| 凹んでいる人を無理矢理発奮させる名セリフ |
| T−850「怒りは絶望に勝る」 (「ターミネーター3」より) |
作品基礎データ2003年 アメリカ映画 監督 ジョナサン・モストウ 脚本 ジョン・ブランカート&マイケル・フェリス 出演 アーノルド・シュワルツェネガー クリスタナ・ローケン |
|
シュワちゃんは、未来の抵抗軍リーダーになるはずのジョン・コナー(ニック・スタール) の尻を叩きますが、 女性型ターミネーターT−X(クリスタナ・ローケン)の破壊力に すっかり怖気づいたジョンは、 母サラの葬られている墓地で、自分に指導者が務まるはずが無いと泣き言を言い出します。 T−850は憤然として、お前は指導者たる人材ではない、と言い出し、 更に戦うことはまったくの時間の無駄だ、とまで言い切ります。 さしものジョンもこの暴言にはたまりかねて反論しますが、 それはジョンを発奮させるための言葉でした。 呆れるジョンと未来のジョンの妻ケイト(クレア・ディーンズ)にさらりと いったのが紹介のセリフ。 T1、T2に登場のシュワルツェネガーはT−800で今回T3に出てきたのは、 そのバージョン・アップ型T−850。 T−Xのように腕の中にプラズマ砲を仕込んだりはしておらず、 めだった筋力増強もありませんが、 心理学哲学の知識を持っているようです。 ですからロボットのくせに人間に嘘をついたり、わざと怒らせたりします。 ジョンとケイトは昔の同級生と言うことになっていますが、 T2でT−1000に追われておばの家を逃げ出したジョンは、 大学教育を受け損ねていますが、T−850を送り込んだ未来の ケイトは獣医ですので、当然、高等教育を受けているわけです。 ハードウェアにおいてT−Xに劣るT−850を 送り込まざるを得なかったケイトは、 ターミネーター対抗仕様のT−Xが持っていないソフトを組み込んで、 一手先を読む力をT−850に与えたのでしょう。 しかし、知識はあってもそれは任務遂行にしか役立てようとしないのが、 ターミネーター。 人間心理を突いてきても当人は人間的な感情は持ち合わせていません。 そのギャップがT3のドラマ的な見せ場のひとつになっています。 ともすればアクションシーンに目が行きがちなT3ですが、 セリフのやり取りのほうも是非、お見逃し無く。 |
トップページ(映画の日特選、小説と脚本の比較レビュー)に戻る。