「夢駆ける馬ドリーマー」
★映画基礎データー★「夢駆ける馬ドリーマー」 2006年 アメリカ映画 監督脚本 ジョン・ゲイティンズ 主演 ダコタ・ファニング |
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ケンタッキー州レキシントン。
かつては名騎手として活躍したベン・クレーン(カート・ラッセル)だが、
今は牧場を細々と営み、トレーナーとしてパーマー牧場に雇われている。
そんな父の背中を見ながら育った娘ケール(ダコタ・ファニング)の楽しみは、
ベンについて馬の調教を見に行くこと、
競走馬のことなら何でも知っている祖父ポップ(クリス・クリストファーソン)の
話を聞くこと。
しかし、ベンとポップは対立し、口もきかなくなっていた。
いつものように、
ベンの調教の様子を見ていたケールは一頭の競走馬ソーニャドールに出会う。
ソーニャドールとはスペイン語で"夢見る人=ドリーマー"を指す。
一目で気に入ったその馬は今最も期待を寄せられている牝馬だった。
レース直前にソーニャドールの異変に気づいたベンは、
出走を取りやめるようオーナーに進言するが、
馬主がレースを見にきており、受け入れてもらえない。
しかし、ベンの予想は的中し、ソーニャドールはレース中に前脚を骨折し、
転倒してしまう。
オーナーはソーニャドールを安楽死させるようベンに命じるが、
ケールが見ている手前もあり、
ベンは自らのギャラと引き換えに馬を引き取る。
加えて、命に背き、ソーニャドールを故障させた責任として、解雇されてしまう。
回復困難と思われたソーニャドールの骨折は、
ベンと仕事仲間である二人の厩務員バロンと元騎手マノリンの手厚い看護により、
徐々に良くなってきた。
ケールも好奇心と深い愛情で見守る。
ケールの母リリーは、ソーニャドールによって、
夫ベンの新たな目標と娘の大きな夢が出来たことを心の底から喜んだ。
そしてケールは、
賞金総額400万ドルの由緒ある最大のクラシック・レース、
ブリーダーズ・カップ・クラシクスにソーニャドールを出走させることを思いつくのだが。
『宇宙戦争』『マイ・ボディーガード』のダコタ・ファニングの
最新作です。
監督のジョン・ゲイティンズは本作が初監督、
今まで『陽だまりのグラウンド』『コーチ・カーター』の脚本を執筆、
本作でも脚本を書き下ろしています。
試写鑑賞以前には「今度は“ダコタちゃん、馬に乗る”か?」と
ほとんど馬鹿にしていたのですが、
これは実話を基にしたドラマだそうで、なるほど派手さはありませんが、
そこはかとなく訴えてくるものがあり、悪い話ではありません。
試写会は東京シティ競馬後援で、
現役ジョッキーの御神本騎手が舞台で挨拶してました。
最近の試写会はいろいろ趣向が凝っていて面白いですが、
これは最近のものの中ではユニークさで先端行ってます。
小柄な若い“優男”でしたが、2、3年前、レース中に落馬事故を起こして、
頭蓋骨を骨折し、リハビリで現役復帰を果たしたという根性の人。
映画のベンも、ドリーマーの騎手となるメキシコ青年も馬には苦労させられていますが、
なおかつ馬を捨てきれないというのですから、
よっぽどの魅力が競走馬にはあるんでしょう。
二時間を切る短い映画です。
娘と父と馬と祖父に話を絞って、余計なものは整理してしまっています。
ホームドラマながら母親がほとんど絡まないのが不思議。
騎手がメキシコ人の一人で、
彼自身の立ち直りのドラマも全体を邪魔せぬ程度に入ってくる。
アラブ人の兄弟げんかに乗じてドリーマーの出場権獲得に成功するあたりは、
面白かったですが、
レース中の逆転劇はややあざといか?
ドラマ的にはスターターのゲートが開いたところで終わっているので、
レースそのものはフィナーレと思えばさして不都合はないでしょう。
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