「クロスファイア/恋愛SF脚本の書き方」
原作小説と映画脚本比較により脚本の書き方・成り立ちを探ります。ハリウッド脚本の極意、世界名作の秘密に迫ります。全体に「ねたばれ」の要素がありますので、要注意

「クロスファイア」原作小説 原作小説
   「クロスファイア」光文社・刊  98年初版
   「繙祭」
  (画像は「クロスファイア」)
  宮部みゆき・著 

  
「クロスファイア」映画パンフレット 東宝映画 2000年 1時間55分
   公式サイトhttp://www.cross-fire.net/
   金子修介監督 
   脚本 山田耕大 横谷昌宏 金子修介
   出演 矢田亜希子 伊藤英明 原田龍二 
       吉沢悠 桃井かおり 永島敏行
本作原作本
本作映画ポスター





■脚本の書き方■
原作小説と映画脚本比較レビュー・インディスク


「亡国のイージス」原作福井晴敏
「宇宙戦争」原作H.G.ウェルズ「新コンテンツ」です。
「四日間の奇蹟」原作浅倉卓弥
「アビエイター」原作ジョン・キーツ
「オペラ座の怪人」原作ガストン・ルルー
「ハウルの動く城」原作ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ターンレフト・ターンライト」主演:金城武
「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」 主演:ダニエル・ラドクリフ
「下妻物語」原作嶽本野ばら
「世界の中心で、愛を叫ぶ」原作片山恭一
「ジョゼと虎と魚たち」原作田辺聖子
「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」原作J.R.R.トールキン
「アイデン&ティティ」原作みうらじゅん
「精霊流し」原作さだまさし
「マッチスティック・メン」監督リドリー・スコット
「コンフェッション」原作チャック・バリス
「ソラリス」監督スティーブン・ソダーバーグ
「魔界転生」原作山田風太郎
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」原作フランク・w・アバグネイル
「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」原作J.R.R.トールキン
「黄泉がえり」原作梶尾真治
「レッドドラゴン」原作トマス・ハリス
「マイノリティ・リポート」原作F・K・ディック
「ハリーポッターと秘密の部屋」J.K.ローリング著
「ザ・リング the ring」主演ナオミ・ワッツ
「アバウト・ア・ボーイ」原作ニック・ホーンディ
「タイムマシン」原作小説H・G・ウェルズ
「GO」脚本:宮藤官九郎
「ロード・オブ・ザ・リング」脚本ピーター・ジャクソン
「ハリー・ポッターと賢者の石」脚本スティーブ・クローブス
「PLANET OF THE APES/猿の惑星」監督ティム・バートン
「陰陽師」脚本福田靖
「ブリジット・ジョーンズの日記」脚本アンドリュー・デイヴィス
「バトル・ロワイヤル」脚本深作健太
「エクソシスト ディレクターズカット」主演リンダ・ブレア
「クロスファイア」脚本山田耕大
「ファイト・クラブ」監督デビット・フィンチャー
「共同警備区域JSA」原作小説パク サンヨン
「ナインスゲート」脚本:ジョン ブラウンジョン
「ハンニバル」脚本デビット・マメット
「ホワイトアウト」原作小説真保裕一
「リプリー」原作パトリシア・ハイスミス
「黒い家」脚本大森寿美男
「17歳のカルテ」主演ウィノナ・ライダー
「ISOLA多重人格少女」脚本水谷俊之
「シン・レッド・ライン」脚本テレンス・マリック
「魔女の宅急便」監督宮崎駿
「リング」脚本高橋洋
「コンタクト」監督:ロバート・ゼメキス
「L.A.コンフィデンシャル」脚本カーティス・ハンソン
「セブン・イヤーズ・イン・チベット」原作小説:ハインリヒ・ハラー
「さらば、わが愛 覇王別姫」監督チェン・カイコー
「バラサイト・イブ」脚本君塚良一
「耳をすませば」
制作スタジオ・ジプリ
「アポロ13号」監督ロン・ハワード
「マディソン郡の橋」脚本リチャード ラグラベニーズ
「ショーシャンクの空に」脚本フランク・ダラボン
「フォレスト・ガンプ」脚本エリック・ロス
「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」原作小説アン・ライス
「ジュラシック・パーク」原作小説マイケル・クライトン
「シンドラーのリスト」脚本スティーブン・ザイリアン
「イヤー・オブ・ザ・ガン」原作マイケル・ミューショー
「ダンス・ウィズ・ウルブズ」脚本マイケル・ブレイク
「レナードの朝」主演ロビン・ウィリアム
「トータルリコール」原作小説フィリップ・K・ディック
「レッドオクトーバーを追え!」脚本ラリー・ファーガソン
「ワイルド・アット・ハート」脚本デイヴィッド・リンチ
「ミザリー」原作小説スティーブン・キング
   「ダイ・ハード」監督ジョン・マクティアナン
「仕立て屋の恋」原作小説ジョルジュ・シムノ
「時をかける少女」脚本剣持亘
「ブレード・ランナー」原作小説フィリップ・K・ディック
「惑星ソラリス」監督アンドレイ・タルコフスキー
「犬神家の一族」原作小説横溝正史
「ゴッドファーザー」監督フランシス・F・コッポラ
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「クロスファイア」、直訳すれば十字砲火。
でもこの作品では、
主人公青木淳子のパイロキネシス(念動発火能力)のことを指しているようです。
原作は直木賞作家の宮部みゆき著「クロスファイア」「繙祭」
珍しい超能力を持つ若いヒロインの闘うアクションものです。
青木淳子は短編「繙祭」に初登場し、長編「クロスファイア」で活躍します。

映画では二つの話がひとつになっています。
「繙祭」からはヒロインと恋人の人物像、映画前半のエピソードが、
「クロスファイア」からはタイトルと脇役達、敵の設定や全体の舞台設定、背景などが映画シナリオに反映されています。
ドラマの中盤からクライマックスにかけては小説の設定を元にした映画のオリジナルです。

平凡なOLとして暮らす青木淳子(矢田亜希子)は、実は超能力者だった。
密かに思いを寄せる会社の同僚、一樹(伊藤英明)の高校生の妹がレイプの上、殺される。
一連の女子高生殺人事件の被疑者、小暮は未成年の上、大物評論家の息子。
犯行をほのめかしてマスコミの注目をあおり、有名人を気取る不敵な若者だ。
復讐の機会を狙う一樹に、淳子は自分の力を打ち明け一樹を助けようとする。
が、小暮を追い続う2人の姿を別の能力者が見つめていた、という出だし。

ひたすら地味に暮らしていた淳子が、犯人を倒してやると自分で名乗り出て、
騒動に自ら巻き込まれて行くんです。
恋人が犯行に及ぶのを止めたかったという話ですが、
自分の超能力なら、警察の捜査も力が及ぶまいという自信があった。

自分が超能力者であることを証明する為にレストランの目の前のキャンドルに点火する。
小説では点火するキャンドルはひとつ。
映画では横一列に並んだすべてのテーブルのキャンドルをばばばばばーーーっと、
仕掛花火に火をつけるみたいに連続点火して見せる。
ファンタジックな光景でしたよ。
店内がパニックにならないところが不思議と言えば不思議。
クリスマスのアトラクションに見えたんだろうと思ってるんですけど、、。

ほかにCGにデジタル合成を使った雪中の炎のキスシーン、というのがあって、
特撮ファンタジーという風にも演出されている。

淳子と一樹は小暮を超能力の「有効射程距離内」に捕らえることに成功する。
淳子が力を放とうとすると、怖気づいた一樹が止めにかかる。
恋人に殺人を止められて逆に自分の身体が火を吹きそうになり、
消火器で消火されると淳子の身体から、もあーっと煙が立ち昇るのを見て
「あーっこの娘はお嫁にいけない」と(爆)

宮部さんと監督のインタビューで、
「淳子が恋に狂って自我のコントロールが効かなくなったまま、恋人の胸に飛び込んだら、
相手を焼き殺しちゃうでしょうねぇ」と監督が語ってました。
相手を焼き殺すどころか自分が焼死しそうになる。
恐るべしファイアーガール。


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