「ダイ・ハード/アクションヒーロー脚本の書き方」
原作小説と映画脚本比較により脚本の書き方・成り立ちを探ります。ハリウッド脚本の極意、世界名作の秘密に迫ります。全体に「ねたばれ」の要素がありますので、要注意

「ダイ・ハード」原作小説 原作小説 
新潮社 1988年 
「ダイ・ハード」(原題「Nothing Lasts Forever」)
著者:ロディク・ソープ (アメリカ版は1979年発表)
訳:黒丸 尚

         
「ダイ・ハード」映画チラシ 映画
1988年 アメリカ
「DIE HARD」
監督:ジョン・マクティアナン (「レッド・オクトーバーを追え!」
撮影:ヤン・デ・ボン
脚本:スティーヴン E デ スーザ  ジェブ・スチュアート
出演者:ブルース・ウィリス
  本作原作文庫
  本作映画チラシ





■脚本の書き方■
原作小説と映画脚本比較レビュー・インディスク


「ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島」
「ノルウェイの森」

「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」

「大奥」

「悪人」

「借りぐらしのアリエッティ」

「告白」

「時をかける少女」(仲里依紗版)

「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」

「食堂かたつむり」

「さまよう刃」

「空気人形」

「火天の城」

「TAJOMARU」

「南極料理人」

「ハリー・ポッターと謎のプリンス」

「天使と悪魔」

「ジェネラル・ルージュの凱旋」

「地球が静止する日」

「デス・レース」

「ホームレス中学生」

「容疑者Xの献身」

「パコと魔法の絵本」

「西の魔女が死んだ」

「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」
原作=C.S.ルイス
「ジャンパー」原作=スティーブン・グールド
「ライラの冒険 黄金の羅針盤
原作=フィリップ・プルマン
「陰日向に咲く」原作=劇団ひとり
「ミッドナイトイーグル」原作=高嶋哲夫
「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」原作=J・K・ローリング
「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」原作=リリー・フランキー
「佐賀のがばいばあちゃん」原作=島田洋七
「墨攻」原作=酒見賢一
「暗いところで待ち合わせ」原作=乙一
「プラダを着た悪魔」
原作=ローレン・ワイズバーガー
「夜のピクニック」原作=恩田陸
「ゲド戦記」原作ル=グウィン
「ダ・ヴィンチ・コード」原作ダン・ブラウン
「ナルニア国物語/第1章ライオンと魔女」原作C・S・ルイス
「博士の愛した数式」原作小川洋子
「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」
原作J.K.ローリング
「亡国のイージス」原作福井晴敏
「宇宙戦争」原作H.G.ウェルズ
「四日間の奇蹟」原作浅倉卓弥
「アビエイター」原作ジョン・キーツ
「オペラ座の怪人」原作ガストン・ルルー
「ハウルの動く城」原作ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ターンレフト・ターンライト」主演:金城武
「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」 主演:ダニエル・ラドクリフ
「下妻物語」原作嶽本野ばら
「世界の中心で、愛を叫ぶ」原作片山恭一
「ジョゼと虎と魚たち」原作田辺聖子
「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」原作J.R.R.トールキン
「アイデン&ティティ」原作みうらじゅん
「精霊流し」原作さだまさし
「マッチスティック・メン」監督リドリー・スコット
「コンフェッション」原作チャック・バリス
「ソラリス」監督スティーブン・ソダーバーグ
「魔界転生」原作山田風太郎
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」原作フランク・w・アバグネイル
「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」原作J.R.R.トールキン
「黄泉がえり」原作梶尾真治
「レッドドラゴン」原作トマス・ハリス
「マイノリティ・リポート」原作F・K・ディック
「ハリーポッターと秘密の部屋」J.K.ローリング著
「ザ・リング the ring」主演ナオミ・ワッツ
「アバウト・ア・ボーイ」原作ニック・ホーンディ
「タイムマシン」原作小説H・G・ウェルズ
「GO」脚本:宮藤官九郎
「ロード・オブ・ザ・リング」脚本ピーター・ジャクソン
「ハリー・ポッターと賢者の石」脚本スティーブ・クローブス
「PLANET OF THE APES/猿の惑星」監督ティム・バートン
「陰陽師」脚本福田靖
「ブリジット・ジョーンズの日記」脚本アンドリュー・デイヴィス
「バトル・ロワイヤル」脚本深作健太
「エクソシスト ディレクターズカット」主演リンダ・ブレア
「クロスファイア」脚本山田耕大
「ファイト・クラブ」監督デビット・フィンチャー
「共同警備区域JSA」原作小説パク サンヨン
「ナインスゲート」脚本:ジョン ブラウンジョン
「ハンニバル」脚本デビット・マメット
「ホワイトアウト」原作小説真保裕一
「リプリー」原作パトリシア・ハイスミス
「黒い家」脚本大森寿美男
「17歳のカルテ」主演ウィノナ・ライダー
「ISOLA多重人格少女」脚本水谷俊之
「シン・レッド・ライン」脚本テレンス・マリック
「魔女の宅急便」監督宮崎駿
「リング」脚本高橋洋
「コンタクト」監督:ロバート・ゼメキス
「L.A.コンフィデンシャル」脚本カーティス・ハンソン
「セブン・イヤーズ・イン・チベット」原作小説:ハインリヒ・ハラー
「さらば、わが愛 覇王別姫」監督チェン・カイコー
「バラサイト・イブ」脚本君塚良一
「耳をすませば」
制作スタジオ・ジプリ
「アポロ13号」監督ロン・ハワード
「マディソン郡の橋」脚本リチャード ラグラベニーズ
「ショーシャンクの空に」脚本フランク・ダラボン
「フォレスト・ガンプ」脚本エリック・ロス
「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」原作小説アン・ライス
「ジュラシック・パーク」原作小説マイケル・クライトン
「シンドラーのリスト」脚本スティーブン・ザイリアン
「イヤー・オブ・ザ・ガン」原作マイケル・ミューショー
「ダンス・ウィズ・ウルブズ」脚本マイケル・ブレイク
「レナードの朝」主演ロビン・ウィリアム
「トータルリコール」原作小説フィリップ・K・ディック
「レッドオクトーバーを追え!」脚本ラリー・ファーガソン
「ワイルド・アット・ハート」脚本デイヴィッド・リンチ
「ミザリー」原作小説スティーブン・キング
   「ダイ・ハード」監督ジョン・マクティアナン
「仕立て屋の恋」原作小説ジョルジュ・シムノ
「時をかける少女」脚本剣持亘
「ブレード・ランナー」原作小説フィリップ・K・ディック
「惑星ソラリス」監督アンドレイ・タルコフスキー
「犬神家の一族」原作小説横溝正史
「ゴッドファーザー」監督フランシス・F・コッポラ

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 飛行機の中でマクレーンは隣席の男から声を掛けられます。
「飛行機が嫌いなのか? 素足になってじゅうたんの上を歩くといい」
――映画「ダイ・ハード」の有名な出だしです。
私はこの映画「ダイ・ハード」にそもそも原作があるとは思いませんでした。
てっきりオリジナル脚本だと思い、店頭にあった本書を手にとってノヴェライゼーションで無いと知って驚いたしだいです。

原題「Nothing Lasts Forever」は「何事もいつまでも続くものではない」というほどの意味だそうで、それが「なかなか死なない」DIE HARDと改題されました。
原作でマクレーンはジョーゼフ・リーランドという名になっています。
このジョーゼフ・リーランドを主人公にしたロディク・ソープの小説は、The Detectiveというのが先にあってNothing Lasts Foreverはその続編なのだそうです。
The Detectiveは当時ベストセラーとなり、フランク・シナトラ主演で映画化されています。
日本でも「刑事」という題名で1968年に公開されています。
ジョーゼフ・リーランドは第二次世界大戦の空軍のエースでナチスを相手に戦ったもと空の英雄ということになっています。
その後、刑事になって、探偵になって、警察の顧問になって…、と転変があるのですが、こまかい経緯を知るにはThe Detectiveを読んだ方が早そうです。

原作でも飛行機に乗って、素足になってじゅうたんの上を歩くといい、という話が出てきますが、ジョー(ジョーゼフ・リーランド)はキャシ・ローガンというスチュワーデスと親しくなり、期待に胸を膨らませている。
ジョーの妻カレンは離婚後、亡くなっており、彼は今、独身なのです。

マクレーンは迎えのリムジンに乗り、
ナカトミビル(原作ではクラクソン・ビル)へ向かいます。
ナカトミ商会には妻のホリーが勤めています。

原作ではクラクソン石油という企業が登場している。
ここには娘のステファ・ジェナロが勤めています。

ナカトミビルの30階ではクリスマスパーティーが開かれていました。
パーティー会場でマクレーンはホリーと再会します。
リムジンは彼女の上司タカギの手配によるものでした。
ホリーは国際部の部長を勤めています。
部屋で二人になるとマクレーンはホリーが旧姓を名乗っていることに不平を言います。夫婦仲は険悪のようです。

リーランドは妻カレンとの離婚で、
娘ステファに幸せな家庭を提供できなかったことに負い目を感じており、
久しぶりに再会したステファが仕事のためか疲れが感じられ、
不健康に太ったと思います。リーランドはステファの部長室のシャワーを借ります。
靴を脱いだまま、キャシに電話を掛けていたときに、テロリストの襲撃が始まります。

映画ではマクレーンがホリーと口論になったのと同じころ、
ナカトミビルに大型トレーラーと乗用車がやってきます。
車で乗り付けた二人組は、うむを言わせず受付の警備員を射殺、
トレーラーから武装したテロリストの一団が現れ、警備システムを操作しビルを閉鎖、
電源室に入って電話回線を切る等次々に占拠の手配を進めていきます。
スピーチに立つホリー。
残ったマクレーンはトイレの中でひとり靴を脱ぎ
「しっかりしろよ」と自分自身を励まします。
自動小銃を手にしたテロリスト達がパーティールームになだれ込みます。

本作品の原作比較レビューの続きは
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