「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン/クライム・チェイス脚本の書き方」
原作小説と映画脚本比較により脚本の書き方・成り立ちを探ります。ハリウッド脚本の極意、世界名作の秘密に迫ります。全体に「ねたばれ」の要素がありますので、要注意。

原作自伝「世界をだました男」 原作小説 「世界をだました男」
新潮文庫  フランク・w・アバグネイル 著 
 佐々田雅子 訳 
2001年刊(アメリカでは1980年刊)

    
映画チラシ「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」 アメリカ映画 2002年 
監督:スティーブン・スピルバーグ
脚本:ジェフ・ネイサンソン(「ラツシュアワー2」)
出演者:レオナルド・デュカプリオ トム・ハンクス
  本作原作文庫
  本作映画チラシ





■脚本の書き方■
原作小説と映画脚本比較レビュー・インディスク


「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」原作=C.S.ルイス
「ジャンパー」原作=スティーブン・グールド
「ライラの冒険 黄金の羅針盤」原作=フィリップ・プルマン

「陰日向に咲く」原作=劇団ひとり
「ミッドナイトイーグル」原作=高嶋哲夫
「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」原作=J・K・ローリング

「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」原作=リリー・フランキー
「墨攻」原作=酒見賢一
「暗いところで待ち合わせ」原作=乙一
「プラダを着た悪魔」
原作=ローレン・ワイズバーガー
「夜のピクニック」原作=恩田陸
「ゲド戦記」
原作ル=グウィン

「ダ・ヴィンチ・コード」
原作ダン・ブラウン

「ナルニア国物語/第1章ライオンと魔女」
原作C・S・ルイス

「博士の愛した数式」
原作小川洋子

「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」

原作J.K.ローリング

「亡国のイージス」
原作福井晴敏
「宇宙戦争」
原作H.G.ウェルズ

「四日間の奇蹟」
原作浅倉卓弥

「アビエイター」
原作ジョン・キーツ

「オペラ座の怪人」
原作ガストン・ルルー

「ハウルの動く城」
原作ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

「ターンレフト・ターンライト」
主演:金城武

「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」
主演:ダニエル・ラドクリフ

「下妻物語」
原作嶽本野ばら

「世界の中心で、愛を叫ぶ」
原作片山恭一

「ジョゼと虎と魚たち」
原作田辺聖子

「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」
原作J.R.R.トールキン

「アイデン&ティティ」
原作みうらじゅん

「精霊流し」
原作さだまさし

「マッチスティック・メン」
監督リドリー・スコット
「コンフェッション」
原作チャック・バリス
「ソラリス」
監督スティーブン・ソダーバーグ
「魔界転生」
原作山田風太郎
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」
原作フランク・w・アバグネイル
「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」
原作J.R.R.トールキン
「黄泉がえり」
原作梶尾真治
「レッドドラゴン」
原作トマス・ハリス
「マイノリティ・リポート」
原作F・K・ディック
「ハリーポッターと秘密の部屋」
J.K.ローリング著
「ザ・リング the ring」
主演ナオミ・ワッツ
「アバウト・ア・ボーイ」
原作ニック・ホーンディ
「タイムマシン」
原作小説H・G・ウェルズ

「GO」
脚本:宮藤官九郎
「ロード・オブ・ザ・リング」脚本ピーター・ジャクソン
「ハリー・ポッターと賢者の石」
脚本スティーブ・クローブス
「PLANET OF THE APES/猿の惑星」

監督ティム・バートン

「陰陽師」
脚本福田靖
「ブリジット・ジョーンズの日記」

脚本アンドリュー・デイヴィス

「バトル・ロワイヤル」

脚本深作健太

「クロスファイア」
脚本山田耕大
「ファイト・クラブ」
監督デビット・フィンチャー
「共同警備区域JSA」
原作小説パク サンヨン
「ナインスゲート」
脚本:ジョン ブラウンジョン
「ハンニバル」
脚本デビット・マメット
「ホワイトアウト」
原作小説真保裕一
「リプリー」
原作パトリシア・ハイスミス
「黒い家」
脚本大森寿美男
「ISOLA多重人格少女」
脚本水谷俊之
「シン・レッド・ライン」
脚本テレンス・マリック
「魔女の宅急便」
監督宮崎駿
「リング」
脚本高橋洋
「コンタクト」
監督:ロバート・ゼメキス
「L.A.コンフィデンシャル」
脚本カーティス・ハンソン
「セブン・イヤーズ・イン・チベット」
原作小説:ハインリヒ・ハラー
「さらば、わが愛 覇王別姫」
監督チェン・カイコー
「バラサイト・イブ」
脚本君塚良一
「アポロ13号」
監督ロン・ハワード
「マディソン郡の橋」
脚本リチャード ラグラベニーズ
「ショーシャンクの空に」
脚本フランク・ダラボン
「フォレスト・ガンプ」
脚本エリック・ロス
「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」
原作小説アン・ライス
「ジュラシック・パーク」
原作小説マイケル・クライトン
「シンドラーのリスト」
脚本スティーブン・ザイリアン
「イヤー・オブ・ザ・ガン」
原作マイケル・ミューショー
「ダンス・ウィズ・ウルブズ」脚本マイケル・ブレイク
「レナードの朝」
主演ロビン・ウィリアム
「トータルリコール」
原作小説フィリップ・K・ディック
「レッドオクトーバーを追え!」
脚本ラリー・ファーガソン
「ワイルド・アット・ハート」
脚本デイヴィッド・リンチ
「ミザリー」
原作小説スティーブン・キング
「ダイ・ハード」
監督ジョン・マクティアナン
「仕立て屋の恋」
原作小説ジョルジュ・シムノ
「時をかける少女」
脚本剣持亘
「ブレード・ランナー」
原作小説フィリップ・K・ディック
「惑星ソラリス」
監督アンドレイ・タルコフスキー
「犬神家の一族」
原作小説横溝正史
「ゴッドファーザー」

監督フランシス・F・コッポラ


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映画「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」は
テレビ番組のオープニングから始まっています。
その番組「ジョニー・カーソン・ショー」は日本でも昔はやった
「本物は誰だ?」
3人のパイロット姿の青年が登場し、
この中から本物の大詐欺師、フランク・アバグネイルを当ててください、
というものです。
その中にレオナルド・デュカプリオ扮する本物がいるわけです。

随分人を食った出だしだな、と思っていたら、
実は原作自伝、「世界をだました男」は
その番組にフランク・w・アバグネイルが出たことから、
番組の司会者、
ジョニー・カーソンにその数奇な犯罪歴を是非本にすべき
と勧められて書き始めたのだそうです。

その奇怪なオープニングで、
フランク・アバグネイルは回答者の一人から
「誰にどんなふうに捕まったのか?」
と尋ねられて答える場面から回想が始まっています。

フランク・アバグネイル(レオナルド・デュカプリオ)は
フランス警察に逮捕され、禁固刑に服していました。
まったく光の届かない独房で、不衛生な状態で留置され、
彼は肺炎を起していました。
そこにFBIのカール捜査官(トム・ハンクス)が現れ、
彼の身柄を引き取り、アメリカに送還します。

1963年。NY州ブロンクスヴィル。
地元名士の集まりで、スピーチをし、
喝采を浴びる父(クリストファー・ウォーケン)を、
16歳のフランク・アバグネイルJr.は誇りに思っていました。
父は兵士として駐留したフランスで、
村一番の美女だった母ポーラ(ナタリー・バイ)の心を射止めた話を、
フランクに聞かせるのが好きでした。
だが、そんな幸せな家庭があっという間に崩壊します。
父が事業に失敗。
家を売り、小さなアパートに移った頃から、
母の様子も変化します。

男ができたらしい。
ある日、学校から帰ったフランクに、
両親の離婚が告げられます。
父と母、どちらと一緒に暮らすか。
究極の選択を迫られたフランクは、
そのまま家を飛び出し、
マンハッタン行きの列車に乗ってしまいます。

原作の頭にはクイズ番組は出てきません。
フランスからアメリカへの送還もなく、
…カール捜査官は架空の人物で、
フランクはフランス警察からスウェーデンの警察へ送還され、
さらにイタリア警察に引き渡されそうになって、
スウェーデンの判事が同情して
彼をアメリカへ送り返されるような算段をするのです。

原作では副操縦士の語るフランクが
ジェット旅客機のコクピットに現れ、
機長の勧めで操縦桿を握る場面から始まっています。



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