された。
2009年7月、同じくトニー・スコット監督、デンゼル・ワシントン主演の
『サブウェイ123 激突』の興行成績低迷により
『アンストッパブル』の資金調達が困難となり、
製作がストップしていることが明らかとなった。
これに伴い20世紀フォックス側は製作費を1億ドルから9000万ドル、
スコットの監督料を900万ドルから600万ドル、
ワシントンの出演料を2000万ドルから1600万ドルまで下げようとし、
これに反対したワシントンは7月17日までにプロジェクトから離脱した。
その後フォックスとスコットとワシントンで協議が行われ、
ワシントンは復帰し、同年秋の撮影開始に向けて製作準備が再開される[8]。
撮影は2009年8月31日に開始され、ペンシルベニア州やオハイオ州で行われた。
なお暴走列車の機関車はカナダ太平洋鉄道からリースしたGE AC4400CW型が、
また救援用機関車にはEMD SD40-2型がそれぞれ使用された。

北米3207館で公開され、初週末3日間で2268万8457ドルを稼ぎ、
『メガマインド』に次いで週末興行収入2位となった。
これは、前年に同じくトニー・スコット監督、
デンゼル・ワシントン主演で公開された『サブウェイ123、激突』と
ほぼ同等の初動記録である。…


以下はネタバレとなるのでmixi独身映画ファンコミュニティ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=1299114
にて「アンストッパブル」の頁をご覧下さい。



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