「ナインスゲート/オカルト脚本の書き方」
原作小説と映画脚本比較により脚本の書き方・成り立ちを探ります。ハリウッド脚本の極意、世界名作の秘密に迫ります。全体に「ねたばれ」の要素がありますので、要注意

「ナインスゲート」原作文庫表紙 原作「ナインスゲート」
集英社刊「呪いのデュマ倶楽部」
アルトゥーロ・ペレス・レベルテ 著
大熊 榮  訳
1996年発刊(米国発刊は1993年)画像は2000年発行の文庫版表紙

         
「ナインスゲート」映画ポスター 1999年 アメリカ映画「The Ninth Gate」
監督:ロマン・ポランスキー
脚本:ジョン ブラウンジョン
出演者:ジョニー・デップ
本作原作小説文庫
本作映画ポスター





■脚本の書き方■
原作小説と映画脚本比較レビュー・インディスク


「亡国のイージス」原作福井晴敏
「宇宙戦争」原作H.G.ウェルズ「新コンテンツ」です。
「四日間の奇蹟」原作浅倉卓弥
「アビエイター」原作ジョン・キーツ
「オペラ座の怪人」原作ガストン・ルルー
「ハウルの動く城」原作ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ターンレフト・ターンライト」主演:金城武
「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」 主演:ダニエル・ラドクリフ
「下妻物語」原作嶽本野ばら
「世界の中心で、愛を叫ぶ」原作片山恭一
「ジョゼと虎と魚たち」原作田辺聖子
「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」原作J.R.R.トールキン
「アイデン&ティティ」原作みうらじゅん
「精霊流し」原作さだまさし
「マッチスティック・メン」監督リドリー・スコット
「コンフェッション」原作チャック・バリス
「ソラリス」監督スティーブン・ソダーバーグ
「魔界転生」原作山田風太郎
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」原作フランク・w・アバグネイル
「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」原作J.R.R.トールキン
「黄泉がえり」原作梶尾真治
「レッドドラゴン」原作トマス・ハリス
「マイノリティ・リポート」原作F・K・ディック
「ハリーポッターと秘密の部屋」J.K.ローリング著
「ザ・リング the ring」主演ナオミ・ワッツ
「アバウト・ア・ボーイ」原作ニック・ホーンディ
「タイムマシン」原作小説H・G・ウェルズ
「GO」脚本:宮藤官九郎
「ロード・オブ・ザ・リング」脚本ピーター・ジャクソン
「ハリー・ポッターと賢者の石」脚本スティーブ・クローブス
「PLANET OF THE APES/猿の惑星」監督ティム・バートン
「陰陽師」脚本福田靖
「ブリジット・ジョーンズの日記」脚本アンドリュー・デイヴィス
「バトル・ロワイヤル」脚本深作健太
「エクソシスト ディレクターズカット」主演リンダ・ブレア
「クロスファイア」脚本山田耕大
「ファイト・クラブ」監督デビット・フィンチャー
「共同警備区域JSA」原作小説パク サンヨン
「ナインスゲート」脚本:ジョン ブラウンジョン
「ハンニバル」脚本デビット・マメット
「ホワイトアウト」原作小説真保裕一
「リプリー」原作パトリシア・ハイスミス
「黒い家」脚本大森寿美男
「17歳のカルテ」主演ウィノナ・ライダー
「ISOLA多重人格少女」脚本水谷俊之
「シン・レッド・ライン」脚本テレンス・マリック
「魔女の宅急便」監督宮崎駿
「リング」脚本高橋洋
「コンタクト」監督:ロバート・ゼメキス
「L.A.コンフィデンシャル」脚本カーティス・ハンソン
「セブン・イヤーズ・イン・チベット」原作小説:ハインリヒ・ハラー
「さらば、わが愛 覇王別姫」監督チェン・カイコー
「バラサイト・イブ」脚本君塚良一
「耳をすませば」
制作スタジオ・ジプリ
「アポロ13号」監督ロン・ハワード
「マディソン郡の橋」脚本リチャード ラグラベニーズ
「ショーシャンクの空に」脚本フランク・ダラボン
「フォレスト・ガンプ」脚本エリック・ロス
「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」原作小説アン・ライス
「ジュラシック・パーク」原作小説マイケル・クライトン
「シンドラーのリスト」脚本スティーブン・ザイリアン
「イヤー・オブ・ザ・ガン」原作マイケル・ミューショー
「ダンス・ウィズ・ウルブズ」脚本マイケル・ブレイク
「レナードの朝」主演ロビン・ウィリアム
「トータルリコール」原作小説フィリップ・K・ディック
「レッドオクトーバーを追え!」脚本ラリー・ファーガソン
「ワイルド・アット・ハート」脚本デイヴィッド・リンチ
「ミザリー」原作小説スティーブン・キング
   「ダイ・ハード」監督ジョン・マクティアナン
「仕立て屋の恋」原作小説ジョルジュ・シムノ
「時をかける少女」脚本剣持亘
「ブレード・ランナー」原作小説フィリップ・K・ディック
「惑星ソラリス」監督アンドレイ・タルコフスキー
「犬神家の一族」原作小説横溝正史
「ゴッドファーザー」監督フランシス・F・コッポラ
独身映画ファンメーリングリストのご案内
独身社会人映画ファンML に入ろう!! [MLの詳細]
メールアドレス


映画「ナインスゲート」はある出版社オーナーの首吊り自殺から始まり、原作は首吊り遺体の警察の現場捜査から始まります。
続いて主人公コルソ(ジョニー・デップ)の登場です。
原作ではワトソン役の書籍批評家ボリス・バルカンのところにデュマの「三銃士」の生原稿の鑑定依頼にやってきますが、映画では遺品処分のため、ある家を訪ね、遺族の無知につけこんで希少本「ドンキホーテ」の全巻を手に入れるエピソードになっています。
本作はオカルト・ミステリーで彼はその探偵役なのですが、職業探偵ではなく、仕事は古本売買の仲介人です。原作では「書籍コレクターの傭兵」と言う風に紹介され、希少本を手に入れるためならどんな汚い手も使う人物とされています。
原作の翻訳名は「呪いのデュマ倶楽部」、原題直訳は「デュマ倶楽部あるいはリシュリューの影」とあるとおり、「三銃士」作者デュマのファン倶楽部の怪しい活動を軸に、「影の王国の九つの扉」というサタン召還の黒魔術の秘密書籍の行方を追うドラマなのですが、
ロマン・ポランスキーの映画はこのデュマとデュマ倶楽部に関する記述の全てが削除されています。
ファン倶楽部の幹部であるボリス・バルカンはニューヨークの大学で教鞭をとりながら、その実は悪魔学の研究家と言う風に設定変更され、ワトソン役ではありません。
もともと黒魔術の世界と「三銃士」のデュマとは関わりはありませんので、映画化にあたりロマン・ポランスキー監督がデュマ倶楽部の部分をそっくり切ったのは至極普通のことと思います。原作を翻訳した大熊榮氏はいささか不満の様子があとがきから伺えるのですが、むりに映像化しようとすれば、当然「三銃士」の映像化権やデュマの肖像権獲得などの必要にも迫られますし、映画興行的に考えてもそれは必要な処置でしょう。
コルソはバルカンから仕事を頼まれます。悪魔研究家として名高い彼が、最近入手した17世紀の悪魔書「影の王国への九つの扉」、世界に3冊しか存在しないとされるこの本の真偽を確かめて欲しい、というものです。コルソは本物だと断言したが結局依頼を受け、他の2冊を探し、真偽を調べるための旅に出ます。
バルカンの年齢は原作にも記載がありませんが、自らを「ぼく」と名乗り文章の印象からもコルソと同世代、30代の中後半くらいの印象ですが、映画はもっと年齢が上です。
コルソは自殺した出版社オーナーのタイフェルの屋敷を訪れ、夫人のリアナと面談します。コルソはバルカンから預かった「九つの扉」を見せます。夫人はその本が死んだ夫のものだと断言します。本は自殺の直前、バルカンに売られたものだったのです。
コルソは図書館で「九つの扉」のことを調べるが若い女につけられている事に気がつき、
本を知り合いの古本屋バーニーに預けます。


本作品の原作比較レビューの続きは
まぐまぐプレミアム「映画VS原作本ストーリーダイジェスト」で発表します。サイトの維持、コンテンツの充実にご理解、ご協力をお願いいたします。
講読お申し込みはまず、まぐまぐプレミアムで
会員登録(http://premium.mag2.com/begin.html)をしてから、マガジンの購読を申し込んでください。購読は下記をクリック。


まぐプレバナー
トップページ(小説と脚本の比較レビュー)に戻る