「エクソシスト/オカルト映画脚本の書き方」
原作小説と映画脚本比較により脚本の書き方・成り立ちを探ります。ハリウッド脚本の極意、世界名作の秘密に迫ります。全体に「ねたばれ」の要素がありますので、要注意。
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原作小説 「エクソシスト」 創元推理文庫 ウィリアム・ピーター・ブラッティ 著 宇野利泰 訳 1999年刊 (1973に新潮社から刊行され1977年新潮文庫に収録されたものを底本としている) |
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アメリカ映画「エクソシスト ディレクターズカット版」 2000年(オリジナル版の公開は1973年) 監督:ウィリアム・フリードキン 脚本:ウィリアム・ピーター・ブラッティ 出演者:リンダ・ブレア |
| 本作原作文庫 本作映画チラシ ■脚本の書き方■ 原作小説と映画脚本比較レビュー・インディスク 「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」原作=C.S.ルイス 「ジャンパー」原作=スティーブン・グールド 「ライラの冒険 黄金の羅針盤」原作=フィリップ・プルマン 「陰日向に咲く」原作=劇団ひとり 「ミッドナイトイーグル」原作=高嶋哲夫 「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」原作=J・K・ローリング 「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」原作=リリー・フランキー 「墨攻」原作=酒見賢一 「暗いところで待ち合わせ」原作=乙一 「プラダを着た悪魔」原作=ローレン・ワイズバーガー 「夜のピクニック」原作=恩田陸 「ゲド戦記」原作ル=グウィン 「ダ・ヴィンチ・コード」原作ダン・ブラウン 「ナルニア国物語/第1章ライオンと魔女」原作C・S・ルイス 「博士の愛した数式」原作小川洋子 「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」原作J.K.ローリング 「亡国のイージス」原作福井晴敏 「宇宙戦争」原作H.G.ウェルズ 「四日間の奇蹟」原作浅倉卓弥 「アビエイター」原作ジョン・キーツ 「オペラ座の怪人」原作ガストン・ルルー 「ハウルの動く城」原作ダイアナ・ウィン・ジョーンズ 「ターンレフト・ターンライト」主演:金城武 「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」 主演:ダニエル・ラドクリフ 「下妻物語」原作嶽本野ばら 「世界の中心で、愛を叫ぶ」原作片山恭一 「ジョゼと虎と魚たち」原作田辺聖子 「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」 原作J.R.R.トールキン 「アイデン&ティティ」 原作みうらじゅん 「精霊流し」 原作さだまさし 「マッチスティック・メン」 監督リドリー・スコット 「コンフェッション」 原作チャック・バリス 「ソラリス」 監督スティーブン・ソダーバーグ 「魔界転生」 原作山田風太郎 「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」 原作フランク・w・アバグネイル 「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」 原作J.R.R.トールキン 「黄泉がえり」 原作梶尾真治 「レッドドラゴン」 原作トマス・ハリス 「マイノリティ・リポート」 原作F・K・ディック 「ハリーポッターと秘密の部屋」 J.K.ローリング著 「ザ・リング the ring」 主演ナオミ・ワッツ 「アバウト・ア・ボーイ」 原作ニック・ホーンディ 「タイムマシン」 原作小説H・G・ウェルズ 「GO」 脚本:宮藤官九郎 「ロード・オブ・ザ・リング」脚本ピーター・ジャクソン 「ハリー・ポッターと賢者の石」 脚本スティーブ・クローブス 「PLANET OF THE APES/猿の惑星」 監督ティム・バートン 「陰陽師」 脚本福田靖 「ブリジット・ジョーンズの日記」 脚本アンドリュー・デイヴィス 「バトル・ロワイヤル」 脚本深作健太 「クロスファイア」 脚本山田耕大 「ファイト・クラブ」 監督デビット・フィンチャー 「共同警備区域JSA」 原作小説パク サンヨン 「ナインスゲート」 脚本:ジョン ブラウンジョン 「ハンニバル」 脚本デビット・マメット 「エクソシスト/ディレクターズカット版」 主演リンダ・ブレア 「ホワイトアウト」 原作小説真保裕一 「リプリー」 原作パトリシア・ハイスミス 「黒い家」 脚本大森寿美男 「ISOLA多重人格少女」 脚本水谷俊之 「シン・レッド・ライン」 脚本テレンス・マリック 「魔女の宅急便」 監督宮崎駿 「リング」 脚本高橋洋 「コンタクト」 監督:ロバート・ゼメキス 「L.A.コンフィデンシャル」 脚本カーティス・ハンソン 「セブン・イヤーズ・イン・チベット」 原作小説:ハインリヒ・ハラー 「さらば、わが愛 覇王別姫」 監督チェン・カイコー 「バラサイト・イブ」 脚本君塚良一 「アポロ13号」 監督ロン・ハワード 「マディソン郡の橋」 脚本リチャード ラグラベニーズ 「ショーシャンクの空に」 脚本フランク・ダラボン 「フォレスト・ガンプ」 脚本エリック・ロス 「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」 原作小説アン・ライス 「ジュラシック・パーク」 原作小説マイケル・クライトン 「シンドラーのリスト」 脚本スティーブン・ザイリアン 「イヤー・オブ・ザ・ガン」 原作マイケル・ミューショー 「ダンス・ウィズ・ウルブズ」脚本マイケル・ブレイク 「レナードの朝」 主演ロビン・ウィリアム 「トータルリコール」 原作小説フィリップ・K・ディック 「レッドオクトーバーを追え!」 脚本ラリー・ファーガソン 「ワイルド・アット・ハート」 脚本デイヴィッド・リンチ 「ミザリー」 原作小説スティーブン・キング 「ダイ・ハード」 監督ジョン・マクティアナン 「仕立て屋の恋」 原作小説ジョルジュ・シムノ 「時をかける少女」 脚本剣持亘 「ブレード・ランナー」 原作小説フィリップ・K・ディック 「惑星ソラリス」 監督アンドレイ・タルコフスキー 「犬神家の一族」 原作小説横溝正史 「ゴッドファーザー」 監督フランシス・F・コッポラ |
mixi(ミクシー)「独身社会人映画ファンコミュニティ」に入ろう! ディレクターズカット版の冒頭は、 主人公リーガンの家とマリア像のアップから始まっている。 オリジナル版は、イラク北部の沈む夕日、 原作も同じくイラク北部の遺跡発掘現場から始まっている。 監督によれば、 これはやがて悪霊の攻撃を受けるマックニール家の予兆なのだそうですが、 言ってることが観念的で、よく分かりません。 この遺跡発掘現場は、フセイン大統領が政権を握る前に 既に与党となっていたバース党の支援のもとイラクの実際の 遺跡発掘現場で撮影されたのだそうです。 発掘現場をうろつき歩く男は、 後に悪魔払い師エクソシストとして登場するメリン神父 (マックス・フォン・シドー)、その人です。 セリフがほとんどないため、少し分かりにくいですが よろよろ歩くのは、悪霊との戦いの予兆が彼にあることと、 もともと心臓が悪く、ニトログリセリンの常用者であることが 原作にきちんと描かれています。 もっとも原作では人称は”彼”とのみですので、 神父であることが分かるのは原作でもリーガン家に現れて後のことです。 彼はここで悪霊パズズの銅像と対峙しています。 映画では双方にらみ合うように画面の左右両側で対峙する所で カットが終わっていますが、 原作では神父は過去幾度もパズズと戦っていて、 銅像ではなく、再び本物のパズズと再び戦う日が近いことを感じた と原作には書かれています。 映画ではパズズについて特に解説はありませんが、 原作によると厄災と疫病をもたらす「南風」の擬人化された悪の神だそうです。 それがどうしてアメリカの少女にとりつくのかは謎です。 そのランダムさ加減こそが恐怖なのだと監督はメイキングで解説しています。 エクソシストは1949年にメリーランド州シルバースプレングで 悪魔憑きとなった14才の少年の実話をもとに書かれた小説 「エクソシスト」を原作としています。 作者のウィリアム・ピーター・ブラッティが映画脚本にも参加しており、 ドラマはかなり原作に忠実です。 演出の都合で省略されたものや順番の入れ替わった場面などがあり、 また初期公開のオリジナル版と 最近公開されたディレクターズカット版でも 相違点があります。 ここではそれらを可能な限り追いかけます。 カットが切り替わってアメリカ、ジョージタウンの母娘の仮住まいの家。 女優のクリスは自室で台本を読んでいると、 娘の部屋から何か不自然な物音がして、 様子を見に行きます。 なぜか窓が開いていますが、それ以外に異常はありません。 クリスが部屋で眠るリーガン(リンダ・ブレア)の様子を見に 来て掛け布団をかけなおして、 部屋を出て行っています。 部屋に戻ったクリスは書き込みだらけの台本のページをめくります。 不自然な物音…タップ音というのは心霊現象などでよく見られる現象だそうです。 はやくもパズズの攻撃が始まっているのですが、 登場人物たちに気がつくものはいません。 翌朝、クリスは朝食を取りながら家政婦夫婦を相手に「最近ねずみがうるさい」と こぼしています。 映画では一転大学内のロケーション現場の情景に変わっています。 細かい解説がないのでどういう映画か全体像が不明ですが、 原作によればこれは「パリのアメリカ人」をリメイクしたコメディで、 クリスは学生運動を制止する女教師役です。 ハンドマイクを手にして「秩序を守れ」と叫んでいます。 これも監督によると、パズズとの戦いを予見させるものだそうです。 ロケ現場にデイミアン・カラス神父(ジェーソン・ミラー)が通りかかっています。 ロケを終えたクリスは迎えの車に手荷物を預けて歩いてかえる事にしています。 ここで有名なテーマソングが背景に流れます。 普通の町の風景ですが、 すれ違う修道女のスカートが風で大きく膨らむなど、 この先の波乱の展開を予感させる映像になっています。 家に戻ったクリスの前にリーガンが登場して、母親とふざけています。 地下の遊技場で、リーガンは母の誕生日のプレゼントとして作っている鳥の人形を 見せます。 原作でもただ鳥の人形と書かれているだけですので気がつきませんでしたが、 実はこの人形は翼をもつパズズの人形そのものだそうです。 遊技場でクリスは占い盤(ヴィージャー盤)を発見して リーガンに使っているのか?と尋ねます。 解説がないので分かりにくいですが、 原作によるとこれはクリス自身が自分の好奇心で手に入れたものですが、 彼女自身はまったく霊感がなく、なにも起こらなかったようです。 本来、複数の人間で遊ぶ、潜在心理遊戯のボードなのですが、 リーガンは一人でも動いているといいます。 リーガンは「ハウディ船長」という霊魂と語り合っていると言い出しますが、…
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