「ファイト・クラブ」/世紀末アクション脚本の書き方」
原作小説と映画脚本比較により脚本の書き方・成り立ちを探ります。ハリウッド脚本の極意、世界名作の秘密に迫ります。全体に「ねたばれ」の要素がありますので、要注意。

「ファイト・クラブ」原作小説 原作小説 
「ファイト・クラブ」
チャック・パラニューク著 池田真紀子訳
1999年刊 ハヤカワ文庫


    
「ファイト・クラブ」映画チラシ 映画「ファイト・クラブ」 Fight Club
1999年 アメリカ
監督:デビッド・フィンチャー
脚色:ジム・ウールス
出演者:ブラッド・ピット 、エドワード ノートン


  本作原作文庫
  本作映画チラシ





■脚本の書き方■
原作小説と映画脚本比較レビュー・インディスク


「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」原作=C.S.ルイス
「ジャンパー」原作=スティーブン・グールド
「ライラの冒険 黄金の羅針盤」原作=フィリップ・プルマン

「陰日向に咲く」原作=劇団ひとり
「ミッドナイトイーグル」原作=高嶋哲夫
「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」原作=J・K・ローリング

「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」原作=リリー・フランキー
「墨攻」原作=酒見賢一
「暗いところで待ち合わせ」原作=乙一
「プラダを着た悪魔」
原作=ローレン・ワイズバーガー
「夜のピクニック」原作=恩田陸
「ゲド戦記」原作ル=グウィン
「ダ・ヴィンチ・コード」原作ダン・ブラウン
「ナルニア国物語/第1章ライオンと魔女」原作C・S・ルイス
「博士の愛した数式」原作小川洋子
「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」原作J.K.ローリング
「亡国のイージス」原作福井晴敏
「宇宙戦争」原作H.G.ウェルズ
「四日間の奇蹟」原作浅倉卓弥
「アビエイター」原作ジョン・キーツ
「オペラ座の怪人」原作ガストン・ルルー
「ハウルの動く城」原作ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ターンレフト・ターンライト」主演:金城武
「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」 主演:ダニエル・ラドクリフ
「下妻物語」原作嶽本野ばら
「世界の中心で、愛を叫ぶ」原作片山恭一
「ジョゼと虎と魚たち」原作田辺聖子
「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」
原作J.R.R.トールキン

「アイデン&ティティ」
原作みうらじゅん

「精霊流し」
原作さだまさし

「マッチスティック・メン」
監督リドリー・スコット
「コンフェッション」
原作チャック・バリス
「ソラリス」
監督スティーブン・ソダーバーグ
「魔界転生」
原作山田風太郎
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」
原作フランク・w・アバグネイル
「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」
原作J.R.R.トールキン
「黄泉がえり」
原作梶尾真治
「レッドドラゴン」
原作トマス・ハリス
「マイノリティ・リポート」
原作F・K・ディック
「ハリーポッターと秘密の部屋」
J.K.ローリング著
「ザ・リング the ring」
主演ナオミ・ワッツ
「アバウト・ア・ボーイ」
原作ニック・ホーンディ
「タイムマシン」
原作小説H・G・ウェルズ

「GO」
脚本:宮藤官九郎
「ロード・オブ・ザ・リング」脚本ピーター・ジャクソン
「ハリー・ポッターと賢者の石」
脚本スティーブ・クローブス
「PLANET OF THE APES/猿の惑星」

監督ティム・バートン

「陰陽師」
脚本福田靖
「ブリジット・ジョーンズの日記」

脚本アンドリュー・デイヴィス

「バトル・ロワイヤル」

脚本深作健太

「クロスファイア」
脚本山田耕大
「ファイト・クラブ」
監督デビット・フィンチャー
「共同警備区域JSA」
原作小説パク サンヨン
「ナインスゲート」
脚本:ジョン ブラウンジョン
「ハンニバル」
脚本デビット・マメット
「ホワイトアウト」
原作小説真保裕一
「リプリー」
原作パトリシア・ハイスミス
「黒い家」
脚本大森寿美男
「ISOLA多重人格少女」
脚本水谷俊之
「シン・レッド・ライン」
脚本テレンス・マリック
「魔女の宅急便」
監督宮崎駿
「リング」
脚本高橋洋
「コンタクト」
監督:ロバート・ゼメキス
「L.A.コンフィデンシャル」
脚本カーティス・ハンソン
「セブン・イヤーズ・イン・チベット」
原作小説:ハインリヒ・ハラー
「さらば、わが愛 覇王別姫」
監督チェン・カイコー
「バラサイト・イブ」
脚本君塚良一
「アポロ13号」
監督ロン・ハワード
「マディソン郡の橋」
脚本リチャード ラグラベニーズ
「ショーシャンクの空に」
脚本フランク・ダラボン
「フォレスト・ガンプ」
脚本エリック・ロス
「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」
原作小説アン・ライス
「ジュラシック・パーク」
原作小説マイケル・クライトン
「シンドラーのリスト」
脚本スティーブン・ザイリアン
「イヤー・オブ・ザ・ガン」
原作マイケル・ミューショー
「ダンス・ウィズ・ウルブズ」脚本マイケル・ブレイク
「レナードの朝」
主演ロビン・ウィリアム
「トータルリコール」
原作小説フィリップ・K・ディック
「レッドオクトーバーを追え!」
脚本ラリー・ファーガソン
「ワイルド・アット・ハート」
脚本デイヴィッド・リンチ
「ミザリー」
原作小説スティーブン・キング
「ダイ・ハード」
監督ジョン・マクティアナン
「仕立て屋の恋」
原作小説ジョルジュ・シムノ
「時をかける少女」
脚本剣持亘
「ブレード・ランナー」
原作小説フィリップ・K・ディック
「惑星ソラリス」
監督アンドレイ・タルコフスキー
「犬神家の一族」
原作小説横溝正史
「ゴッドファーザー」

監督フランシス・F・コッポラ


mixi(ミクシー)「独身社会人映画ファンコミュニティ」に入ろう!


デビッド・フィンチャー監督の怪作ヒット映画です。
ぶっ飛びまくるこの映画に原作があること自体驚きです。
デビッド・フィンチャーのことだから、
タイトルだけ使って、まったく違う話にしているんだろう、と
思いきや、さにあらず。
まずは、ご覧下さい。

映画「ファイトクラブ」は"ぼく"(=エドワード・ノートン)がビルの一室で拳銃を口に入れられた場面から始まります。
周囲のビルには爆薬が仕掛けられ、爆発の時間が迫っている。なぜ、こんなことになったのか。映画は"ぼく"の回想で描かれます。

"ぼく"はもう半年もの間不眠症が続いている。
飛行機に乗った地方出張ばかりが多く 何処でいつ寝たのかも判らない状況です。
"ぼく"の仕事は自動車リコールの査定の為の調査員。
走行中に発生したアクシデントや急に燃えてしまった車の欠陥などを調べています。
"ぼく"のマンションの部屋の中は、"ぼく"が大枚はたいて買い集めた北欧家具ばかり。
しかし、冷蔵庫の中はいつも空っぽ。"ぼく"には集めることが重要なのです。
外身だけが揃い、中身のない"ぼく"の部屋。
それは"ぼく"の生活そのものでした。
  
「不眠症では死なない。薬より健康な眠りが必要だ。」と医者に言われます。
「お願いだ、薬を下さい。」とすがる"ぼく"に医師は
「教会の睾丸癌患者の会合に出てみろ!
あそこに有るのが本当の苦しみだ!」と言われてしまいます。
  
"ぼく"は教会が主催する睾丸癌患者の会に行くとボブと言う男と抱き合い、
思い切り泣きました。
見知らぬ他人の告白は心を揺さぶる。希望を失うと自由になるのか、
"ぼく"は赤子の様に眠れるようになりました。
皮膚がん、腎臓病etc..."ぼく"はありとあらゆる重い病気の集会を
渡り歩くようになります。
  
そこにマーラ・シンガー(ヘレナ・ボナム・カーター)が現れます。
睾丸癌の会に女の参加者なんてイカサマです。観光気分の見物人に決まってます。
自分の罪悪感を暴かれた気がしたか"ぼく"はまたも泣けなくなり不眠症に逆戻りしてしまいます。
マーラは肺癌患者の会では煙草をプカプカ。
「お前の正体は判っているぞ!あの集会でもこの集会でも見た!」と彼女に言ってみるの
ですが、同じ穴のムジナ。それがどうしたと反撃されてしまいます。
切羽詰った"ぼく"はお互いの為にグループを分けようと提案。

外に出て車道を渡るマーラ。車はビュンビュン通っている。
死をもてあそぶかのようなマーラのこの態度。
"ぼく"は彼女を呼び戻し、二人のニアミスがないように電話番号の交換をします。
  
原作でも、拳銃を口に入れられた場面からはじまっていますが、
そのあと、ボブに抱きしめられるところへ飛びます。
戻って"ぼく"が不眠症だったという解説。
ある意味、原作の方がより映像的ですが、
倒置法の連打だと、あと場面は説明だらけになり映画としては
魅力が削がれます。
デビッド・フィンチャーは前衛的で攻撃的な演出で鳴らした人ですが、
こうしてみるとストーリーが観客に伝わらなくなったりはせぬ様、
細々と気を配っています。

"飛行機では一回分の友達が作れる。"
"ぼく"は仕事で乗り合わせた飛行機の隣席の人々と会話を交わし、
ぐちなぞをこぼすのが、新しい日課となっていました。
車のリコール査定の帰り、飛行機内でタイラー・ダーデン(ブラット・ピット)と
出会います。
彼は飛行機の緊急用パンフレットを出して言う。
「おかしくないか?これから墜落するというのに、この絵はみんな笑っている。」




この続きの原作比較レビューは
まぐまぐプレミアム「映画VS原作本 映画脚本のヒ・ミ・ツ」で発表します。

サイトの維持、コンテンツの充実にご理解、ご協力をお願いいたします。
講読お申し込みはまず、まぐまぐプレミアムで
会員登録(http://premium.mag2.com/begin.html)をしてから、マガジンの購読を申し込んでください。購読は下記をクリック。



トップページ(小説と脚本の比較レビュー)に戻る